2017/08/21

岡山市ジュニアオーケストラ定期演奏会

2017年8月21日

昨日、岡山市ジュニアオーケストラの定期演奏会に行ってきました。別に関係者ではありませんが、このオーケストラのOBがいろいろ活躍しているようだったので、興味があったのです。

曲目はチャイコフスキーのロメオとジュリエット。モーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調、オーボエ独奏はこのオーケストラOGの三浦舞さん。それにベートーベンの交響曲第5番「運命」です。開演前に、舞台でのミニコンサートがありました。ハープ2台のアンサンブル(ハープ奏者は、ジュニアオーケストラメンバー)と、岡山市ジュニア合唱教室による合唱です。

さてオーケストラの演奏ですが、まず人員を見たら、弦は14-16-6-12-6という構成。管はフルート4(うちピッコロ1)、オーボエ3、クラリネット5、ファゴット2、ホルン4、トランペット5、トロンボーン3、チューバ1。ヴァイオリンで腕が今一つの子は第2ヴァイオリンへ、木管希望の未経験者はクラリネットへというのが中高オーケストラのやり方ですから、そのパターンでしょう。しかしチェロが多い。チェロをやっている子が多いのでしょう。

演奏は、第1ヴァイオリンがメローディーラインを引っ張り、チェロがしっかり支えるなかなかのもの。木管がちょっと弱いですが、金管、特にトロンボーンはうまい。

2曲目のオーボエ協奏曲は、オーケストラはぐっと人数を減らした選抜メンバー。ソロの三浦さんはきれいなきらきらした音で、なかなかの演奏でした。

後半の「運命」では、トランペットが二人に。コントラファゴットも入ります。しっかり練習しているようで、アンサンブルも良いですね。二人になったトランペットがかえって良い響きをしていますが、このあたりは経験を積ませることと良い演奏を聞かせることとの兼ね合いで、難しいところですね。ジュニアオーケストラですから、多少難があっても舞台に上がる方を優先して良いと思います。

ところが、3楽章から4楽章に入るところでは、難があるどころか金管、特にトランペットとトロンボーンの響きが美しく、感動しました。最初から最後までしっかりリズムを刻んでいたティンパニにも拍手です。良いものを聞きました。

2017/07/10

岡フィル第53回定期演奏会

2017年7月10日

昨日、岡山フィルの第53回定期演奏会に行ってきました。指揮は三ツ橋敬子さん、ソリストはベルリン・フィル首席ホルン奏者のシュテファン・ドールさん。珍しくカミさんと一緒です。

開演15分前から指揮者の三ツ橋敬子さんのプレトークがあります。今回の曲は、メインのブラームスの交響曲第3番は、ブラームスの4つの交響曲の中で最も演奏回数が少ないもの。またリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲(正式名称は「ホルンとオーケストラのための協奏曲」ですが、長いのでホルン協奏曲で通します。)2曲の中で、演奏回数の少ない方。つまり今日の曲目は、滅多に聞けない組み合わせというわけです。おまけにブラームスの悲劇的序曲は、高齢者には有名なあの「大学祝典序曲」と正反対の悲しい序曲を作りたいとの思いで作曲されたと言われており、これも大学祝典序曲の方が有名ですね。これから先は小生の感想ですが、今日の曲目はブラームスの2つの序曲と4つの交響曲、さらにリヒャルト・シュトラウスの2つのホルン協奏曲の中で人気の無い曲目ばかりを集めた組み合わせです。誰だ、こんな曲目を考えたのは。しかしその「人気の無い」曲目にもかかわらず、会場は8,9割の入り。三ツ橋敬子さんの人気か、はたまたシュテファン・ドール氏の人気か。

指揮者の三ツ橋敬子さんは、指揮しているときは目力がすごいのですが、インタビューに答えているときなどはすごくかわいらしいです。ただ指揮者には「かわいらしい」というのはマイナスでしかなく、女性、小柄、かわいらしい、と、言わば三重苦ですね。これだけのハンディの中、よく頑張っていられると思います。小生は、彼女のダイナミックな指揮が好きですね。

まずブラームスの悲劇的序曲から。弦は12-10-8-8-6、できたら14-6くらい欲しいところですが、経済的に無理だろうなあ。しかし演奏が始まったら、あれ、岡フィルってこんなに良く鳴るオーケストラだったっけ、という感じです。特に弦が良く鳴ります。木管も良いなと思ったら、フルートが小池さん(都響)、クラリネットが磯部さん(元N響首席)、ファゴットが菅原さん(N響)という一流どころ。ただゲストコンマスに都響の山本さんが入っているとは言え弦をこれだけならすのは、三ツ橋さんの力、たいしたものです。

リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲は、2番は初めて聞いたかもしれません。シュテファン・ドール氏は楽々と吹いていましたが、実際はめちゃくちゃ難しそう。堪能しました。この曲の中で、ソロホルンとオーケストラの中のホルンとの掛け合いがありますが、オーケストラのホルンもうまい。うまいと思ったら、読響の久永さんと山岸さんでした。オーボエの大きなソロも、きれいでした。小生の好みから言うと、もう少し音色につやが欲しいですが。

メインのブラームスの3番には、何とシュテファン・ドール氏が第1ホルンでオーケストラの中に入ります。曲の冒頭は金管アンサンブルですが、入りがぴったり。ここだけではなく、曲全体で金管アンサンブルが良いです。シュテファン・ドール効果なのか、それとも三ツ橋さんの腕か。トロンボーンが良いなあ。第3楽章は映画にも使われた有名な旋律です。ここでも、ホルンソロたっぷり。今日は一粒で二度おいしい(古いなあ)。最後は、トランペットのピアノの高音でちょっと乱れがありましたが、きれいなアンサンブルで終わりました。

終演後は、ブラボーの嵐。ブラ3のは静かに終わるので、ブラボーはもう一呼吸置いてからにして欲しいところですが、曲が完全に終わってからなので良いでしょう。シュテファン・ドール氏へのブラボーはすごかったのですが、指揮者の三ツ橋敬子さんへのブラボーもすごかったです。カミさんは、「誇らしい。」実は三ツ橋敬子さんは、カミさんの中学高校の後輩なのです。親子ほど(親子以上?)歳は離れていますが。

そしてアンコールもホルンたっぷり、楽しめた一日でした。終演後シュテファン・ドール氏はサイン会。昔だったらCDを買って並んだのですが、もうものは増やさないことにしているので(努力目標(^_^;)、ちょっと眺めて帰りました。

2017/07/02

ドレスデンフィル大阪公演

2017年7月2日

昨日大阪まで出かけ、ドレスデンフィルを聞いてきました。ドレスデンフィルは2008年にたまたまソリストの千住真理子さん目当てに行ったらそのうまさに感激し、以来来日したらなるべく行くようにしていました。そして2回目に行ったのが2015年、どちらも7月なので、日本ツアーは7月に決まっているようですね。今回はブラームスの交響曲4番と1番、調べてみたら、2008年に聞いたのもブラ1でした。大阪なのでソリストは無しですが、今日(7月2日)はミューザ川崎で小川典子さんと「皇帝」をやるようです。17070101a


行きは「さくら」の指定席、2-2のシートはやはりゆったりです。なお乗車券は西明石から在来線経由で大阪から大阪環状線に乗り換えるルートで、新大阪で途中下車はできませんが新大阪周りの経路より安く、なおかつ新大阪まで新幹線に乗ることができます(国鉄時代からの特例)。大阪環状線は環状線より奈良線やら関空に乗り入れる列車の方が多いですが、環状線も乗り入れの221系に合わせて3ドアの323系が登場し、すっかり置き換わっていました。20mの3ドアロングシートに乗るのは、西武の101系以来です。

会場は、ザ・シンフォニーホール。今回は値段の関係で、右サイドです。位置はサントリーホールのいつものビオラの真後よりさらに奥に入ったところで、コントラバスの真上です。ここは木管が良く聞こえるところです。お客さんの入りは、1階は9割ほど、3階正面(正面席は、2階無し)は3割ほどです。指揮はミヒャエル・ザンデルリンクさん、2015年の時と同じです。

時間が来て一斉に入場、一礼して着席。このあたりは、日本のオケと同じです。N響は揃って一礼というのはやりませんが。まずブラームスの4番。ドレスデンフィルはアインザッツがきれいに揃っているのですが、トロンボーンの入りが少しばらけます。それよりも、コントラバスは足下から(席がちょうどコントラバスの真上)地鳴りのように響いてくるし、音の迫力がすごいです。最近はもっぱら岡フィルなどの12-6の編成ばかり聞いているので、久しぶりの16-8をそう感じるのかもしれませんが、音の厚みが違うような感じです。席の位置はちょうど木管が別れて聞こえるところなので、木管が弦と一緒になったり、主になって弦の伴奏でメローディーラインを演奏したり、オーケストレーションを楽しめました。

