2018/11/12

就実高等学校・中学校吹奏楽部演奏会

2018年11月12日

昨日、就実高等学校・中学校吹奏楽部の演奏を聞きに行ってきました。小生は、就実とは何の接点もありません。せいぜい、ときどき西川原・就実まで写真を撮りに行っているくらいです(何のこっちゃ)。

元を正せば、岡山のマーチングバンドの演奏に不満があったからです。岡山では、「マーチング・イン・オカヤマ」と称して毎年マーチングのフェスティバルが行われ、街頭での演奏も行われますが、その演奏が面白くない。スネアのリムをひっぱたき、ラッパを吹き鳴らすだけで、合奏になっていないです。

そこで、一流どころの演奏なら違うだろうと思って、IPUマーチングバンド部の演奏会を聞きに行きました(岡山シンフォニーホール)。しかし、失望しました。さすがに迫力はありましたが、マーチング・イン・オカヤマに参加する団体と、同系統の演奏でした。

そこで調べたところ、日本のマーチングバンドには、2系統があることがわかりました。日本マーチングバンド協会(M協)と全日本吹奏楽連盟(吹連)で、マーチングないでの演奏も重視しているのは吹連の方で、岡山のマーチングはM協系だとわかりました。小生の頭の中では、マーチングと言えば京都橘みたいなものがあったのですが、M協系に吹連のような演奏を期待した小生の方が間違っていました。

では、吹連のコンクール(座奏)に参加するような団体なら、きちんとした合奏を聞かせてくれるのではないかと思って行ったのが、就実高中吹奏楽部の演奏会です。やたら前置きが長くなりましたが、昨日(11日)、岡山シンフォニーホールに行ってきました。

開場の10分前に着いたところ、エスカレータではなく後ろに回されます。そうしたら、3階かららせん階段を通じて下まで、長蛇の列です。その下の3回くらい折り返した後が最後尾、そこに並びました。全席自由席のイベントの時には、こうなるのです。まあ保護者関係者、同窓生にOBOG、それと岡山市内の他の高校(特に吹奏楽部)でほとんどでしょう。その長蛇の列でも、会場に全部入ると空席の方位が目だちますから、岡山シンフォニーホールの2000席は、侮れません。第9でシンフォニーホールを満員にするのは、大変です。

演奏開始、オンステメンバーは全員ではないでしょうけど、80人ほど。さすがはうまいです。某大学とは比較にならないくらいです。特にコンクール出場選抜メンバー(60人弱)での演奏は、少人数にしたとは思えない迫力、アンサンブルも素晴らしく、堪能しました。さすがは中国大会の金賞チーム。第2部でポップスなども演奏しましたが、ドラムとベースがしっかりしているのでリズムに狂いがなく、素晴らしい演奏でした。行って良かったです。

見ていて気になったのが、チューバに1人ベルが逆向きの子がいたことです。左利きかな?と思ったのですがチューバの左利き用は存在しないようで、調べたところ、トップアクション(右向き)とフロントアクション(左向き)の違いみたいです。ヤマハのEs管はトップアクションしかないので、Es管なのかもしれません。

2018/11/11

第9合唱練習記・2年目(8)

2018年11月10日

今日は、ホリヤンの練習である。2回目になるのだが、前回のホリヤンの練習の時には東京に行っていた。「18時30分からすぐ堀先生の練習が始まります。」という連絡が来る。前回の秋山先生の時もウォーミングアップ無しですぐに始まったが、今日も無しか。今度から、自宅でウォーミングアップをしてから来るか。ただ小生の自宅は防音室があるので平気で発声練習できるが、住環境やら、職場から直行やらで、事前にウォーミングアップできない方も多いのではなかろうか。

ホリヤンは噂通り、今では絶滅危惧種の、頭から怒鳴りつけるタイプの体育会系の指揮者である。ただこういう指揮者は、よほど卓越した能力がないと、まわりは付いてこない。前回の感想で、「俺の棒を見ろったって、棒が途中で止まっているじゃん。」と言っている方がいたが、自分でも全くその通りだと思った。

練習も、すでに暗譜していることが前提である。暗譜に関しては、去年より1ヶ月近くペースが速い。今年の新人さんはほとんどが経験者だが、何人かいる「第9は初めて」の方達は大変だ。

