2020/06/15

出遅れた

2020年6月15日

小生は時々大阪のザ・シンフォニーホールに出かけ、主に関西フィルの演奏会を聞いていました。コロナ騒ぎで軒並み演奏会は中止になったのですが、緊急事態宣言解除後の、6,7月の演奏会は気にしていました。特に6月27日の関西フィル定期、これは周辺の演奏会が軒並み中止になっても中止にならず、どうなるのか、開催されたらいこうと思いながら5月から注目していました。

注目していながら何でチケットをすぐに買わなかったかというと、まず演奏会が本当に開催されるのか半信半疑だったのと、大阪の感染状況です。演奏会が中止になった場合はチケットは払い戻しされますが、大阪で感染者が増えても「問題ない」と演奏会は開催され、こちらの判断で行かなかった場合は、当然チケットは無駄になります。一度台風が逆進して、大阪は通り抜けたので開催されたのに、岡山は近くに来たので行かずに流したこともありましたね。

なかなか大阪まで行く勇気が出なかったのですが、昨日もう大丈夫と思ってネットでチケットを手配しようとしたら、「予定枚数は終了しました」。今日関西フィルの事務局が開いたので電話して確認したら、完売だそうです。実は満員ではなく、座席間隔を空けるため定員の半分くらいしか客を入れないため、予定枚数終了になったのだそうです。ザ・シンフォニーホールは広いからと高をくくっていたら、出遅れました。

7月の岡フィルも中止だし、7月に広島にでも行くかなあ。もう満席かもしれませんが、、、(^_^;。

2020/06/11

「ハモる」について、短調

2020年6月11日

以前「ハモる」について、共振周波数とうなりの周波数が元の音のオクターブ上や下になることを、書いたことがあります。これは長調の和音でしたが、今度は短調の和音で計算してみました。

純正調の長調の和音の周波数比は4:5:6で、これは1:1.25:1.5になります。これが短調だと、1:1.2:1.5になります。この数字は、3つをきれいな整数比で表すのが難しいですね。それはともかく、A=440Hzにした場合、「ラドミ」の純正律の音は、A=220Hz、C=264Hz、E=330Hzです。5度の和音は長調と同じですから、短3度の和音だけに注目します。そうすると、AとCの共振周波数はCの5次、Aの6次の1320Hzになります。ところが、これはそれぞれの周波数のオクターブ上の系列とは異なるんですね。その代わり、Eの2オクターブ上の音になります。

うなりはと言うと、CとAの周波数差ですから40Hz、これは何と、Aの6度上のFの音の3オクターブ下です。これをまとめると、「ラドミ」を純正律で鳴らすと、下から、3オクターブ下のファ、1オクターブ下のラ、1オクターブ上のミ、2オクターブ上のミ、とこれだけの倍音が聞こえることになります。3度の、ドの倍音が全く出てこないのが面白いですね。

ハ短調からハ長調に転調するときは、最初に聞こえるのが3オクターブ下のラ、1オクターブ下のド、普通のド、ミ♭、ソ、1オクターブ上のソ、2オクターブ上のソ、だったのがミ♭を半音上げると、2オクターブ下のド、1オクターブ下のド、普通のド、ミ、ソ、1オクターブ上のソ、2オクターブ上のミ、に変わります。長調の重厚な響きは2オクターブ下と1オクターブ下とそれぞれで鳴るドの音が、明るい響きは2オクターブ上のミが担っているのかもしれません。

2020/05/06

ベートーベンピアノ協奏曲ニ長調

2020年5月6日

今年はベートーベン生誕250年記念のいわゆる「ベートーベンイヤー」ですが、コンサートは軒並み中止で、さんざんなことになっています。その中で見つけた記事が、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲編曲版、それも作曲者自身(つまりベートーベン)による編曲だというのです。調べてみたら、ピアニストにはかなり知られているようですね。ピアニストをめざしていた(過去形)ためピアノ曲に関しては小生よりはるかに詳しいカミさんも知りませんでしたが、まあカミさんはピアノ協奏曲までは進んでいませんでしたから、知識にインプットされなかったのでしょう。

