オーソライズドジェネリック医薬品
2025年2月16日
先日眼科に行ってきて、花粉症の目薬をもらってきました。先生「毎年だんだん早くなってくるわねえ」。去年も今頃「今年の花粉症は早い」という記事を書いたような気がします(笑)。
さて目薬は例年アレジオンなんですが、今年は1日2回のタイプにしてもらったところ、薬局で「オーソライズド・ジェネリック」というものがあるが、それにしないか、と言われました。主成分だけではなく、添加剤なども全く同じ製法で作られているそうです。試しに使ってみることにしました。
処方されたのは「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%[SEC]」というもの。[SEC]の前は一般名称なので、メーカーの区別は[SEC]だけです。帰って調べてみたら、アレジオンの元々の開発はドイツのべーリンガーインゲルハイム社で、目薬は参天製薬が製造しています。そして1日2回のLXタイプは、参天製薬の開発のようです。しかも後発品の[SEC]を造っているのも参天製薬。一応製造は子会社になっていますが、なんのことはない、先発品も、オーソライズドジェネリックも、どちらも参天製薬が造っていたんですね。
薬に限らず、研究開発には多大なお金がかかります。そして失敗は付きものです。プロジェクトXの影には、数知れないプロジェクト×(ペケ)があるんです。この費用をどう見るか。全部製品に乗っけたら、製品原価はべらぼうに高くなります。規模の大きい会社は、基礎研究と同様に全体費用にできるので、このあたりが先発薬とジェネリック薬が同時に造れるからくりのようです。
昔は「薬九層倍」と言って、製薬業は利益幅の大きい業種でした。ところが最近は毎年強制的に薬価が下げられているので、製薬会社はどこも苦労しているようです。薬が安くなるのはありがたいのですが、国内の製薬会社に体力がなくなったので現在の薬不足が起こっているのだと思います。半導体不足といい、少し国内の製造業を保護する方向に舵を切らないと、そのうち(すでに?)大変なことになります。
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