ホリヤンの指摘は、その表現方法は置いておいて、もっともなことである。特にドイツ語の発音は、もう少し固い発音の方がお好みのようだ。ただ後半の語尾のrをはっきりさせるように言われたあたりは、ホリヤンは楽譜を開かせないので、場所がわからなくなった。まあ多分、次回のI先生が復習してくれるだろう。

ホリヤンは最後の方の795小節でのDeine Zauberの入りは、「ピアノ伴奏が変わって(Aに上がって)から12小節で入れ」と言われたが、これはオケの発想で合唱団の発想ではない。合唱団は小節で数えることはしないし、できない。ホリヤンの合唱団はオーケストラ付属の合唱団だから、日頃からオーケストラと一緒に歌っており、おそらく小節で数えられるのだろう。なおスコアで見ると、ソロのTochter,Tochter aus Elysium!のあとでフルート、クラリネット、それにホルンの1が入り(2拍遅れてソプラノソロが入る)、そこから12小節待って13小節目に合唱が入る。この数え方は合唱団には無理だ。ただし今年のテノールにはオーケストラでホルンを吹いている方がいるので、その方ならオケ合わせ以降はできるだろう。

ここのDeine Zauberの入りは1年目に苦労したところで、1年目はテノールソロで合わせたが、本番になってやっとテノールが聞こえた。ベースの去年新人だった方に聞いたら、ソプラノソロで合わせたとのこと。今年は男声を間に挟む配置になるので、アルトとソプラノの人数からいって、テノールはかなりソプラノ寄りの位置に来る。ソプラノソロで合わせた方が合わせやすいかもしれない。CDでソプラノソロから入るタイミングをつかんでおこう。

なお、またまたホリヤンに文句だが、伴奏ピアニストが棒に付いてこないからと言ってしかりつけるのは良くない。本番の伴奏をするわけでも無し、ましてピアニストのUさんは今日がホリヤンとは初めて。それで自分の棒に付いてこないとしかりつけるのは、了見が狭い。合唱団(特に男声)は、パート練習からつきあってくれたピアニストは仲間だと思っているので、反発する。横柄な態度と合わせて、次回の練習で出席者が減るのではないかと、危惧している。

練習終了後電停に行ったら長蛇の列で、あきらめて駅まで歩いた。去年も土日はこういう目に遭ったような気がする。次回は金曜日だが、その日から後楽園のライトアップが始まる。やはり電車は混むだろうから、天満屋バスセンターまで歩いて、そこからバスに乗ろう。

2018/11/05

第9合唱練習記・2年目(7)

2018年11月4日(日)

今日は指揮者の秋山和慶氏(以下、秋山先生)の特別練習である。従って会場も初めてのところ、就実中学高校のなでしこホールである。就実中高は新鶴見橋の通りに「就実前」のバス停もあるが、なでしこホールは1本隣の、鶴見橋の通りに入口があるようだ。体力温存の目的で、県民局前まで津高線のバスで行く。

ホールには受け付け開始の少し前に着いたので、ちょっと待ってから入場。スリッパは持ってくるように指定があったが、スリッパはおいてあった。靴をポリ袋に入れて持っていくように言われたのはびっくりしたが、確かに玄関先には起ききれないだろう。受付を済ませてホールに入ったが、500人くらいはいる立派なホールだ。公立高校での講演会など、体育館に座り込んで聞かされたものだったが、こういうホールがあれば生徒も楽だ。さすがは就実。なおこのホール、貸しホールとしても使われているようだ。就実高は元々女子校だったので(それでなでしこホールか?)男子トイレの心配をしたのだが、貸し出されているホールとあって、男子トイレもしっかり完備している。18110501a


今日はまず男声、次に女声、そして合同と、3分割で行われる。さらに客席ではなく、ステージに立っての練習だ。立って歌うのは、今年初めてである。予定の16時20分になっても始まらず、16時30分になって秋山先生登場。この10分間にウォーミングアップの発声をやるかと思っていたが、発声練習はなくいきなり本番の練習が始まった。お昼過ぎに家でコンコーネを1回歌っては来たが、時間も経っているし、完全にウォーミングアップ不足だ。案の定、練習途中で耳管開放症が起こった。このところ低血圧気味だし、事前にのど飴をなめていたのも良くなかったようだ。これが起こると自分の出している声の高さがわからなくなるので、危ないところは響きだけでごまかし、先生の注意事項を書き留めることに注力する。聞いた話だが、先週のホリヤンの練習では「鉛筆は持つな!楽譜も持つな!指揮棒だけを見ろ!」と言われたそうだ。ただすぐに書いておかないと、忘れるのだ。

