3年目の第九合唱練習記(8)
2019年10月19日(土)
数日前に自宅で発声練習をやっているとき、楽にFまで出て、ちょっとぎりぎりだがGまで出た。歌い込む前で喉が疲れていないのと、自宅なので変な力が入っていないためだろう。バテが早いのは今年はどうしようもないが、Gまでだったらちょっとした力の入れ加減、抜き加減で、練習会場でも出るかもしれない。
これまでの2年間、第九の練習時期はヴォイトレは休んでいたが、今年はリハビリもあって、そのまま続けている。その中で一日、今日だけはバッティングした。時間はずれているので連続参加は可能だが、今日はG20がらみで道が混雑しそうなので、ヴォイトレを15分早退して第九の練習に向かう。
路面電車で城下へ。この岡電の路面電車、富山の「セントラム」のような何か岡山らしい愛称が欲しい。シンフォニーホールへのエスカレーターで、岡フィルの高畑コンマスとすれ違う。小生の少し後で来たSさんは、シェレンベルガー氏とすれ違ったそうだ。明日(20日)は岡フィルの定演、今日はリハーサルだろう。
今日は指揮者の村上寿昭氏(以下、村上先生)の初練習である。練習会場での席は、新人さんが最前列に座る慣例になっているが、テノールの新人さんは前に出たがらない。そのため、最前列を空けるわけには行かないので、小生と同期のKさんとが最前列に行く。いつも前の方のドクターはと後ろを見たが、今日はお休みのようだ。お医者さんは忙しい。
定刻に村上先生の紹介があり、I先生の指導で軽く発声。それから練習開始だが、前半のvor Gott!まで歌ったところで、癖というか問題点は捕まえられたようだ。そこからの指摘は、細かい。主にドイツ語の発声だが、開いたnと閉じたnの違い、Alleなど延ばすときには子音で引っ張ること、さらに目新しいというか3年間で初めてだが、「ケルビム」のCherubはイタリア語(ラテン語?)読みの「ケールップ」ではなく、ドイツ語読みの「ヒェールップ」で歌うよう指示がある。
音楽の流れではともかくレガート、休憩時間のトイレでの雑談では「去年悪い癖が付いたからなあ」という話になる。その他、男声合唱(Laufet,)のところでは、付点と八分休符の違いをはっきりさせること。確かにLaufet,Bru¨der,の最初のLaufetは休符(切って歌う)でBru¨derは付点(続けて歌う)だ。さらにボリュームが足りないと思われたところでは、「ここはテノールもベースと一緒に入ってください。」楽譜に書き込むのが大変である。
その他、「木管を聞かない」「木管に合わせない」という指示もあった。650小節のU¨ber Sternen muss er wohnen.のところは木管は3連符で歌は付点なのだ。この付点と3連符の違い、大学1年の合宿の時にコーリューブンゲンでたたき込まれた。付点は3:1に、3連符だったら2:1になるのだ。また734小節のAhnest duは木管を聞いていたら遅れるそうだ。
その他細かいクレッシェンドデクレッシェンド(ふくらませる)、マルカートなどの指示が盛りだくさん。これは、今月末の東京行きでは、久しぶりに楽譜首っ引きでCDを聞くことになるだろう。2週間後までに、頭にたたき込んでおかなければいけない。今日休んだ人たちは、大変だ。
村上先生、ずいぶん合唱の指導になれているな、と思ったら、サイモンラトル指揮での第九の合唱指揮をやったことがあり、さらには水戸室内での小沢征爾指揮の第九の合唱指揮もやっている。大学でも教えていて、合唱指導はお手の物なのだ。今年は合唱指揮者を置かないわけがわかった。
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