2018/05/30

フルートとハープのデュオ

2018年5月30日

岡山大学医学部内にあるJホール(Junko Fukutake Hall)にフルートとハープのデュオリサイタルに行ってきました。フルートはウィーンフィル首席のカール=ハインツ・シュッツ氏、ハープは元ウィーン歌劇場管弦楽団のサラ・クリストさん。なお、サラ・クリストさんは、手の怪我のため来日できなくなったシャルロッテ・バルツェライトさんの代役です。

Jホールのお昼のコンサートは大抵水曜日で、なぜか岡フィルのコンサートの次の水曜日のことが多いです。そのため、岡フィルを振ったシェレンベルガーさんがそのままJホールでオーボエを吹くこともあります。値段も通常1000円、今日みたいな大物の時は、2500円です。それでも格安!

曲目は、前半がモーツァルトのソナタハ長調(K.14)、ジャン・クラのフルートとハープのための二重奏による組曲、ニーノ・ロータのフルートとハープのためのソナタ。後半がピアソラのタンゴの歴史よりカフェ1930とナイトクラブ1960、ドップラーのハンガリー田園幻想曲、バルトークのハンガリー農民組曲(ポール・アルマ編曲)です。

小さなホールですから間近に聞けますが、いや、良い音ですねえ。低音から高音まで、ピアニシモからフォルテまで、どこを取っても乱れのない素晴らしい音です。低音の豊かな響きや高音のピアニシモなど、技術的には難しいと思われるところも、楽々です。それとフルートとハープというのは、良く合いますね。ハンガリー田園幻想曲、邦楽に似た響きです。やっぱりハンガリーは東洋系ですね。

アンコールの2曲目に「牧神の午後」をやってくれました。息をのむほど美しかったです。

2018/05/28

岡山フィル第56回定期演奏会

2018年5月28日

昨日、岡山フィルの第56回定期演奏会に行ってきました。曲目は、グリンカ作曲歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリンは福田廉之介さん)、それにチャイコフスキーの交響曲第5番です。指揮はシェレンベルガー、コンマスは高畑さんです。

演奏開始前、シェレンベルガー氏によるプレトークがありました。通訳は高畑さんです。シェレンベルガー氏が登場して、「Today,」と話し始めたところで高畑さんがストップ、「英語だとぼくが通訳できない。」ドイツ語に変わりました。このところ今回を含めて3回連続でロシアものを取り上げていること(確かに)。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲も交響曲第5番も、さーっと上っ面だけなでた演奏になりがちだが、いかに作曲家の意思に沿った内面を掘り下げた演奏にできるか、がポイントというようなことをおっしゃいました。今日は曲目がポピュラーなせいか、ほぼ満席です。

演奏開始、「ルスランとリュドミラ」序曲は軽快に、解説でシャンパンのように、とおっしゃっていましたが、ウエルカムシャンパンでしょう。そして19歳のソリスト、福田廉之介氏登場。ところが、なぜかあまり響いてきません。主旋律がオーケストラパートに移ったときの弦の美しさの方がよっぽど目だっています。しかし途中のカデンツァのあたりでエンジンがかかったのか、それからは圧巻。圧巻過ぎて1楽章の終わりで拍手が来ました。

福田氏の演奏も良いですが、オーケストラも良いですね。弦のアンサンブルが良くなり、今日は特にコントラバスが良いなあと感じました。演奏が終わると「ブラボー」と大拍手。アンコールはパガニーニのカプリスNo.9、堪能しました。

休憩のあとはメインのチャイコフスキーの5番、この曲は2楽章のホルンソロが有名ですが、オーボエも負けず劣らずソロが多いです。今日はホルンの久永さん(読響)がしっかりした演奏を聞かせ、オーボエの工藤さんもなかなかがんばっていました。今日は金管のアンサンブルが良かったですね。トロンボーンはどうしても寄せ集めメンバーになり、都響の小田桐さん以外の奥村さんも村本さんもフリーですが、ぴったり息の合ったアンサンブルでした。トランペットの小林さんは、次期首席奏者でしょうか。次期首席奏者と言えば、フルートの畠山さんはうまいですね。

良い演奏を楽しみました。

2018/04/08

大阪で日本センチュリー交響楽団

2018年4月8日

大阪の、ザ・シンフォニーホールに行ってきました。目当ては、日本センチュリー交響楽団です。今関西圏で輝いているオーケストラというと、京都市響と日本センチュリーと言われています。それに、小生は関西フィルも結構がんばっていると思います。その日本センチュリーをまだ聞いたことがなかったので、行ってきました。

