2019/10/12

3年目の第九合唱練習記(7)

2019年10月11日(金)


 


高音が出なくなったのことは前回書いたが、対策として、家での発声練習を続けている。本当は対策ではなく、常に続けなければいけないのだが(^_^;。Fがやっとこさ、Fisがなんとかで、Gは出ない。無理にGの入ったところを歌おうとすると(例えば、「歓喜の歌」の後半部分)Gより低い音しかでないものだから、その後下がってきたところで音程が狂う。業界用語で言う「フラットする」という状態だ。まあ、無伴奏ではなく練習はピアノの、本番はオーケストラの伴奏付きだから、すぐに合わせられはするが。


 


という状態で練習である。今日もI先生だが、今日から4パート合同での合わせ練習。ベースのSさんは「早く合わせ練習にならないかな」と言っていた。ベースは人数が少ないので、パー練はほとんど個人レッスンになっているそうだ。本当の個人レッスンのように、姿勢や口の開け方などまで教えてもらうと助かるのだが、そこまではやらないだろう。


 


受付時に、今年も写真とDVD(ブルーレイ)の注文を出す。初回は皆買っていたが、3年目くらいになると「どうしようか」という人が増える。小生は、実際に歌っていたのを聞きたいので、ブルーレイを注文した。DVDではなくブルーレイにしたのは、ブルーレイの方が音が良いからだ。


 


今年の本番の配置も去年と同じで、男声が中央に来る。それで練習の配置もそうかと思っていたら、事務局から「女声男声分かれて」という指示が来る。左の端の方に荷物を置き、トイレに行って戻ってきたら、席の配置が変わっていた。男声が中央だ。幸い荷物も一緒に移動していた。中央と言っても、バス2列、テノール2列である。テノールはさらに第1第2と分かれるのだが、たまたま段ごとに第1第2と交互になっていた。そこでI先生第1と第2とどちらが人数が多いか聞いて、「では第2テノールが前!」久しぶりに、同期のKさんと一緒に最前列になった。


 


子音を早くというのは、よくと言うかしょっちゅう言われていることだが、I先生、語尾の子音をはっきり出すように細かい指示を出す。たとえば、geteilt,rund,Cherubなどである。こうやって書いてみると、皆無声音だ。


 


前回の練習で声が出なくて愕然とした、und der Cherub steht vor Gottからの部分、Fisまで出た。最後のFも、十分に響いた。肩を十分に回したのが良かったのか、事前に軟口蓋を上げるように気をつけていたのが良かったのか、どちらにしろこのまま発声練習を続けていけば、本番までには何とかなりそうになってきた。この前の部分のWurm gegeben,の音程は相変わらず怪しいが、ここは元々怪しく、今に始まったことではない。


 


それにI先生、スタッカートをきちんと切るように指示を出す。この2分音符になってからのund der Cherubのスタッカートは、ベーレンライター版ではなくなっていたところだ。村上先生がどういう指示を出すか、である。村上先生と言えば、最後の部分のTocheter aus Elisiumのausの後を切らないように指示が来ているそうだ。ここはffからpに変わるところで、一旦切った方が歌いやすく、わりと切っていたところだ。


 


ピアノ伴奏は保育園と同じTさんだが、保育園の時はピアノ譜より歌う音階を弾いていることが多かったのが、本格的にピアノ譜を弾く。第九のピアノ譜は、特に最後の方は派手というか華やかだ。速いパッセージになるとアップライトピアノでは機構上付いて来れなくて音飛びが起こるが、グランドだとどんなに速くても平気だ。それにタッチも軽く、グランドの方が弾きやすいらしい。


 


次週の練習がその村上先生ということもあって、I先生の指導も熱が入る。いつもは椅子を片付ける時間を考えて10分くらい前に終わるのに、定時を数分過ぎて終わった。これが土日だと終バスが早く心配になるところだが、金曜日で良かった。

