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2021/03/14

岡山フィル第67回定期演奏会

2021年3月14日

岡山フィルの、第67回定期演奏会に行ってきました。指揮のシェレンベルガー氏は来日がかなわず、代役は若手の熊倉優氏。コンマスも高畑コンマスの入国に難があったようで、これも若手の福田悠一郞氏。この熊倉/福田コンビは前回もやっていますので、「首席客演」と言った感じです。

曲目は、ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲。ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番、ソリストは、竹澤恭子さん。メインはベートーベン/交響曲第3番「英雄」。ソリストの竹澤さんも代役で、元の予定では、マルギット=アナ・シュスさん(シェレンベルガー氏の奥様)がハープ協奏曲をやる予定でした。

入りは、半分くらいです。演奏開始前のコロナ対策での注意で、「席は、間隔を空けてお座りください。」おいおい、指定席なのにどうするんだ、という感じですが、くっつくのがいやだったら、空いている席に勝手に移って良いよ、ということでしょう。ただ客の入りは中央部分に集中し、サイドががら空きでしたから、音を取るか、安心を取るか、というところですね。

演奏開始。「魔弾の射手」でオーケストラ全部が鳴ると、あ、良い音。最近の岡フィルは、実に良い音がします。10型(10-8-6-6-4)の配置なのですが、弦のパワー不足を感じません。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲、竹澤さんはパワフルで迫力がありますね。ただ、オーケストラが(も)いい!ヴァイオリンが入るときは押さえて、オーケストラだけの時は伸びやかに、特に第2楽章が良かったです。竹澤さんのヴァイオリンは、アンコールのバッハの無伴奏「ラルゴ」で堪能しました。

メインの「英雄」は、オーボエにとって、大変な曲です。第2楽章の有名なソロの他、重い第2楽章を吹いた後すぐに第3楽章の初っぱなで軽やかなソロがあり、第4楽章の終わり頃、唇もリードもくたびれた頃に、大きなソロがあります。ここは2楽章のソロより大変だと、元N響の茂木さんが言っていました。その第2楽章、ソロは首席の工藤亜希子さん。あれ、工藤さんって、こんな良い響きしてたっけ、と失礼な感想を持ちました。いいです。軽やかに始まる第3楽章、そして第4楽章へ。第4楽章は、フルートの目だつソロがあります。名手畠山さん、ばっちり。そして終わりの問題のソロ、フィギュアスケートなら、1.1倍の加点が付くところです。良く響きます。長いソロで、後半はホルンとのアンサンブル。このホルンがまた良い!ホルン3本とオーボエとのアンサンブルが、ぴったりです。今日のホルン1番は、京響首席の柿本昌芳氏。

演奏終了後、オーボエを立たせるかと思ったら全員を立たせ、2回目の時はホルンから、オーボエパート、フルートパートと、普通の交響曲と同じ立たせ型でした。まあソロの大きかったところからなのでしょうが、小生としては、1回目の時にまずオーボエ、次にホルン、そして全体、2回目で各パート、とやって欲しかったですね。何はともあれ、良い演奏を聞きました。

終演後外に出たところで、館長さんが誰かとにこやかに話していました。見た顔だと思って相手をよく見たら、伊原木知事でした。帰ってカミさんにこの話をしたところ、カミさんは「英雄」より「運命」の方が良いと言って昨日総社に行ったのですが、総社では知事が舞台挨拶をしたそうです。政治家の話は普通は長いのに、5分前に始めて3分間でぱっと終わる手際の良さ、残りの2分間、オーケストラが手持ちぶさただったそうですが(笑)。

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コメント

高畑氏は2月の岡フィル本番は出演し、何故かそれ以後キャンセルしドイツに帰ったそうです。

英雄さん、ありがとうございます。

そういうことでしたか。海外在住の日本人が帰国した際でも、2週間のカンヅメ、公共交通機関の利用禁止、など、いろいろ面倒だと聞きました。ドイツへ再入国する際は、簡単だそうですが。
ひょっとしたら、ワクチンを打ちに帰られたとか。

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