2017/05/14

落語オペラ

2017年5月14日

昨日、オペラ劇団トラヴァトーリの「落語オペラ」というのを見に行ってきました。落語オペラとはその名の通り、古典落語をオペラ仕立てにしたものです。今回はその第2弾で、「宿屋の仇討ち」。昨年の第1弾は「目黒のさんま」だったそうです。

全体は二部構成で、まずは雷門喜助師匠の落語で「宿屋の仇討ち」。あらすじはこちらを見ていただくとして、そう長くない話なのですが、その前の小話が長く、それがあまり面白くない。ゲストなので時間をたっぷり当てたのでしょうが、全体で30分ぐらいに短くした方が、すっきりすると思います。なお落語は、「庚申待ち」のある方でした。

オペラの方は、ドタバタ喜劇ですからそこは適当に現代風、気楽に鑑賞できます。伴奏はピアノとパーカッション、パーカッションは音大の学生さんのようでした。出演者は日頃からリサイタルをやっている二期会の方や、日頃は教えている先生などですが、いずれも音大出のプロ、実力はすごいです。特に伴奏がピアノと打楽器だけのため声がはっきり聞こえ、二重唱三重唱はそのハーモニーがしっかり聞こえます。予想以上に楽しめました。

こちらに、そのツイッターがあります。

このオペラ、おそらく持ち出しが多く、半分趣味でやっているのではないかと思います。小生の姉も本業は声優と声優学校の先生なのですが、趣味(完全持ちだし)で舞台をやっています。何か似たようなものを感じました。

2017/03/26

岡山フィル第52回定期

2017年3月26日

昨日、岡山フィルの定期演奏会に行ってきました。指揮はシェレンベルガー、曲目はベートーベンの6番、5番という「王道」プログラムです。

会場は14時。開演は15時ですが、14時20分からロビーコンサートが行われます。そう言えば昔NHKホールでよく聞いたなあ。弦楽四重奏で、第1ヴァイオリンは今日のゲストコンマスの戸澤哲夫氏、東京シティフィルのコンマスです。第2ヴァイオリン岡山フィルコンミスの近藤浩子氏、ヴィオラN響次席の中村洋乃理氏、チョロ都響副主席の松岡陽平氏という、豪華メンバーです。曲目はモーツアルトのディベルティメントニ長調。楽しめました。

座席は3階の正面最前列。音はものすごく良い席なのですが、普通のビルなら5階に相当する3階まで階段だけ。一旦席を確認してロビーコンサートのためにまた1階まで降りましたから、3階まで2往復。心臓に悪い。さすがに息が切れましたが、検診の時に「息が切れた」と言っても、多分「私でも切れます」と言われます(笑)。

14時45分からシェレンベルガー氏によるプレトーク、ドイツ語ではなく英語でした。ベートーベンの交響曲第4番から第6番は、ベートーベンが楽しいときの作曲だそうで、言われてみると第5番は苦悩から歓喜ですが、その苦悩もチャイコフスキーの悲愴のようなどうしようもない悲しみではなく、前向きですね。5番の第2楽章も葬送行進曲ではなく、美しく穏やかな主題です。今日の演奏は6番5番の順で、これは初演の時と同じだそうです。

さて、演奏開始。3階からだと、オーケストラは全体が見えます。聞きなじんだ6番ですが、3楽章まではほとんど弦と木管だけというのは、改めて気づきました。そしてティンパニーの出番が4楽章の嵐のところだけ、これも新しい発見でした。岡フィルの12-10-8-6-6という弦配置は、ベートーベンの交響曲のような2管編成くらいの管とで、ちょうどバランスが良いですね。

第5番は6番と打って変わってティンパニーは最初から出てきます。古典派の交響曲のコントラバスは、ほとんどチェロの1オクターブ下で同じメロディと聞いていたのですが、5番は所々チェロのメロディーにコントラバスのピッチカートが合わせるという、かっこいいところがあります。ベートーベンの交響曲の、特に第3番以降は1曲ごとに改革していた、とシェレンベルガー氏がプレトークで言っていましたが、初演時は前衛的だったでしょうね。