2019/10/09

まつきとわたるとはなこのトリオ

2019年10月9日

岡山大学医学部構内にあるJホールに、「まつきとわたるとはなこのトリオ」を聞きに行ってきました。「まつきとわたるとはなこ」というのは、ピアノの松本和将氏、チェロの向井航氏、ヴァイオリンの上里はな子氏のピアノトリオです。いずれも腕利きの3人ですが、松本氏が倉敷市の出身のため、岡山県内のコンサートは多いようですね。J001a

曲目は、前半がモーツアルト「きらきら星変奏曲」(ピアノ)、クライスラー「前奏曲とアレグロ」、マスネ「タイスの瞑想曲」(以上ピアノとヴァイオリン)、モロー「愛の賛歌」、久石譲「おくりびと」(以上ピアノとチェロ)、モーツァルト「ピアノ三重奏曲K.254」。後半がベートーベンのピアノ三重奏曲第7番「大公」でした。松本さんと向井さんの解説が入ります。

向井さんは縦横大きく、服装も胸まであいた黒い襟なしシャツに金色のネックレスを覗かせ、黒い上着、金縁眼鏡にひげ面ですから、街を歩いたらやくざ屋さんが挨拶しそうな雰囲気です。上里さんも向井さんと一緒なので目だちませんが、結構がっちりした体つき、松本さんが普通の体つきなのですが、華奢に見えます。腕前の方は、すごいです。ピアノは音は減衰するものなのですが、オルガンのように持続するどころか、クレッシェンドしていきます。わからないように連打しているんですね。

ピアノ三重奏の「大公」は作品97番で、ピアノ協奏曲「皇帝」の作品73番よりももっと遅く、交響曲第8番の作品93番と同じくらいの時期ですね。ちなみに「第九」はもっと遅く、作品125番です。この「大公」の時期はカンタービレ期と言われ、「運命」などよりずっと軽い感じの名曲が多い時期だそうです。演奏は、堪能しました。

アンコールの予定はなかったそうなのですが「ブラボー」が飛んだため、松本さん「アンコール、やります」。向井さん「えっ、やるの?やるならもっと早く言ってよ。」譜面台は全部片付け、ぶっつけ本番しかも暗譜でピアノ三重奏版の「チャールダッシュ」が演奏されました。これは主旋律が途中でチェロになる版もあるようで、上里さんが目配せと動きで、「主旋律代わってよ」、向井さん「あんたがそのままやってよ」。結局主旋律はヴァイオリンのままでした。いやあ、これもすごかったです。最後におまけ、向井さんが松本さんに強制的にもう1曲やらせ、モーツァルトの「トルコ行進曲」も披露してくれました。

たっぷり2時間、楽しめました。これで1000円ですから、お買い得です。

2019/10/08

3年目の第九合唱練習記(6)

2019年10月6日(日)

昨日は東京での高校の同窓会に出席し、一泊して新幹線に乗った。昨日ほとんど立ちっぱなしだったせいか、今日は朝から疲れている。新幹線の中で「英雄」を聞いたが、3楽章が完全に飛んだ。早めに着いたので一旦家に帰り、一服してから練習会場に出かける。保育園は前回で終わり、今日からシンフォニーホールの中のスタジオだ。

時間前に着いて本を読みながら待っていたら、チケットの引き渡しがあるような話が聞こえてきた。行ってみたら長蛇の列。しかし並ぶ。流れは良くて、注文しておいたチケットを受け取る。S席6枚、結構な金額になる。全額負担するわけではないので、この後いくらかは戻って来る。岡山ではなるべくしがらみは増やさないようにするつもりだったが、しがらみだらけである(^_^;。

今日まで合同パート練習であるが、今日はベースの出席率が良いようだ。今日は総社の第九の結団式だったそうで、その都合を付けた方がそのまま出席した?ただしテノールはファーストが多く、セカンドは少ない。