「調べてみたら」と書きましたが、この調べ方によってはまるで引っかかってこないのです。CDもいろいろ出ていることがわかったのですが、これも「ヴァイオリン協奏曲ピアノ編曲版」で引っかかるものと、「ピアノ協奏曲ニ長調」で引っかかるものがあり、両方で引っかかるものはまずありません。中には、「ピアノ協奏曲第6番」というのもありました。

作品番号も、元のヴァイオリン協奏曲は第61番ですが、作品61(そのまま)と書いたり、作品61Aと書いたり。素人なのでこれ以上はわかりませんが、実際検索するのに大変なのは確かです。

で、バレンボイム/イギリス室内管弦楽団のものを通販で購入しました。通販はなるべく使いたくなく、特に南米密林は国内に落ちるはずのお金がアメリカに渡ってしまうのでさらになるべく使わないようにしているのですが、レコード屋(CD屋?)が軒並み閉店しているので仕方ありません。なお届け先は、自宅宛にすると探す手間や再配達の危険はどうしても伴うため(生理現象で受け取れなかったこともありました)、可能なものはコンビニ宛にしています。

聞いてみました。おなじみのヴァイオリン協奏曲の前奏の後にピアノが出てくるので不思議な感じはしますが、なかなか面白いです。「皇帝」のように壮大ではなくちょっと軽めですが、良い感じで気に入りました。新幹線の中で聞けるようアンドロイドウォークマン(長生きだなあ)の中に入れました。しかし今度新幹線の中で聞けるのは、いつだろう。

2020/04/30

ポップスのお約束、つづき

2020年4月30日

ポップスの記譜法から今度はポップスのリズムに興味が出て、昔NHKでやった「ピアノでポップスを」のテキストを引っ張り出しました。日付を見たら昭和63年、1988年です。

1988年と言ったら、ちょうどバブルのど真ん中。日本中がイケイケでしたが、1985年頃3500万で売り出されたマンションに、翌年「5000万で買います」という広告が出て、その異常さにびっくりしたものでした。小生はめちゃくちゃ仕事が忙しい頃で、会社の事務所は「不夜城」とか言われていた頃でした。忙しいにもかかわらず、この「ピアノでポップスを」は初級用を何曲か練習し、弾けるようになりましたね。それから少し体調が悪くなり、C肝ということがわかってIFNになり、ピアノから遠ざかりました。

さてそのテキストですが、服部克久氏のアレンジで、いろいろ面白いものがあります。楽譜入力再生ソフトで楽しめるネタが増えました。県立図書館は完全休館、市立図書館は予約図書だけですから、STAY HOME用の材料は、いろいろ見つけなければいけません。

ポップスのリズムの話ですが、おなじみの「君といつまでも」の中にも、3連符の「タータタータ」のリズムが多用されていました。特に「きーみのーひとみはー」のところは、まさにそうです。昔合宿で付点と3連符の違いをたたき込まれ、無意識に歌うと3連符になる、ということを書きましたが、3連符の方が自然に歌いやすいということなんですね。なおNHKのテキストですから、楽譜はちゃんと3連符で記載されています。

なおピアノ連弾用の編曲も何曲かあり、カミさんはやりたがっていたのですが、男の子二人はなかなか乗ってこず、小生はそこまで腕が上がらず、あまりできませんでした。今再生ソフトで聞いています。カミさんには、聞かせないようにしよう。

2020/04/26

ポップスの「お約束」?

2020年4月26日

写真撮影になかなか行けなくなったので、楽譜を入力し、再生できるソフトで遊んでいます。そこで入手したあみんの「待つわ」の楽譜に、付点8分音符+16分音符=(4分音符+8分音符)の3連符、と書いてありました。実際は文章でなく音符で書いてありますが。意味するところは、「付点で書いてあるけど、3連符で演奏しなさい」ということですね。

同じタータのリズムでも、付点は長音と短音の長さ比が3:1で、3連符のタータは2:1です。無意識に歌っていると付点も3連符になってしまうので、この付点の長さの感覚を合唱団に入って1年目の夏合宿の時に徹底的にたたき込まれました。3連符はタータでも、付点は実際にはターアタです。

ところが、ネットでいろいろ調べているうちに、ポップスでは3連符を付点で表記する、それどころか、付点で書いてあっても3連符で演奏する、という記事まで見つけました。これがポップスでの「お約束」らしいんですね。さらにジャズになると、付点まで省略して「SWING」と書いてある楽譜もあるそうです。

