おまけ付き岡山行き(2)
2011年9月23日(金)(つづき)
腹ごしらえができたところで、あおなみ線へ。あおなみ線は元々JRの貨物線であるため、あおなみ線のホームはJR名古屋駅の構内にある。しかしトイカは使えない、ということは、スイカも使えない。設備投資額が大きいのは判るが、名古屋近郊はJR東海の系列第3セクターが多いのに、トイカが使える私鉄が皆無というのは、どういうわけだろう。
あおなみ線は新しいだけあって、ホームドア完備である。これは写真を撮る方にとっては、非常にまずい状態だ。車両は小田急3000系に似たような顔の20m3ドア車、ただし運転席はほぼ中央である。
先頭車に乗り込み、発車。貨物線だけあって、側線には空コキが止まっている。南荒子あたりがちょうどヤードになるのだろうか。終点の金城ふ頭に近くなると海が見え、その向こうに高炉が見える。北九州育ちには、懐かしい光景だ。金城ふ頭の駅は天井まであるフルサイズのホームドア、これでは電車の写真は撮れない。途中の駅はホームドアもハーフサイズなので、対向式ホームの駅で撮るしか無かろう。
金城ふ頭駅の回りは、何もない。その先にリニア・鉄道館がある。せめてアーケードくらいほしいところだ。リニア・鉄道館の入場券購入にはスイカが使えた。中に入る。まず出迎えてくれるのがC6217、蒸気機関車の日本最高速度129km/hを出した機関車である。
これが狭軌の「公式」世界記録になっているのだが、南アフリカの急行列車は常時112km/hで走行していたし、16Eの動輪径はC62より大きい。ニュージーランドのKa型やインドネシアのC53も、120km/hの走行は珍しくなかった(参考文献、斎藤晃著「蒸気機関車200年史」NTT出版)。単にタイムトライアルをやったC62が世界記録になっただけである。といっても、堂々たる日本記録であることは、間違いない。
その隣は300Xを挟んでリニアモーターカー、というより磁気浮上鉄道(マグ、レブとも言う)のMLX01。リニア・鉄道館というものの、リニアの展示はこれだけである。なおリニアモーターカーと言うと磁気浮上に限らず大江戸線も入るので、リニア・鉄道館という言い方は、ちょっと疑問である。
ここの呼び物は、シミュレーターである。元々やる気はなかったのだが、新幹線運転、在来線運転、車掌、の3つ有り、それぞれ抽選券を申し込んでの抽選である。小生が入ったときも、当選者の番号(入場券の番号)が表示されていた。先着順の大宮の鉄道博物館よりいろんな人にあたる可能性があるが、確実性はない。なお料金は在来線運転だけ100円(何で?)、あとは500円である。
車両展示は広い体育館に車両を持ってきて並べたような感じで、順路はないも同然である。その代わり、どこを回っても平気だ。新幹線の100系は、車内も展示対象になっている。食堂車の168の車内も見られる。100系が登場したのはちょうどバブルの頃で、豪華さが売りだった。
ちょうど新神戸まで行くことが多かった時期で、天井までかかる大窓の食堂車でも食事をしたし、1階と言っても一段下がっているから地下の雰囲気で、デパ地下のような感じだった売店では、「こんなものも売っている」と感激したものだった。そういう意味では、最近の新幹線は味気ない。
奥に展示してある車両は前面だけで横にも行けないのだが、室内灯を点灯し貫通扉を開放してあるので、車内の様子を見ることができる。オハ35など懐かしい車内もあり、やはりここは車内も展示コースに入れるべきだろう。
展示車両をじっくり見ていると飽きないが、全体的には「これだけ?」という感じがする。大宮のような別室の展示がないせいだろう。意外と短時間で引き上げた。
(つづく)
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