今日はベースのI先生。1回全体を通し、それから後の方からの練習になる。1回通すと言ってもオーケストラは入らないので、休み無しに歌うことになる。本番では、ソロの時やオケだけの時間、休んで体勢を立て直せるのだ。今年はバテやすいので、たちまち高音が出なくなる。いつもは自信がある前半のvor Gott!のFや、「歓喜の歌」の後の男声だけの部分のVater vohnenのFが出ない。思えば2年以上前はEがやっとだったのを、ヴォイストレーニングその他でオーディションのFisが出るようにしたのだった。その後第九の練習でGまでは実声で楽に出るようになったのだが、全身麻酔(心臓も4時間くらい止まっていた)と1ヶ月の入院で、リセットされてしまったようだ。これはえらいことである。

この日は東京から帰って、一旦家に帰ったとはいいうもののその足だったので、疲れがたまっていたのかもしれない。と考えて2日後に家で歌ってみた。Fは何とかなるが、Gは出ない!そのFも、その前に高音が続くと、怪しくなる。例えば「踊り明かそう」の最後の部分(楽譜が手元にあったので)、I could have danced,danced,danced,のところは、EDFと延ばすが、このFも危ない。

対策として、これから約1ヶ月、11月中旬までは特訓である。そして全体通しかオケ合わせの時に対策を考え、場合によっては例年よりサボる部分を増やす。まあ、ドッペルフーガまで終われば、後はどこをサボっても良いのだが(笑)。

もう少し喉のリハビリを早く始めたら良かったのに、と考えるが、アミオダロンが終わったのが1ヶ月前で、やっと脈拍が70代に戻ってきたので、まあこの時期からだろう。

2019/09/27

3年目の第九合唱練習記(5)

2019年9月26日(木)

岡山の第九の演奏会は、去年までずっと12月の第2日曜日だった。津山が第1日曜日で、重ならないようになっていた。そのため、掛け持ちする人も数人いた。ただ12月の第2日曜日は新聞休刊日のため、津山の第九は盛大に報道されるのに対し、岡山の第九は影が薄い。それが今年は、岡山が第1日曜日になった。津山とバッティングである。聞いたところ「諸般の事情」とのことだが、そのあおりでベースの何人かが津山を選び、今年は岡山に参加していない。

さて、今日から合同パート練習で、テノールとベースが一緒になる。今日はなぜか集まりが悪く、開門時のベースは2人だけだった。いつもの、小生と同期のお二人である。今日は四国から直行のSさんも、間に合ったようだ。

今日は、保育園の最後の日である。1ヶ月経ってしまったのだが、速い!今日はベースの部屋で、椅子を並べる。椅子を出すときは、また元の位置に戻せるようにしておかなければならないが、Sさんが取り仕切っているのでまかせる。鍋奉行ならぬ椅子奉行。ベースは「こんなものだろう」と言って8脚、テノールは倍以上いる。これはボリュームの差が出るかな。元々岡山の第九の合唱団は両端が少ないのだが、今年はソプラノに大量に新人が入ったので、ベースの少なさが余計に目だつ。

指導のM先生も人数の少なさを気にしていて、「がんばらずに、響く声を出しましょう。」がんばろうとすると余計なところに力が入るので、良いことは何も無い。

M先生の指導、言われることは毎年同じで(言われ続けている方もいる方だが)、「子音を早く」と「レガート」。ところが今年はそれに、「オーケストラのリズムを意識して」というのが加わった。「歓喜の歌」については前回書いたが、その次のがらっと変わってSeit umschlungen,となるところは、途中からオーケストラがタンタタタンタタというリズムを刻み出す。練習中はピアノだが、保育園のアップライトピアノでは、フルボリュームで歌うと聞こえない。来週からシンフォニーホール内のホールになるので、そこのグランドピアノなら聞こえるだろう。

小生の方だが、やはり今年は声のバテが早い。例年Eから上を連続して出すところは途中からくたびれて出なくなるのでそれなりにサボっていたのだが、今年は「歓喜の歌」の3回繰り返し(Freude,Deine,Deine)も危なくなった。例年「歓喜の歌」は、その後の男声合唱に力を入れるために軽く流しているのだが、今年は本格的にサボる部分を増やさないと行けないようだ。

