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2025/01/26

岡フィルニューイヤーコンサート

2025年1月26日

 

岡山フィルのニューイヤーコンサートに行ってきました。会場は、まだシンフォニーホールです。


20250001a 会場に着いたら、ポスターといいチラシといい、先日発表された秋山和慶氏の指揮活動引退の話で持ちきりです。次の3月定期は高関健氏が代役ですが、ミュージックアドバイザーである秋山氏は、5月、10月、さらに来年の3月と指揮する予定でした。このあたりはまだ誰が代役に立つのか、決まっていません。しかし去年の第九、無理して乗ってよかったなあ。

 

席に着いたら、お年玉プレゼントの張り紙が。今回はホワイエでのコーヒーのサービス券です。小生はドリンクを飲んだらしばらく時間をおかないと途中でトイレに行きたくなる危険があるため、今日は時間がないので5月の定期で使います。五月はスメタナの「わが祖国」1曲だけなので、ひょっとしたらこの日は休憩無しです。開場と同時に入って、開演前に飲まなければ。

 

開演前に指揮者のキンボー・イシイ氏と司会の柾木和敬氏によるプレトークがありました。キンボー・イシイ氏は日本生まれですが日本にいたのは小学校まで、後はウィーン育ちだそうです。前半はウィーン(正確には、ヴィーン)への招待、そして福田廉之助氏の「カルメン幻想曲」でオペラに繋ぎ、後半はイタリアオペラアリアの世界です。イタリア北部はアルプスに接していますが、この地理的、またかつての政治的な要因で、ウィーン料理とほぼ同じものが北イタリア料理としてあるそうです。

 

オーケストラ入場。女性奏者はカラフルなドレスで華やかです。一方男性陣は普通の背広。これはせめてタキシードくらいは着て欲しいところですね。タキシードとなると、持っていない人が多いかもしれませんが(笑)。弦の配置は12型、いつものチェロ、コントラバスの1プルトの増強がなく、コントラバス1名だけの増強です。

 

トップバッターは柳くるみさんで、ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」。きれいな、良い声です。そしてワルツ「美しき青きドナウ」。ウィーン風の3拍子が「岡フィルはうまい」と指揮者のキンボー・イシイ氏は言っていましたが、心地よい演奏です。そして福田廉之助氏のヴァイオリン独奏で、サラサーテ「カルメン幻想曲」。福田氏は2月からモナコのモンテカルロフィルに入団するため、活動拠点をフランスのニースに移す予定と聞いていますが、ひょっとして渡仏前の最後の演奏?

 

後半は柾木和敬氏の司会で、イタリアオペラの世界。まず森野美咲さんのソプラノでプッチーニの「ラ・ボエーム」より「私が街を歩くと」。森野さんはコケティッシュな魅力があるので、こういうアリアは向いています。森野さんは白いドレスで、華やかです。森野さんはこのコンサートの後すぐハレノワへ移動し、国民スポーツ大会(昔の「冬の国体」)の開始式(開会式じゃないんだ)で、国歌を独唱するそうです。

 

次にテノールの宮里直樹氏で同じく「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」。いやあ、森野さんもすごいけど、宮里さんもすごい。今回の出演者の中でただ1人岡山と縁のない方、よく来てくれました。

 

そして柳くるみさんのソプラノでプッチーニの「ジャンニスキッキ」より「私のお父さん」。さらにヴェルディの「椿姫」の第一幕への前奏曲に続いて「そは彼の人か~花から花へ」森野さんのソプラノですが、途中に宮里さんのテノールが入ります。この宮里さん、姿は見せず舞台袖で歌っていますが、すごい声量です。森野さんは、スケールが大きいですね。

 

最後はベルディの「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」。宮里さんのテノールでこの歌を生で聴けるとは、幸運です。堪能しました。そしてアンコールに出演者全員、司会の柾木氏もテノールで参加し福田氏のヴァイオリンも加え、ヴェルディの「乾杯の歌」。楽しいコンサートでした。

 

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