行ったのは、「日本センチュリー交響楽団×ザ・シンフォニーホール」という新企画、それの第1回です。曲目は、ベートーベンの「皇帝」と「運命」。王道と言うか、ドポピュラーと言うか。こういう言い方はおこがましいですが、オーケストラの力量を見るには、ふさわしいプログラムではないかと思います。指揮は飯森範親さん、ピアニストは、清水和音さん。こちらも、信頼できる大物を持ってきました。

プレトークなど無しで始まり、まず1曲目の「皇帝」。オーケストラは10-8-6-6-4という配置、飯森さんは対向配置ですね。アンサンブル、特に弦と管のアンサンブルが良いですね。ピアノは力強く、かと言ってがんがん鳴らすわけでもない繊細さ。さすがです。アンコールはフォーレの「夢のあとに」。これも良い!この曲は原曲は歌曲なのですが、いろんな楽器向けに編曲されています。余談ですが、小生は男声合唱編曲版(北村協一編曲)が一番好きですね。市販されてはいませんが。

後半は交響曲第5番「運命」。後半になっても弦の数は変わりません。センチュリーは12型だと思っていたんですが、10型だったんですね。しかし、迫力不足を感じません。4本しかないコントラバスも、良く響いています。ホールの助けもあるのかな。アンサンブルが良いと、弦の数が少なくても迫力ある演奏ができる、ということでしょうか。ホルンはうまいです。良い演奏を聞きました。

アンコールに、やはりベートーベンの「12のコントラダンス」から第5曲。この「12のコントラダンス」という曲は、その中の曲が交響曲第3番(英雄)の第4楽章に使われているそうです。

大阪まで聞きに来るのだったら、やはりセンチュリーだな、という印象を強くしました。それと、企画が面白いときの関西フィル。来月は、岡フィルです。東京を離れても、聞くものはたくさんあります。

2018/03/12

2つのホールで2つのコンサート

2018年3月12日

立て続けに、2つのオーケストラコンサートに行ってきました。その感想を。

まずは3月9日のN響倉敷公演です。場所は倉敷市民会館。このホールは多目的ホールですが、入って見たら横に広く、どちらかというと演劇向きですね。多目的ホールの音響は音楽には向いていないのは通り相場なのですが(音響を音楽向きにすると、台詞が聞きづらくなる)、一応音響は「良い」とされています。まあ、ピアニストの上原さんも、NHKホールを本拠地としているN響も、多少の音響の悪さなどものともしませんから、問題ないでしょう。曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲3番と、ドヴォルザークの交響曲第8番。指揮は、ステファン・ブルニエです。

聞き終わって、上原さんのピアノは素晴らしかった。N響の演奏も良かった。特にチェロのパートソロは素晴らしかった。フルートの神田さんの演奏も素晴らしかった(終演後の「ブラボー」がすごかった)。だけど、何か物足りなかったのです。前回のN響岡山公演(場所は、岡山シンフォニーホール)の印象が強かったせいかもしれないのですが、「N響の弦ならもっと迫力があるはずだ」という感じがするのです。10000rpmまで回るエンジンに8000rpmでリミッターがかかっている感じでした。席は2階正面中央という一番音が良いはずのところでしたが、やっぱり、このホールは響きが悪いです。

なお、上原さんが登場してピアノの前に座るときと、ドヴォルザーク8番の1楽章と2楽章の間との2回、会場で携帯の着メロがなりました。響きが悪いおかげで大音響にはなりませんでしたが、やっぱり電波遮断装置は必要です。

間1日おいて3月11日に、今度は岡山シンフォニーホールで岡山フィルの第55回演奏会。ちょっと前なら、N響のすぐ後に岡フィルを聞くというスケジュールは、三つ星レストランのすぐ後に地元の大衆食堂に入る感じで、とてもできなかったです。曲目はベートーベンの交響曲第8番と、ショスタコービッチの交響曲第5番、指揮はシェレンベルガー。ただコンマスはゲストの鍵富弦太郎氏でした。

