2020/02/24

高松で瀬戸フィル

2020年2月24日

昨日(23日)、高松まで瀬戸フィルを聞きに行ってきました。珍しくカミさんと一緒です。思いの外みどりの窓口が混んでいなく、すんなり切符が買えたので、予定の1本前のマリンライナーで高松へ。マリンライナーに乗るのも、久しぶりです。少し風があったのですが、強風と言うほどではなく、特に運行規制はかかっていません。余談ですが、連絡船から橋に変わって、悪天候による運休はかえって増えたみたいですね。またフェリーは最近まで運航していて廃止されましたが、フェリーは国道の一般道扱いだったのが橋は高速道路に変わり、高速道路を走れない車、例えば原付や特殊車両などのの通行手段がなくなってしまいました。閑話休題、今日(23日)は天気が良く、瀬戸大橋からの眺めは最高です。

高松に着いて、サンポートを少し眺めて、歩いて会場のレクザムホール(香川県県民ホール)へ。演奏会は、ここの小ホール(収容807名)です。岡山と高松を比べた場合、音楽、特にクラシック音楽は高松の方が盛んなようです。4年に1回開かれる高松ピアノコンクールは、世界的にも名前を知られてきましたね。瀬戸フィルも、創立は岡山フィルより遅いのですが、岡山フィルより先に日本オーケストラ連盟に準会員として加盟しています。岡山は、高校の時の選択芸術科目で言うと、盛んな順は書道→美術→音楽で、その音楽もじっくり聞くより踊る方が盛んなようです。やはり「うらじゃ」の国。

今日の曲目は、宮田大さんのソロで、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。それにブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。指揮は三ツ橋敬子さん。カミさんが一緒に来たのは、宮田大君と、三ツ橋後輩との、両方です。入場したら、ヴィオラとコントラバスという珍しい組み合わせでのロビーコンサート、ディッタース・ドルフのヴィオラとコントラバスのためのソナタ変ホ長調、という曲でした。

今日の瀬戸フィルは、10-9-7-7-4という配置、木管は2管です。メンバー表を見たら、岡フィルから何人かの人が助っ人に来ていました。コンマスは大饗首席ソロ・コンサートマスターの森下幸路さん。曲目はブルックナーにしては楽器の数が少ない方ですが、それでもトランペットが4本になるので、800人級のホールでは舞台が窮屈そうでした。この会場では、マーラーは無理でしょう。

演奏前に指揮者の三ツ橋さんのプレトークがあります。三ツ橋さんは2016年から子供達のために「三ツ橋敬子の夏休みオーケストラ」を神奈川で行っているそうで、そのためか語りはわかりやすく、話はうまいです。彼女によると、ブルックナーはあまり演奏されない、理由は、長い。確かにそうです。そしてどれを聞いても同じような「ブルックナー」に聞こえてしまうのですが、メロディーの変化ではなく、ハーモニーの変化、音色の変化を楽しんで欲しい、ということでした。

演奏開始。大君のチェロは、素晴らしいです。瀬戸フィルの演奏も、木管の音がちょっと浮いているような気がしますが、きれいです。コントラバスがちょっと弱いのは、席(2階右端)のせいでしょうか。三ツ橋さんの指揮は切れ味が良く、オケの演奏もメリハリがはっきりしています。大君はアンコールに、「鳥の歌」を弾いてくれました。

メインのブルックナー、三ツ橋さんの指揮は、きびきびしていて見ていて気持ちが良いです。オケの方も、アインザッツはきれいに揃っていますね。金管が大音響なので、ぴたっと無音に、これがきれいにぴたっと決まりますが、無音になったときの対比が素晴らしいです。全体で2時間を軽くオーバーしましたが、アンコールにドヴォルザークのスラブ舞曲第2番がありました。三ツ橋さん、もう1回岡フィルの第九を振ってくれないかな。