前にも書いたが、保育園はこれで修了、次はシンフォニーホール(イベントホールかスタジオ1)である。ただ日程は変則的になり、間が9日開く。小生はその間に東京行きが入るので、これからは体調管理も重要になる。変な時期にインフルエンザが流行っていたな。気をつけよう。

2019/09/24

MUSESCOREというソフト

2019年9月24日

小生が通っているカルチャーセンターのヴォイストレーニングの先生が、最近「ハモり」に凝りだしています。このヴォイストレーニング、小生は元々「第九」のオーディションに受かるために始めたのですが、第九の指導者の先生から「第九ばかり歌っていると、歌が下手になる」と言われたこともあって、そのまま続けています。ここのコースは、発声の基礎をしっかりやってくれるので、ありがたいです。何事も、基礎は大事です。

発声練習のあとは、みんなで童謡、日本の歌曲、海外の歌曲、ミュージカルにカンツォーネなどを歌ってきたのですが、最近参加者が増えて2つに割っても良いくらいの人数になったせいか、上下2パートに分かれて歌うことが増えました。パート分けはその時座っている位置で分けるのですが、歌っている側から見て右側、女声合唱だとソプラノの側に座っているグループが高音部を歌うときの方が、すっきり行きます。その逆は、どうもうまく行きません。やはり皆さん、自分の声域に合わせて座っている見たいですね。ちなみに小生の位置は、右端です。なお顔ぶれは高校のクラブを含めた音楽グループの例に漏れず、大多数が女性です。

そのヴォイストレーニングコースで、先生がとんでもない編曲の楽譜を持ってきました。よく知っている曲ですが、主旋律に対し男声が合いの手を入れるような感じで、リズム音程ともめちゃくちゃ難しいです。第九ほどではないですが。男声は二人しかいないため、先生「自主練習!」。そこでもう一人の男性、第九仲間のSさんが教えてくれたのが、MUSESCOREというソフトでした。

このソフト、言わば楽譜用のワープロなのですが、再生すると、さすがに歌詞は歌いませんがその通りの音を出してくれるので、便利です。音程だけならピアノで確認できますが、それに休符の多いリズムが加わったら、小生の腕では弾けません。2パートの楽譜を「二重唱」というテンプレートで書いておけば、両方の音を出します。

Sさんが送ってくれた楽譜というか音源を、聞いてみました。すごくきれいです。だけど難しい。横で聞いていたカミさん、「あなた、本当にこれ歌えるの?」第九が先です。

2019/09/20

3年目の第九合唱練習記(4)

岡山の第九の合唱練習には、パー練(パート練習)の時からピアニストが付き、今の時点では4人のピアニストが練習に来ているという贅沢な布陣になっている。そしてだんだん歌えるようになってくると、ピアノも第九のピアノ譜通りの、華やかな演奏になってくる。もっともアップライトピアノでは、速いパッセージ(特に連打)になると、キーが付いてこないが。本当の腕の見せ所は、来月になって、場所をシンフォニーホールのスタジオに移してからだ。

このピアノ譜、ほぼオーケストラの部分部分を抜き出しているのだが、所々ピアノ独特のところもある。最後のPrestissimoになってしばらくして、Diesen Kuss der ganzen Welt!のところ、合唱の各パートとも同じ音を延ばすあたりは、ピアノは最初はタンタタタンタタのリズムを刻んで、次は和音短音の繰り返し、具体的には右手は(レ♯ファ♯ラ)ラ、左手は(シレ♯ファ♯)シの繰り返しで(小生にしては珍しく固定ド表示)音の幅も広く、実に華やかなのだが、ここはスコアを見たらこういう音型はないことがわかった。最初の和音、右手は第1と第2ヴァイオリン、左手はビオラとコントラバス。次の短音は、右手はビオラの1オクターブ上、左手はチェロだった。小生は専門にスコアの読み方を勉強しているわけではないので間違っているかもしれないが、弦のパートを時間差で鳴らしているのは確かなようだ。まあ、こういうことを調べても合唱には何の関係もなく、趣味の範囲である。