秋山先生の指示は、思った通りかなり細かい。発音は最前列の人に「デル?デア?」と聞いて合唱団は「デアです。」と答えていたが、先生ちょっぴり不満そう。軽くなりすぎると思われたのだろう。ただここはホリヤンの指示は「デア、ただし少し巻く。」というものだったそうだから、次回の練習で修正指示があるかもしれない。気になっていたvor Gott!の前(321小節あたり)のスタッカートの扱い、ここはベーレンとプライトコフの違うところだが、スタッカートではなく「発音は明瞭に、音はたっぷり」という指示だった。このあたりは去年のシェレンベルガー氏の指示と、変わりはない。Ueber Sternen muss er wohnen,(643小節)のffはテノールもっとがんばれと言われたが、ここはソプラノが同じ音なので、本番はソプラノに頼る(^_^;。

約40分くらいで男声の練習終了、休憩時間にホリヤンが「サイン会やります!」との声で何事かと思ったら、秋山先生とホリヤンのそれぞれの本の即売会だった。本はもう増やさないようにと思っていたのだが、ノリでついつい秋山先生の本を買ってしまった。しかしこの本、面白い。秋山先生は小沢征爾氏以上の才能を持った天才だ。

女性の練習は約1時間、秋山先生の無料の公開レッスンなので、客席で聞く。男声よりも、音程に厳しい。男声の音程は良かったのか、男声は「どうせ聞こえない」と切り捨てられているのか。バスもEの音になると出ないで四苦八苦しているが、アルトもEは厳しいのだろうか。Aの音は、ソプラノはさすがだ。男声はAはどうしてもファルセット主体で実声で出せる人が少ないので、カーンという響きがない。やっぱりここもソプラノ頼みだ。アルトのつまらない音程(失礼、テノールも似たようなものだが)が、ソプラノと一緒になるとこれがきれいな和音になる。ハーモニーはやはり同性合唱の方がきれいだ。第9の男声3部合唱は、客席ではどう聞こえているのだろう。なお今回は本番の録画を、音が少しは良いのではないかと思い、ブルーレイを頼んだ。

先生は盛んに「ラドミ」とおっしゃっていたが、該当する場所あたりに短調の和音とおぼしいところがない、と思っていた。ところが家でピアノ伴奏の和音を鳴らしてみたら、Es durと思っていたところがG mol(ト短調)であった。去年は気がつかなかった。なお短調の場合、純正調の和音にする場合は第3音(この場合、Es)は少し下げなければいけない。ただしどうやら、それ以上に下がっていたみたいだが。(訂正です。G molでEsが入った和音は何というのか、まだ不勉強です。)

合同練習まで、30分の休憩。男声陣は休憩時間が長いと言っていたが、歌ったばかりの女声は少し休憩時間が欲しいところだろう。合同練習では、小生は耳管開放症は休憩時間に治っていたものの、かなりバテが来た。これがいきなりの立った練習だったからか、それとも心臓から来ているのか。まあ、本番はペース配分で何とかなるはずだ。

追記です。秋山先生は「鉄」として知られているが、サインをもらうときに質問したら、写真は撮られていないそうだ。模型は有名で、あとは「乗り鉄」らしい。

2018/10/20

第9合唱練習記・2年目(6)

2018年10月19日(金)

今日も先週と同じ時間で同じシンフォニーホールである。先週は循環バス(め○りん)が30分経っても来なかったので、仕方なしに天満屋行きの岡○バスに乗った。いざというときは岡○バスの方が頼りになるのだが、め○りんの方が安い。最も去年はまだめ○りんのシンフォニーホールの前まで行く路線があったので便利だったが、今は無い。め○りんはころころ路線と時刻を変えるので、次第に乗客が離れていく。そうするとまた他社の乗客の多そうなところに路線を引いて、おいしいところだけつまみ食いをやる。公共交通機関として、この考え方はどうかと思う。

文句を言っているのが聞こえたのかどうか、今日はめ○りんが所定の時刻に来た。所定の時刻に来ると少し早く着くが、早い分はかまわない。地階の本屋に行って過ごす。ここも意外と「鉄」の本が多い。残念ながら、「色見本帳」はおいてない。

