都響岡山演奏会
2021年9月14日
昨日、都響の岡山公演に行ってきました。
小生は東京にいた頃N響の定期会員だったのでN響はよく聞きに行っていましたが、都響は本拠地が文化会館(上野)と芸術劇場(池袋)と勤務先の横浜から遠く、会社が終わってから聞きに行くことが不可能だったので、1回か2回しか聞いていません。スタープレーヤーも揃っており、音楽雑誌の評価ではN響より上に行くことが多いので、聞きたかったのです。文化会館と言えば、学生時代は合唱の催しで何回か足を運び、ステージに上がったこともありますが、あそこではオーケストラは聞きませんでした。
その本拠地の2つのホールは大きいというイメージだったんですが、文化会館が2303席、芸術劇場が1999席と、思ったほど大きくないです。岡山シンフォニーホール(2001席)が大きいんだ。NHKホールはばかでかいですが。
その都響公演、今回は13日が岡山、そして14日が高知という、オーケストラキャラバンです。都響の腕はわかっていますから、あとは物見遊山気分か、本気かという、そこにかかっています。
開演は19時。東京にいた頃の、当たり前の平日の開始時刻です。あの頃は会社が終わったら速攻で着替えて電車に飛び乗り、サントリーホールで聞いて、また1時間電車にゆられて帰り、22時頃途中のファミレスで夕食、というパターンでした。今回も同じパターン、移動時間はずっと少ないですが、をやろうと思ったのですが、岡山は蔓延防止で終演後は店はどこも開いていないので、事前に軽く食べて帰宅後にお茶くらい、としました。
前置きが長くなりましたが、曲目はグリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、小林美樹さんのヴァイオリンでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、最後はチャイコフスキーの交響曲第5番、指揮は下野達也さんです。
シンフォニーホールに着いてみると、スタッフの顔ぶれがいつもとまるで違います。チケットの裏に連絡先を書くこともなく、「もしサポ岡山」もなく、今日はシンフォニーホールは貸しホールに徹しているようです。観客の入りはあまり良くなく、当日券もありました。3階を閉鎖した状態でしたが、それでも6割くらいの入りです。
やがて開始時刻、全員揃ったところで整列して挨拶です。燕尾服にホワイトタイ、弦は14-6、プルトの密集配置です。コンマスは矢部達哉さん、顔ぶれを見たらホルンは西條さんではないようでしたが、ヴィオラには店村さんが控えています。おー、この2人が来てくれたんだ、という感じです。このオーケストラキャラバンのために、全員がPCR検査を受け、全員陰性だったそうです。
下野さんが登場して演奏開始。1曲目の「ルスランとリュドミラ」から度肝を抜かれました。音の切れが全く違います。これは物見遊山ではなく本気モード、超一流はすごいです。2曲目は小林美樹さんのソロで「メンコン」。聞いていてうっとり、名曲です。小林さんは低音の音が良いように聞こえましたが、小生の耳のせいかもしれません。
休息後のメインは「チャイ5」。この2楽章はホルンソロが有名ですが、実はそのソロを受けるオーボエもすごく目だつ曲です。今日のオーボエ(おそらく、鷹栖美恵子さん)は素晴らしいです。4楽章に至るまで、音の切れ、アンサンブル、迫力、どれも素晴らしいです。4楽章の最後のところですぱっと切れて、反響音が聞けると思ったのですが、あまりの迫力に吊られて拍手をした方がいて、ホールの反響音が聞けなかったのは残念でした。しかし、すごいものを聞きました。これが岡山で聞けるとは、感激です。
アンコールにメンデルスゾーンの交響曲第5番の3楽章。素晴らしい演奏会でした。お客さんが少ないのは、もったいないですね。
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