休憩時間に、係員に席が寒すぎる、と苦情を言っている人がいました。確かにかなり冷えます。係員は、楽器の調子が狂うから温度は上げられない、と言っていましたが、多分ゲネプロの時に団員からの要求で舞台の冷房を強めにしたのでしょう。アメリカ人は日本人より冷房を強めにすると聞いたことがありますが、ドイツ人もかな。サイドの席は舞台用の冷気がもろに来るので、寒いです。羽織るものを持ってきておいて、良かった。

後半はブラームスの1番。コンマスを始め、かなりのメンバーが入れ替わっています。管の首席奏者も、ほとんど入れ替わりです。日本のオケでは見たことがありませんが、欧米のオケでは、首席奏者はメインの曲1曲だけ、という例がかなり見られます。まるで木村庄之助が結びの一番だけを裁く、という形みたいです。

ところがベストメンバーになったら、これがドレスデンフィルだった、と思い出させるアンサンブルのすごさ。昔の記事を読み直してみたら、やはりブラ1で金管のアンサンブルに感動していますが、全くその再現になりました。コンマスのバイオリンソロも、素晴らしかったです。終演後、ホルン1番、オーボエ1番、コンマスの順に立たせましたが、ホルンとコンマス、それに一番最後になったティンパニーがブラボーと大拍手でした。

アンコールはハンガリー舞曲の5番、交響曲4番があるときは、どちらもトライアングルが入るので、アンコールはこのハンガリー舞曲の5番が最適です。ところがこの演奏が素晴らしい!緩急自在で、アンサンブル全く乱れず。オーケストラが一つの楽器のようです。鳥肌が立ちました。

2017/05/14

落語オペラ

2017年5月14日

昨日、オペラ劇団トラヴァトーリの「落語オペラ」というのを見に行ってきました。落語オペラとはその名の通り、古典落語をオペラ仕立てにしたものです。今回はその第2弾で、「宿屋の仇討ち」。昨年の第1弾は「目黒のさんま」だったそうです。

全体は二部構成で、まずは雷門喜助師匠の落語で「宿屋の仇討ち」。あらすじはこちらを見ていただくとして、そう長くない話なのですが、その前の小話が長く、それがあまり面白くない。ゲストなので時間をたっぷり当てたのでしょうが、全体で30分ぐらいに短くした方が、すっきりすると思います。なお落語は、「庚申待ち」のある方でした。

オペラの方は、ドタバタ喜劇ですからそこは適当に現代風、気楽に鑑賞できます。伴奏はピアノとパーカッション、パーカッションは音大の学生さんのようでした。出演者は日頃からリサイタルをやっている二期会の方や、日頃は教えている先生などですが、いずれも音大出のプロ、実力はすごいです。特に伴奏がピアノと打楽器だけのため声がはっきり聞こえ、二重唱三重唱はそのハーモニーがしっかり聞こえます。予想以上に楽しめました。

こちらに、そのツイッターがあります。

このオペラ、おそらく持ち出しが多く、半分趣味でやっているのではないかと思います。小生の姉も本業は声優と声優学校の先生なのですが、趣味(完全持ちだし)で舞台をやっています。何か似たようなものを感じました。

2017/03/26

岡山フィル第52回定期

2017年3月26日

昨日、岡山フィルの定期演奏会に行ってきました。指揮はシェレンベルガー、曲目はベートーベンの6番、5番という「王道」プログラムです。

会場は14時。開演は15時ですが、14時20分からロビーコンサートが行われます。そう言えば昔NHKホールでよく聞いたなあ。弦楽四重奏で、第1ヴァイオリンは今日のゲストコンマスの戸澤哲夫氏、東京シティフィルのコンマスです。第2ヴァイオリン岡山フィルコンミスの近藤浩子氏、ヴィオラN響次席の中村洋乃理氏、チョロ都響副主席の松岡陽平氏という、豪華メンバーです。曲目はモーツアルトのディベルティメントニ長調。楽しめました。

座席は3階の正面最前列。音はものすごく良い席なのですが、普通のビルなら5階に相当する3階まで階段だけ。一旦席を確認してロビーコンサートのためにまた1階まで降りましたから、3階まで2往復。心臓に悪い。さすがに息が切れましたが、検診の時に「息が切れた」と言っても、多分「私でも切れます」と言われます(笑)。