2019年9月19日(木)

今日が最後のパー練である。時間が経つのは、速い。練習開始前に保育園の部屋を眺めていたら、「線路は続くよ」が階名で大きな紙に書いて張り出してあるのに気がついた。しかし、何か変だ。よくよく眺めていたら、ト長調を固定ドで書いてあることに気がついた。合唱のことに詳しいKさんにその話をしたら、時間前に来ていたM先生が聞きつけ、「もう、移動ドという言葉はなく、全部固定ドなんですよ。」え~~っ、もうそうなったか。この保育園は鍵盤ハーモニカを使っているので固定ドだと思ったのだが、ぜんぶそうか。M先生もいい歳だから「固定ド、移動ド」という言葉を知っているが、そのうちそういう言葉すら知らない先生方が増えてくるのかもしれない。しかし固定ドでト長調の歌が歌えるのだろうか。少なくとも、小生にはできない。

練習になりあちこち注意が入るが、毎年言われていることは同じである。「子音を早く」と「レガート」。本番ではそこそこのものになっているのに、半年経つとまた戻ってしまうのだろう。しかも去年は、レガートからほど遠かったし(^_^;。だいぶ良くなってきたようだ。

「歓喜の歌」の仕上げに入ったとき、ここはタンカタンカと歌うのではなく、八分の六拍子の八分音符のリズム、[タタタ][タタタ]のリズムを、具体的にはピアノの左手で鳴らすリズムを意識するように言われた。「オーケストラの場合、ここは弦がやっていますね。ところで、スコアを持っている方。」えっ、と思って小生は手を上げたら、「二人だけですか」意外と少ない。歌うときに、オーケストラのどの楽器がどこを弾いているのか、知ることも大事だと言われたが、小生が趣味でやっていると思っていたことも、どうやら重要なことらしい。ついでに書いておくと、弦のタタタタタタはオクターブユニゾン、右手は管楽器で、一番上のソプラノと同じ音を出しているのは、オーボエ1番とホルンの1番である。余計なことだが、クラリネットはこの「歓喜の歌」の間、ずっと休みである。気の毒に。なお、知ることとうまく歌えることとは、別物である。発声練習をやらなければ。

2019/09/19

吉田秀のコントラバスワールド

2019年9月19日

昨日、Jホールで行われた「吉田秀のコントラバスワールド」を聞きに行ってきました。吉田秀氏はN響の首席コントラバス奏者ですが、経歴を見たら現在は芸大教授も兼務しています。芸大は「国立大学」の流れで兼業禁止(組織に属したらダメ、フリーならOK)だと思っていたのですが、変わったみたいですね。

曲目は、前半は吉田氏のソロで、マルティーニ「愛の喜び」、クーゼヴィツキー「小さなワルツ」、プロト「カルメンファンタジーよりトレアドールソング」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、パガニーニ「モーゼ幻想曲」。ピアノは角田奈名子さん、第九の伴奏でお世話になっています。現在のパー練では、ベース担当です。

コントラバスは、ソロで聞くと良い音ですねえ。特に高音と和音がきれいです。1台で和音を出すのは弦楽器はできますが、ヴァイオリンは「無理して和音を出している」感が強いのですが(うまい人のを聞いていないせいかもしれませんが)、コントラバスで出す和音は実に自然です。それと高音は、指板から外れた、もっと高い部分を押さえてもきれいな音が出ます。これは「出る」のではなく、「吉田氏は出せる」と言った方が良いのでしょう。

曲の合間には、吉田氏がマイクを握っての曲目解説その他、です。吉田氏は大阪人だそうで、大阪人にマイクを持たせると「笑いを取ってナンボ」の精神が出ますから、軽妙な語りでした。Jホールだと、こういう気楽なコンサートが合っているような気がします。語りは気楽でも、音はすごい。