演奏は、実に良いです。去年の第9の時に気になった金管の「もごもご」も無く、トランペットはシャープな切れ味です。あっという間の2時間でした。定演ではアンコールはないと思ったのに、最後はモーツアルトの「フィガロ」をサービス、良い演奏会でした。7月の三ツ橋さんの指揮の時にも行かねば。

2017/02/06

広響福山定期演奏会

2017年2月6日

昨日、広島交響楽団の福山定期演奏会に行ってきました。福山定期演奏会は年に1回で、去年はカミさんが行っています。少し早めに岡山駅のホームに行ったら、「トワイライト瑞風」の試運転列車が上りホームに止まっていました。カメラを出したら、ちょうど出発。前に回る暇はありませんでした。一瞬JR東のE655系(お召し列車にも使われる物)かと思ったくらい、同じような色でした。17020503a

演奏会の方は、場所はリーデンローズ大ホール。指揮は大友直人氏で、曲目は川久保賜紀さんのソロによるベートーベンのヴァイオリン協奏曲、それにドヴォルザークの交響曲8番です。席は3階の正面、全体がよく見えます。

ベートーベンのヴァイオリン協奏曲は12-4の編成、管も2管なので、この編成がバランス上も良いようです。この曲はソリストの超絶技巧ではなくたっぷり聴かせ、またオーケストラとの掛け合いが多い曲ですが、川久保さんのヴァイオリンも良いし、またオケの木管がうまい。弦も負けておらず、2楽章のピッチカートなど、ぞくぞくするようなアンサンブルでした。広響を聞いたのは2回目なのですが、ここのアンサンブルは本当に良いです。ホールも音響が良いようで、4本しかないコントラバスが良く聞こえます。

休憩時間の終わりあたりにおなじみの「携帯電話の電源はお切り下さい。」のアナウンスが流れますが、続けて「楽章間の拍手は他のお客様のご迷惑になるばかりではなく演奏の妨げになりますので、ご遠慮下さい。」との注意アナウンス、こんなアナウンスは初めて聞きました。そもそも日曜日の昼間のコンサートというのは、日頃あまりクラシックのコンサートに来たことがない人を呼ぶためのコンサートですから、慣れない人が多いのは当然で、小生も1楽章が終わったら拍手が来るだろうと予想して来ました。やっぱり拍手がありましたが。慣れない人は1楽章が終わったとき「曲が終わった」と思って拍手をするのですから、「楽章間の」などと言っても「何のこと?」です。逆にクラシックのコンサートはやっぱり固っ苦しい物だという印象を強くし、クラシック離れに拍車をかけるものだと思います。帰ってカミさんにこの話をしたら、やっぱりカミさんもそんなアナウンスは聞いたことがなく、原因は神経質な指揮者か口やかましい観客のどちらかだけど、指揮者の大友氏はそんな神経質な人ではないので、口うるさい観客(多分おじさん、それも一人)が係員に文句を言ったのだろう、と言っていました。

後半の「ドボ8」はチェロとコントラバスを1プルトずつ増やして12-10-8-8-6という配置。この曲はチェロのパートソロが多いので、この配置は効果的でした。ただ欲を言えば、ホルン4本にトロンボーンまではいると、広響の金管は揃っているため良く響くので、ちょっと弦が、それも高音部が負けているような気がします。ヴァイオリンとヴィオラも1プルトずつ増やした14-6が欲しいところです。あと4名のヴァイオリン奏者は揃えられても、ヴィオラ奏者(それもうまい奏者)は少ないですから、2名の増員は厳しいのかなあ。演奏は、良い演奏でした。

普通定期演奏会はアンコールはありませんが、「福山定期」という特別版のためにアンコール付きでした。アンコールはヘンデルの「水上の音楽」の最終曲。ところがこれが、トランペットはバロック風の音色をだし、弦と管のバランスも良く、最高でした。

帰りは福山駅まで臨時バスが出ましたが、無料かと思ったら有料、それも循環バスより20円高い料金でした。座れたから良しとします。

2017/01/18

シェレンベルガーセレクション

2017年1月18日

岡山大学医学部の構内にあるJホール(Junko Fukutake Hall)で、オーボエ四重奏を聴いてきました。岡山フィルの首席指揮者を務めるハンスイェルク・シェレンベルガー氏の主催で、「シェレンベルガーセレクション ベスト オブ カルテット」というものです。メンバーはオーボエがシェレンベルガー、ヴァイオリン:松山冴花、ヴィオラ:クリスティアン・オイラー、チェロ:ウェン=シン・ヤンの各氏。曲目は、モーツァルトのオーボエ四重奏曲へ長調、ブリテンの幻想曲作品2、それとハイドンの弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」のオーボエ四重奏版です。

