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2024/11/29

岡大の銀杏並木

2024年11月29日

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銀杏並木を見に、岡山大学まで行ってきました。小生が日頃覗いているのは同じ岡山大学でも医学部のある鹿田の方ですが、それ以外の学部と本部がある津島の方です。岡山大学は主たる母体が岡山医科大学と第六高等学校であるため、場所が分かれています。このあたりは同じ旧医科大学と第五高等学校を母体とする熊本大学と似ていますね。

岡山大学津島キャンパスへ行く行き方はいろいろありますが、オーソドックスに岡山駅西口から47系統の岡電バスで。このバスは、岡大西門経由岡山理大行きです。発車10分前に乗り場に着いたら、すでに長蛇の列です。これはしまったと思ったのですが、学生さん達が優先席を空けておいいてくれたので、なんとか座れました。発車したときも立ち席までぎっしりでしたが、途中からさらに乗ってきます。大学行きは、混むんだなあ。と言っても今は運転手不足で増発は出来ない時代です。自転車が増えるはずです。

 

岡大西門で降りましたが、降りた人は2割ほど。皆岡山理大まで行くようです。岡24112906a山理大の方が坂道で、自転車では走りづらそうですから。


正門はゲートがあって中に入れませんが、外からでも十分に紅葉を見ることが出来ました。なお縁のあった大学、慶応、筑波大、京大共に建物以外は自由に入れたので、大学とはそういうものだと思っていたのですが、二男に岡大を案内してもらったときに「ここまでしか入れないんだ」と思いました。それはともかく、外からでも十分に楽しめます。

 

農学部の銀杏はきれいですね。さすが農学部(関係あるかな?)


24112910a 今日は寒く、早々と引き上げました。帰りのバスは岡大に着いたときにはすでに立っている人もいる状態で、久しぶりに立って乗りました。慣れないことをやると(日頃使わない筋肉を使ったせいで)、腰が痛いです。

2024/11/27

弦楽五重奏コンサート

2024年11月27日


0001a_20241127234201 昨日、日本福音ルーテル教会岡山で、高畑荘平氏率いる弦楽五重奏の演奏を聞いてきました。メンバーは、Vn1:高畑荘平、Vn2:中野了、Va:橘由美子、Vc:中村康乃理、Cb:嶋田真志の顔ぶれ。この顔ぶれはずっと変わらず、相性が良いんでしょうね。
今回のテーマは「ドイツの教会と劇場より」ということで、前半が教会、後半が劇場です。曲目は、ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入場」、バッハ:プレリュードとフーガ イ短調BWV865、シューベルト:アヴェ・マリア、バッハ:フーガ ト短調BWV578(いわゆる小フーガ)、フランク:天使の糧

 

休憩が入って後半は
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドゥ」メドレー、アルディティ:口づけ、ヘンデル:歌劇「リナルド」より「私を泣かせてください」、ムソルグスキー:ゴパック、グノー:歌劇「ファウスト」よりワルツ。

 

今回は試みにバッハの固い曲を入れてみたとのことですが(真面目な顔で演奏されていました)、なかなか良いです。会場の反応も良かったですね。このメンバーは個性が強い(強すぎる?)5人だそうで、日本式の「合わせる」演奏は向かないそうですが、がんじがらめの点で合わせるのではなく、音楽の流れで合わせる、良いアンサンブルでした。

 

後半は高畑氏の得意分野でもあり伸び伸びと。皆さんすごい腕前ですね。オーケストラの曲をそのまま五重奏にしたものもあったそうですが、そうすると気が抜けず、音符を全部弾かなければいけないんですね。合唱曲を4人のカルテットにするときと同じで、合唱だったら1,2小節サボって息を整えても平気なのですが、カルテットだったら全部歌わないとダメです。

 

楽しい一夜でした。アンコールはメンデルスゾーンの「天の御使いの紡ぐ御歌」。ここは教会、クリスマスまであと1ヶ月です。

2024/11/24

平櫛田中美術館

2024年11月24日

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昨日、井原市立平櫛田中美術館に行ってきました。井原までは伯備線の清音で乗り換え、井原鉄道です。行楽時期の連休とあって、すごい人出です。少数派になりましたが、風邪をもらわないようにマスクはしっかりと。倉敷駅のホームは、人であふれていました。清音駅は井原鉄道専用ホーム(と言っても、2番ホームの先を区切ったもの)の入口に有人の出札窓口があり、そこで「スーパーホリデーパス」という一日乗車券を買います。清音から井原までは860円するので、1400円の一日乗車券の方が得です。以前はこれは1000円だったのですが、このご時世値上がりしています。

