MAROワールド
2014年9月13日
昨日、多摩の田舎から銀座のど真ん中に行ってきました。王子ホールは、初めてです。王子製紙(現、王子ホールディングス)の本社ビルの中にあります。入ったところで、「2階です。エレベータでどうぞ。」と言われたのですが、2階だからいいやと思って階段を上がりました。ところが実質3階分くらい階段を上がりました。う~~ん、心臓に良くない。
入って席を確認し、会場内は暗かったのでロビーのベンチでプログラムを読んでいました。見渡すと、平均年齢が高い。N響の定期でも平均年齢が高いと思いますが、今日はそれ以上です。どう見ても、小生より10歳は先輩の方だらけです。常連さんが多いようで、あちこちで挨拶する声が聞こえます。聞くとはなしに話を聞くと、「さすがに3日連続は疲れるわね。」とか「明日はオペラシティ。」とか、ほとんど毎日コンサートに通っていらっしゃるようです。クラシック音楽はこういうコアなファンが支えているのだとしたら、10年後はどうなるのだろう。
さて、今日はクラリネット五重奏の2本立て。前半はモーツァルトで後半はブラームス。それをN響の2人の首席奏者が吹くという、聞き比べ。こういう小さなホールにはあまり行かない小生が出かけてきたのは、この2人の演奏を聴いてみたかったからです。
1曲目のモーツアルトのおなじみのイ長調の五重奏曲は、伊藤さん。しかしこの1曲では終わらず、アンコール代わりにモーツアルトの「クラリネットと弦楽のためのアレグロ、変ロ長調」が演奏されました。この曲は、断片として残っていた「クラリネット五重奏曲変ロ長調」を補作してまとめられたものだそうです。聞いたのは、初めてです。解説したのは、伊藤さんでした。伊藤さんは、「A-Dur、B-Dur]と言っていました。なおオーケストラで使われるクラリネットは普通A管ですが、この時B管が使われたかどうかは、わかりません。
休息時にヨックモックのケーキが出て、後半はブラームス、クラリネットは松本さんです。ブラームスのクラリネット五重奏曲(ロ短調)は初めて聞きましたが、当の松本さんも、学生時代(パリ国立高等音楽院)から練習はしていたものの、演奏会で披露するのは初めてだそうです。モーツアルトと比べると、すごくドラマチックですね。
このドラマチックに反応したのか、心臓が心房細動を起こし始めました。「どきどき」位なら良いのですが、心房細動まで起こされるのは、まずいです。しかし最近は心房細動を起こしても不快感はあまりなく、特にこうして座っているときはそのまま流せますので、影響はほとんどありません。
アンコールは、シューマンのピアノ曲「夕べの歌」をブゾーニがクラリネット五重奏に編曲したという珍しい曲でした。
この2人のクラリネットの聞き比べ、松本さんの方が朗々と歌い上げるように聞けましたが、曲の性格がこれだけ違っていると、わかりません。ところが、今度は同じメンバーでクラリネット奏者だけを反対にして、もう一度やる計画が進行しているようです。これは面白いですが、ただでさえ切符の取りにくいMAROワールド、行けるかな。
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