岡フィルの定期演奏会の時は開演前にロビーコンサートがあるのですが、この日はなし。シェレンベルガー氏のプレトークもなし。はて、と思っていたら、開演前に30秒の黙祷がありました。開演は午後3時、「あの日」は午後3時46分でした。群馬に出張中に巻き込まれ、その日は東京に帰れなかったですね。ホテルを取れたのが幸いでしたが。

まずはベートーベンの8番、「良いじゃない!」。岡フィルのアンサンブルが良くなって、それはコンマスが臨時に替わっても、変わっていません。後半のショスタコービッチ5番は、木管が3管に増える上にトロンボーンも入り、12型のオーケストラでこれをやると「弦がもう少し欲しいなあ」と思ったものでしたが、この日は違いました。弦の少なさを感じません。ホールの力もあるようですし、弦と管がぴったり揃って、迫力を出していたのかもしれません。すごいものを聞きました。

難と言っても、これは言っても仕方がないことなのですが、ショスタコービッチの第3楽章の終わり、実にきれいな和音でPPで消えるところ、その消えた瞬間に大音響で会場から「ゴホン」。もう数秒待ってくれれば良かったのですが、タイミングが悪すぎました。その後連鎖的に「ゴホン」「ゴホン」が続き、すぐに第4楽章に入りたかった(と思われる)シェレンベルガー氏、たまりかねて振り返りました。生理現象だから仕方がないですが、タイミングが悪かったですね。ただそこから気を取り直しての第4楽章は、素晴らしかったです。

次回の5月27日の第56回も、チケットは買ってあります。

2018/02/05

環太平洋大学マーチングバンド部定期演奏会

2018年2月5日

環太平洋大学マーチングバンド部の定期演奏会に行ってきました。昨年も行こうと思ったのですが、当日券は販売しておらず、行けなかったのです。今年はチケットぴあで取り扱っており、1枚だけ手に入りました。

さてマーチングバンドですが、楽器編成が大きく分けて2種類になるようです。一つはドラム・アンド・ビューグルと言われる打楽器と金管だけのバンド。金管も、マーチングに特化した特殊な楽器が多く使われます。もう一つは、コンサートバンド(吹奏楽団=ウインドオーケストラ)がそのままマーチングを行うもの。楽器も木管楽器を含んでいます。これは大会を主催する上部団体が、日本マーチングバンド・バトントワーリング協会(M協)と、全日本吹奏楽連盟(吹連)の2つあることが関係しているようです。小生はスーザのマーチ(木管楽器がないと演奏できません)から入ったので、コンサートバンドがそのままマーチングを行うタイプの方が好きです。と言うより、ドラム・アンド・ビューグルで聞くに堪える演奏を聞かせてもらったことがありません。ドラムはリムばかりをぶったたくし、アンサンブルの悪さを音量でカバーし、リムをたたいて演奏の下手さをカバーしているようなところばかりです。

さて今回の環太平洋大学マーチングバンド部、全国大会で3位に入るような実力ですが、小生の「嫌いな」ドラムアンドビューグルの編成です。聞いてみました。さすがです。うまい!金管のアンサンブルが、すごくきれいです。しかし聞いていくほどに違和感が。打楽器がせっかくのアンサンブルをぶちこわしています。要は打楽器が多すぎて、やかましい。

演奏がうまいだけに、高音楽器がないというアンバランスさが目だちます。その分は贅沢にも4台ある5オクターブのマリンバがカバーしているのですが、そこはやはり打楽器で、ピッコロやオーボエのカバーにはなりません。

もう一つの違和感、カラーガードショーのところではテープ音源です。いやしくも「バンド」を名乗る団体の定期演奏会でテープ音源を使って恥ずかしくないのか、という感じがあるのですが、やっぱり楽器編成のアンバランスのせいなのでしょうか。

これがマーチングができるコンサートバンド、例えば「オレンジ色の悪魔」京都橘などは、跳んだりはねたりしながら素晴らしい演奏を聞かせてくれます。どうやら環太平洋大学マーチングバンドが向かう方向と、小生が期待するマーチングバンドとは、方向が異なるようです。