とは言っても、再生ソフトは真面目に付点で再生しますから、ポップスらしい音を出すためには楽譜を付点で書き直す必要があります。やってみました。めちゃくちゃ大変で、付点での省略記譜法が一般的だというのを痛感しました。再生して聞き比べてみると、付点の方がリズムのエッジが立っていますが、エッジが立ちすぎの感もちょっとあり、確かに3連符の方がスイング感がありますね。音源サンプルを出したいところですが、著作権の関係で自分で楽しむだけで、外には出せません。

4/4拍子での3連符は、全体を6/8拍子で書くと3連符を使わずにちゃんと書けます。ただ曲全体が4ビートで、ポップスはメロディーよりリズムが優先、しかもインテンポ、だそうですから(テレビで葉加瀬太郎氏が言っていました)、4/4で書かざるをえないですね。モーツァルトには、6/8で「SWING」している曲もあるそうです。

2020/02/24

高松で瀬戸フィル

2020年2月24日

昨日(23日)、高松まで瀬戸フィルを聞きに行ってきました。珍しくカミさんと一緒です。思いの外みどりの窓口が混んでいなく、すんなり切符が買えたので、予定の1本前のマリンライナーで高松へ。マリンライナーに乗るのも、久しぶりです。少し風があったのですが、強風と言うほどではなく、特に運行規制はかかっていません。余談ですが、連絡船から橋に変わって、悪天候による運休はかえって増えたみたいですね。またフェリーは最近まで運航していて廃止されましたが、フェリーは国道の一般道扱いだったのが橋は高速道路に変わり、高速道路を走れない車、例えば原付や特殊車両などのの通行手段がなくなってしまいました。閑話休題、今日(23日)は天気が良く、瀬戸大橋からの眺めは最高です。

高松に着いて、サンポートを少し眺めて、歩いて会場のレクザムホール(香川県県民ホール)へ。演奏会は、ここの小ホール(収容807名)です。岡山と高松を比べた場合、音楽、特にクラシック音楽は高松の方が盛んなようです。4年に1回開かれる高松ピアノコンクールは、世界的にも名前を知られてきましたね。瀬戸フィルも、創立は岡山フィルより遅いのですが、岡山フィルより先に日本オーケストラ連盟に準会員として加盟しています。岡山は、高校の時の選択芸術科目で言うと、盛んな順は書道→美術→音楽で、その音楽もじっくり聞くより踊る方が盛んなようです。やはり「うらじゃ」の国。

今日の曲目は、宮田大さんのソロで、ドヴォルザークのチェロ協奏曲。それにブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。指揮は三ツ橋敬子さん。カミさんが一緒に来たのは、宮田大君と、三ツ橋後輩との、両方です。入場したら、ヴィオラとコントラバスという珍しい組み合わせでのロビーコンサート、ディッタース・ドルフのヴィオラとコントラバスのためのソナタ変ホ長調、という曲でした。

今日の瀬戸フィルは、10-9-7-7-4という配置、木管は2管です。メンバー表を見たら、岡フィルから何人かの人が助っ人に来ていました。コンマスは大饗首席ソロ・コンサートマスターの森下幸路さん。曲目はブルックナーにしては楽器の数が少ない方ですが、それでもトランペットが4本になるので、800人級のホールでは舞台が窮屈そうでした。この会場では、マーラーは無理でしょう。

演奏前に指揮者の三ツ橋さんのプレトークがあります。三ツ橋さんは2016年から子供達のために「三ツ橋敬子の夏休みオーケストラ」を神奈川で行っているそうで、そのためか語りはわかりやすく、話はうまいです。彼女によると、ブルックナーはあまり演奏されない、理由は、長い。確かにそうです。そしてどれを聞いても同じような「ブルックナー」に聞こえてしまうのですが、メロディーの変化ではなく、ハーモニーの変化、音色の変化を楽しんで欲しい、ということでした。

演奏開始。大君のチェロは、素晴らしいです。瀬戸フィルの演奏も、木管の音がちょっと浮いているような気がしますが、きれいです。コントラバスがちょっと弱いのは、席(2階右端)のせいでしょうか。三ツ橋さんの指揮は切れ味が良く、オケの演奏もメリハリがはっきりしています。大君はアンコールに、「鳥の歌」を弾いてくれました。