瀬戸フィルの定期は半年に1回のようで、次は8月30日のオペラ・ガラなんですが、何とその合唱団員を募集していました。曲は「椿姫」より乾杯の歌、「アイーダ」より凱旋行進曲、「ナブッコ」より行け我が思いよ、「タンホイザー」より歌の殿堂をたたえよう、「トゥーランドット」より誰も寝てはならぬ、「蝶々夫人」よりハミングコーラス、等々。条件は6月からの11回の練習のうち7回以上出席すること、8月27日から30日までの4日間は、ゲネプロを含めて全部参加すること。う~~ん、歌いたい曲は多いし、交通費は往復3000円だけど可能ではあるし。と触手は動くのですが、実際にはこれらの歌はすごく難しく、乾杯の歌の最高音はBなど音は高く、ど素人は7回の練習くらいでは無理でしょう。

2020/02/16

大阪でヤマハ吹奏楽団

2020年2月16日

大阪のザ・シンフォニーホールへ、ヤマハ吹奏楽団の創立60周年記念特別演奏会を聞きに行ってきました。この時期に大阪に行くのはちょっとなんなのですが、なあ関東に行くより良いでしょう。「さくら」で新大阪へ。隣はアメリカ人らしき女性。ジャパンレイルパスの関係で、「さくら」は欧米人の利用が多いです。

ヤマハ吹奏楽団は職場の団体ですから、皆さんヤマハでの仕事を持っています。メンバー表にやっている仕事が書いてあるのが面白いのですが、ほとんどすべての方が楽器作りに携わっていますね。また使用楽器の型番が書いてあるのも、さすがヤマハです。

プログラム前半は、田中賢「メトセラⅡ~打楽器群と吹奏楽のために」、狭間美帆「Planned Work」、A.メンケン/編曲三浦秀秋「「アラジン」シンフォニック・メドレー、天野正道「ファインディング・お江戸日本橋」。休息後の後半は、P.A.グレンジャー「デリー地方のアイルランド民謡」(ロンドンデリーの歌)、長世淳「交響曲第3番「四季連禱」」。指揮はサクソフォン奏者の須川展也さん。前半は須川さんがマイクを持ち、解説しながらの展開です。なお、「ファインディング。お江戸日本橋」は須川さんのサクソフォン・ソロが入った、吹き振りでした。後半は解説無し、指揮者は曲ごとに引っ込む、クラシックコンサートのスタイルでした。

1曲目で、度肝を抜かれました。ヤマハ吹奏楽団はうまいだろうと思っていましたが、迫力も違います。打楽器のピッチが揃うと、あそこまで迫力が出るか。演奏は、音がきれいですね。それに、ダイナミックレンジが広いです。先日NHKで指揮者のブロムシュテットさんが、「100人いるオーケストラでは、ffよりppの方が難しいのだ。」と言われていたことを思い出しました。

演奏は素晴らしかったのですが、曲は現代曲が多く、小生の好みからはちょっと外れました。なおアンコールは、須川さんのソロでシーガルのサキソフォン協奏曲「バーズ」より、それにリードの吹奏楽のための第一組曲より「ギャロップ」の2曲をサービスしてくれました。

ほとんどのパートに複数人の奏者がいて、人数の多いパートは交代で出演しているのに対し、たった一人で最初から最後までがんばっていたコントラバスさんに拍手。

2020/02/14

musescoreとボーカロイド

2020年2月14日

小生は時々musescoreという譜面作成ソフトで譜面を入力し、それを再生して遊んでいますが、この再生に声、すなわちボーカロイドが使えないかと思い、調べてみました。なお本来はヴォーカロイドではないかと思うのですが、検索しても、またATOKもボーカロイドでしか出てこないので、ボーカロイドと書きます。

ボーカロイドは初音ミクが有名ですが、その他でもソフトが販売されています。YAMAHAのものはいろいろできるみたいですね。とりあえずただでできるのはないかと思ったら、名古屋工大が開発しているSinsyというソフト(サイト)がありました。XMLファイルで譜面を入力すれば、WAVファイルで音声を返してくれます。musescoreで作ったXMLファイルでもOKで、単純な楽譜だと、変換時間は10秒くらいですね。

