2025年12月28日
昨日、大阪のザ・シンフォニーホールに行ってきました。関西フィルの第九です。大阪へは、岡山から新幹線で。岡山駅には「さんすて口」という改札口があり、駅ビル2階の商店街からフラットに入れ、そのまま段差なく新幹線の乗換口へ行けます。本屋によってその入口から入ろうとしたら、自動改札機の切符投入口が塞がれています。隣はICカード専用機です。以前はこの改札口にも自動販売機がありましたが今は撤去され、自動改札機だけになっています。これはICカード専用にするつもりなのか、一時的なのか。ICカード専用の方が機械のメンテが楽ですからね。どちらにしろ、正面口へ回らなければいけません。商店街の2階と正面口は同じビルの同じフロアなのですが、通路はありません。一旦1階へ降りてまた上がらなければなりません。余裕があったから良いようなものの、大回りになりました。
正面口(新幹線口)へ回ってみたら、大混雑です。自動改札機のトラブルが多く、そこで引っかかっているようです。ほとんどは、切符の入れ間違いのようですけどね。それも混雑の主体は出場側で、そのため入場に回る改札機がなく、入れないで混雑しているようです。やっと入ったら今度はコンコースがキャリーバッグで大混雑。今日は土曜日、帰省ラッシュですね。
いつものように構内の7-11で昼食のサンドイッチとおにぎりを、今日はここも行列で買い(ホットのお茶は、加温中でぬるかった)、大混雑のトイレは避けて(車内まで我慢します)ホームへ。まだ入線前ですが、余裕たっぷりだった余裕がなくなりました。混雑時は相当余裕を持ってこなければダメだな。
N700Sの「ひかり」を新大阪で降り、もっと混雑している新大阪のコンコースを抜け、いつも混んでいる東海道線-大阪環状線と乗り継ぎ福島へ。今日は14時30分の開演なので、開場前に着きました。
開場時刻となって、場内へ。2階の席について舞台を見たら、ひな壇がかなりのスペースを取っています。ザ・シンフォニーホールの舞台はあまり大きくはないので、オーケストラの配置は窮屈そうです。トロンボーンは、右側(客席から見て)に配置された。ティンパニの後ですね。弦は12-10-8-6-6、よく見たら、対向配置です。それにしてもソリストの椅子がない、と思って探したら、舞台の上手と下手の袖に2脚ずつありました。これは何か仕掛けるな。
開演5分目に合唱団の入場が始まります。結構多いです。100人以上はいるでしょう。プログラムのメンバー表を見たら132人、そのすべてがオンステしてないにしても、多いですね。ただテノールが少ないです。メンバー表で17人、オンステは15人でしょう。配置は男声を中央に置いた配置です。
開演時刻になってオーケストラが入場、ではなく、鈴木優人氏登場。プレトークです。鈴木氏と書くとお父さんの鈴木雅明氏の顔がチラチラするので、以下優人氏と書きます。優人氏は二男の中高管弦楽部の後輩で、確か3つ下です。二男は「マサト」と呼び捨てですが、さすがに呼び捨てにするわけにはいきません(笑)。
プレトークにはソリストの宮里直樹氏と大西宇宙氏も登場。話はもっぱら先日放映されたNHKの「らららクラシック」の話です。真面目に話しているのに笑いが絶えなかったとか。録画に入れていますが、まだ見ていません。約15分のお話は、もっぱら遅刻対策のようです。しかし優人氏も、話がうまいなあ。さすが麻布。
オーケストラが入場し、改めて優人氏が登場、演奏開始です。関西フィルのメンバーは、ブラックタイですね。岡山フィルは昼のコンサート(定期演奏会も、もっぱら昼ですが)は背広にネクタイとぐっと砕けましたが、第九の時くらいブラックタイにしてほしいですね。
優人氏の指揮は流麗。流れるようで、聞いてて心地良いです。3楽章のホルンソロは、1番(首席奏者)が吹きました。ここのホルンソロはなんで4番が吹くことになっているかというと、当時のナチュラルホルンでは右手の操作と唇で音程を変えますが、この音程作りは上吹き(1,3番)より下吹き(2,4番)の方がうまかったから。そして2番でなく4番なのは、譜面がEsdurで楽器がEs管だったから(2番はB管)。つまり、一番うまい人に吹かせたかったわけです。それを考えると、現代のホルンはダブル(一部トリプル)でヴァルブ付きですから、一番うまい人がソロを吹くのがベートーベンの思いにかなっているわけです。
さて4楽章、まだソリストは入ってきません。コントラバスによる「歓喜の歌」の主題提示から全体合奏になり、曲が転調してプレストになって曲想が変わるところ、合唱団が起立するところでやおら下手から大西さんが入ってきました。そして歌い出し、かなりドラマチックというかオペラっぽいというか。少し芝居がかっています。登場してすぐ歌うのだったら、オペラになってしまうんですね。その後ソリストも登場しますが、バリトンが先に入っているためか並び方が左から、ソプラノ、バリトン。指揮者を挟んでテノール、アルト、という、初めて見た配置です。そして日本の第九では珍しく、ソリスト全員があの早稲田カラーの(ベーレンライターの)楽譜を持っています。全員持っているのは、指揮者の指示でしょうね。
やがてテノール1人を残して、ソリストは上手下手の椅子へ。男声合唱の部分です。ここで気がつきました。オーケストラだけの時は気がつきませんでした、意外と速いです。歓喜の歌の始まりでちょっとためを作るのは、秋山先生と同じです。全体的に快調でいいですね。ただ合唱団は、テノールが弱い。Aが全く聞こえません。ドッペルフーガでは、トロンボーンが代わりに歌っています。女声は迫力があるので、フルハモだとテノールの弱さは消えます。あっという間に最後のプレスト。ここではソリストも合唱団の隣に立って、歌っておられました。良い演奏、ブラボーです。
カーテンコールの最後に優人氏が挨拶、今日が関西フィルの仕事納めだそうです。みんなで揃って「良いお年を!」。ウィーンフルのニューイヤーコンサートの向こうを張っていますが、合唱団がいるだけあって、実に声が揃っています。関西フィルと合唱団の皆さん、良いお年を。ソリストの方々と優人氏は、31日まで仕事でしょう。また新大阪から岡山に戻りましたが、今日は良い日だ。
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