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2020/09/03

知能テスト

2020年9月3日

「空気を読む脳」(中野信子著、講談社+α新書)という本を読みましたが、その中で、「失敗を恐れる脳」という項目での10歳から12歳までの子供の知能テストの例題として、図形の問題が出ていました。4×4の16ますが白か黒かに塗られていて、そのパターンが3×3で並んでいます。左上を仮に1とすると、右下の9番目がブランクで、この9にはどんな図形が(パターンが)来るかという問題です。この問題自体は本の内容やテーマとは全く関係なく、単なる知能テストの例題としてあげられたものですが、全くわかりませんでした。本の続きには、「すぐわかってしまったと思いますが」と答が書いてありましたが、何でこういう答えが出てきたのか、皆目わかりません。これが10歳から12歳用?少なくとも子供の頃、こういう類いの知能テストは受けたことがありません。

小生が子供の頃受けた知能テストというのは、単純記憶を見るとか、計算能力を見るとか、そういうものが多かったように思います。まあ今の認知症の検査と似ているかもしれません(^_^;。現在(の認知症の検査)はともかく、子供の頃の知能テストは、わりと良かった方です。転職の時にリクルートで受けた試験、「知能テスト」とか言われましたが実際は国語と算数の問題、これも好成績でした。なのに何で全くわからない?

そこであちこち調べたら、答え(解法)がわかりました。この問題は図形の白と黒を、1∩2=3、4∩5=6、と書いてありました。従って9に入るのは7∩8です。こういう集合、しかも図形の論理積が10歳の知能テストに出るのですから、時代は変わったと思います。「すぐわかってしまったと思います」と書かれているところを見ると、小学校やあるいは幼稚園で、類似の問題(あるいはクイズ)がいろいろ出ているんですね。小生の時代は、こういう集合が出てくるのは高三の数Ⅲでした。

それと図形を3つ並べて、1×2=3とするやり方も、初めて見ましたね。どうしても1→2→3という変化を見てしまいますし、その前にこれは縦書き(1→4→7)か横書き(1→2→3)か、と言うところから入ります。そう言えば昔の知能テストの問題は、皆縦書きでした。まあ固定観念に囚われているかどうかを見るのも、知能テストでしょうが。

ある世代には「常識以前」とされていることが、その前の世代には全くわからないことが多々あります。昭和30年代の技術者に今の携帯を渡して「電源を入れてくれ」と言っても、不可能でしょう。「ボタン長押し」という発想はマイコンが普及し始めてから出た発想なので、知らない人にはわかりません。以前義兄が入院したときに、電動ポットのロックの外し方がわからず、認知症を疑われたことがあります。カミさんの実家では電動ポットは一切使わなかったので(小生の家でもそうですが)、カミさんもロックの外し方はわかりません。カミさんも入院したら、認知症と思われるでしょうね。著者の中野信子先生は長男と同じ歳ですが、こういう世代が認知症のテスト問題を作り出すとどうなるか、ちょっと怖いところがあります。

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