伴奏付きの譜面を入れても歌部分しか変換しないので、伴奏をどうするかを考えました。XP時代に音楽が加工できるソフトを持っていたのですが、大昔です。これも調べたら、SoundEngineというフリーソフトがありました。これでWAVファイルを合成すれば、理論的にはできるはずです。

ということで、まず声の二重唱部分を合成しました。これはOKです。次にピアノ伴奏部分はmusescoreから直接WAVファイルを作り、これに重ね合わせてみました。ところが、合いません。音声合成するときに、速度が遅くなっているんですね。それも一様ではなく、所々が間延びしています。結局ピアノを速度記号で調整し、声は細切れで貼り付けました。何とか合ったものの、微妙にずれています。カラオケで歌ってずれている感じですね。あまり他人には披露できない出来でした。

これはひょっとすると、試した曲のテンポが速過ぎたのかもしれません。今度はゆっくりとした曲でやってみます。

2020/01/26

二日連続のコンサート

2020年1月26日

 

土日連続でコンサートに行ってきました。まず25日(土)は、佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団(以下PAC)を聞きに、三原のポポロへ。行きは新幹線を使いましたが、ちょうど来たのがハローキティー。7号車だったのでキティーだらけではありませんでしたが、それでも所々のカーテンはこういう具合です。2号車はもっとキティーだらけのはずです。20012503a

 

三原は、新幹線のホームが直線で16両編成がきれいに撮れるので、500系の最後の頃500系「のぞみ」を撮りに途中下車したことがあります。と言ってもホームだけで、外に出たのは今回が初めてです。三原駅のすぐ裏手が三原城址、と言うより、山陽鉄道の三原駅は、三原城址に造ったんですね。天守台あとまで登ってきました。まだ時間があったので、三原港へ。徒歩5分くらいですが、三原の街はタコだらけです。そのうち、タコを食べに来よう。

 

1時間に1本のバスで、ポポロへ。歩いても歩けない距離ではないですが、あまり歩きたいような道ではないです。三原市芸術文化センター(これが正式名称)ポポロは、1200名収容のホールです。木を多用し、いかにも音が響きそうなホールです。佐渡さんもプレトークで、11年前に来たけど、ずいぶん音が響くホールだったという印象がある、と言っていました。曲目は、オールベートーベンで、序曲「コラリオン」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、交響曲第3番「英雄」。ピアノはブルガリア出身のエフゲニ・ボジャノフ氏。

 

PACは14-7型、若々しく迫力があり、切れの良い演奏です。ただ弦や金管と比べ、木管がちょっと弱い感じがしました。オーボエのソロは良かったですが。ボジャノフ氏も切れの良い演奏でした。佐渡さんの指揮が、変わりましたね。PAC向けだけかもしれませんが、以前(十数年前)見たときは第1楽章や第3楽章のようなリズミカルなところは指揮棒を持って縦振り、ゆっくりしたところは指揮棒を持たずに横振りだったのですが、この日は全部指揮棒を持たずに振っていました。横重視だったようです。アンコールに、ベートーベン交響曲第7番の第4楽章の後半部分、「のだめ」ですね。

 

ピアノのアンコールがあったのですが、終演後シャトルバスに乗るためにダッシュをしたので、曲名を確認し損ないました。それでも1台目のバスに乗れずに2台目でした。帰りはちょうど良い新幹線がなく各停で帰りましたが、コイルバネの115系に乗り通すのもいやになり、福山でサンライナーの117系(空気バネ)に乗り換えました。

 

苦言を一つ。隣の席のお嬢さん(中学生くらい)が、小生の方に足を向けて足を組んでいました。ズボンに当たるほどは接近していなかったので被害はありませんでしたが、落ち着きません。それと隣の男の子(小学校高学年くらい)、座席が揺れるほどはねていたのでにらみつけたらちょうど目が合い、そこでおとなしくなりました。親御さんが付いているのだから、二人とも注意すべきです。

 