受付のところで、演奏会の写真とブルーレイを注文する。去年はDVDだったが、今年はブルーレイにしてみた。音がどのくらい良くなっているか。受付はもう顔なじみになったシンフォニーホールの方。何しろ、街角コンサート、先日の岡フィル定期、Jホールと、今月何回となく顔を合わせている。それだけ岡フィルになじみがあるのだったら「育てる会は?」と言われそうだが、年会費1万円はちょっと敷居が高い。

今日は、アルトのY先生。余計なことだが、小生がヴォイトレに行っている(今はお休み中)カルチャーセンターで、今年から新しくY先生の講座ができた。ちなみに、小生のヴォイトレのK先生は、K音大でY先生の後輩である。そのY先生、「去年はベーレンライター版だったので、今年のものと楽譜が違うところがある。」と言い出した。去年のベーレンライター版(以下ベーレン)と今年のプライトコフ版(以下プライト)では、オーケストラ部分は違うところがいろいろあるようだが、歌で違うのはソリストの部分(767小節からの、4重唱フーガ)だけだと思っていた。まあ去年は練習用CD(プライト)で練習して問題なかったので、大きな違いはないはずだ。

そこで、これは練習が終わった翌日だが、楽譜を見比べてみた。そうしたら、細かいところだが違っていた。一つは前半の山場のvor Gott!の前(321小節あたり)、und derにスタッカートが付いているが、ベーレンではここはスタッカーシモである。スタッカートとスタッカーシモを歌い分けられるか、と言われると難しいところだが、指揮者の判断になるだろう。なお去年のシェレンベルガー氏は、ここのスタッカートはほとんど切らずにたっぷり歌った。次のvorもベーレンはスタッカートがなく、プライトだけある。もう一つスタッカーシモからスタッカートに変わっているのは(一般では出版順から言って逆だろうが)「歓喜の歌」の後(595小節から)のSeid umschlungenのところだ。どちらも小生にとっての重点箇所(テノールが目だつところ)なので、次の秋山先生の練習で秋山先生がどういう指示を出すかだ。

練習では、細かい指示よりともかく歌い込め、とばかりに歌ったので、最後の方では喉がバテて、Eの連続も出なくなった。これでバテるようでは発声が悪いことの証明だが、今更しようがなく、歌い込むしかない。11月になったら、毎日歌わないといけない。何で11月かというと、次回(来週)は東京に行って写真展の懇親会に出るので、練習はお休みするのだ(ホリヤン、ごめんなさい)。まあ東京往復の新幹線の中で、練習用CDをまた聞いておこう。

もう一つ、いろんな所で、「歌い終わってもここは動くな」という指示が出て、最後のフィナーレを歌い終わった後、Y先生ピアノを最後まで弾かせた。この部分、オーケストラが猛ダッシュをするところで、そのピアノ部分だからすさまじい。一度聞きたいと思っていたところだ。ピアノのN先生、ありがとう。

2018/10/19

岡山フィル弦楽アンサンブル

2018年10月19日

17日(水)の午後、岡大医学部内にあるJホールで行われた、岡山フィルメンバーによる弦楽アンサンブルを聞きに行ってきました。Jホールは家から近いので、楽です。しかもチケット代(チケットがなく現金払いだったので、入場料?)が500円!
メンバーは、
第1ヴァイオリン:高畑荘平
第2ヴァイオリン:田中郁也
ヴィオラ:七澤達哉
チェロ:江島直之
コントラバス:島田真志
ピアノ:中島尚子

ピアノの中島さん以外は14日(日)の定期演奏会に出演したメンバーで、首席コンマスの高畑さんと、ヴィオラの新首席七澤さんが入っています。

曲目は、前半が室内楽の宝石箱と題して有名な室内楽曲のそれぞれ1楽章分だけ抜粋。
テレマン:ソナタ
ハイドン:「ひばり」より第1楽章
モーツァルト:ピアノ4重奏より第3楽章
ドヴォルザーク:弦楽五重奏ト長調より第1楽章

後半が音楽の散歩日~ヨーロッパを巡ると題して、シャンソンなどちょっとポピュラーっぽいものでした。
フリッツ・クライスラー:古き歌
ジョヴァンニ・ブルッソー:黄金の秋
アンリ・シャトー:フルーフルー(フランス・シャンソン)
エマリッヒ・カールマン:オペレッタ「マリツァ伯爵令嬢」よりチゴイナーよ、ここに来て何か弾いておくれ
アイルランド民謡:庭の千草(タンゴ版)
アウグスティン・ララ:グラナダ

