高梁市成羽美術館
高梁市(備中高梁)の成羽美術館に行ってきました。今千住博展が行われており、それを見るためです。小生は、美術館を見つければ入るカミさんとは違い、絵が好きとは言えません。それでも美術館に行くのは、特定の作家の作品を見るためです。東山魁夷、千住博、小田野尚之。あれ、皆日本画だ。
なりは美術館は、伯備線の備中高梁駅から備北バスで15分ほど、バスセンターは駅直結で便利なのですが、接続が良すぎてもたもたしていると乗り遅れます。
なりは美術館は安藤忠雄の設計で、池に面したしゃれた外観をしています。ただ入口側からは全体像は見えません。場所は成羽陣屋の跡で、石垣は昔のものですね。特に予約制ではなく、入館の時に連絡先を書いて出すだけです。
展示作品はほとんどが軽井沢千住博美術館の所蔵品で、全部で37点、滝(ウォーターフォール)の絵が多いです。その中で「四季滝図」は春夏秋冬の4点を一室の4面に展示し、他は何も無し。中央にベンチがあるので、そこで滝の世界を味わえます。小生も座り込んで、じっくり鑑賞しました。ここだけ写真撮影がOKなので、四季のうち「春」の写真を上げておきます。
ウォーターフォールの動画もすごいですね。滝が動いて(流れて)いますが、本物の滝ではなく、千住さんの滝です。本物の水は、あんな粘性の高い流れはしません。
千住さんの滝に並ぶもう一つのテーマが崖ですが、これも質感がすごいです。和紙をわざとくしゃくしゃにしてから描く技法だそうで、画面が出っ張っていないか、横から眺めてしまいました。作品の前にガラスがないので、距離さえ保てば真横からも眺められます。すごいものを見ました。
人が「美」を作ったのではない。
「美」すなわち美しいと感じる「心」が人間を作ったのです。
千住博さんの言葉です。美術も音楽も、不要不急ではないです。
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