後半は岡フィルのコントラバス奏者3人(南出信一、嶋田真志、嶋田泉、の各氏)が加わっての、コントラバスカルテット。コントラバスカルテットの場合は高い方から、ファーストベース、セカンドベース、サードベース、ホームベースというと聞いたことがありますが、真偽のほどはわかりません。岡フィル3人のうちの2人は、吉田氏の後輩(芸大)ですね。曲目は、ブラームス「ハンガリー舞曲第五番」、モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、ボッテシーニ「パッショーネ・アモローザ」(これは嶋田真志氏とのデュオ+Pf)、ビゼー「カルメン組曲」。

コントラバスが4人揃うと、余計に吉田氏の響きの良さが目だちます。あの大きなNHKホールで日頃演奏している人は違うと言うべきか、さすがはN響の首席と言うべきか。アンコールにコントラバスソロで「荒城の月」カルテットで「ジブリメドレー」を聞かせてくれました。堪能しました。

第九仲間のSさんと会場で一緒になったので、Sさんと、もう一人のSさんの友人と、同学年の親父(ジジイか?)3人でお茶です。帰りがけにひょいと見たら、今日の出演メンバーもベランダ席でお茶をしていました。

2019/09/15

3年目の第九合唱練習記(3)

2019年9月12日(木)

今日は朝からS病院に行ってきて、一旦家に帰り、それからの練習行きである。開始時刻が11時間(ほぼ、半日)ずれているので、一度家に帰った方が楽だ。なお練習の時は駅までバスに乗っているが(日頃は乗らない)、練習会場の保育園までは駅から結構歩く。まあ声を出すには、少しウォーミングアップをした方が良い。今日は朝から出ているので、歩きすぎだが(^_^;。

練習会場へ。開始10分前になっても、集まりが悪い。M先生が来た頃は、まだ「つ止まり」(10人未満)である。練習開始までピアニストのBさんとしゃべっていて、公演準備の裏話を仕入れる。内容を書くのは、止めておこう。

練習が始まって、19時30分くらいまでにどんどん増える。今日は平日なので、仕事が終わって19時にここに駆けつけるのは、結構大変なのだろう。小生が昔N響の定期会員だった頃、仕事が終わって19時にサントリーホールに駆けつけるのは、結構大変だった。17時10分の就業ぎりぎりまで仕事をしていると、仕事の整理や翌日の準備(やることを書いておかないと、忘れる)で、30分くらいはすぐ経った。

話は前後するが、少人数の男声で女声と伍して歌うためには、良く通る声を出すこと、と言われる。ボリュームを上げてわめきまくる(ホリヤンか?)のとは、違うのだ。そうすると息の消耗も少ないので、フェルマータで多少延ばされても平気である。ということで、330小節のvor Gott!のフェルマータを思いっきり延ばす。途中で息切れしてしまうが、広上さんの時は10秒続いたそうだ。ここはオーケストラも、連打のティンパニー以外は全部同じ音を延ばすが、途中で弓を返せる弦楽器はともかく、管楽器は大変だろう。

この後の男声合唱部分、今日のM先生はソロパートを歌ってくれない。ただ第2テノールの場所をまとめられたので、回りにくっついて音は取れる。小生は絶対音感はないので、基準音がないとどうにもならないのだ。最も絶対音感のあるカミさんに言わせると、音がわかるのと、ある音を出すというのは、全く別物だそうだ。

進み方が速いと思っていたが、パート練習は来週で終わりである。月日が経つ方が速いのか。

後日談であるが、別のヴォイストレーニング、個人レッスンではなくカルチャーセンターみたいなものだが、そこの先生に第九の練習は各パートにピアニストが付いた、すごく贅沢な練習をしている。学生の時は音叉だけだった。と言ったら、「それはそれで、すごいけどね。」と言われた。まあ、基準音が出れば途中の音の変化はピアノなど無くてもやってしまうのだから、すごいのかもしれない。なお小生、今はもうとても無理である。

2019/09/10

3年目の第九合唱練習記(2)

