岡山フィル3月定期演奏会
2022年3月14日
昨日、岡山フィルの3月定期演奏会に行ってきました。シェレンベルガー氏の首席指揮者としての最終公演だったはずの演奏会です。代役は福田廉之介君で、前半がヴィヴァルディの「四季」、後半がピアソラ作曲の「ブエノスアイレスの四季」という、意欲的なプログラムです。
会場に着いて、トイレへ。岡山シンフォニーホールは開館30年だそうですが、その間小改修も行っていないのか、トイレは(おそらく)昔のままです。今時和式がずらっと並んだトイレは、ないでしょう。新しいホールが今工事中で、そこができたところで改修に入るのかもしれません。予算があるかな。
岡山は今までコロナの接触確認アプリとして「もしサポ岡山」というLINEベースのアプリを使っていました。ところがこれが報告実績がなかったとかで、3月末で廃止することになりました。それに代わって政府のCOCOAを推奨しているのですが、このCOCOAというアプリは常時BLUETOOTHをONにしていなければなりません。そのため「携帯の電源をお切りください」という案内がなくなり「マナーモード等に設定してください」になりました。携帯妨害装置もどうやらOFFにされてしまったようで、演奏中に後の方で着信が2回ありました。ベルや着メロではなく着信呼び出しの音声で、かなり絞ってありましたが、やっぱり聞こえるんですよね。
開演前に、福田廉之介君が現れ、プレトークです。今日は前方5列が空けてあるので、プレトークをやっても良いと判断されたのでしょう。シェレンベルガー氏の代役の依頼を受けたのはスイスで。彼は日本人だから入国できたのですが、シェレンベルガー氏は外国人だから入国禁止でした。海外から「SAKOKU!」と叩かれるわけです。最初は、モーツァルトの協奏曲にハイドン(オーケストラの人数が少ないので)かな、と考えたそうですが、それではシェレンベルガー氏の「ボレロ」に対するにはあまりにも弱い。そこで思い切ったプログラムを提案したところ、事務局がOKしてくれたそうです。ソリストが弾き振りで2曲も弾きまくるのですから、思い切ったプログラムです。
さて、演奏。ヴィヴァルディの「四季」は、Vn1=4,Vn2=3,Va=2,Vc=2,Cb=1の小編成、これにチェンバロ(石川陽子さん)が入ります。コンマスは若手の関朋岳さんです。廉之介君のヴァイオリンが、よく歌います。訴えかけてくるような感じですね。精鋭揃いのせいか、バックのオーケストラも良いです。
休息を挟んで後半、ブエノスアイレスの四季の原曲はバンドネオンが入っており、これは独奏ヴァイオリンと弦楽合奏に編曲した版です(L.デシャトニコフ編曲)。オーケストラはVn1=8,Vn2=6,Va=4,Vc=4,Cb=2という編成、椅子はなく、チェロ以外は立奏です。廉之介君も、前半のそのまま街歩きができそうなジャケットから燕尾服に着替えて登場。いや、すごかったです。これが岡フィルか、と言うと失礼な言い方になりますが、あの独特のリズムのピアソラの曲を、岡フィルでもこういうことができるんだ、と言う演奏でした。廉之介君のヴァイオリンも良かったですが、各パートにソロが多く、チェロの松岡さんの素晴らしかったし、コントラバスは谷口さんと栗田さん、一人ずつ別パートでしたね。
アンコールはラ・クンパルシータ、これも良かったです。こういう曲ができるんだったら、関西フィルみたいな「サマーポップス」をやってくれないかな。終演後の廉之介君の所作がまだ指揮者に不慣れで、初々しかったです。最後にまた廉之介君が出てきて、シェレンベルガーさんから変わって、思ったよりキャンセルが少なかったのが嬉しかった、と話していました。見た感じで7割程度の入りでしたから、結構入っていた方だと思います。岡山には、廉之介君の応援者が多いんだろうと思います。小生も、その一人ですが。
« 半年に1回、肝臓の検診 | トップページ | 加齢性難聴? »
「音楽」カテゴリの記事
- 大阪で山響さくらんぼコンサート(2026.06.19)
- 木村善明バスバリトンリサイタル(2026.06.10)
- 岡山フィル東京特別公演(2026.05.09)
- ヴィオラとチェロのデュオリサイタル(2026.04.19)
- Fisが出ない(2026.02.08)


コメント