メインのブルックナー、三ツ橋さんの指揮は、きびきびしていて見ていて気持ちが良いです。オケの方も、アインザッツはきれいに揃っていますね。金管が大音響なので、ぴたっと無音に、これがきれいにぴたっと決まりますが、無音になったときの対比が素晴らしいです。全体で2時間を軽くオーバーしましたが、アンコールにドヴォルザークのスラブ舞曲第2番がありました。三ツ橋さん、もう1回岡フィルの第九を振ってくれないかな。

瀬戸フィルの定期は半年に1回のようで、次は8月30日のオペラ・ガラなんですが、何とその合唱団員を募集していました。曲は「椿姫」より乾杯の歌、「アイーダ」より凱旋行進曲、「ナブッコ」より行け我が思いよ、「タンホイザー」より歌の殿堂をたたえよう、「トゥーランドット」より誰も寝てはならぬ、「蝶々夫人」よりハミングコーラス、等々。条件は6月からの11回の練習のうち7回以上出席すること、8月27日から30日までの4日間は、ゲネプロを含めて全部参加すること。う~~ん、歌いたい曲は多いし、交通費は往復3000円だけど可能ではあるし。と触手は動くのですが、実際にはこれらの歌はすごく難しく、乾杯の歌の最高音はBなど音は高く、ど素人は7回の練習くらいでは無理でしょう。

2020/02/16

大阪でヤマハ吹奏楽団

2020年2月16日

大阪のザ・シンフォニーホールへ、ヤマハ吹奏楽団の創立60周年記念特別演奏会を聞きに行ってきました。この時期に大阪に行くのはちょっとなんなのですが、なあ関東に行くより良いでしょう。「さくら」で新大阪へ。隣はアメリカ人らしき女性。ジャパンレイルパスの関係で、「さくら」は欧米人の利用が多いです。

ヤマハ吹奏楽団は職場の団体ですから、皆さんヤマハでの仕事を持っています。メンバー表にやっている仕事が書いてあるのが面白いのですが、ほとんどすべての方が楽器作りに携わっていますね。また使用楽器の型番が書いてあるのも、さすがヤマハです。

プログラム前半は、田中賢「メトセラⅡ~打楽器群と吹奏楽のために」、狭間美帆「Planned Work」、A.メンケン/編曲三浦秀秋「「アラジン」シンフォニック・メドレー、天野正道「ファインディング・お江戸日本橋」。休息後の後半は、P.A.グレンジャー「デリー地方のアイルランド民謡」(ロンドンデリーの歌)、長世淳「交響曲第3番「四季連禱」」。指揮はサクソフォン奏者の須川展也さん。前半は須川さんがマイクを持ち、解説しながらの展開です。なお、「ファインディング。お江戸日本橋」は須川さんのサクソフォン・ソロが入った、吹き振りでした。後半は解説無し、指揮者は曲ごとに引っ込む、クラシックコンサートのスタイルでした。

1曲目で、度肝を抜かれました。ヤマハ吹奏楽団はうまいだろうと思っていましたが、迫力も違います。打楽器のピッチが揃うと、あそこまで迫力が出るか。演奏は、音がきれいですね。それに、ダイナミックレンジが広いです。先日NHKで指揮者のブロムシュテットさんが、「100人いるオーケストラでは、ffよりppの方が難しいのだ。」と言われていたことを思い出しました。

演奏は素晴らしかったのですが、曲は現代曲が多く、小生の好みからはちょっと外れました。なおアンコールは、須川さんのソロでシーガルのサキソフォン協奏曲「バーズ」より、それにリードの吹奏楽のための第一組曲より「ギャロップ」の2曲をサービスしてくれました。

ほとんどのパートに複数人の奏者がいて、人数の多いパートは交代で出演しているのに対し、たった一人で最初から最後までがんばっていたコントラバスさんに拍手。

2020/02/14

musescoreとボーカロイド

2020年2月14日

小生は時々musescoreという譜面作成ソフトで譜面を入力し、それを再生して遊んでいますが、この再生に声、すなわちボーカロイドが使えないかと思い、調べてみました。なお本来はヴォーカロイドではないかと思うのですが、検索しても、またATOKもボーカロイドでしか出てこないので、ボーカロイドと書きます。