2017/12/21

第9のDVD

2017年12月21日

日にちが前後しましたが、一昨日に先日の第9の写真とDVDが送られてきました。写真は、プロが撮っただけあってきれいですね。歌っているところの写真では、M先生の口がきれいに縦に開いているのに対し、小生は口が横に開いています。多分「あ」か「え」の音で、ヴォイトレの先生からも散々言われたのですが、ドイツ語の発音に注意するあまりに口(すなわち、発声)がおろそかになり、学生時代の癖がそのまま出たようです。声優の先生をしている姉からも、口は縦にして発声する(その方が、言葉がはっきりする)ようにと言われていたのですが、完全に抜けました。来年(出られれば)の課題です。他のところは、姿勢が変に曲がっていたり、うつむいたりしていなくて、良かったです。

DVDの方は、昔はこういうものはなかったので、自分の歌っている姿を見るのは初めてですね。学生時代に一度テレビで歌ったのですが、カミさん(当時はカミさんではありません)のいた女声は一人一人カメラが追ったのに、男声は指揮者とゲストの方しか写りませんでした(;_;)。まあ、美女はいましたがイケメンはいませんでしたから。

それで見てみたら、入場時にやたらきょろきょろしています。みんな入って来る方に気を取られて、すでに入った連中にはさほど注意は払われなかったと思いますが、ここは撮影範囲外だと思って気を緩めたのがいけませんでした。待機中は、顔をなるべく動かさないようにしていたのは正解でした。ただ小生は顔を指揮者の方に向け(実際は木管を主に見ていたので、もっと右に向いていた)ていたのに対し、前の若い方が正面を向いていたため、その差が目だちます。

肝心の歌の方は、歌っていると自分のパートとせいぜい隣、フォルテになるとオーケストラの音すら聞こえなかったので、「客席では、こんな風に聞こえるんだ。」とちょっと驚きです。歌の方は、吹き込んだレコードを聞いたときも主旋律が主に聞こえるのに「なるほど」と思ったのですが、今回も聞こえるのはほとんどソプラノですね。ただハモっていますので、ヘッドホンなので注意して聞くと、各パートが聞こえると思います。男声合唱のLaufet,Bru¨derの部分は意外と小さく、そのおかげでテノールソロを消さないでいます。これはマエストロの指示で、狙い通りでしょう。「歓喜の歌」の後の男声合唱部分は、きちんと声が出ていました。ただその次の女声が入った後のganzen Welt!はテノールが最高音Gになるので、ここのGはもう少しボリュームが欲しかったところです。小生はその次のu¨berm SternenzeltのFに備えてサボっていたので、大きなことは言えませんが。来年があれば、ここもGを張ってなおかつその次のFが出せるよう、発声練習です。

この第9は、12月25日(月)、18時からoniビジョンで放送されます。と言っても、oniビジョンはケーブルテレビなので、岡山限定、岡山でも契約者限定です。東京地区の方、申し訳ありません。

2017/12/11

第9演奏会、無事終了しました

第9の演奏会は、無事終了しました。良い演奏で、合唱も良かったようです。伝聞ですがオーケストラの方からも「今年の合唱はすごい」という声を聞き、オケ合わせの時からシェレンベルガー氏の指揮が合唱が入る部分でオーケストラに「もっと出せ」とあおるような指揮になったので、声も良く出ていたのでしょう。東京から聞きの来たドラ息子も「合唱は難しいところで声が良く出ていた。」と言っていたそうですし、指導のM先生も「PPのAhnest duのところは感動した。」とおっしゃっていましたので、合唱は良かったのでしょう。こればかりは自分では聞けませんので。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、当日はというと、、、。

2017年12月10日(日)

いよいよ本番の日であるが、朝からおなかの具合が悪い。緊張なのか、日頃ぐーたらしているのがいきなり3日連続の練習本番となったからなのかは不明だが、体調は悪い。おまけに、自宅近くのコンビニでサンドイッチが品切れ、気分も悪い。10時半以降は外出禁止なので、昼食は仕入れておく必要があるのだ。バスを1駅手前で降り、ホール近くのコンビニでサンドイッチとおにぎりを仕入れる。

テノールの控え室で、なぜかいつもの最前列のメンバーが揃う。そう、バスの新人さんは部屋を間違えているのだ。このバスの新人さん、カラオケは得意だが譜面は読めないという75歳、良く挑戦されたと思うが、すべて記憶で譜面を覚え、見事皆勤で今日まで来られた。終わったら皆勤賞の賞状にシェレンベルガー氏のサインをもらうとのこと、小生もまねしよう。

