ティンパニストかく語りき
2024年4月11日
昨日いつものように県立図書館に行ったとき、最近はあまり立ち寄っていない音楽の図書が置いてあるところに立ち寄りました。そしてふっと目に留まったのが、「ティンパニストかく語りき」(学研)という本です。筆者は近藤高顯氏、どこかで聞いた名前だと思ったら、元新日本フィルの首席で、現在は岡フィルの特別首席ティンパニ奏者でした。早速借りて、一気に読んでしまいました。
ティンパニに関しては、知らないことが多いですね。知っているのは、置き方のドイツ型とアメリカ型の違いくらいです。驚いたのは、芸大がアメリカンスタイル(奏法も)だったことです。在京オーケストラはドイツ型の方が多く、てっきり芸大はドイツ型だと思っていました。N響の二人もドイツ型ですが、調べてみたら植松さんは国立、久保さんは東京音大でした。二人ともドイツに留学されていますね。近藤さんもドイツに留学です。
ティンパニのバチ作りも皮張りも、自分でやるとは知りませんでした。皮張りは、当然マイ・ティンパニの場合ですが。
ティンパニは音程を変えられますが、ちょうどベートーベンの時代に、現在のペダル式ではありませんが、変えるシステムが出てきたようです。ベートーベンの第九に「第3楽章と第4楽章の間の音変え」という話が出てきます。調べてみたら第九のティンパニは、第1楽章がA-D、第2楽章がF-F(なんと1オクターブ!)、第3楽章がB-F、そして第4楽章がA-Dです。写真を見ると4台のティンパニを使っているようで、下からF,A(B),D,Fですね。第3楽章が終わったら下から2番目のをBからAに変えなければいけません。第3楽章は最後までティンパニはBをたたいていて、第4楽章が始まったらすぐAのロールですから、これはしっかり時間を取ってもらわないと、音程調整ができないですね。
近藤さんが岡フィルに来られてからはコロナで第九がなく、久しぶりの昨年は近藤さんが降り番でした。そのため小生は、近藤さんとステージでご一緒したことがありません。さて今年は、小生が出るかどうかも含め、どうなるでしょう。
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