5回目の第九合唱練習記(9)
2024年10月31日(木)
今日は平日練習、スケジュールを見たら、今日が最後の平日練習である。今年はいつまでも暑いので季節の移り変わりをあまり感じないが、明日から11月だ。年賀状も売り出される。今日は少し早めにシンフォニーホールに着き、閉店前にチケットセンターでニューイヤーコンサートのチケットを買う。美咲さんとくるみさんの両方が出るので、これは買わねば。
そしていつものように、コンビニのイートインコーナーでコーヒーを飲みながら本を読んでいたら、Sさんが現れた。Sさんは軽く腹ごしらえ。小生が休んだ前回の練習のことを聞いてみたら、やはり結構荒れたらしい。ホリヤンの練習ではいつものことだが、ピアニストのWさんが気の毒だ。
今日のピアニストはTさん、3日前の市役所のコンサートで会った。そこでTさんに「これに行ったよ」と田中彩子さんのリサイタルのプログラムを出したら、横からドクターが「この人、私のお友達ですよ」と言い出した。5年くらい前から注目しており、FACEBOOKでお友達になったそうだ。従って、あのアニメ声もご存じ。田中さんはウィーン在住で、旦那様はドイツ人だそうだ。これは日本語が変になるはずだ。
練習開始前に、本番の注意も含めたこれから一ヶ月のチェック事項が来る。帰ったら蝶ネクタイをチェックしておかねば。お、16日の練習がホリヤンからI先生に代わった。ホリヤンの練習は無駄に体力を消耗するので、助かった。
練習開始、今日はI先生。前回のホリヤン指摘のところの復習で、楽譜の30ページから47ページまで、歓喜の歌が終わったところからソリの4重唱の前までで、第九の4楽章を大きく9部にわけると第6部と第7部にあたるところだ。男声合唱部分は野性的に、女声が入ったときの対比を目だたせたいとのこと。I先生はバーバリズムと言っていたが、要はホリヤンはもっとわめけ、と言うことなのだろう。まあ確かに音程に関してはバストロとチェロ、コンバスで同じメロディーを演奏してくれるからそれに合わせておけば良いのだが、わめけば声が響くというものでもない。
650小節からのu¨ber Sternenn muss er wohnen. のところはppでずっと同じ音を伸ばすのだが、テノールはCisでなんとかなるものの、アルトのE、ソプラノのGはきつい。特に後半は、よっぽど腹筋で支えないと、音が下がってしまうのだ。そしてオケが入っても、テノールはトロンボーンの1番が同じ音、同じリズムで吹いてくれるが、女声の音は木管の中で埋没してしまっている。これは大変だ。
つぎはドッペルフーガである。ここもI先生、パート毎や、アルトとテノール、ソプラノとベースといった組み合わせで歌わせる。テノールは歌い始めの9小節は歌詞がアルトと全く同じ位置に来るとは、気がつかなかった。タータタータというリズムを強調するあまり、「タイは繋いで」と注意される。パート毎に歌う時にピアノのTさんが対になるパートの旋律を弾いてくれるので、助かる。こういう気の利かせ方は、残念ながらWさんにはまだない。最もこういう気の利かせ方がホリヤンの気に入るか(気に障るか)どうかはまた別問題だが。
今日のI先生は、秋山先生からかなり注意されたクレッシェンド、デクレッシェンドはあまり注意しない。練習番号Sのところは秋山先生からはかなり注意されたところだが、まあホリヤンがどうするかもある。ホリヤンは、「秋山先生と指示が違ったら、俺の指示に従うこと」と言っていたが、小生は面従腹背である。
定時に終わると、バスに乗るのに焦らずにすむ。
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