声出しの頃にはおなかも何とか落ち着いた。控え室からイベントホールに移動して発声。この第一声が、見事にピッチが揃っている。今までの練習では、結構ピッチがばらばらだったのだ。気合いが入ると違うものだ。発声と昨日の指摘されたところの確認。早めに終わったので、また控え室に戻る。ところが、ゲネプロ開始12時の予定が10分早まった。またイベントホールへ戻り、今度は本番の出場の練習もかねてその通りに歩いて行く。このイベントホールは小ホールの扱いで、イベントホールから直接大ホールの楽屋へ行く通路はない。そのため、一旦大ホールの入口を横切っていくことになり、本番ではお客さんから見ると、「出演者がうろうろしている。」と見える。

上手から舞台へ入場、去年は合唱団が先に入場したが、今年は第9の前にエグモント序曲があるので、オーケストラがいるところを、上手はティンパニーの横を通って入る。階段が等ピッチでないので、つまずきそうになる。整列後着席。ゲネプロ開始だがすでに第1第2楽章は終わっているようで、第3楽章からだ。体調は良くなく、耳管開放症まで起こってきた。これは脳貧血の2歩くらい手前のところで、血圧が下がりすぎているのだ。会話の時には自分の声の高さがわからず不安になるが、歌で高音を出すときは問題ないので、歌えるはずだ。第3楽章を聞きながら、昼食は全部は食べずにおにぎりだけにしておこうか、など余計なことも考える。合唱部分はまあ歌えたが、最後のところのDeine ZauberとプレストのWeltを7拍延ばしたあとのBru¨der!は出損なった。

ゲネプロが予定より早く12時30分に終わったので、昼食はきちんと食べる。セ○ンイレブンのハムレタスサンドと梅おにぎり1個が旅行の時に定番昼食で、今回もいつもと変わらないようにそれにした。胃腸薬も、しっかり飲んでおく。小生も着替えたところで、バスの新人さんにドクターを入れて記念撮影。高齢者はトイレ談義。待機時間も入れて2時間で、映画1本の長さと変わりないのだが、やはり気になるのは同じだ。できるだけぎりぎりにトイレに行くようにする。のんびり無駄話をしていたら、体調もだんだん良くなってきた。耳管も戻った。

14時30分頃イベントホールに行き、発声と最終確認。この時は大ホールは入場の真っ最中で、小生から切符を買って下さったヴォイトレの方と出くわす。どこかでお礼に伺わねば。最終確認は短時間ですんだので、臨時の最終トイレタイムができた。ありがたく使わせてもらう。

行動が早め早めなので、あちこちで待機時間ができる。まあ遅れるよりは良い。オケの入場終了を待って移動開始。と思ったらまだ入場が済んでおらず、階段の途中で待機になった。女声はスカートが長く、階段は大変だ。舞台袖に着いたときにはまだチューニングの前、そこでまたしばらく待機。エグモント序曲は10分くらいでい終わるから良い。拍手が途切れたところで入場。そしてシェレンベルガー氏が入場してこちらを向いたところで着席する。

第1楽章が始まる。これから40分くらい待機する合唱団は眠くなることが多いと言われているが、ここは木管アンサンブルを聴くには特等席である。居眠りなど、もったいない。今日のオーボエは良い!後で調べたら、工藤さんは東京アーチスツの方だ。えっ。ティンパニの音がゲネプロと全然違う!トランペットももごもご言っていない。本番に照準を合わせてきたのだ。さすがプロ。ティンパニの深町さんは武蔵野音大出身、西日本には珍しいドイツ型配置だと思ったら、そういうことだった。管だけではなく、弦もなかなか良い。ドラ息子は終演後、「良いホールで聞くと、岡フィルもうまく聞こえる。」なんぞぬかしやがったそうだが、岡フィルはうまくなったと思う。

コントラファゴットはファゴット3番との持ち替えだが、リードは違う。すぐ目の前なので見ていたら、3番を吹きながらコントラファゴットのリードを水に漬けておき、3番の演奏が終わったら今度はそちらのリードの始末もする。オーボエやファゴットのリードは、湿らせておかないと音は出ないが、水につけすぎてもまた良くないという、時間管理が必要なリードだ。陰の大変さが、目の前で見られた。