 

井原鉄道の車両は、IRT355型。この355は機関出力355PSですね。乗った車両はIRT355-04、スタートレインという星空を演出するイベント車両ですが、窓がメッシュスクリーンで覆われているため、外の写真が撮れません。

 

井原駅から歩くこと約15分、平櫛田中美術館に到着。小生は井原市立田中美術館という名前の時代に訪問したことがあり(2019年10月19日、ブログにあります)、建物はリニューアルしているのですが、記憶にありません。写真を調べてみたら、ほとんど窓のない外観だったものが、大きくガラスを使った建物に変わっていました。

 


19101805a 現在「平櫛田中の芸術展ーその全貌」という特別展をやっているため、お客さんは多いです。お目当ての鏡獅子は1階の展示ですが、順路はまず3階から。展示点数が多くゆっくり見ていくと疲れるので、少し早めに回ります。そして1階の鏡獅子へ。やはり圧巻ですね。小生は国立劇場でも見たことがありますが、ここでは後ろにも回れるので、全体像があらゆる角度から見ることが出来ます。堪能しました。


24112305a 井原も清音もお茶をするような場所はないので、まっすぐ岡山まで戻ります。井原線も伯備線(115系2両のワンマン列車!)もかなりの混雑でしたが、なんとか座れました。

2024/11/22

シェレンベルガー、ウェルカムホームコンサート

2024年11月22日


0001a_20241122184101 昨日、「シェレンベルガー Welcome Home Concert」に行ってきました。会場はハレノワの4階アートサロン。開場時刻のちょっと前にエレベーターで4階に上がったら、すでに長蛇の列です。今日は自由席なので、良い席は早い者勝ちですからね。列に並んだら、次々にエレベーターから人が吐き出されてきます。200人収容らしく、小生が並んだのは100番目くらいです。係員の案内も熱を帯びます。「列の後ろに、2列でお並びください。あ、シェレンベルガーさん、こちらへどうぞ」。何と、シェレンベルガーさんも同じエレベーターで上がってきました。

 

今日の出演者はシェレンベルガーさんの他に、ヴァイオリンの福田廉之助氏、ヴィオラに岡フィル主席の七澤達也氏、チェロの同じく岡フィル首席の松岡洋平氏。23日の福田廉之助氏構成の「シネマ・ザ・ワールド」がありますが、この演奏が岡フィルなので、ちょうどメンバーが揃っていましたね。

 

プログラムが掲示されていましたが、新規追加がありました。
J.ドルツェッキ:オーボエ(フルート)と弦楽三重奏のための四重奏曲、ニ長調
☆テレマン:ファンタジー第7番(シェレンベルガー ソロ)
J.フィアラ:オーボエと弦楽三重奏のための四重奏曲、ヘ長調
休憩が入って
☆バッハ:ソナタ第1番 シチリアーノ、プレスト(福田廉之助 ソロ)
モーツァルト:四重奏曲ヘ長調 K370

 

☆の付いた曲が紙のプログラム(実際はチラシですが)に載っておらず、追加された曲です。

 

演奏開始前に高次専務理事の挨拶が有り、この演奏会について説明されました。元々シェレンベルガー氏は今回の来日では興行ビザでの入国ではなく、目的は義理の息子さん(娘さんの御夫君)の個展への出席と、大学の講義だけだったそうです。この個展を岡山でもという話が出て、その会場で演奏しようという話になりました。ところがいろいろ検討した結果、美術品の輸送が難しいということになり、岡山での個展は中止になりました。それでもシェレンベルガー氏は縁のある土地岡山で演奏したいということで、急遽会場を手配しメンバーが集められたものだそうです。リハも今日だけ、廉之助くんのソロも突然決まった無茶振りだそうです。シェレンベルガー氏も興行ビザでないため、ほとんどチャリティコンサートだとか。

 

会場のアートサロンは平土間でステージなし、彫刻や生け花の展示に向いたホールですね。音楽の演奏には不向きなホールですが、そこでどうのこうのとなるようなメンバーではありません。ただステージがないので、見づらいことこの上なし。小生は、ちょうどシェレンベルガー氏と廉之助くんが(だけ)見える席でした。

 