Jホールは小さいですが、外はガラス張り、中は木造で、きれいなホールです。大きなコンサートホールでのフルオーケストラも良いですが、こういう小さいホールでのコンサートはそれぞれの奏者の息づかいまで聞こえ、また別の味わいがあります。

モーツアルトのオーボエ四重奏曲はこの一曲しかないそうですが、アインシュタインがこの作品に比較しうるものは、晩年のクラリネット五重奏曲(K581)だけであると述べたそうで、実に良い曲です。この曲のCD、どこかで探さなくては。

休憩時間にトイレに行ったら、後に大きい人が。ひょいと見たら、ヴィオラのオイラーさんでした。出ようとしたら、シェレンベルガーさんが行列に(^_^;。このホールは小さいので、楽屋にトイレが無いんですね。

ハイドンの「キリストの言葉」の演奏前にシェレンベルガーさんがちょっと解説をされ(但し英語で、通訳無し)、オーボエ四重奏版は、弦楽四重奏版の第一ヴァイオリンの部分をオーボエが演奏する、と言われたように思ったのですが、何せ小生の英語力ですので、確かなことはわかりません。確かに、ヴァイオリンとオーボエは、音域はほとんど同じですね。

良い演奏会でした。これで入場料1500円、交通費ゼロ(小生の場合は)ですから、岡山もなかなか良いです。

2017/01/14

やっぱりサントリーホール

2017年1月14日

昨日から、東京に来ています。今日(14日)から新年会の3連続です。たまたま、学生時代のクラブのOB会の新年会が2つ連続したところに、仲間内の新年会をくっつけました。そこにまたサントリーホールのコンサートをくっつけ、昨日行ってきました。

日本赤十字社の献血チャリティコンサートで、曲目はモーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調、同じくモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲ハ長調。後半はベートーヴェンの交響曲第7番と、ポピュラーな曲(のだめで有名になった曲?)です。オーケストラは都響、指揮は若手の川瀬賢太郞さんです。

都響にはヴァイオリンの矢部さんや四方さん、ヴィオラの店村さん、それにホルンの西條さんと言ったスタープレイヤーがいるのですが、この日はスターは誰も居ず、コンマスは3番手の山本さんでした。

サントリーホールの席はA席でしたがRBブロックの左側。サントリーホールのRBブロックは入口が一つしか無く独立して区分できるような構造になっており、VIP区画によく指定され、天皇皇后両陛下がお見えになるときはこのRBブロック左側の最前列です。N響などでもここはS席で、チャリティコンサートのせいかA席になっており、儲けた感じです。ちなみに陛下などは正面入口からではなく、RBブロックのすぐ近くの非常口からお入りになります(一度皇后陛下と一緒になったことがあります)。

さて前半のモーツァルト、オーケストラは8-8-6-4-3にオーボエホルン各2といった小編成。オーボエ協奏曲は若手の荒木奏美さん、まだ芸大の大学院生です。きれいな澄んだ音で、さすがは国際オーボエコンクール軽井沢の第1位。2曲目は高木綾子さんと吉野直子さんという名手二人、良い演奏でした。名手のフルートは低音でもよく響きますね。

オーケストラの方は、小編成なのにぐっと迫ってくる迫力があります。スタープレイヤーがいなくても何のその、都響がうまいのか、会場が良いのか。最近音楽雑誌で在京オーケストラがどこも良いと書いてありますが、その中でも大野和士さんを音楽監督に迎えて意気上がる都響、アンサンブルも良いし、オーボエがうまい。今日のオーボエは鷹栖美恵子さんかな。

後半のベト7はオーケストラは14-6に増強、さすがの迫力です。同じ14-6でも関西のオーケストラにはこの迫力がありません。どこが違うんでしょう。それにオーボエだけではなく、木管全部がうまい。なお小生は「良い音」の基準が若い頃に聞いたカラヤン/ベルリンフィルの音で、そのカラヤンが絶賛したというサントリーホールのきらきらした音が好きなので、かなり好みが入っているかもしれません。