14時45分からシェレンベルガー氏によるプレトーク、ドイツ語ではなく英語でした。ベートーベンの交響曲第4番から第6番は、ベートーベンが楽しいときの作曲だそうで、言われてみると第5番は苦悩から歓喜ですが、その苦悩もチャイコフスキーの悲愴のようなどうしようもない悲しみではなく、前向きですね。5番の第2楽章も葬送行進曲ではなく、美しく穏やかな主題です。今日の演奏は6番5番の順で、これは初演の時と同じだそうです。

さて、演奏開始。3階からだと、オーケストラは全体が見えます。聞きなじんだ6番ですが、3楽章まではほとんど弦と木管だけというのは、改めて気づきました。そしてティンパニーの出番が4楽章の嵐のところだけ、これも新しい発見でした。岡フィルの12-10-8-6-6という弦配置は、ベートーベンの交響曲のような2管編成くらいの管とで、ちょうどバランスが良いですね。

第5番は6番と打って変わってティンパニーは最初から出てきます。古典派の交響曲のコントラバスは、ほとんどチェロの1オクターブ下で同じメロディと聞いていたのですが、5番は所々チェロのメロディーにコントラバスのピッチカートが合わせるという、かっこいいところがあります。ベートーベンの交響曲の、特に第3番以降は1曲ごとに改革していた、とシェレンベルガー氏がプレトークで言っていましたが、初演時は前衛的だったでしょうね。

演奏は、実に良いです。去年の第9の時に気になった金管の「もごもご」も無く、トランペットはシャープな切れ味です。あっという間の2時間でした。定演ではアンコールはないと思ったのに、最後はモーツアルトの「フィガロ」をサービス、良い演奏会でした。7月の三ツ橋さんの指揮の時にも行かねば。

2017/02/06

広響福山定期演奏会

2017年2月6日

昨日、広島交響楽団の福山定期演奏会に行ってきました。福山定期演奏会は年に1回で、去年はカミさんが行っています。少し早めに岡山駅のホームに行ったら、「トワイライト瑞風」の試運転列車が上りホームに止まっていました。カメラを出したら、ちょうど出発。前に回る暇はありませんでした。一瞬JR東のE655系(お召し列車にも使われる物)かと思ったくらい、同じような色でした。17020503a

演奏会の方は、場所はリーデンローズ大ホール。指揮は大友直人氏で、曲目は川久保賜紀さんのソロによるベートーベンのヴァイオリン協奏曲、それにドヴォルザークの交響曲8番です。席は3階の正面、全体がよく見えます。

ベートーベンのヴァイオリン協奏曲は12-4の編成、管も2管なので、この編成がバランス上も良いようです。この曲はソリストの超絶技巧ではなくたっぷり聴かせ、またオーケストラとの掛け合いが多い曲ですが、川久保さんのヴァイオリンも良いし、またオケの木管がうまい。弦も負けておらず、2楽章のピッチカートなど、ぞくぞくするようなアンサンブルでした。広響を聞いたのは2回目なのですが、ここのアンサンブルは本当に良いです。ホールも音響が良いようで、4本しかないコントラバスが良く聞こえます。

休憩時間の終わりあたりにおなじみの「携帯電話の電源はお切り下さい。」のアナウンスが流れますが、続けて「楽章間の拍手は他のお客様のご迷惑になるばかりではなく演奏の妨げになりますので、ご遠慮下さい。」との注意アナウンス、こんなアナウンスは初めて聞きました。そもそも日曜日の昼間のコンサートというのは、日頃あまりクラシックのコンサートに来たことがない人を呼ぶためのコンサートですから、慣れない人が多いのは当然で、小生も1楽章が終わったら拍手が来るだろうと予想して来ました。やっぱり拍手がありましたが。慣れない人は1楽章が終わったとき「曲が終わった」と思って拍手をするのですから、「楽章間の」などと言っても「何のこと?」です。逆にクラシックのコンサートはやっぱり固っ苦しい物だという印象を強くし、クラシック離れに拍車をかけるものだと思います。帰ってカミさんにこの話をしたら、やっぱりカミさんもそんなアナウンスは聞いたことがなく、原因は神経質な指揮者か口やかましい観客のどちらかだけど、指揮者の大友氏はそんな神経質な人ではないので、口うるさい観客(多分おじさん、それも一人)が係員に文句を言ったのだろう、と言っていました。