ボーカロイドは初音ミクが有名ですが、その他でもソフトが販売されています。YAMAHAのものはいろいろできるみたいですね。とりあえずただでできるのはないかと思ったら、名古屋工大が開発しているSinsyというソフト(サイト)がありました。XMLファイルで譜面を入力すれば、WAVファイルで音声を返してくれます。musescoreで作ったXMLファイルでもOKで、単純な楽譜だと、変換時間は10秒くらいですね。

伴奏付きの譜面を入れても歌部分しか変換しないので、伴奏をどうするかを考えました。XP時代に音楽が加工できるソフトを持っていたのですが、大昔です。これも調べたら、SoundEngineというフリーソフトがありました。これでWAVファイルを合成すれば、理論的にはできるはずです。

ということで、まず声の二重唱部分を合成しました。これはOKです。次にピアノ伴奏部分はmusescoreから直接WAVファイルを作り、これに重ね合わせてみました。ところが、合いません。音声合成するときに、速度が遅くなっているんですね。それも一様ではなく、所々が間延びしています。結局ピアノを速度記号で調整し、声は細切れで貼り付けました。何とか合ったものの、微妙にずれています。カラオケで歌ってずれている感じですね。あまり他人には披露できない出来でした。

これはひょっとすると、試した曲のテンポが速過ぎたのかもしれません。今度はゆっくりとした曲でやってみます。

2020/01/26

二日連続のコンサート

2020年1月26日

 

土日連続でコンサートに行ってきました。まず25日(土)は、佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団(以下PAC)を聞きに、三原のポポロへ。行きは新幹線を使いましたが、ちょうど来たのがハローキティー。7号車だったのでキティーだらけではありませんでしたが、それでも所々のカーテンはこういう具合です。2号車はもっとキティーだらけのはずです。20012503a

 

三原は、新幹線のホームが直線で16両編成がきれいに撮れるので、500系の最後の頃500系「のぞみ」を撮りに途中下車したことがあります。と言ってもホームだけで、外に出たのは今回が初めてです。三原駅のすぐ裏手が三原城址、と言うより、山陽鉄道の三原駅は、三原城址に造ったんですね。天守台あとまで登ってきました。まだ時間があったので、三原港へ。徒歩5分くらいですが、三原の街はタコだらけです。そのうち、タコを食べに来よう。

 

1時間に1本のバスで、ポポロへ。歩いても歩けない距離ではないですが、あまり歩きたいような道ではないです。三原市芸術文化センター(これが正式名称)ポポロは、1200名収容のホールです。木を多用し、いかにも音が響きそうなホールです。佐渡さんもプレトークで、11年前に来たけど、ずいぶん音が響くホールだったという印象がある、と言っていました。曲目は、オールベートーベンで、序曲「コラリオン」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、交響曲第3番「英雄」。ピアノはブルガリア出身のエフゲニ・ボジャノフ氏。

 

PACは14-7型、若々しく迫力があり、切れの良い演奏です。ただ弦や金管と比べ、木管がちょっと弱い感じがしました。オーボエのソロは良かったですが。ボジャノフ氏も切れの良い演奏でした。佐渡さんの指揮が、変わりましたね。PAC向けだけかもしれませんが、以前(十数年前)見たときは第1楽章や第3楽章のようなリズミカルなところは指揮棒を持って縦振り、ゆっくりしたところは指揮棒を持たずに横振りだったのですが、この日は全部指揮棒を持たずに振っていました。横重視だったようです。アンコールに、ベートーベン交響曲第7番の第4楽章の後半部分、「のだめ」ですね。

 

ピアノのアンコールがあったのですが、終演後シャトルバスに乗るためにダッシュをしたので、曲名を確認し損ないました。それでも1台目のバスに乗れずに2台目でした。帰りはちょうど良い新幹線がなく各停で帰りましたが、コイルバネの115系に乗り通すのもいやになり、福山でサンライナーの117系(空気バネ)に乗り換えました。

 

苦言を一つ。隣の席のお嬢さん(中学生くらい)が、小生の方に足を向けて足を組んでいました。ズボンに当たるほどは接近していなかったので被害はありませんでしたが、落ち着きません。それと隣の男の子(小学校高学年くらい)、座席が揺れるほどはねていたのでにらみつけたらちょうど目が合い、そこでおとなしくなりました。親御さんが付いているのだから、二人とも注意すべきです。

