夢(久本玄智)
2022年12月1日
「日本古謡」に引き続き、「夢」の楽譜を入手しました。こちらはネット通販です。「日本古謡」は昭和43年の印刷でしたが、こちらは平成21年の印刷。「夢」の方が売れているみたいですね。
調弦は、「日本古謡」は調弦表が付いていましたが、こちらはただ「雲井調子」とだけ、それに「一は四の乙、巾は九の甲」。何じゃこりゃ。この「夢」は小生が学生時代(50年以上前(^_^;)に五線譜化したことがあるのですが、その時はこういう記載があったかどうか、記憶にありません。その先にも、乙の記号は出てきます。何となく想像が付きました。乙は1オクターブ下、甲は1オクターブ上ですね。「日本古謡」には「1オクターブ下」という表記があったので、どうやら「日本古謡」の方が作曲年が新しいようです。
雲井調子は、ネットで見ると#のついた音で書いてありますが、それをbに直すと、何のことはない、変ホ長調(ハ短調)です。調弦の一と巾の指定も音はドですから、ハ短調ですね。途中の転調指示は、変ロ長調(ト短調)です。
楽譜は箏と尺八ですが、尺八も箏の譜記法で書いてあるので助かりました。尺八独自の譜記法で書かれたら、小生は全く読めません。
「夢」はヴァイオリン演奏の音源を持っているので、音の確認はできます。何か違う。譜面をよく見たら、押さえる記号が二重線のXとただのXの2種類あります。どうやら、二重線が1音上げ、一重線が半音上げみたいですね。昔見た箏の楽譜では、ヲとオで使い分けていましたが、これは生田流のやり方なのかもしれません。
ということで、五線譜化ができました。音源と比べて、音は間違っていないようです。ただ音源の方は、最初はゆっくり、途中でちょっと速くなって、またゆっくり、これは楽譜には書けないですね。さらにヴァイオリン演奏は、所々楽譜と違う音を出しています。そのくらいの即興製は、許されるのでしょう。これも、楽譜には書けません。自動演奏は、楽譜通りです。
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