ともかく好みのサントリーホールで良い演奏を堪能しました。指揮者の川瀬賢太郞さんもなかなかやります。
小生は昔は感動すると心房細動が起こるというとんでもない悪癖があったのですが、さすがにRFCA後は心房細動は起こりません。それでも期外収縮は出ましたから、今度の検診で報告しておきます。

2016/12/16

ソノス・ハンドベル・アンサンブル

2016年12月16日

昨日、ソノス・ハンドベル・アンサンブルのクリスマスコンサートに行ってきました。会場は倉敷の芸文館です。元は小生がハンドベルの生演奏を聞いたことがないのでどこかの大学のハンドベルクラブの演奏会に行こうとしたところ、カミさんが「そんな素人を聞くより、どうせ聞くならプロのを聞いたら?」と、このコンサートの話を持ってきたものです。カミさんも行くつもりだったようで、2人で行くことになりました。

会場の芸文館は倉敷の美観地区の先にありますが、入口がわかりにくく、暗くなってから会場に着いたら迷子になりそうです。一度行ったことがあるカミさんと一緒だったので、助かりました。大きなホールですが、お客さんは前の方にちょっぴり。楽器の音量から言っても、元々小ホール(横浜の、フィリアホールクラス)でやるのがふさわしいようなコンサートですが、良い大きさの会場がなかったのか、12人の奏者の前に、それこそ「店開き」と言って良いほど楽器が並び、後には使わない音程のベルの置き場があるという、広いステージを必要とする楽器の特性のせいなのか、会場が大きすぎた感じでした。ただ席は前の方だったので(前しか売り出さなかった?)、音は良く響きました。

ハンドベルの、プロの演奏というのを初めて聞いたのですが、テレビでよく見るようなベルを持ってならす奏法のほか、ベルをテーブルでたたいたり、テーブルに置いてマレットでたたいたり、いろんな奏法があります。特にテーブルにベルを置いてマレットでたたくと木琴のような響きになり、いろんな曲想に対応できます。「ラデッキー行進曲」など、ハンドベルでどうやってやるのかと思っていたら、マレットが活躍しました。また速い曲などは、片手に2つ(最高3つ)のベルを持ち、次々に鳴らすという奏法でした。ハンドベルはある一方向に動かしたときだけ鳴るので、片手の動きで3つの音程(両手で6つ)の音程が出せます。

アンコールに「ホワイト・クリスマス」と「きよしこの夜」。一足早いクリスマスを楽しみました。

2016/12/13

3年前の岡フィル第九

2016年12月13日

カミさんが、3年前の岡フィルの第九のプログラムを持っていました。指揮は広上淳一さんです。違うところは合唱団の人数で、3年前は50人以上多いです。3年前のプログラムの写真(つまり4年前)も人数は多く、今年のプログラムの写真(つまり去年)も人数が少ないので、2014年か2015年に激減したことになります。これがオーディションで絞った(落とした)のか、応募者が少なかったのか。絞ったのなら来年受かる確率がぐっと減りますが、応募者が少なかったのなら受かる確率はぐっと高くなります。6月くらいに募集がかかるはずなので、アンテナを張っていないといけません。

なおプログラムには(3年前も)裏に第九の歌詞がドイツ語で書いてあり、カタカナでルビが振ってありますが、3年前は「ダイネ ツァオベル」でした。どうやら今年の発音は、飯森さんの好みなのかもしれません。小生は「ツァオベル」で練習します。

2016/12/12

岡山フィル第九演奏会

2016年12月12日

昨日、岡山シンフォニーホールにベートーベンの「第九」を聞きに行ってきました。演奏は岡山フィルで、指揮は飯森範親さん。小生は今回は岡山フィルより合唱の「第九を歌う市民の会」の方に興味がありました。

開演は15時からで、ゆっくり間に合う時間に出たつもりだったのですが、市役所筋がすごい混雑、バスがさっぱり進みません。そう言えば11日はボーナスが出て最初の日曜日。ボーナスなるものと縁が切れて久しく、混雑することがすっかり頭から抜けていました。シンフォニーホールに着いたのは開演15分前、席は3階なのでプレトークが時間前に始まるのだったらぎりぎりでしたが、プレトークが15時からだったので、少し余裕がありました。

