手書きの楽譜
2025年6月25日
3月に急遽姉(長姉)のアパートを引き払うことになり、とりあえず箏の楽譜を岡山に送ったのですが、やっとその整理をしました。この楽譜は大きく3つのグループに分けられ、
1)母親が修業時代に手書きしたもの。2)修行が終わって飯塚に帰ってから購入したもの。3)母親ではなく、姉が購入したもの
となりました。3)は昔芸能プロでお琴を教えたことがあったと聞いたことがありましたが、その時のものでしょう。これは処分です。2)も処分し、残ったものが手書きの楽譜です。これは捨てられないですね。
その手書きの楽譜、ほとんどは万年筆らしいインクでの表記ですが、一つだけ、墨汁のペン書きのような楽譜がありました。拍子もレタリングで書いたような文字です。母がこういう文字を書いたのは、見たことがありません。中に書いてある題名は、母の字ですね。おまけに裏表紙にはサザエさんをまねたようなイラストまで。
母は女学校を出てすぐ箏を教え始め、そして数年後にその教室をたたんで上京します。おそらく、20才そこそこです。東京での修業時代には、東急の(当時は目黒蒲田電鉄)の新奥沢線があった時代で、この新奥沢線が存在したのは昭和3年から昭和10年まで。昭和10年は
母が21才の時ですから、ちょうどその頃ですね。
20才の母親にそんな茶目っ気があったのか、それとも誰か友達が書いてくれたのか。姉に聞いても(ぼけ始めたこともありますが)知らないでしょうね。大事に取っておきます。
なお母が弟子入りした久本玄智先生は箏曲に新しい風を吹き込んだ方で、この曲も調弦指示は西洋音階で、2/4拍子、速度記号88、変ホ長調という指示があります。
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