 

そして今日(26日)は、岡フィルのニューイヤーコンサートに行ってきました。曲目は、ロッシーニ歌劇「絹のはしご」序曲、パガニーニヴァイオリン協奏曲第1番、そしてロッシーニ歌劇「セヴィリアの理髪師」ハイライト。指揮はシェレンベルガー氏、ヴァイオリンソロは、若手の福田廉之介さんです。福田さんはうまいですね。アンコールもパガニーニを聞かせてくれましたが、これが絶品でした。

 

事件というか、高畑コンマスが1曲目だけで早退されました。1曲目が終わって立ち上がるあたりから具合が悪そうだったのですが、ダウンされたようです。ひょっとしたら、インフルエンザですね。2曲目からは、近藤浩子コンミスが見事に務められました。なおオーケストラの面々(首席奏者)では、ヴィオラの七澤さんとホルンの梅島さんがお休みでした。

 

セヴィリアの理髪師は、柾木和敬さんの司会で演奏会形式ですが、皆さん衣装を着て演技もしながらです。配役は、アルマヴィーヴァ伯爵/松本敏雄、バルトロ/柴山昌宣、ロジーナ/柳くるみ、フィガロ/山岸玲音、ドン・バジリオ/片桐直樹、ベルタ/畑山かおり、という方々です。松本さんはカツラをとっかえひっかえ、すごく若々しく見えました(笑)。しかし良い声です。

 

休憩を入れて2時間40分の長丁場でしたが、十分に楽しめました。

画像が抜けていました。追加しました。

2020/01/22

箏と弦楽四重奏のコラボ

2020年1月22日

Jホールに、箏と弦楽四重奏のコラボレーションを聞きに行ってきました。演奏者は、箏曲家の砂崎知子さん。東京芸大卒ですが、岡山県の出身です。弦楽四重奏は、Vn1:高畑荘平、Vn2:長坂巧己、Va:田中郁也、Vc:佐藤陽一という、高畑コンマス率いる岡フィルのメンバーです。

曲目は、ヴィバルディ「四季」から「春」。バッハ管弦楽組曲第2番からロンド、ポロネーズ、メヌエット、ヴァディネリ。以上が箏+弦四。箏+Vn(高畑氏)で宮城道雄「春の海」。箏+十七弦で宮城道雄「瀬音」。十七弦の助演は、木村倫子さん。最後は箏独奏で、沢井忠夫「楽」でした。

箏と西洋楽器との組み合わせですが、小生は久本玄智氏の曲で、十代の頃から何回か聞いたことがあります。逆にそれを最後に、あまり聞いていないです。砂崎氏は生田流ですが、宮城道雄の曲で原曲が洋楽器との組み合わせというのは、聞いたことがないですね。それでどうしてもクラシックの箏曲編曲版になってしまうんでしょうね。

その箏+弦楽四重奏ですが、う~~ん、どうしても箏の音量が足りないですね。西洋楽器の方は、管楽器も含めてバロック以降のホール演奏のために楽器の大改良が行われ、音量が大きくなっています。ヴァイオリンだと、コマが高くなり、弦はスチール入りに変わる、などの変更が行われています。そのため無くしたものもまた多いようで、古楽器による演奏なども行われていますが。和楽器はホールでの演奏のために改良は行われておらず、せいぜい弦が絹からナイロン(テトロン)になった、立奏台が普及した、位のものです。洋楽器4面対箏1面では、ちょっと厳しかったです。

逆にヴァイオリン1面対箏1面の「春の海」、これは素晴らしかったです。

箏+十七弦の「瀬音」。十七弦を含めた多弦箏の演奏は、今まで小生がテレビで聞いたものは皆グリッサンドを多用したりたたいたり、はたまた変なところを弾いたりとトリッキーな演奏ばかりで、多弦箏の存在価値を疑っていました。しかし「瀬音」は、やっとまともな十七弦の演奏を聞けた感じでした。なお「瀬音」には、本来の(日本古来の)曲にはない三連符が使われています。箏曲に三連符を取り入れたのは久本玄智(敬称略)が最初だと思っていたのですが、作曲年代から見て、宮城道雄の方が先のようですね。

いろいろ考えることが多かった演奏会でしたが、楽しめました。

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