15時から飯森さんのプレトーク。岡山シンフォニーホールは今年で開館25周年になりますが、飯森さんは駆け出しの頃このシンフォニーホールのこけら落としのオペラを振ったのが認められ、東京交響楽団に誘われたとか。また「第九」が年末恒例というのは日本だけの現象ですが、最近はヨーロッパでも日本に倣って年末に演奏したり、また新年に演奏したりする例が増えているとか。

プレトークの最中に合唱団、続いてオーケストラが入場。プログラムに「第九を歌う市民の会」のメンバー表が載っていますが、ソプラノ38名、アルト67名、テノール31名、バス23名で、女声105名男性54名の総勢159名。ずいぶん各パートの人数がアンバランスですね。アルトが多いのはともかく、テノールが多いのには驚きです。バリトンが一番多いはずなので、バリトンの大多数がテノールに回っているようですね。

演奏開始。席は3階の最前列という、席に着くときにはちょっと怖い席ですが、音は最高です。岡フィルの配置は12-4にコントラバス+2、昨年の写真はビオラが右端でしたが、今年はチェロが右端です。小生は岡フィルの第九を聞くのは初めてですが、今年はベーレンライター版を使うなど例年と異なっているようで、合唱団の配置も去年の写真とは違います。プレトークでも飯森さんは、「今年はいろいろ違う趣向を凝らしている」という話がありました。
オーケストラの演奏は、金管がピアノになるともごもご言ったり、木管の入りがちょっと不揃いだったりというのはあるのですが、かなり頑張っていたと思います。

第3楽章になってもソリストは入ってこず、第4楽章になったら冒頭から合唱団は起立。大抵はバス(バリトン)ソロの入るちょっと前に起立しますが、飯森さん今年はいろいろ変えたようです。その後終演後の退場まで立ちっぱなし。合唱団の年齢層は高いようですが、年寄りにはきついかもしれません。そしてソリストの入場が4楽章の途中から。こちらは椅子があり、立つのは歌うときだけです。

この合唱がすごい。声も良く出ているし、プロの合唱団顔負けです。定期の練習日以外にも飯森さんによる「特訓」があったようですが、飯森さんが終演後おっしゃっていたように「最高」です。

この合唱団ですが、例年の日程はわかりませんが、今年は8月に募集、9月にオーディションを行ってそれから練習でした。小生は来年このオーディションを受けるつもりで、現在カルチャーセンターのヴォイストレーニングコースに通っています。オーディションの試験問題は男性は有名な旋律のレレミドレミファミド(移動ド表記)で旋律は難しくないのですが、テノールは所々で1オクターブ上になり、その飛ぶところ(一番飛ぶところは、Dから上のEまで)の音程と、最高音がFisというところです。幸いヴォイトレの結果Fまでは楽に、Gも何とか出るようになったので来年オーディションに挑むつもりですが、今回聞いた感じではかなりレベルが高く、書類審査でも落とされる可能性のある小生(第九を歌った経験が無い&どこの団体にも所属していない)、もっと発声を頑張らねばいけないようです。

なお「自分が歌う」という目で見た今回の合唱団、男性の服は黒スーツに白ワイシャツ、黒の蝶ネクタイですが、スーツ自体は礼服(略礼服)でも良さそうです。ダブルの方もいらっしゃいました。それとドイツ語の発音は、完全に現代風でした。レレミドのところ、Deine Zauberは「ダイネ ツァオベル」ではなく「ダイネ ツァオバー」でした。「ウンテル デル ゾンネ」という発音に慣れている小生にはちょっと抵抗がありますが、オーディション用には合わせます。