200の席は満席で、演奏開始。シェレンベルガー氏はいつものように黒ずくめ。廉之助くんも黒シャツに黒い上着。ところがヴィオラとチェロの二人は、岡フィル用の白いシャツに背広です。まあ服の調節などしている時間はなかったでしょう。
シェレンベルガー氏のオーボエは、健在です。ドルツェッキもフィアラも、「誰、それ?」という状態なのですが、聞いてみるときれいな曲ですね。特にフィアラの曲は楽しい曲で、小生は好きになりました。といっても、CDなんか売ってないでしょうね。

 

後半は福田氏の、「急遽お鉢が回ってきた」という話と共にバッハを2曲。「この分のギャラはシェレンベルガー氏からもらうぞ」と冗談を言っていましたが、元々シェレン氏はチャリティなので、回すギャラはないでしょう(笑)。しかし、相変わらずうまいなあ。最後のモーツァルト、やっぱりモーツァルトを聞くと、落ち着きますね。モーツァルトの曲には、そういう作用があるらしいです。アンコールは同じ曲の第一楽章を演奏してくれました。

 

至福のひとときでした。

2024/11/20

5回目の第九合唱練習記(番外編、その2)

2024年11月18日(月)

思い立って、6年前の秋山先生の時の第九のDVD(実際は、ブルーレイ)を見てみた。こういうDVDは出来てすぐの1回見たきりになるのがほとんどだが、このDVDもそうである。席についてオーケストラの入場を待っているとき、1回目の時は興味津々で右を見たり左を見たりするのが、DVDにはっきり写っていた。2回目はその反省で、おとなしく正面を見ている。本当は顔だけ正面で、目だけ動かしたのだ。

全体の演奏の感想は、思ったよりゆっくりである。現在練習しているテンポよりも遅い。今年は少し速くなるのか?それと、これは第九だけでなくすべての曲に言えるのだが、秋山先生は盛り上がるところも前で少し「ため」を作る。第九で特に目だつのは、「歓喜の歌」の前だ。ここは歌う方も今か今かと待ち構えているところなので、テンポが変わっても指揮を見ていれば問題ない。

声に関しては、特にテノールはよく出ていた。やはり28人いると違う。どこかの政党の派閥争いではないが、やはり数は力なりだ。今回は17人、4部合唱のところはソプラノさんにまかせて、テノールだけが目だつところにエネルギーを注ぐしかなかろう。

ただ6年前の演奏が「喜びの歌」かと言われると、否である。力強くて迫力があるが、それだけである。カミさんは「たまにはこういう第九も有りね」と言っていたが、「たまには」なので、今年は聞きに来ない。こちらは「力強い」第九を目指しましょう。

その目だつところ、まずはマーチの男声合唱。テノールソロを消さないようにと指示する指揮者も多いのだが、ホリヤンは「テノールソロなんか、消してしまえ」である。前回も秋山先生から「押さえろ」という指示は出なかったので、特にFreudigのテノールだけになる1回目には力を入れる。

もう一つは、「歓喜の歌」の後の男声合唱(といってもユニゾン)部分だ。ここは同じ歌詞を男声と混声とで繰り返し、男声は力強く、混声は柔らかく歌うところだ。ホリヤンの指示は「荒々しく」だが、力強くと荒々しくは違う。まあ、荒々しくやるくらいのつもりで声を出さないと、力強くは聞こえないのだろう。

6年前のDVDを見て気になったことは、ドイツ語の発音だ。一例を挙げると、Tochterがトッホテァに聞こえる。はっきり「トッホタァ」と指示されているのだが、トッホテルの人もまだ混じっていたので、結果としてそう聞こえたのだろう。バリトンソロの方ははっきり「トッホテル」だったので、いっそのこと昔風に戻しても良いのではないかとも思う。今更間に合わないが。

2024/11/18

岡山交響楽団第78回定期演奏会

2024年11月18日

 

昨日、岡山交響楽団の定期演奏会に行ってきました。全席自由席なので、2階の前から2列目に席を取りました。アマチュアオケですが、3階閉鎖とは言え、かなりの入りです。


780001a_20241118170101 曲目は、吉岡弘行/序曲「瀬戸内の風」
山地真美(ピアノ演奏も)/組曲:情景の旅路「岡山」
  第1曲:「生きる」
  第2曲:「桃太郎の主題による変奏曲」
  第3曲:「鬼」
  第4曲:「セピア色の風景」
  第5曲:「光華光源」
  第6曲:「暁、時うつす蒼の水」
  第7曲:「鶴は舞う」