第3楽章の前でソリストが入場するところで、肩を回す。本当は首も回したいところだが、それはあまりにも目だちすぎる。第4楽章に入ったところで、口の中で舌を動かしたり、唇を少し動かしたりしてウォーミングアップする。第1声のFreide!は客席の後ろまで響くように、と言われているのだが、実際にはウォーミングアップから時間は立っているし、身体はじっとして固まっているし、いきなりは難しいところなのだ。バスの片桐さんが立ち上がるのに合わせて合唱団も立ち上がる。Freude!はうまく響いた。マエストロにんまり。

前半の山場(と小生が勝手に思っている)vor Gott.はFの音を思いっきり響かせる。マエストロのフェルマータの引っ張りがいつもより長いが、ちゃんと付いて行ける。ばん、とオケと一緒に終わり、会場からぼわんと反響が来る。小生はこれを聞きたくて第9を歌うようなものだ。客席で聞いたのと舞台で聞いたのとの差はあるが、サントリーホールがバンという感じで帰ってくるのに対し、もっと豊かにぼわんという感じで帰ってくる。このホール、低音域の残響が長いのだろうか。2017001b


いわゆる「歓喜の歌」のFreudeは音量があった。Deine Zauber 今日はGが軽く出る。体調も完全に回復したようだ。我ながら本番に強い(^_^;。ただ本当の頑張りどころ(とこれまた小生が勝手に思っている)はこの後の男声だけのところだ。特に2回目の、Bru¨der以降のFの音、周りが息切れしてくるので小生はここで踏ん張る。うまく行ったようだ。あとは一気に。4重唱フーガではテノールソロの松本さんの声が良く聞こえ、初めてDeie Zauberがぴったり出られた。本番になると、ソプラノの浜田さんはすごい。そのままプレスト。ga-で伸ばしながら音程が上下するところは、音符ごとに腹筋で切る。最後のAの音は出ないので、その前のFreude,scho¨ner を思いっきり出す。最後のオーケストラは怒濤のように終わった。今日も「ブラボーおじさん」が来ていたようで、「ブラボー」がややフライング気味のようだったが、舞台で聞く「ブラボー」はまた格別だ。これはやみつきになる。

終演後着替えて、打ち上げ会へ。ソリストの方達は退出が早くサインはもらい損なったが、シェレンベルガー氏と渡部先生からは、「皆勤賞」の賞状にサインしてもらった。「冥土の土産」がまた一つ増えた。

2017/12/09

第9合唱練習記(14)

2017年12月9日(土)

今日の練習開始前というか、開始直後と言うかのタイミングで、練習の皆勤賞の表彰があった。小生も皆勤賞をもらったが、小生は後どもの頃から病気がちで、学校の無欠席など、記憶にない。当然、皆勤賞など無縁であった。生まれて初めての皆勤賞である。長く生きているといろんなことがある(笑)。

今日はまず入退場の練習。仮設の階段だが、一応手すりがある。小生は下りの時に階段とのピッチが合わず、ぶつかりそうになった。本番でも退場の方が手間取りそうだが、実際は演奏後だから良いか。

そしてオケ合わせ。書きたいことはたくさんあるが、あまり書いている時間がないので、少しだけ。第9というのはオケにとっても、またソリストにとっても大変な難曲だ。18時から始まった練習は19時10分に終わったが、合唱団が解散したあと、居残り練習をやっているオケの方がたくさんいた。
合唱の男声の席では、ファゴットが良く聞こえる。ファゴットの1番は主旋律を吹くことが多いのはスコアを見て気がついていたが、まさにそれを目の前でやっていた。

明日は早い。最も某先生のように朝から美容院に行く必要は無いが。なおそれを聞いて頭髪減少中のM先生が、「ぼくも行こうかな。」と言っていた(^_^;。小生は睡眠時間の確保に努める。つまり、早めに寝ます。オヤスミナサイ。

第9合唱練習記(13)

2017年12月8日(金)

練習の度にと言っても良いくらいに「子音を早く!」と言われていたが、やっとコツがわかったというか、何とかできるようになった。もうほとんど練習は終わりだが、本番に間に合った、とも言える。

本番は、もう明後日である。靴をチェックし、白ワイシャツと黒服(略礼服だが)を着てみる。白ワイシャツは去年仕立てたものの着る機会がなく、そのままになっていたもの。この歳になると冠婚葬祭の中であるのは葬と祭ばかりで、そのほとんどが葬だから、着る機会がなかったのは良いことだ。黒蝶ネクタイを着けると、「お客様、お部屋は1302号室でございます。」とでも言いそうな雰囲気だ(笑)。ただ黒服が少し大きくなっている。服が大きくなるわけはないので、小生が痩せたのだ。会社を辞めたあと体重が5kg減ったきり戻らない上に、満員電車に乗らなくなって肩の筋肉は一段と落ちたので、上着はサイズ2つ分位身体が細くなった。まあ今更新しい服は作らないので、もし来年があってもこのままだ。

