日本の心で読み解く百人一首
2016年6月4日
大学時代の仲間が、彼の小学校の同級生から「面白いから読んでみろ」と言われ、そのまた孫紹介されたものです。和歌は文字通りではなく、その奥に隠された意味を読み取れ、ということで、恋歌が実は忠君を誓う歌だったり、はたまた仕事の決意を述べる歌だったり。意外性は確かに面白いです。
確かに、藤原定家が過去の歌から別の意味を見いだし(あるいはこじつけ)それを全体として平安の王朝文化をたたえる(あるいは、懐かしむ)叙情詩に仕立てた可能性は、否定しません。ただ現在でも教科書に作品を採用された作家が、「作者の意図を延べよ」の設問の解説に、「こんなこと、考えてもみなかった。」と言っているように、作者の意図とは別のとらえ方をしていると思います。作品はできたとたんに作者の手を離れて一人歩きを始める、と言ってしまえばそれまでですが。
しかしこの作者の小名木善行氏の解説、理想を史実と言いくるめる、皇国史観のアジテーターですね。もし自分の言ったことを本当に信じているのなら、とんだ妄想狂です。この本、図書館から借りてきました。さっさと返そ。
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