そして今日(26日)は、岡フィルのニューイヤーコンサートに行ってきました。曲目は、ロッシーニ歌劇「絹のはしご」序曲、パガニーニヴァイオリン協奏曲第1番、そしてロッシーニ歌劇「セヴィリアの理髪師」ハイライト。指揮はシェレンベルガー氏、ヴァイオリンソロは、若手の福田廉之介さんです。福田さんはうまいですね。アンコールもパガニーニを聞かせてくれましたが、これが絶品でした。

 

事件というか、高畑コンマスが1曲目だけで早退されました。1曲目が終わって立ち上がるあたりから具合が悪そうだったのですが、ダウンされたようです。ひょっとしたら、インフルエンザですね。2曲目からは、近藤浩子コンミスが見事に務められました。なおオーケストラの面々(首席奏者)では、ヴィオラの七澤さんとホルンの梅島さんがお休みでした。

 

セヴィリアの理髪師は、柾木和敬さんの司会で演奏会形式ですが、皆さん衣装を着て演技もしながらです。配役は、アルマヴィーヴァ伯爵/松本敏雄、バルトロ/柴山昌宣、ロジーナ/柳くるみ、フィガロ/山岸玲音、ドン・バジリオ/片桐直樹、ベルタ/畑山かおり、という方々です。松本さんはカツラをとっかえひっかえ、すごく若々しく見えました(笑)。しかし良い声です。

 

休憩を入れて2時間40分の長丁場でしたが、十分に楽しめました。

画像が抜けていました。追加しました。

2020/01/22

箏と弦楽四重奏のコラボ

2020年1月22日

Jホールに、箏と弦楽四重奏のコラボレーションを聞きに行ってきました。演奏者は、箏曲家の砂崎知子さん。東京芸大卒ですが、岡山県の出身です。弦楽四重奏は、Vn1:高畑荘平、Vn2:長坂巧己、Va:田中郁也、Vc:佐藤陽一という、高畑コンマス率いる岡フィルのメンバーです。

曲目は、ヴィバルディ「四季」から「春」。バッハ管弦楽組曲第2番からロンド、ポロネーズ、メヌエット、ヴァディネリ。以上が箏+弦四。箏+Vn(高畑氏)で宮城道雄「春の海」。箏+十七弦で宮城道雄「瀬音」。十七弦の助演は、木村倫子さん。最後は箏独奏で、沢井忠夫「楽」でした。

箏と西洋楽器との組み合わせですが、小生は久本玄智氏の曲で、十代の頃から何回か聞いたことがあります。逆にそれを最後に、あまり聞いていないです。砂崎氏は生田流ですが、宮城道雄の曲で原曲が洋楽器との組み合わせというのは、聞いたことがないですね。それでどうしてもクラシックの箏曲編曲版になってしまうんでしょうね。

その箏+弦楽四重奏ですが、う~~ん、どうしても箏の音量が足りないですね。西洋楽器の方は、管楽器も含めてバロック以降のホール演奏のために楽器の大改良が行われ、音量が大きくなっています。ヴァイオリンだと、コマが高くなり、弦はスチール入りに変わる、などの変更が行われています。そのため無くしたものもまた多いようで、古楽器による演奏なども行われていますが。和楽器はホールでの演奏のために改良は行われておらず、せいぜい弦が絹からナイロン(テトロン)になった、立奏台が普及した、位のものです。洋楽器4面対箏1面では、ちょっと厳しかったです。

逆にヴァイオリン1面対箏1面の「春の海」、これは素晴らしかったです。

箏+十七弦の「瀬音」。十七弦を含めた多弦箏の演奏は、今まで小生がテレビで聞いたものは皆グリッサンドを多用したりたたいたり、はたまた変なところを弾いたりとトリッキーな演奏ばかりで、多弦箏の存在価値を疑っていました。しかし「瀬音」は、やっとまともな十七弦の演奏を聞けた感じでした。なお「瀬音」には、本来の(日本古来の)曲にはない三連符が使われています。箏曲に三連符を取り入れたのは久本玄智(敬称略)が最初だと思っていたのですが、作曲年代から見て、宮城道雄の方が先のようですね。