今日からシェレンベルガー氏指揮での練習で、場所も大ホールに移る。ホールに行く途中でヴァイオリンを持った人とすれ違う。合唱練習の前は、オケのリハだったようだ。練習会場に着いたら、当日の注意事項と舞台の配置表(並び順)が配られる。高所恐怖症だから最後列は怖いと言っておいたが、真ん中やや後になった。やれやれ。

発声練習の後、舞台へ移動する。裏からかと思ったら、表から。客席に一旦入り、荷物は客席において舞台に上がる。ひな壇の自分の位置は、そんなに高くない。立ってみたら、指揮者がちょっと下気味の位置になる。覗き込むような位置だと大変だが、このくらいなら十分だ。しかもパートの真ん中である。これは楽だ。ただ小生はどうしても猫背になる癖があるので、本番では注意しなければいけない。

舞台から見た岡山シンフォニーホール、上は思ったより高くない。東京文化会館の舞台から会場を見たときには、その圧倒するような高さに驚いたものだった。良い感じで歌えそうである。ひな壇の前はオケの椅子、所々楽器の手入れ具などがそのまま置いてある。ただ中央部分は片付けて、ピアノ。向きは普通のピアノ協奏曲と同じに蓋の開口部が客席を向いているので、あまり聞こえない。

金曜日なので遅れてくる人が多く、少し待って19時、「コンバンハ。」とシェレンベルガー氏登場。持っているフルスコアの表紙の色が同じえび茶色というか、早稲田カラーだ。先日見たベルリンフィルのドキュメントでソプラノの歌手が持っていた楽譜も同じ色だったので、これがベーレンライターの色か。

練習のテンポが速い。歌う速度が速いのではなく、歌って、注意し、また歌い、次に移る、のテンポが速い。注意をメモする時間がない。また場所の指示が小節番号ではなく練習記号なので、これまたまごつく。指示は英語だが、この練習記号の発音はドイツ語だ。「ペー!」とか指示される。明日までに、練習記号の見出しを付けておかねば。なお合唱だけの場合(ピアノ伴奏か無伴奏)の時は、楽譜には小節番号は書いてなく、指揮者は大抵歌詞で指示する。細かい指示は、隣に立っている渡辺先生から日本語訳が出る。渡辺先生と話すときは、ドイツ語だ。演奏速度は、男声合唱のLaufet,の部分は速かったが、2重フーガ(渡辺先生はドイツ語でドッペルフーガ、シェレンベルガー氏は英語でダブルフーガと言った)は思ったよりゆっくりだった。問題の最後のTocheter aus Elysium(916小節)は6つ振りだった。これは合わせやすい。vor Gott!は繰り返すごとに大きくとか、最後のプレストの途中でga------とアだけで音が上下するところは音を明確に笑うような感じでとか、新しい指示もたくさんあった。

最後まで通したところで19時40分、これから最初に戻ってもう一度通すかと思っていたら、にこやかに「アリガトゴザイマス。」と練習終了。渡辺先生の話では、仕上がりに満足されていたそうだ。ホントかな?という気もするが、音程が怪しいところはオケが入ると同じ音で弾いてくれるところが多く、問題ないのだそうだ。音程の一番の問題はソプラノのHの音らしいが、ここは同情する。暗譜がほとんどできており、皆楽譜は持っているものの見ないで、つまり指揮者を注目して歌っていたのを喜んでいられたのは確かだ。

次はオケ合わせだが、その前に入場の練習がある。こっちの方が問題かもしれない。

2017/12/06

第9合唱練習記、またまた番外

2017年12月6日

本日の山陽新聞に、「岡山第九を歌う市民の会」の練習風景が紹介されました。デジタル版では、こちらです。
良い機会なので、小生はこの写真を山陽新聞社に申し込みました。写っている本人か家族だと、送って(当然、有料で)もらえるそうです。

インフルエンザやひどい風邪を引き込まないように、注意しよう。練習だけ写真があって本番に乗れなかったら、目も当てられません。

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