岡山フィル第75回定期演奏会
2023年3月13日
昨日、岡山フィルの第75回定期演奏会に行ってきました。指揮は山下一史さんで、曲目はウェーバー:歌劇「オベロン」序曲、ベートーベン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調、シューマン:交響曲第3番「ライン」です。ヴァイオリンのソリストは、黒川侑さんです。
岡フィルは、12-10-8-8-6の配置、このくらいが一番良さそうですね。ただお客さんの入りは、半分くらいです。小生としては、隣も後も他の人がいないので気楽に聞けますが、もうちょっと入ってほしいところです。
生き生きとした「オベロン」序曲から演奏開始。ホルンがなかなか良いです。今日の首席は客演の細田昌宏さん、大響の首席です。2曲目は黒川さんが登場して、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲。黒川さんは音色がクリアで、良い音ですね。この曲はオーケストラパートにも聞き所の多い曲ですが、弦のピチカート、特にチェロ、コントラバス、がきれいです。3楽章のファゴットとの掛け合いは小生の好きなところですが、ファゴットの柿沼麻美さん(千葉響)、見事でした。黒川さん、名手です。アンコールに、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番の3楽章を弾いてくれました。
「ライン」はCDでもよく聞いている曲で、そういう曲を生で聞くとアラが目立つものですが、なかなかどうして、アンサンブルは良いし、迫力があります。第4楽章の、一瞬パイプオルガンかと思ったコントラバスの重低音、あれは普通の(安い大衆品の)再生装置では出ないですね。会場では耳だけではなく、身体で聞いています。そして第5楽章が華やかに、ここもホルンが良いですね。良い演奏会でした。
ここで岡フィルに一言。岡フィルは昨年の第9あたりからか、演奏会で燕尾を着なくなり、背広です。第九とニューイヤーコンサートは定期演奏会ではないからかとも思っていましたが、今日は第75回というきりの良い定期演奏会なのに、背広です。定期演奏会というのはそのオケの実力を見せる勝負の場、そこで「勝負服」の燕尾を着ないで、いつ着るのでしょう。N響などはコロナ禍で席の間隔を空けたり、人数を減らしたりした時期は「定期演奏会」というものを止めて特別演奏会にし、その時は背広でしたが、定期演奏会の復活とともに燕尾に戻っています。岡フィルは元々が12型程度の規模ですし、今更コロナ禍でもありません。カミさんは「音には関係ない」と言っていますが、関係なくはありません。人間の聴覚は視覚に引きずられるということを、申し添えておきます。
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