ゆっくり広島訪問記(4)
2025年8月20日(水)
今日でホテルはチェックアウト、急ぐ用事もないので、ゆっくり出発する。リュックからカメラとGPSユニットだけを取り出してリュックはコインロッカーに入れ、ショルダーバッグだけにする。望遠レンズは、重いので持っていかない。広島駅のコンコースは2階でコインロッカーは1階だが、エスカレーターが完備しているので助かる。今日の行き先は瀬野、スカイレールがどうなったのかを見に行く。
山陽本線の上りで瀬野へ。広島貨物ターミナルから海田市までの間の複々線区間は線路の移設工事が行われているが、高架にするらしい。電車専用線と違って1300tの貨物列車が走る区間だから、取り付け勾配も緩くしなければならない。最も広島側は、どうせ補機が付いているのだからと、セノハチと同じ22.5パーミルにする手もあるが。
瀬野に到着。スカイレールのある側が瀬野機関区の跡地なのだ。スカイレールは入口が閉鎖されただけでそのまま、途中駅にはゴンドラも残っているそうだ。スカイレールはモノレールとロープウエイをごっちゃにしたような面白いシステムだったのだが、他に採用するところがないと、部品供給も止まる。
スカイレールが廃止された後はEVバスに代わると聞いていたが、ASIASTARのEVバスがやってきた。EVバスに関しては日本のメーカーも生産はしているがラインナップとしては揃えておらず、特にK尺以下の中小型に関しては中国製一択になる。このアジアスターも製造は揚州亜星で、アジアスターモーターコーチは日本の輸入会社。オノエンジニアリングが日本仕様に合わせたカスタマイズをやっている。ただ小生は、交通を始めインフラに中国製を使用することには一抹の不安がある。日本のバスメーカーはEVを開発して全長10.5mのK尺から全長11.5mのP尺までのフルラインナップを揃える体力はなさそうだ。EVのノウハウを一番持っているのはトヨタで、トヨタと系列の日野が共同開発でもしてくれないと、純国産EVバスは走らないだろう。
やってきたバスをよく見たら、ホイールが8穴だ。日本のバスは旧JIS規格が8穴で、ISO準拠になったら10穴になった。旧JIS規格は左側は左ねじで、安全性に関してはISOより旧JISの方が上だった。調べてみたら、このサイズの8穴ISOもあるようだ。安全性の面から旧JISを採用しました、となると面白かったのだが、中国製でそれはないだろう。タイヤは265/70R19.5。当然のことながら中国製のタイヤが付いているが、このサイズは日本でも一般的なようで、BSなど日本メーカー製も手に入る。
せっかく瀬野まで来たのだから、セノハチの後押し機関車も撮ることにする。八本松側に歩道橋を見つけ、その階段で待つ。日差しが強く、折りたたみの傘を日傘代わりにしてもめちゃくちゃ暑い。やってきた各停は3+3の6連各停、後の3連は広島電鉄グリーンムーバーのフルラッピング広告電車だ。広島ではJRでもカープ電車など、フルラッピングの広告電車を多く見かける。
本命の貨物列車がやってきた。本務機はEF210通常型、後補機はEF210-300。現在セ

ノハチを超える貨物列車の本務機は、全部EF210(300番台を含む)に代わってしまったのではないか?後補機を進行方向から撮ると、煙を吐き出すSLと違ってELの場合は、本務機の後追い撮影と区別が付かない。やはり後補機は、編成全体を撮るか、点灯した尾灯の見える後追い撮影の方が良い。
もう1本来るが、さすがに暑く、一旦駅の日陰に戻って、自動販売機での冷たいスポドリでしのぐ。歩く気力がなくなって、次の1本は駅から変わった角度で撮ってみる。あまり良くなかった。
これで予定は終了。少し早いが広島に戻り、すっかり行きつけになったガストでお茶を飲みながら過ごす。帰りは「さくら」の指定席を取ってあるので、時間が来たら乗るだけだ。岡山ー広島間は近いようだが、「のぞみ」か「さくら」を使う距離である。
予定通り岡山に帰り着いた。収穫はまあまあだが、無事に帰ってくるのが一番大事である。
(完)

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