いろいろ考えることが多かった演奏会でしたが、楽しめました。

2019/12/18

「セビリアの理髪師」レクチャーコンサート

2019年12月18日

岡山シンフォニーホールのイベントホールに、歌劇「セビリアの理髪師」のレクチャーコンサートを聞きに行ってきました。来年1月26日の岡フィルのニューイヤーコンサートで「セビリアの理髪師」ハイライトを演奏するため、そのレクチャーです。ニューイヤーコンサートの前売り券を持っていると、ただで聞けます。昼夜の2回で、昼はJホールでした。同じ前売り券で2回聞くこともOKで、昼の部にはカミさんが行っています。

演奏は、岡フィル室内アンサンブル。岡フィルメンバーによる弦楽五重奏に、能登泰輝氏のピアノが入ります。

曲目は、まずモーツアルトの「フィガロの結婚」序曲、それから「セビリアの理髪師」に移って、序曲、2曲目の「私は町の何でも屋」(フィガロ)、3曲目の「私の名前を知りたければ」(伯爵)、5曲目「今の歌声は」(ロジーナ)、7曲目「それじゃ私だわ、嘘じゃないわね」(フィガロ+ロジーナ)、16曲目「あぁ思いがけないこの喜び」(3人)、19曲目「この素晴らしく幸せな結びつきを」(3人)。出演は、伯爵が松本敏雄氏、フィガロ山岸玲音氏、ロジーナ柳くるみ氏。当然、ニューイヤーコンサートでの配役と同じです。ナビゲーターは、柾木和敬氏でした。

会場に入ったらおなじみの(第九メンバーの)Sさんがいたのでその隣へ、最前列です。おかげですごく迫力がありました。テノールの松本さん、良い声ですねえ。昔ベースだったとは思えないです。

約1時間強ですが、十分に楽しめました。ニューイヤーコンサートが楽しみです。

2019/12/10

第九のブルーレイ

2019年12月10日

先日の第九を収録したブルーレイが送られてきました。最初の年はDVDを頼んだのですが、どうも音が悪かったので、2年目からブルーレイにしています。

さてこのブルーレイですが、演奏開始前の、村上先生のレクチャーというか、「歓喜の歌」の練習からしっかり記録されています。従ってピアノのTさんもばっちりアップ。今度会ったら、教えてあげよう。

演奏のカメラワークは、スコアを見ながらカメラを切り替えているNHKには及びも付かないですが、ソロ楽器をアップするなど、そこそこがんばっています。アップの度合いも、すごいですね。余談ですが今年は公式写真もアップの度合いが大きく、テノールで頼んだのにテノールの端が欠けています。小生は中央だったのでしっかり写っていますが。

オーケストラの音はすごく良いですが、マイクの位置がチェロに近いようで、チェロの音を良く拾っていますね。逆にティンパニの音は、少し小さくなっています。1階前列の右側で聞いているような感じです。合唱が入ったら、テノールは良く聞こえますが、全体のボリュームは少し小さいような気がしました。

そこで今度は、画面を見ないで音だけ聞いてみました。どうもマイクの位置がテノールのある特定の人に近く、テノールの後にソプラノがいるような感じです。このテノールの特定の人(あるいは複数)、Aまでしっかり出ているので、テノールは良く聞こえます。M先生の声ではないです。ただ合唱としては、Laufetからの男声合唱のマーチは、音量が足りないように感じました。ここは合唱は遠くで歌っている想定と聞いたこともあり、そうするとちょうど良いですが。

同じ男声合唱でも、「歓喜の歌」のあとの部分は、しっかり出ていました。しかし最後のプレステイッシモのところ、ここは合唱はオケに完全に負けていましたね。

ブルーレイの音源は数本(見ただけで8本)のマイクで録音しているので、音量バランスは調整でどうにでもなります。実際に会場で聞いた感じでは、どうだったのでしょうか。実際に2階で聞いてみたいところですが、こればかりはできません。

2019/12/01

岡フィル第九演奏会、無事終了

2019年12月1日(日)