 

休憩後はブラームス/交響曲第2番ニ長調

 

です。現代曲が2曲も入っており、カミさんからは「大丈夫?」と言われていました(笑)。

 

定刻オーケストラ入場、弦は11-10-8-12-6という配置、かなり変則ですが、アマチュアならではです。第1ヴァイオリンの最後列の内側に、どこかでお見かけしたような名手が。一方管はメンバーの数は多いのですが、オンステはきっちり2管編成です。曲によってメンバーが替わるのでしょう。ホルンは4本で、アシスト無しです。

 

1曲目の序曲/「瀬戸内の風」はコントラバスがリズムを取る勇壮な曲です。2曲目の作曲家山地真美さんは「情景描写ピアニスト」として知られている人なので、曲もピアノ協奏曲風。ピアノが運び込まれます。山地さんは、鯉のぼりのような衣装で登場。ヘアスタイルはポニーテールと言うより、若衆髷ですね。曲は聞きやすく、楽しい曲でした。ホルンは高音でちょっと大変そうでした。アンコールは山路さんの即興演奏、元々即興演奏を得意としている方ですね。素敵な演奏でした。

 

前半と後半でティンパニ奏者が変わり、しかもドイツ式からアメリカ式へと配置も変わるので、休憩中にティンパニの調整です。

 

メインのブラームスの2番、良いですねえ。弦が素晴らしいです。ホルンも1番の奏者が変わり、見事です。楽しめました。アンコールは同じブラームス作曲、ハンガリー舞曲の6番。速いところでちょっと危なっかしかったですが、この曲が皆さん一番生き生きと演奏しているようでした。

 

皆さん仕事を持ちながらの音楽活動でしょうけど、今後も頑張ってください。

2024/11/17

5回目の第九合唱練習記(11)

2024年11月16日(土)

いつものように駅前で食事をした後早めにシンフォニーホールに着き、1階のコンビニでコーヒーを買ってイートインコーナーで飲む。というペースでコーヒーを持ってイートインコーナーに入って行ったら、どこかでお見かけしたような、ドイツ在住のヴァイオリンの名手が食事中だった。隣に座ってしばらく話す。明日が岡山交響楽団の演奏会なので、今日はリハなのだ。しかしサ○ゼリアと言いカフェド○リエと言い、よく食事中に出くわす。今度どこかでゆっくり食事でもしよう。

時間前に受付に着いたところで、Sさんも登場。特に身体には問題はなく、たんこぶも出来なかったそうだ。やれやれ、一安心。

受付で、今回の舞台の配置図が配られる。小生の位置はちょうどど真ん中だ。一回経験があるが、この位置はライトが正面から当たり、片眼が見えない小生にとっては指揮者との距離感が全くわからなくなるところだ。今回は男声を中央に置く配置だが、たまたまソプラノとアルトの人数差が少なく、テノールとバスの境目あたりが中央になったようだ。入場の時に列の先頭になるので、横移動の時に姿勢に注意しなければいけない。

テノールは男声合唱の時に第1と第2に分かれるが、そのパートが縦1列になっている。これは歌いにくい。両隣の人が違う音を歌うことになるのだ。6年前の配置図を見たら、テノールは28人いて4列、つまり第1第2共に2列になっていた。今回のテノールは17人、秋山先生が6年前のイメージでいたら、この少なさにびっくりするだろう。元を正せばオーディションでほとんど落としてしまったホリヤンが悪いし、それを容認した事務局も悪いのだが、今更言ってもしようが無い。去年は15人で縦1列だったのだし、男声合唱の部分だけなので、音をしっかり頭にたたき込んでおけば、なんとかなる(だろう)。

今日の指導はI先生。ウォーミングアップを十分にやって、初っぱなから始める。I先生は、細かいところが丁寧だ。ただ高音が続くところで何回も繰り返させられると、途端に喉がバテてくる。歳のせいか体力が落ちたが、喉の体力も落ちている。