2019年9月5日(木)

今日から保育園での練習が始まった。現在の名前は制度が変わって保育園ではなくなっているが、ここでは保育園で通す。2年前の小生が新人だったときは、保育園の入り口についての案内や注意が全くなく、どこから入って良いのかわからず、うろうろしている人が結構いた。それが、去年から案内が書かれるようになった。一般的には「裏口」に相当する場所が、入り口である。また2年前は保育園が休みの日に練習日が設定してあり、時間になっても鍵が開かず、一騒動になったことがある。去年から、練習日は保育園が開いている日になった。そのあたりは、きちんとフィードバックしてある。今年の保育園での練習は、全部平日である木曜日だ。

開場時間の少し前に着く。ベースの新人さんが早く、もう来ている。「第9も合唱も、全く初めてです。」と不安そうに言われる。同期のベースのSさんがいたので、Sさんに引き継ぐ。Sさんも第九も合唱も全く初めてであった。しかも面倒見がよい。テノールの新人さんは、第九の経験はないが合唱経験はあるので、なんとかなる(と思う)。練習用CDの紹介を、前回やっておいた。

練習に先立ち、全員の自己紹介。小生は、「3月に心臓の手術をしたので、今年はどこまで歌えるか不安。」という話をしたが、手術の具体的なことまでは言わなかったので、ステントかバイパスかと思われたかもしれない。ステントの経験はないが、正中線切開とはずいぶん大変さが違うようだ。

今日はM先生がお休みで、代わりに女声のN先生だ。N先生、カタカナの書かれた歌詞表を準備していて、希望者に「M先生にばれたら怒られるけど」と言いながら配る。「Scho¨ner]と「シェーナー」は、全く別物だ。といいながら、小生もどっちで発音するのが不明な語尾のrやら、イタリア語発音のCherubなどには、仮名でルビを振っているが。語尾のrについては、今年は一段と巻かない方向に行くみたいだ。

練習はさーっと全体を通すつもりのようで、どんどん行く。ただピアノ伴奏は正式な伴奏ではなく、歌の音程を弾いてくれる。小生が音程が怪しいと思っているところは、皆さん怪しい。特にKu¨se gab sie(313小節)から始まるところ、臨時記号がふんだんに出てきて、音程が取りづらいのだ。その後のund der Cherubのスタッカートは、「去年こうやったから」と、楽譜上二分音符のところを四分音符+四分休符で歌うよう指示される。ところが帰ってから去年の楽譜を見たら、最初は四分音符+四分休符の指示(ひょっとして、ホリヤン?)があったが、秋山先生の指示でその指示にバッテンが付いていて「発音は明瞭に。音はたっぷり。」という書き込みがある。まあここは、村上先生の指示次第だ。

テノールは前回声が全く出ていなかったが、今日はよく出る。皆さん、やっと第九モードになったか。411小節Laufetからの男声合唱、ここはいかにも合唱らしくて好きなところだが、1stと2ndのバランスが悪い。自己申告のせいか、今年は一段とひどくなった。手を上げたら、1stが10人強、2ndは3人。次回のM先生の時に、少し移動指示があるか?ちょっと頑張ろうと思い、初っぱなのLaufetはよかったが、次のfreudigは音を外した。ここはベースから音を取っているので、ベースの音が鳴らないと取れない。M先生はソロの部分や他のパートを歌ってくれるから、次回はなんとかなるだろう。

なお第九全体として、全部全力で歌うとバテて後半声が出なくなるので、所々サボって重要だ(と小生が思っているところ)に力を入れている。毎年「歓喜の歌」の後のSeit umschlungenに力を入れているが、女声が入るところではサボっている。それでもganzen Welt!はソプラノより上になって、CDでもテノールがよく響いているので、なんとかここのGを出したいと思っていた。しかしここで頑張ると次の男声だけのFの連続が出なくなるので、こちらを優先していた。毎年「次はなんとか」と思っていたのだが、今年は体力が落ちたせいか喉のバテが早く、かえってサボる場所を増やさなければいけないかもしれない。まあ今年は、通しで歌えれば良しとしよう。