後半の「ドボ8」はチェロとコントラバスを1プルトずつ増やして12-10-8-8-6という配置。この曲はチェロのパートソロが多いので、この配置は効果的でした。ただ欲を言えば、ホルン4本にトロンボーンまではいると、広響の金管は揃っているため良く響くので、ちょっと弦が、それも高音部が負けているような気がします。ヴァイオリンとヴィオラも1プルトずつ増やした14-6が欲しいところです。あと4名のヴァイオリン奏者は揃えられても、ヴィオラ奏者(それもうまい奏者)は少ないですから、2名の増員は厳しいのかなあ。演奏は、良い演奏でした。

普通定期演奏会はアンコールはありませんが、「福山定期」という特別版のためにアンコール付きでした。アンコールはヘンデルの「水上の音楽」の最終曲。ところがこれが、トランペットはバロック風の音色をだし、弦と管のバランスも良く、最高でした。

帰りは福山駅まで臨時バスが出ましたが、無料かと思ったら有料、それも循環バスより20円高い料金でした。座れたから良しとします。

2017/01/18

シェレンベルガーセレクション

2017年1月18日

岡山大学医学部の構内にあるJホール(Junko Fukutake Hall)で、オーボエ四重奏を聴いてきました。岡山フィルの首席指揮者を務めるハンスイェルク・シェレンベルガー氏の主催で、「シェレンベルガーセレクション ベスト オブ カルテット」というものです。メンバーはオーボエがシェレンベルガー、ヴァイオリン:松山冴花、ヴィオラ:クリスティアン・オイラー、チェロ:ウェン=シン・ヤンの各氏。曲目は、モーツァルトのオーボエ四重奏曲へ長調、ブリテンの幻想曲作品2、それとハイドンの弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」のオーボエ四重奏版です。

Jホールは小さいですが、外はガラス張り、中は木造で、きれいなホールです。大きなコンサートホールでのフルオーケストラも良いですが、こういう小さいホールでのコンサートはそれぞれの奏者の息づかいまで聞こえ、また別の味わいがあります。

モーツアルトのオーボエ四重奏曲はこの一曲しかないそうですが、アインシュタインがこの作品に比較しうるものは、晩年のクラリネット五重奏曲(K581)だけであると述べたそうで、実に良い曲です。この曲のCD、どこかで探さなくては。

休憩時間にトイレに行ったら、後に大きい人が。ひょいと見たら、ヴィオラのオイラーさんでした。出ようとしたら、シェレンベルガーさんが行列に(^_^;。このホールは小さいので、楽屋にトイレが無いんですね。

ハイドンの「キリストの言葉」の演奏前にシェレンベルガーさんがちょっと解説をされ(但し英語で、通訳無し)、オーボエ四重奏版は、弦楽四重奏版の第一ヴァイオリンの部分をオーボエが演奏する、と言われたように思ったのですが、何せ小生の英語力ですので、確かなことはわかりません。確かに、ヴァイオリンとオーボエは、音域はほとんど同じですね。

良い演奏会でした。これで入場料1500円、交通費ゼロ(小生の場合は)ですから、岡山もなかなか良いです。

2017/01/14

やっぱりサントリーホール

2017年1月14日

昨日から、東京に来ています。今日(14日)から新年会の3連続です。たまたま、学生時代のクラブのOB会の新年会が2つ連続したところに、仲間内の新年会をくっつけました。そこにまたサントリーホールのコンサートをくっつけ、昨日行ってきました。

日本赤十字社の献血チャリティコンサートで、曲目はモーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調、同じくモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲ハ長調。後半はベートーヴェンの交響曲第7番と、ポピュラーな曲(のだめで有名になった曲?)です。オーケストラは都響、指揮は若手の川瀬賢太郞さんです。

都響にはヴァイオリンの矢部さんや四方さん、ヴィオラの店村さん、それにホルンの西條さんと言ったスタープレイヤーがいるのですが、この日はスターは誰も居ず、コンマスは3番手の山本さんでした。

サントリーホールの席はA席でしたがRBブロックの左側。サントリーホールのRBブロックは入口が一つしか無く独立して区分できるような構造になっており、VIP区画によく指定され、天皇皇后両陛下がお見えになるときはこのRBブロック左側の最前列です。N響などでもここはS席で、チャリティコンサートのせいかA席になっており、儲けた感じです。ちなみに陛下などは正面入口からではなく、RBブロックのすぐ近くの非常口からお入りになります(一度皇后陛下と一緒になったことがあります)。

さて前半のモーツァルト、オーケストラは8-8-6-4-3にオーボエホルン各2といった小編成。オーボエ協奏曲は若手の荒木奏美さん、まだ芸大の大学院生です。きれいな澄んだ音で、さすがは国際オーボエコンクール軽井沢の第1位。2曲目は高木綾子さんと吉野直子さんという名手二人、良い演奏でした。名手のフルートは低音でもよく響きますね。

