NHK大河ドラマ「いだてん」
2019年1月7日
NHKの今年の大河ドラマの主人公の一人は金栗四三氏ですが、読みは「かなくりしそう」です。小生も熊本ですが、てっきり「かなぐりしぞう」だと思っていました。いや、熊本弁の自然な発音だったら、「かなぐりしぞう」なんです。一般に東日本が濁って西日本が濁らないと言われていますが、熊本に関して言うと、地名と人名は発音が違うんです。
例えば平原、平原綾香のせいで「ひらはら」という発音が一般的になりましたが、熊本では、これが人名だと「ひらはら」ですが、地名だと「ひらばる」です。他にも、地名は田原坂「たばるざか」で、人名だと田原さん「たはらさん」です。
これから先は想像なのですが、昔律令制度ができた頃、肥後では地名も人名も「たばる」と読んでいたのが、都から役人が来たら京風の発音で名前を呼ぶので、人名だけは都風に「たはら」と読むようになった、というものです。「原」だけではなく、他も清音が都風ですね。高校の頃、小生は熊本のなかでも市内でなく田舎者だったので、桑原さんを「くわばらさん」と呼んで怒られていました。なお宮﨑(日向)は京風に合わせなかったのか、地名も人名も「ばる」です。そうですよね、東国原さん。
大河ドラマが始まる前に「見所紹介」みたいな番組がありましたが、そこで「金栗足袋」なるものが紹介されていました。足袋の裏にゴム底を付けたもので、言わば地下足袋のランニングシューズ版です。これは明治か大正になった頃の話ですが、小生が小学生の頃(昭和30年代初期)は、運動会で走るときは「裸足足袋」なるものを履いていました。足袋の底がキャンバス地みたいなものになっており、こはぜ止めではなくゴムだったように思います。この裸足足袋、絶滅種かと思っていたら、お祭り用に今でも売っているんですね。おそらくこれは、「金栗足袋」の前の手作りの厚底足袋(これでオリンピックで走った)の直系の流れを汲むものですね。
大河ドラマ「いだてん」の初回は、昭和34年(1959年)から始まっていますが、まちを走る車はその当時のものをよく集めてきています。トヨタ(当時はトヨペット)のクラウン、マツダのオート3輪など。ただし出てくる東京都電はいけません。ダブルポールの単車など、明治のものです。東京都電は現在も存続しているので、ちょっと調べれば昭和34年頃の車両はすぐに出てきて、各地に保存してある車体から合成映像は作れたはずです。NHKにしては珍しい怠慢ですね。
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特集番組というやつだけ観ました。小生もおなじこと思いました。いったいいつ?????ドラマで心臓OPのあとめざめたとき点滴1と酸素だけとか、ありえなさすぎると興ざめします。
投稿: ひでほ | 2019/01/07 22:30
ひでほさん、ありがとうございます。
ネットで見たら、昭和34年はまだ高速道路の工事は始まっていなかった、というのが多数ありました。小生は東京のその頃の状態は全く知りませんが、リアルタイムで覚えている方は、「中学○年の時から工事が始まった」と正確に覚えていますから、1,2年の差でも厳しいです。
現代に近い時代の時代考証は相当しっかりしないといけないのですが、NHKのスタッフが若返ったのか、今回はずさんです。
投稿: 南海 凡吉 | 2019/01/07 22:58