 

岡フィルの第九演奏会は、無事終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

 

さて、当日は、、。
今日はゲネプロと本番が連続するので、朝9時に家を出る。遠回りだが自宅近くのコンビニに寄り、昼食を仕入れる。サンドイッチとおにぎり1個、軽く食べるくらいでちょうど良い。今年は、心臓の薬は飲んでいるが抗生剤を飲んでいるわけではないので、体調は良い方だろう。とは言え一応病み上がりなので、バスとトラムを乗り継ぎ、シンフォニーホールの前まで電車に乗っていく。

 

シンフォニーホールに着いて控室に入り、今日のプログラムをもらう。村上先生が第九について書いてあるが、キーワードは「歓喜」(Freude)と「兄弟」(Bru¨der)である。たわいのないおしゃべりをして時間が来たので、イベントホールに移動し発声練習。それから一通りさらう。ともかく、子音を早く。

 

入場の練習を兼ねて本番通りの隊列で舞台袖へ。小生は列の切れ目になり、待機列では先頭になる。舞台ではゲネプロの真っ最中。3楽章のホルンソロでホルンが音を外し、マネージャーが「おいおい。」という顔になる。なに、本番でばっちりできれば良いのだ。3楽章が終わってオケは休憩、半数くらいの人が出てくる。高畑コンマスは出てきたところで店開き、もぐもぐタイムのようだ。舞台から外へ出る人が途切れてところで、入場。今年も段差が低い。これは体重を後ろにかけて待つと腰が痛くなるので、見栄えは良くないが、少し前屈みで座っていなければならない。しかしど真ん中は、照明がまぶしい。

 

4楽章のゲネプロは順調に進む。指摘は、オケに対するものが多い。アンコールの練習もして、予定より早く終わった。

 

控室に戻って昼食、お腹がごろごろ言っているので、念のために胃腸薬を飲んでおく。こういう薬類も常に携帯しているので、小生の鞄は重い。会長さんと雑談しながら待つ。会長さんは84歳、お元気だ。大学を聞かれてK大と答えると「ワグネル?」と聞かれる。さすが、ワグネルソサイティーをご存じだった。小生はあまり真面目に活動はしていなかったので、ワグネル出身を名乗るのはおこがましいのだが、レコーディングには参加したので、まあ名乗っても良いだろう。モニターからは、会場の「歓喜の歌」の伴奏をさらうTさんのピアノが聞こえる。

 

時間になりイベントホールへ移動し、最後の発声。簡単に終わる。今日はロビーコンサートもあり、時間が空いたので、Sさんが「覗いてみようよ」と言い出す。ロビーと行っても「改札内」だから、入場券がないと入れないと指摘する。残念でした。しかしこういう馬鹿話をやっていると、お腹の調子も良くなってくる。最後のトイレに行き、また隊列を組んで移動。舞台袖に着いたら、まだなにも始まっていない。村上先生のレクチャーは開演時間前ではなく、開演後だった。定刻、村上先生が舞台に登場し、解説と「歓喜の歌」の練習。都合4回で、ピアノ伴奏は最初の3回は歌詞の音階をなぞって弾くが、最後はオーケストラバージョン。Tさん、うまい。戻ってきたピアノにベーゼンドルファーのカバーが掛けられたので、あとで聞いてみたらカワイで、しかも音程が狂っていたそうだ。

 

入場し整列、本番である。今回は体力的に最後まで続けられる自信がなかったが、とうとう練習は皆勤でここまで来た。着席し、オケが入場しチューニング。村上マエストロの入場は起立して迎える。演奏開始。おー、ティンパニがすごい。顔で音圧というか音を感じる。今日のティンパニは、安江佐和子さん。フリーだが、サイトウキネンオーケストラに所属しているそうだ。弦は良い音が、自分の場所のせいか、第1ヴァイオリンの後あたりから聞こえる。クラリネットの西崎さん、うまい。2019002a

 

