私製車椅子マーク
以前このブログで車椅子マークのことを書きましたが(4月7日)、このマークはJISにも指定されており、当然のことですが改変などは禁じられています。ところが、バスに付けられているマークを見たら、結構異なったマークがありました。まあ、このマークを付ける趣旨には合っているので不正使用の行為ではないのですが、本来とは異なるマークはどうやって作ったのか、気になるところではあります。
まず中鉄バスの左向き、マークは右向きと決められています。方向を示すときのみ左向きは可(「国際シンボルマークの使用に関する新決議」(1978/1/22)による)と決まっているので、バスに乗るときはこの向きだから方向を表している、と言われればまあそうですが。
次は下津井バスです。「車椅子用のスロープを備えていますよ」というアピールとすればすごくわかりやすいのですが、元々のこのマークの趣旨、「すべての障害者が対象」からは外れています。それでこれは「改変」の一種だと思ったのですが、実はこのマーク、日本障害者リハビリテーション協会が管理する「国際シンボルマーク」ではなく、JIS Z 8210「案内用図記号」に規定された「車椅子スロープ」という図形でした。JISにはこっちもあったのだ。
「すべての障害者」が対象とすると、設備としてはどうなるかですが、交通バリアフリー法には杖をついた人が通るための必要寸法(特に曲がり角)が明記されています。また、「筆談器あります」という表示をバスの中で見たこともあります。
なおこの車椅子マーク、正式には「International Symbol of Access」で、内閣府はこの直訳に近い「障害者のための国際シンボルマーク」と言っているのですが、このマークを管理する日本障害者リハビリテーション協会では「障害者」という言葉を外して単に「国際シンボルマーク」と呼んでいます。しかし今日のようにいろんな国際シンボルが登場していると、単に国際シンボルマークといってもわかりづらいですね。小生は、「障害者のための国際シンボルマーク」で良いのではないかと思っています。ISAと略されるのが、一番わかりません。なお先ほど引用したJS Z 8210による呼称は、「身障者用設備」です。これもなんだかなあ。
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