オーケストラの方は、小編成なのにぐっと迫ってくる迫力があります。スタープレイヤーがいなくても何のその、都響がうまいのか、会場が良いのか。最近音楽雑誌で在京オーケストラがどこも良いと書いてありますが、その中でも大野和士さんを音楽監督に迎えて意気上がる都響、アンサンブルも良いし、オーボエがうまい。今日のオーボエは鷹栖美恵子さんかな。

後半のベト7はオーケストラは14-6に増強、さすがの迫力です。同じ14-6でも関西のオーケストラにはこの迫力がありません。どこが違うんでしょう。それにオーボエだけではなく、木管全部がうまい。なお小生は「良い音」の基準が若い頃に聞いたカラヤン/ベルリンフィルの音で、そのカラヤンが絶賛したというサントリーホールのきらきらした音が好きなので、かなり好みが入っているかもしれません。

ともかく好みのサントリーホールで良い演奏を堪能しました。指揮者の川瀬賢太郞さんもなかなかやります。
小生は昔は感動すると心房細動が起こるというとんでもない悪癖があったのですが、さすがにRFCA後は心房細動は起こりません。それでも期外収縮は出ましたから、今度の検診で報告しておきます。

2016/12/16

ソノス・ハンドベル・アンサンブル

2016年12月16日

昨日、ソノス・ハンドベル・アンサンブルのクリスマスコンサートに行ってきました。会場は倉敷の芸文館です。元は小生がハンドベルの生演奏を聞いたことがないのでどこかの大学のハンドベルクラブの演奏会に行こうとしたところ、カミさんが「そんな素人を聞くより、どうせ聞くならプロのを聞いたら?」と、このコンサートの話を持ってきたものです。カミさんも行くつもりだったようで、2人で行くことになりました。

会場の芸文館は倉敷の美観地区の先にありますが、入口がわかりにくく、暗くなってから会場に着いたら迷子になりそうです。一度行ったことがあるカミさんと一緒だったので、助かりました。大きなホールですが、お客さんは前の方にちょっぴり。楽器の音量から言っても、元々小ホール(横浜の、フィリアホールクラス)でやるのがふさわしいようなコンサートですが、良い大きさの会場がなかったのか、12人の奏者の前に、それこそ「店開き」と言って良いほど楽器が並び、後には使わない音程のベルの置き場があるという、広いステージを必要とする楽器の特性のせいなのか、会場が大きすぎた感じでした。ただ席は前の方だったので(前しか売り出さなかった?)、音は良く響きました。

ハンドベルの、プロの演奏というのを初めて聞いたのですが、テレビでよく見るようなベルを持ってならす奏法のほか、ベルをテーブルでたたいたり、テーブルに置いてマレットでたたいたり、いろんな奏法があります。特にテーブルにベルを置いてマレットでたたくと木琴のような響きになり、いろんな曲想に対応できます。「ラデッキー行進曲」など、ハンドベルでどうやってやるのかと思っていたら、マレットが活躍しました。また速い曲などは、片手に2つ(最高3つ)のベルを持ち、次々に鳴らすという奏法でした。ハンドベルはある一方向に動かしたときだけ鳴るので、片手の動きで3つの音程(両手で6つ)の音程が出せます。

アンコールに「ホワイト・クリスマス」と「きよしこの夜」。一足早いクリスマスを楽しみました。

2016/12/13

3年前の岡フィル第九

2016年12月13日

カミさんが、3年前の岡フィルの第九のプログラムを持っていました。指揮は広上淳一さんです。違うところは合唱団の人数で、3年前は50人以上多いです。3年前のプログラムの写真(つまり4年前)も人数は多く、今年のプログラムの写真(つまり去年)も人数が少ないので、2014年か2015年に激減したことになります。これがオーディションで絞った(落とした)のか、応募者が少なかったのか。絞ったのなら来年受かる確率がぐっと減りますが、応募者が少なかったのなら受かる確率はぐっと高くなります。6月くらいに募集がかかるはずなので、アンテナを張っていないといけません。

なおプログラムには(3年前も)裏に第九の歌詞がドイツ語で書いてあり、カタカナでルビが振ってありますが、3年前は「ダイネ ツァオベル」でした。どうやら今年の発音は、飯森さんの好みなのかもしれません。小生は「ツァオベル」で練習します。

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