第2楽章が終わったところで、ソリストと後半だけの奏者が入場。ソプラノの田井さんは、すごく華やかだ。第3楽章のホルンソロ、本番はばっちり決まる。さすが梅島さん。小生は第3楽章の途中から準備運動と言うか、舌や唇を動かし始める。第4楽章、今までにこやかだったマエストロの顔が一変厳しくなる。コントラバスは良い音だ。小生は肩を動かす。

 

バリトンの長冨さんが立ち上がるのに合わせて合唱団も起立。最初のFreudeはうまく響いた。このあたりからマエストロは実ににこやかだ。「さあ、みんな、歓喜だ!兄弟になろう!」というところか。合唱団は指揮者の顔にも反応するので、いい顔だと思う。合唱は、良い感じだ。vor Gottの2回目のAの和音がきれいだ。最後のFのvor Gottのフェルマータを伸ばし、バンと切ったらぼわんと帰ってきて、一瞬の静寂。良いなあ。

 

この後は、小生は例によって男声合唱重視で、ソプラノが入るところはソプラノにまかせてサボりを決め込む。おかげで男声だけのVaterのFはしっかり出て、ドッペルフーガもいつもより出た。後半、ソリストの4重唱が実にきれいだ。合唱団の楽譜はカワイだが、ソリストが使っているのはベーレンライターのようだ。最後のプレスティッシモ、いつもより声が良く出る。最後のFreude Sch¨nerを思いっきり出し、ゴール。指揮者を一生懸命に見ていると、小生は片目で両眼視差立体視ができないため、指揮者が後ろの観客に溶け込んでしまう。こうなるとバランスを崩す危険があるので、時々頭の位置を変えて運動視差立体視で指揮者を浮かび上がらせる。無事終了。アンコールの「歓喜の歌」は、久しぶりに思いっきり歌った。

 

打ち上げ会は、地元の指導者や今日のピアニストのTさんも出席し、和やか。ソリストの方が、「歌っていてこんな楽しい第九は初めてだ」と言われていた。確かに歌っていて、楽しかった。あとでカミさんに聞いたら、「聞いていて、気持ちの良い第九」だったそうだ。会場の評価は、どうだったろう。

2019/11/30

3回目の第九合唱練習記(15)

2019年11月30日(土)

 

今朝の地元紙、山陽新聞に、岡山県内各地の第九の紹介が載っていた。写真入りで、写真は先日撮影に来ていた我らの写真である。残念ながら、ピアニストのTさんは写っていない(笑)。コピーして持って行ったら、事務局もコピーしていた。

 

2019001b

練習開始前に、皆勤賞の表彰。小生も今年は皆勤だった。新人の時が皆勤で、去年は写真展と練習日がぶつかったのでその分が休み。今年は見事にずれて皆勤になった。なお小生と同期のベースのSiさん、新人の時から3年連続皆勤である。
 今日は、オケ合わせである。そのため、いつもの練習会場に椅子がない。平土間で男声を前にすると、後の女声は全く指揮が見えないため、今日は男声が後。その体勢で発声練習と、昨日のおさらいをやる。ともかく、ドイツ語の子音。

 

そして大ホールに移動し、自分の位置確認と出入りの練習。一昨年は左より(客席から見たら右より)で昨年はほぼ中央になったと思っていたら、今年は本当にど真ん中である。一応ひな壇には、センターマークが付けてある。そのひな壇、去年と同じで低い。これは立つときに大変だと思っていたら、今年は去年ホリヤンが引っかき回して揃わなくなったので、揃えることを優先して3拍子で立つことになった。まあ、ドッコイショのリズムである(笑)。低いところから立ち上がったら、腰痛と立ちくらみと、両方の危険がある小生にとっては、ドッコイショのリズムはありがたい。

 

ソリストが入り、村上先生が入場して練習開始。第4楽章のコントラバスが歌い始めるところからである。コントラバスが実に良い音を響かせる。2年前は、ゲネプロまではセーブして本番に合わせる雰囲気だったが、今は練習から良い音がしている。合唱への指摘は、やはり子音が多い。日本人のドイツ語全般に言えることだが、子音が遅い。我々も遅い。とうとう本番前日まで治らなかった。