解説には、コンマスの高畑さんがマイクを取りました。高畑さんは真面目なようですが気さくで、何か面白いです。
ドヴォルザークの弦楽五重奏は、重厚ですねえ。これは全部聞いてみたくなりました。CDを借りてこよう。
アンコールが、「まだ時間ありますね」と2曲、楽しい1時間半でした。

2018/10/15

岡山フィル第57回定期演奏会

2018年10月15日

昨日、岡山フィルの第57回定期演奏会に行ってきました。シェレンベルガー指揮のベートーベンチクルスの最終回です。
開場時間前に着いたので、下の本屋へ。するといつも使っている手帳の2019年版があったので、ゲット。もう来年の手帳やらカレンダーが出てくる時期なんですね。
会場に着いたら、ちょうど開場時刻を回ったところです。笑顔で「いらっしゃいませ」と言われたのでチケットを出したら男性が飛んできて、「まだです!」その他にも何組か、切符をもぎりそうになったところで「まだ!」の止めが入ります。こういう統制の取れていないところが、いかにも岡山です。

大ホール横の会議室らしいところには、「岡フィルを育てる会」の発足式場になっていました。応援したいけど、年会費が1万円だからなあ。この岡フィル、先日の特別番組などでも「おらがまちのオーケストラ」を目標にしています。その趣旨はわかりますが、この「おらがまち」という表現は、どうも引っかかります。と言うのも、一人称を「おら」というのは関東以北で、西日本では使わないからです。それをあえて「おら」と言うのは、対東京を意識して、あえて言うと、東京に媚びているように見えます。東京から見た「田舎」とは北関東ですから。これが岡山弁だと「わい」か「わし」。岡山人ではないので断言はできませんが、「わいのまちのオーケストラ」で良いと思うんですけどね。ちなみに熊本弁だと、「おどんがまちの」になります。

閑話休題。開演前のミニコンサートはなかったのですが、シェレンベルガー氏のプレトーク付き。いつものように英語でしゃべり出したシェレンベルガー氏を通訳の高畑コンマスが制し、「ぼくはドイツ語でないと通訳できないから。」とドイツ語に変更させてプレトーク開始です。今日の曲目はオールベートーベンで、「レオノーレ」序曲第3番、ピアノ協奏曲「皇帝」、それに交響曲の第4番なのですが、この交響曲第4番というのは(時期的に「皇帝」も)ベートーベンにしては珍しく恋人テレザと良好な関係にあった頃の作品。そして「レオノーレ」のテーマは夫婦の愛。すなわち、今日の曲目のテーマは男女の愛と、思いもかけなかったテーマでした。ベートーベンチクルスの最後を飾るのは、うきうきした気分の曲と言うことでしょう。

演奏開始。「レオノーレ」は金管のアンサンブルが良いですね。特にトロンボーン。岡フィルは新たに首席奏者を選任し、今日が正式なお披露目です。トロンボーンはその範囲から外れていて相変わらずその時招集された奏者で、前回(第56回定期)と今回とで顔ぶれはまるで違うんですが、前回も今回も良かったです。その良かったトロンボーンとホルンの3番4伴奏者は「レオノーレ」だけ、3番を吹いていた読響の久永さんが引っ込むときに新首席の梅島さんに「頑張れよ」みたいな声をかけていたのが印象的でした。

ピアノ協奏曲「皇帝」のソリストは、岡山市出身の中桐望さん。浜松国際で2位に入った若手の有望株です。きらきらしたきれいな音です。カミさんにこの話をしたら、「皇帝は誰が弾いてもきらきらするんじゃないの?」いえいえ、清水和音氏の「皇帝」は全然きらきらしていません。カミさんはオーケストラが付いていると「邪魔!」と言う方ですから、どこかでピアノだけのコンサートを見つけていくでしょう。

メインの交響曲第4番、金管はトランペットとホロンがそれぞれ2本ずつだけという、12-10-8-8-6の弦にぴったり合った、また新首席奏者のお披露目にもぴったり合った曲と言えます。良いです。木管のソロも各首席が見事な演奏。首席が決まっていないファゴットは、N響の菅原さんがしっかり支えています。さすが。弦も良いですねえ。特にコントラバスが良いです。このアンサンブルが良くなった弦、金管が多い曲でパワー負けしないかどうかですが、前回のチャイコフスキーではパワー負けしていませんでした。本当はベートーベンの「第9」を会場で聞いてみたいところですが、今年も小生は歌うつもりなので、聞けません。去年手配した第9のDVDは音があまり良くなかったので、今年は音が良いブルーレイの方を頼もうかと思っています。