2016/12/04

広島でコンサート

2016年12月4日

昨日、広島までコンサートを聞きに出かけてきました。「人の心に平和のとりでを築くコンサート」で、「音楽は平和を運ぶ」というNPO法人が主催するコンサートです。その主催者はともかく、指揮が大野和士氏、ピアノが萩原麻未ちゃん(別に知り合いではありませんが(^_^;)、オーケストラは広島交響楽団で、曲目も比較的ポピュラーなものというすごくありがたい組み合わせです。珍しくカミさんと一緒でした。カミさんも小生もクラシックの演奏会にはよく行くのですが、小生がオーケストラ主体なのに対しカミさんはソロからせいぜい四重奏までという少人数派で、あまり一緒に行くことはありません。珍しく一緒人多のは、大野氏が珍しくポピュラーなものを振ってくれることと、ピアノ協奏曲がカップリングされていたからです。

広島までは新幹線の「こだま」で。「さくら」にも乗れたのですが、「さくら」は混んでいて岡山から自由席に乗ると座れない危険があったからです。やってきた「こだま」はエヴァンゲリオン500系、これについて書くと長くなるので、この件については別に書きます。広島からは市内電車にしようかバスにしようかと迷っていたのですが、バスにしました。バスは会場のHBGホールの目の前に着き、しかも7、8分おきに走っているので、こちらが便利でした。ただし、混みます。

席は頑張ってS席を取り、しかも2階のほぼ正面という最高の席です。カミさんの隣は女性の二人連れだったのですが、そこに男性がチケットを持って「この席このあたりではないですか?」と言ってきました。何とダブルブッキングでした。男性の切符は主催者発行、女性の切符はチケットぴあで、どこかで二重手配になったのでしょう。満席でなかったので後ろは空いていたのですが、せっかく2階正面前から2列目という良い席を取られた男性は、気の毒です。いくらか払い戻しになったかな。

さて曲目は、1曲目はラヴェルの「ラ・ヴァルス」。広響の配置は14-6で、ビオラが右端のオーソドックスな配置。2曲目が萩原麻未さんのピアノで、同じくラヴェルのピアノ協奏曲。萩原麻未さんはその演奏スタイルや憑依的な練習などから「のだめ」に例えられることもあるのですが、ご当人のインタビューなどを聞くと、至って真面目で控えめな方ですね。このラヴェルのピアノ協奏曲も「のだめ」で取り上げられた曲です。リズミカルな曲で、演奏中に萩原さんの右足が踊っていました。アンコールはドビュッシーの「月の光」、良いものを聞きました。

後半はドビュッシーシリーズで、「牧神の午後への前奏曲」、続いて交響詩「海」。アンコールはビゼーの「アルルの女」組曲から「ファランドール」で華やかに終わりました。広響はと言うと、はっきり言ってうまいです。決まるところはきっちり決まり、揃いにくい金管のアインザッツもぴったり揃っており、これは広響はいつもそうなのか、大野さんが振るときだけなのかはわかりませんが、うまいです。欲を言えば、弦にもう少し音量が欲しいところです。広響はここまで頑張っているのに、決まったコンサートホールがないのはちょっと気の毒ですね。

帰りはやはり「こだま」でしたが今度は700系の旧レールスター、やはり700系の方が揺れます。

2016/10/22

大阪フィルソワレ・シンフォニー

2016年10月22日

昨日大阪まで出かけ、大阪フィルの「ソワレ・シンフォニー Vol.8」を聞いてきました。普通ならすんなり行って帰ってこられるはずでしたが、、、。

夜のコンサートなのでのんびりしていたら、いきなり揺れ始めました。少し遅れて携帯の緊急地震速報が鳴り出し、画面を見たら震源地は鳥取。鳥取の地震でこの揺れなら、震源地はかなりのものだと思いました。しばらく経ってからJR西日本の運行情報を見たら、新幹線が20分の運転見合わせで運転再開していましたが瀬戸大橋線は止まっています。これはちょっとやばいかなと思い、1時間に1本の宇野線は使わず、バスで岡山駅まで行きました。すると何と、上り列車は軒並み50分から60分の遅れです。所定の「さくら」で行くたら開演に間に合いませんが、行きの特急券はジパング割引なので、「のぞみ」には乗れません。そうしたら岡山始発の「ひかり」がほぼ定刻に発車しそうだったので、それに飛び乗りました。「さくら」は指定席を取っていたので「ひかり」なら振り替えができますが、とても窓口に並ぶ時間はありません。自由席に乗りこみました。

