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2023/01/10

N響の第九

2023年1月10日

昨日、暮れに放送されたN響の第九を聞きました。暮れは忙しくて聞く暇がなく、昨日になったものです。指揮は井上道義氏、N響との関係は良好みたいですね。ただN響もメンバーが入れ替わり、若返りましたね。小生が通っていた頃のメンバーで残っていて乗り番だった方は、ティンパニーの久保さん、フルートの神田さん、コントラバスの吉田さんなどわずかです。

聞きたかったと言うより見たかったのは、感染対策をどうやっているか、具体的に言えばどこまで許容しているか、です。
N響の第九では、歌い手(ソリストと合唱団)との間に、アクリルの板があります。高さはソリストの顔にはかからない位置、オーケストラの金管奏者が板の陰になる、という高さです。これができればマスクなしで歌えるのですが、岡山では場所の関係か(NHKホールのステージは広い)、お金がないのか(天下のNHK)、あるいは公演の回数なのか(N響は4,5回の公演、岡フィルは1回きり)、うらやましいです。

ソリストと合唱団の入場は、第2楽章と第3楽章の間です。合唱団は見たところ70名ほど、その割には入場が速かったですね。さすがは「紅白」のために作られたホールです。プロ(新国立劇場合唱団と東京オペラシンガーズ)70名でマスクなしで歌うのですから、迫力は十分。NHKは録音がうまく、上手に調整するので生とテレビとは違いますが、おそらく生でも迫力があったと思います。テノールのAがよく聞こえました。

気がついたことが2つばかり。バスのジョージア出身ジャネリーゼさん(良い声でした)が冒頭のソロで、「フロイデ、シェーネル」と歌っていました。第九のドイツ語の発音は(ここは一例ですが)、シェーネルからシェーネアに変わって今はシェーナーが一般的です。ただ最近(5年前ですが)はあまりにも会話調になりすぎたと、少し固めに戻す動きもあると聞いていて、N響も戻したのか、と思いました。合唱団は「シェーナー」でしたので、ソリストだけの好みというか、やり方でしたね。統一していないんだ。

それと、クラリネットが変え管を2本持っていました。と言うことは3本使用。大抵はA管とB管ですが、後の1本は何だと思ってスコアを見たら、第2楽章はC管指定でした。ネットで見たら、ここはC管を使うかB管で読み替えて吹くかは、好み(こだわり?)が分かれるところみたいですね。トロンボーンの1番も、楽譜指定通りのアルトを使っていました。

面白かったのは第4楽章で登場するピッコロ、シンバル、トライアングル奏者。2楽章の終わりでは登場せず、4楽章の、それも演奏に直前に入ってきて最後列に並び、演奏していました。だからピッコロもフルートの隣ではなく、最後列です。

N響の体制は、あまり参考にはならないかもしれませんね。

思い出したので、追記しておきます。楽譜はブライトコプフ版でした。

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