以前は、「近いから岡フィルでいいや」だったのが、最近は「岡フィルの演奏会?それは聞きに行かねば」に変わっています。

2018/10/13

第9合唱練習記・2年目(5)

2018年10月12日(金)

今日から合わせ練習、場所もシンフォニーホールである。実は先週から場所はシンフォニーホールに変わったのだが、先週は山形で芋煮会、初めて欠席した。1週間間が開くと、ずいぶん間が開いたように感じる。

椅子の並びを見ると、真ん中が多くて両端が少ない。つまり、ソプラノとベースが少ない。ソプラノはオーディションの課題部分にすでにAまであり、そこまで出せる人は少ないと思う。ヴォイトレの先生は東京のK音大出のソプラノだが、学生時代の第9ではアルトだったという。こちらは高い声を出すのは疲れるので、単にサボっているだけのような気がするが(笑)。男声は普通に歌えばバリトンが一番多いはずで、ベース(バリトン)が少ないのはオーディションを敬遠しているせいだと思う。腕に(喉に?)自信のある人は、テノールが多いのかもしれない。去年入って今年も歌っているベースの未経験二人組は、貴重な存在である。

今日の指導者は、ベースのI先生。I先生は、と言うよりM先生以外の先生はソロパートを歌ってくれないので、出るタイミングがつかみづらい。初っぱなのFrede!は、音程もタイミングも、ソロに合わせているのだ。男声合唱部分のLaufet Brurederも同じである。まあここは、ソロさえ入ればしっかり合うところだ。

去年しっかり歌っているはずだが、改めて細かく楽譜を見ると、歌詞をいい加減(良い加減ではなく、でたらめ)に歌っているところが所々にある。基本の母音は合っているけど、子音が抜けているのだ。そこはしっかりチェック、一人で歌い直してみておかないと、速度が間に合わない可能性もある。

合わせ練習だが、次第に「アルトとベースだけ!」から「ベースだけ!」のように各パートの個別指導も始まる。他所のパートも聞いていると、第9では楽なパートはないことがわかる。特にベースも、音が高い。これはバリトンの人を相当入れておかないと厳しいだろう。ユニゾンのFなどは(ベースのFは、プロでも厳しい)テノールがカバーするが、和音になるとそうも行かない。この日は643小節からのUeber Sternen muss er wohnen.のところで、ベースが「音が小さい!」と絞られていた。音は高いEsで、8人しかいないベースでは厳しいと思う。本番はバリトンの援軍(O大の学生さん)が欲しいところだ。テノールもそこはGが続くところだが、人数がベースより多い分何とかなっていたが。なお去年の本番では、ここはソプラノと同じ音なので、小生はソプラノさんにまかせてサボっていた。

去年と言えば、ここの少し前は男声だけの部分でがんばり、女声が入るところはかなりサボっていた。今年は626小節のVater wohnen.のGの音を何とかしたいと思っている。ここはGの和音でGは基音で、しかもソプラノより上(8度の和音の1番上)になるのだが、その前が高音続きでサボる前にバテて声が出ないのだ。そこが何とかしたいと思っているのだが、何とかなるか?練習あるのみ!

2018/09/28

第9合唱練習記・2年目(4)

2018年9月27日(木)

幼稚園での練習も、今日が最後。今日は良い天気で、今年は雨に当たる日が少なかった。今日から合同パート練習で、ベースと一緒になる。部屋はベースの部屋とテノールの部屋、どちらにしようかとM先生に相談して、ベースの部屋になった。そこで問題発生、テノールは机や椅子を片付けていなかったが、ベースは全部後ろのまとめていたのだそうだ。これは戻すときに同じ場所に戻さなければ行かず、大変なのである。しかも今日は人数が多く、椅子も数を揃えなければいけない。帰るとき大変だと思ったが、場所のやり方に従う。