「ひかり」は岡山-新大阪間は各駅停車で、「のぞみ」より30分ほど時間がかかります。しかし所定が乗る予定の「さくら」の30分前の発車なので、多少遅れても何とかなると思いました。やがて所定時刻の13分遅れで発車しましたが、途中の相生、姫路でも「のぞみ」を退避せず、順調に走ります。西明石で「のぞみ」を退避したものの、新大阪には所定の4分遅れ、なんと「さくら」の到着予定時刻と同じ時刻に着きました。

新大阪で在来線に乗り換えるときに窓口と自動販売機を見たら、どちらも長蛇の列です。京都もそうですが新大阪には予約受取専用機がなく、受け取るだけの人も普通の自販機(指定席特急券が買える自販機)に並ばされるようです。帰りは終了時刻がわからないので「のぞみ」をe-特急券で予約していますが、受け取るときに何分並ばされるか、まあ22時近くなるので東京行きの最終は終わっており、そこまでの行列にはならないと思うものの、ちょっと心配です。
新大阪から東海道線-大阪環状線と乗り継ぎ、大阪環状線の終日女性専用車にまごついたものの(もう少しで、乗り込むところでした(^_^;)、福島には会場の15分前に着きました。

今日の大阪フィル「ソワレ・シンフォニー」は全席3500円と割安ながらちょっと乱暴な値付けです。ザ・シンフォニーホールで全席どこでも同じ値段は乱暴な、と思っていたら、ステージ後の席(サントリーホールではP席)と3階は、売り出していないようです。小生の席は2階正面やや右側、前から2列目と、なかなか良い席です。ピアニストの指は見えないけど顔が見える席で、美人ピアニスト向きです(笑)。

開演10分前から指揮者によるプレトーク。指揮者の角田鋼亮氏は若手の注目株で、この4月から大阪フィルの指揮者に就任、今回の演奏会は彼のお披露目公演です。そのためかプログラムはショパンのピアノ協奏曲第1番にメインがベートーベンの5番(運命)と、まさに直球勝負。プレトークははっきりとした発声で聞き取りやすく、わかりやすかったです。

1曲目、ショパンのピアノ協奏曲第1番のソリストは、2015年のショパンコンクールファイナリストの小林愛美さん。こちらも注目の若手です。小林さんのピアノは音がクリアで、きれいですね。ショパンはオーケストレーションが下手で、ピアノ協奏曲のオーケストラ部分は聞くべきところはないなどとも言われていますが、いやいやなかなかどうして。テレビより生の方がオーケストラ部分ははっきり聞こえます(オーケストラと指揮者による?)が、コントラバスにpでのピチカートなど、我が家の薄型テレビでは聞こえないですね。それとテレビ(CDも)ではピアノとオーケストラを別々にボリューム調整しますから、やはり生でないと聞こえないところがあります。ショパンのピアノ協奏曲を改めて見直しました。アンコールはショパンのノクターン第20番(遺作)。これも堪能しました。

メインはベートーベンの第5番。客演指揮者では振らせてもらえない曲(客演指揮者は、第6番(田園)になる)だそうです。オーケストラはピアノ協奏曲の12-4から各1プルト増えた14-6ですが、音はよく出ています。そして会場が良いのか大フィルの腕なのか、音がクリアですね。第2楽章の木管アンサンブルは実にきれいで見事でしたから、腕でしょう。大フィルはフェスティバルホールという大きなホールを本拠地にしているせいか、フォルテになると迫力があります。多少じゃじゃ馬らしいのですが、それを見事にまとめ上げた角田氏の直球勝負、堪能しました。

さらにアンコールも1曲あったため、切符売り場の行列が気になって急ぎ足で福島駅へ。途中の信号は「みんなで渡れば怖くない」状態で、「大阪って、コワイ。」と思いながらつきあって待ち時間無しで2回乗り換え、新大阪に着いたのが21時40分。そして自販機の前はがらがらだったので予定の1本前の22時9分発の「のぞみ」に携帯電話で変更して即発券。駅弁、ビール、お茶と3点セットを買って乗り込み、無事帰り着きました。一時はどうなるかと思いましたが、終わってみれば楽しめた午後でした。

鳥取では、死者が出なかったのは何よりでした。被災された方に、お見舞い申し上げます。

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