2019/09/02

3年目の第九合唱練習記(1)

2019年9月2日

昨日(9月1日)から、今年の「第九」がスタートしました。小生にとっては、3年目になります。さて、今年は、、、。

 

2019年9月1日(日)

元々「第九」は、冥土の土産で1回だけ歌うつもりだった。しかも指揮はシェレンベルガー氏で、1回だけやるにはちょうどよかった。ところが翌年(去年)は秋山和慶氏で、「指揮の技術は、小澤征爾より上」と言われる秋山氏の指揮を見たく、また秋山氏の「鉄」にも関心があったので、去年も歌ってしまった。去年の本番の控え室で、「実は来年早々に心臓の手術をする」と言ったら、「それは生きていたら報告がてら来年も顔を出せ」と言われ、素直な(?)小生はまた申し込んでしまった。しかしまともに歌えるかどうか、一抹の不安はある。

16時50分、発団式の受け付け開始は17時からだから、まだ少し時間がある。少し早めに来たのは、1階と地階にある本屋「丸善」によるためだ。岡山に大型書店はいろいろあるが、ここは品揃えが多い。特に文庫本の、ハヤカワ文庫などほかの書店ではあまり置いていない本の品揃えがよい。ただしここは、音楽関係の本もあるが、縮小版スコアも含め、楽譜は置いていない。楽譜は2階の「ヤマハ」である。

丸善で、一度図書館で借りたもののじっくり読みたいと思っていた本を買い、上に上がろうと思ったら出口でドクターと鉢合わせした。ドクターは今年も参加されるようだ。

受付を済ませ、オーディションの発表を見たら、今年はソプラノが多い。去年アルトが多かったことへの反動か?男性は相変わらず少なく、それでもテノールは3名。ベースは1名だけである。小生の番号(出席番号?)は、去年より1番若い。小生の本名は五十音でかなり後の方なので、全体の動きがもろに番号に反映する。新人さんが入ってこうだから、何人か抜けたか?

今年は合唱指揮者というものを置かず、指揮の村上寿昭氏の来岡の回数が多い。そしてその間は、地元のI先生とY先生で指導することになる。去年はI先生とY先生をホリヤンは完全に「一兵卒」として扱っていたが、今年は肩書きが「合唱指揮」である。それぞれの全体指導は、2回ずつである。

発団式が終わった後は、男声女声に分かれて第1回の練習。男性の指導者はM先生。この日は歌詞をつけずに全部「ナ-」で歌うが、これが大変である。全体のタイミング、ブレスの位置などは歌詞で覚えていたので、これがわからない。そして、子音でごまかしていた曖昧な音程が、露骨にわかる。小生が「怪しいなあ」と思っていたところは、皆さん怪しかった。途中で転調と言うか臨時記号が出るところで、半音上がるところが上がりきれず、下がるところが下がりきれないのだ。ここは、練習あるのみである。去年のホリヤンはやたら刻むように、怒鳴るように歌わせていたから、レガートに戻すのが大変だろう。

休憩を入れての2時間の練習だったが、後半で声が出なくなった。高音が、特にEから上ばかりのところを繰り返し歌っていると声がばてるのだが、今回はそればかりではないようだ。昔は5階までは平気で上がっていた階段が、今は3階がやっとである。あちこち筋力が落ちているので、心臓リハビリに加えて声帯リハビリもする必要があるか?しばらくは、声出しを毎日やった方が良さそうだ。

練習が終わって、男どもがピアニストのBさんところで「俺の指揮を見ろ!と言ったって、見えないじゃん。」など、ひとしきりホリヤンの悪口。Bさんは去年はホリヤンの日には当たらなかったが、噂は聞いていたと見え、笑うだけだった。どうも男の方が女性ピアニストに甘い?

そして今週から早速、保育園での練習が始まる。どこまで歌えるかな。

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