M先生の指導は、ともかくレガート、音楽的に。特に「歓喜の歌」の後、男声だけになるところ(595小節~)を重点的にやる。去年は、小生もここは重点を置いていた。きょねんはここでじょせいがはいるところはさぼっていたが、ことしは1かいめのDiesen Kuss der ganzen Welt!のところはソプラノより上になるので(実音は1オクターブ下だが)、そこのGも出して、その次の男声だけのところのVaterのFも出せるように、がんばってみている。これは自分で歌い込まないとダメのようで、後はひたすら練習である。ただそこは何とかやれても、最後ののVater wohnen.のGは息切れしてしまう。ここはGの和音の基音なので出したいところだが、まあベースさんにがんばってもらおう。

次のAdagio(627小節~)。ここはGmollに転調するのだが、Ihr-stuerzt niederのstuerztがGdurの和音だということに、教えられて初めて気がついた。しかもその次のniederはきれいなCdurの和音ではないか。和音の変化は去年から楽譜に書き込んではいるのだが、そこまで気を配って歌えているかどうかは疑問である。

ドッペルフーガも、ともかくレガート。皆経験者でそれなりに歌えるので、どうしても歌い方が雑になるのだ。ここは各パートともFreude,schoener Goetterfunken Tochter aus Elysium,でメロディーラインが上がったり下がったりするのだが、この時の臨時記号の入り方がテノールとベースで違うことに気がついた。帰ってから楽譜をよく見たが、同じメロディーのようで、ソプラノートテノールはミーミファソソーファミーレ(移動ド)で、アルトとベースはシーシドーレレードシーラで、異なっていた。そして臨時記号の入り方はアルトとベースは同じであったが、ソプラノは何と、臨時記号がない。テノールは同じ音が半音下がったり戻ったりで音程に苦労しているところだが、ソプラノではその臨時記号自体がないとは、いやはや。各パート、同じようで微妙に異なるメロディーで追いかけっこをしているのだ。

練習が終わって、思った通り椅子と机を戻すのに苦労した。まだ完全ではなかったが、見きり発車で先に帰る。先日山陰に一緒に行ったAが、昨夜から今度は一人で山陰をレンタカーで回り、夜岡山に着くから22時30分の「サンライズ」までの間、時間があったらつきあえと言ってきたのだ。もう20時30分には岡山に着いていたようだ。駅で合流したが、21時過ぎなので駅ビルは開いておらず、ファミレスに移動して夕食。この前の小生の写真を、データで渡す。山陰は天気が良かったので、良い写真が撮れたようだ。その写真は、10月下旬の写真展の時にデータをもらう。その時も、第9の練習は休みである。

2018/09/21

第9合唱練習記・2年目(3)

2018年9月20日(木)

雨である。去年もパート練習は毎回のように雨が降ったが、ちょうど秋の長雨の季節に入ったので、パート練習=雨になるのだろう。雨が降ると、出席率が悪い。それでも10人ちょい来たので、学生さんが来ない日なのでまあまあか。今日はN先生、N先生の最後の練習である。どうでも良いことだが、N先生とM先生では、「前」の向きが90度違う。ピアノが動かせないので、M先生はピアニストが指揮を見やすいよう、普通の感覚では「横」の位置を前にするのだ。テノールは園児の机を片付けないでそのまま椅子に座っているため、横位置の方が歌いやすいのも確かだ。なお、ベースは机を片付け、終わった後また元に戻しているそうだが、この元に戻す作業は、事前に写真を撮っておかないと正確に戻せない。朝来て自分の机の位置が変わっていたら、園児もやっぱりいやだろう。テノールも去年は写真を撮ってみたが、机と椅子を正確に戻すのは大変で、今年は動かさないことになった。

N先生、出だしの音取りについて、「ここの音はどうやって取るか、自分で考えておいてください。」という指示がある。去年は音取りについての指示が全くなく、自分で、場合によってはスコアを見て、「どの音からどう取る。」というのを楽譜に書き込んでいた。ただ基本、伴奏付きは音取りは楽である。学生時代、ピアノで音を鳴らすのは最初だけで、曲間でも前の音を基準に音を取っていたから、特に無伴奏曲は大変だった。「前の曲がGで終わって次がBだからラシド。」という風に楽譜に書き込んで、それを頭の中でならして音を取っていた。