 

やはりオーケストラをバックにして大ホールで歌った方が、歌いやすい。ただ小生は、今年はかなりサボりを決め込む。小生の方も、喉のスタミナ回復は間に合わなかったなあ。

 

最後の部分、「合唱が入ったらオーケストラは少し押さえて」との指示がある。2年前の「合唱に負けるな!」とオーケストラを鼓舞していたのとは、様変わりである。それだけ岡フィルが良くなったということであろう。

 

今年の配置は男声を包み込む形だが、ひな壇が思ったより低かったので、男声の真後から指揮は、やっぱり見えない。男声で多少席の入換をし、「こんなところでご勘弁」である。小生はなで肩のためか、少しずれると見えるそうだ。後を気にすると変なところに力が入るので、明日は気にせず歌おう。いよいよ明日、オーケストラは期待できます。合唱は、かなりのレベルまでいったと思っているが、どうだろう。

 

練習が早く終わったので、ブログを書く時間が取れた。

2019/11/29

3回目の第九合唱練習記(14)

2019年11月29日(金)

今日から、怒濤の3日間になる。たかだかゲネプロ/本番前の2日連続の練習くらいで怒濤もないものだが、日頃がぐーたらしているから、3日連続は堪える。岡山駅の駅ビルが改装工事中で、素早く夕食を食べられる店が閉まっていて、遠回りして帰りが遅くなってしまうのも痛い。いつもは自宅で発声その他練習をやっているのだが、この一週間はお休み。ともかく体調維持を最優先する。今更発声練習をやっても間に合わず、Gが出なくても聞かせどころはたくさんある、と開き直っている。

この自宅での練習であるが、前回Y先生が「家でも練習している人」と言われて手を上げたが、小生より前の方で手を上げた人はいなかった。みんな週一の練習だけで歌えているのか?それとも、恥ずかしがって手を上げなかったのか。あるいは、うちのカミさんみたいに、「毎日、1時間以上やらないと練習とは言わない」とでも思っているのか。まあ小生もカミさんに言わせると、「よくあれで練習していると言えるわね」というレベルだから、大差ない。

今日から村上先生だが、先生到着前に発声練習は終えとこうと、集合時刻が30分繰り上げになった。そのまた30分以上前に会場に着いてみると、イベントホールでは何やらオケの練習後の機材片付け中。例年だと本番の2日前は、オケは大ホールでリハーサル、合唱団も大ホールでの練習になるのだが、今年は1日ずれた。会場(ひな壇)の設営が遅れたのか、あるいは経費節減なのか。経費と言えば、岡フィルの第九は(オーケストラは)、リハーサル2日の当日ゲネプロである。さすがプロだと思っていたら、N響は、国立音大が合唱をやっていた頃は、合唱を入れてのリハが5日はあったそうだ。演奏回数も多いが、仕上げるためにお金をかけていると言える。岡フィルは、、、。

本番用の舞台配置表が配られたが、やっぱり中央だった。入場の時、その列の先頭になる場所だ。去年はビデオで見たら歩くときに首が前に出ていたので、そこは気をつけて歩こう。胸を張ると足下が見えず、慣れないところでは怖いのだが。

村上先生の練習では、指摘はいろいろあったのだが、特に音程を注意される。それも限界音(ソプラノのHとか、テノールのAとか)ではなく、EとかCisとかの音だ。無伴奏なら音程はやかましく言われるのだが、ピアノ伴奏付きで言われるのは珍しい。ピアノは高音で3連符をたたいているときの下の方のCisだから、聞き取れてないのは確かだ。

最後の通しは立って歌うところだが、男声が立つと後のアルトは指揮が見えなくなるので、男性だけ座って歌った。おかげで今一つ立って通すときの感覚がつかめないが、これは明日のオケ合わせでわかるだろう。

明日はそんなに書き込めないと思うのだが、去年と比べて、ずいぶん音楽的に歌う第九になったと思う。

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