マイナンバーカード
2023年6月21日
唐突ですが、運転免許証を持つ人は「選ばれた」人です。各種検査を受け、試験を受けて、初めて手にすることができます。いわば特殊技能者扱いで、そのため事故を起こすと「業務上」過失になります。よってその免許証の扱いも厳格で、写真入り、定期的な更新、そして更新時は出頭する必要があります。そのために、運転免許証は身分証明書としての効力は一番ですね。ただ住所確認用としては効力は落ち、運転免許証ではダメというところも見たことがありますが。
マイナンバーカードは身分証明書として運転免許証と同等(あるいは、それ以上)の効力を持たせようとしたのか、発行や更新のシステムとして運転免許証とほぼ同じものを採用しています。試験がないだけですね。写真入り、出頭しての発行受け取り、定期的に出頭しての更新など。この「選ばれた人」用のシステムを全国民に使おうとしたところに、無理が出てきていると思っています。
現在の健康保険証は、郵送で定期的に送られてきます。これで、寝たきりの人でも使えます。これが「健康保険証を受け取るためには、役所に出頭せよ」ということになったら、どれくらいの人が落ちこぼれるでしょう。寝たきりでなくても、体調の関係で自宅から行動半径が自宅から数百メートルに限られている方も多くいます。小生の姉もそうです。運転免許証は、役所に行けないので更新はしたものの受け取れず、結局放棄しました。
小生のマイナンバーカードの有効期限は2025年ですが、その時に役所に行けるかというと、確実に行ける自信はありません。区役所まで元気な人なら歩いて15分ですが、途中歩道橋を渡るか、4車線(片側2車線)の道路を2回横断する必要があります。小生はすでに歩道橋は放棄していますが、足を引きずるようになったら、信号の時間内に道路を横断する自信がありません。それにパスワード。今は覚えているから良いですけど、認知になったら終わりですね。また、有効期間が切れる頃長期入院になっても(その可能性は十分にあります)、更新できなくなってダメですね。そうすると、保険料はしっかり払っているのに、無保険者になります。
それに、マイナンバー保険証はネットワークが機能していないと使えません。大災害などいざというときに、使えるのでしょうか。大災害でなくても、ネットワークはちょっとした障害で使用不可になります。ネットワークが常に生きていると過信するのは危険です。
また、公金の受取口座としての登録も、おかしいです。公金の支払い、税金などは、個人の人もいますが多くは世帯で払います。従って、税金の還付金も、世帯で戻ってきます。今回のコロナ騒ぎでの各種補助金も、世帯で支給されるものと個人に支払われるものとがありました。そういうことがありながら、家族の分は皆同じ口座が登録されているのがおかしいと言う方は、間違っています。世帯のお金に関することは、マイナンバーカードにはなじまないのです。公金口座を登録させる方が間違っています。
まあ、マイナンバーカード自体は住民票のコンビニでの発行など、便利に使えるところもあります。ただ、なじまないものに適用を拡大するのは、止めた方が良いですね。健康保険証と公金口座登録は、その代表です。
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南海さんのおっしゃるとおりです。
やるにしても急ぎすぎ。何年もかけ模擬実験をして対策に対策を重ねてからにして欲しいです。社会保険庁時代のいいかげんさを思い出しました。ワクチン被害者の件といい、今回の件にしろ、K大臣に幻滅です。
投稿: ひでほ | 2023/06/21 20:22
ひでほさん、ありがとうございます。
保険証については、元々選択制が原案だったところ、いつの間にか紙廃止になったものだそうです。それをK大臣のせいにして首を切り、原案に戻して解散総選挙、と言うとんでもない話が出ているみたいです。選択制にしろ紙に戻すこと自体は、歓迎なんですが。
投稿: 南海 凡吉 | 2023/06/21 23:01