第9では練習中はピアノ、本番ではオーケストラが鳴っているが、和音の真ん中の音を取るのは難しい。音大出の方は簡単に取れるようだが、小生は聴音の訓練を受けていないので(ヤマハの音楽教室も、まだ存在しない時代だった)、これは全くダメである。それでソロの後に出るところはソロを基準に音を取るのだが、練習中にソロ部分を歌ってくれるのはM先生だけである。N先生からテノールが2つに別れるところLaufet,(411小節)の音程が悪いと言われたが、ここは先にソロを歌ってくれないと、音は取れないのだ。その後の音程も、帰ってからピアノで確認しておいた。

パート練習の最後とあって、最初から最後まで通す。特に練習量が少なかった最後の部分は繰り返す。ところがこうやって密度濃く声を出すと、特に後半部分は高音が続くので、喉がバテる。本番は適当に手を抜くのだが、練習では手を抜かずにやったら、練習の最後はGが出なくなった。やはりもっと歌い込んでと思ったら、どうやら腹筋を鍛える方が先らしい。N先生に教わった体操をやってみよう。

かなり時間ぎりぎりまでやったと思っていたら、ソプラノさんはもっと遅かった。ソプラノさんも最後は高音が続き、大変だ。

2018/09/14

第9合唱練習記・2年目(2)

2018年9月6日(木)

今日から昨年と同じ幼稚園で第9のパート練習が始まる。今年は幼稚園の入口(感覚的には、裏が入口)の案内もしっかりされたので、迷う新人さんもいない。今年は初日に、各自己紹介があった。今年の新人さんは「第9を歌うのは、今世紀は初めて」というベテランさんと、合唱経験はあるが第9は初めてという、去年の小生みたいな方の二人。このベテランさん、ともかく声がでかい。これで声にスタミナがあれば、頼りになる。

第9のテノールは、譜読みを一切やらない(去年、アルトはやっていた)。最も小生の場合、固定ドで譜読みをされても付いていけないので、やっても同じであるが。去年は音程の難しいところは自分で階名表を作り、それで自分で練習していた。第9未経験の新人さんも合唱経験はあるそうなので、多分自分で何とかする(できる)だろう。

パート練習の時はあまりわからないが、高音が連続する場合は喉がバテて、後半が出なくなる。それで去年は適当にサボって、男声だけのところ、具体的には「歓喜の歌」の後(595小節から)に重点を置いた。ここも連続するとバテるので、ソプラノが入るところはソプラノにまかせてサボった。ところがここは、ソプラノが入ってもテノールがソプラノより上になる部分(610小節)があるのだ。ここは去年はドクターからソプラノより上と言われてわかってはいたが、ここのGをがんばると次の男声だけの部分のFが出なくなるので、あきらめたのだ。パート練習でそこまで来たが、やっぱり同じである。対策は、自分で歌い込んで喉にスタミナを付けるしかない。今年はここにチャレンジである。


2018年9月13日(木)

今年の楽譜はまたカワイに戻ったが、ここ3年はベーレンライターだったため、カワイの楽譜を持っていない人も先週はちらほら見かけた。さすがに皆さん準備してきて、ほとんどカワイになった。カワイはプライトコフ版だが、合唱部分は変わらない。小節番号も同じなので、実際に使って不便を感じるのは、先生が「何ページ」と言ったときにずれることぐらいだろう。なおプライトコフ版とベーレンライター版では、ソロは歌詞が違う。

今年のテノールはM先生の都合がつかず、指導者は女性のN先生とM先生が交互である。今日はM先生、M先生はテノールなので自分で歌って見せ、悪い例を示してくれるのでわかりやすい。この「悪い例」がピアニストのUさんに大受けし、しょっちゅう吹き出していた。多分この「悪い例」を一杯見聞きしているのだろう。

M先生が強調されるのは「レガート!」。第9の合唱部分はリズムを刻みやすく、拍子を強調すると北朝鮮の行進みたいになってしまう。先生の指導で、がらっと変わるのも面白い。

ドッペルフーガで、音程の怪しいところを指摘された。Freude, schoenerから上がったり下がったりするところ(674小節)で、さがるところはC(移動ドだと、♭シ)、そして上がるところはCis(シ)に戻るのだ。下がるところが下がりきれず、上がるところが上がりきれない。ここは自分でしっかり確かめるしかない。

そろそろ自分で歌う練習を始めなければいけないが、何しろ今年は東京行きが多く、やらずじまいになっていた。東京は一段落付いたし始めても良いのだが、明日(土曜日)の夜からAと一緒に山陰に写真を撮りに行くことにしている。帰ってからだな。

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