クライミングクレーン
高層ビルを建築するときには、タワークレーンを使います。場所に余裕があるときはビルの隣に支柱を立てますが、敷地余裕が無いときはビルの鉄骨自体にクレーンの支柱を取り付け、ビルが高くなるとクレーンも一緒によじ登って行くクライミングクレーンが使われます。さて、ビルが完成したときはどうするか。別立て支柱では自分で支柱の上の方を外しながら降りてくることが可能ですが、クライミングクレーンではビルの下の方はもう完成しています。
地下鉄漫才の「地下鉄の車両はどうやって入れるか」と同じような話ですが、答は、「小さなクレーンを据え付けて大きなクレーンを下ろし、小さなクレーンは分解してエレベーターで下ろす」というものです。知識としては知っていたのですが、自宅から見えるタワーマンションの建築現場でをそれを見ることができたので、写真を上げます。
1枚目は1月27日。まだ最上階部分が工事中です。ちなみにこの最上階は37階で、霞が関ビルの36階より上ですね。
次が4月1日。一回り小さいクレーンとの2台になっています。大きなクレーンが最後の、分解できる可搬式クレーンで降ろせない場合は、一度可搬式クレーンで降ろせるだけの大きさのクレーンに置き換えます。置き換えが2回になる場合もあります。
3枚目は4月7日。一回り小さいクレーンだけになりました。
4枚目は5月18日。これが可搬式クレーンですが、最後は分解して台車に乗せてエレベーターで下ろしますから、ずいぶん小さいです。
最後が5月21日。屋上からクレーンが消えました。この時には屋上の施設も完備しています。タワマンの隣のビルに放送局が入りますから、パラボラはその通信用でしょうね。

高層のオフィスビルには、メンテナンスや機材搬入のため、少なくとも1台は大型のエレベーターを装備しています。マンションも高層、特にタワマンになると、少なくとも1台は大型のエレベーターを装備していると思います。昔相模原で中層のマンションを見たとき、エレベーターが小さかったので、「ピアノを入れようとすると、どうするんですか?」と聞いたら、「外からクレーンで入れます」と言われ、驚いたことがあります。タワマンは地上からのクレーンは届きませんから、大型のエレベーターがあるはずです。

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