男声合唱のところで、早速引っかかった。今日は舞台の配列通りに並んで(椅子に座って)いるが、真ん中あたりの2人が欠席で、前に3人、後に3人なのだ。第2テノールは8人しかいないので、2人欠席するとこうなる。「今日だけ」ということで第2テノールが前に寄せられる。男声合唱後半のFreudig!の1回目のEsの音は第2テノールだけなので、これが弱い。2回目はベースがEsに上がるので一緒になる。去年の飯森先生の時は「遠くから聞こえるように」ということだったので第2が弱いとは感じなかったのだが、今年のホリヤンは叫ばせるので、音量勝負になる。ベースが20人もいるので、ここだけ少し援軍に回すか?そうすると今度は第1が相対的に弱くなるが、直前の変更でどうにかなるか?これはホリヤンか秋山先生の判断で、I先生ではなんとも出来ない。

男声が女声より人数的に少ないので、Pのところを落としすぎると聞こえなくなる。ドッペルフーガに入る前、譜面はB-durだが音はA7のところ、譜面はPPだがmfくらいのつもりで出してちょうど良いと言われる。特にベースが根音、テノールが第3音で、これが聞こえないと短調に聞こえてしまう。

I先生は盛んにPoco adagioと言っていたが、フィナーレの一つ前の部分(810小節)をじっくりやる。ここは秋山先生がクレッシェンドとディミネンドの変化を強調していた部分だ。ベーレンライターはアクセントで、楽譜が違うところでもある。先日テレビでブロムシュテットさんのドキュメンタリーを見たが、中でブロムシュテットさんが「ベートーベンはディミネンドが大事です。改訂版の楽譜は間違っています」と言っていた。他の交響曲でも同じようなところがあるのだろう。ここはMenschenでデクレッシェンド、werdenでクレッシェンド、Bru¨derでまたデクレッシェンドなのだが、Menschenの頭のMeをfのつもりで強くと言われる。確かにそうしないとデクレッシェンドの効果がない。

休憩後の再開時に、久しぶりにY先生登場。前回の練習で二人も倒れたことに対する対策の説明だ。服は脱ぎ着の出来る格好で、暑いと思ったら練習中ホリヤンがにらもうとも、すぐに脱ぐこと。水の補給も同じ。今年は例年よりも暑いからなあ。次に練習時に空腹で来ないこと。事前に食事を採ってくる小生は、それで倒れなかったのかな。そして次の練習から、と言っても最後の秋山先生の練習は大ホールだから11月30日の1回だけだが、椅子を置くようにし、立って歌っていても気分が悪くなったらすぐに座ること。との3点を言われた。まあ6年前も同じように立って歌っていたのだが、ほとんどの皆さんも小生と同じように歳を取っている。小生も今は後期高齢者でも、6年前はまだ60台だったからなあ。

後半もじっくりやり、今日の練習は喉が疲れた。これが正しい練習で、足が疲れただの腰が痛くなっただのというのは、やはりちょっとおかしいと思う。話は違うが、今年は山陽新聞の取材が来なかった。

2024/11/15

心臓の検診と胃の組織検査の結果

2024年11月15日

月1回の心臓の検診に行ってきました。今回も報告が主体ですが、まず胃カメラの報告があります。バイアスピリンが原因らしいとの胃カメラを見た先生の所見ですが、バイアスピリンは5年前の心臓の手術以来ずっと飲んでいるので、今頃出るか?というのはあります。まあギリギリのところで今まで保っていて、ちょっとしたストレスなどで胃炎が出るというのはあるかもしれないですね。バイアスピリンは止めるわけにはいかないので、飲んでいる胃の薬レバミピドが朝だけから毎食後(1日3回)に変更になりました。薬剤師さんは、「レバミピドくらいでは、効かない」と言っていましたが、別の薬の話はのちほど。

その他歩いていて気持が悪くなった件、これは一旦赤信号で立ち止まって、再度歩き出したら立ちくらみ風の貧血が起こったのですが、まあ1回だけだし、スルーです。小生は血圧を午前と午後1日2回測定し、その時に血圧計に出る脈拍も記録していますが、その血圧の単純平均が先月は73.7だったのが、今月は70.8に下がりました。平均が70ということは半分は60台ということです。この脈の立ち上がるのが遅く、心臓に急に負荷がかかったときに付いてこないような感じがしています。これも様子見です。

そして午後、胃カメラをやったクリニックに行き、組織検査の結果を聞いてきました。組織検査だけではなく、胃カメラ画像の解析もその検査機関がやってくれており、組織に悪性所見は見られないものの、「強めの炎症が出ているところがある」という解析結果でした。そのため前回胃カメラの後にもらったタケキャブ錠はしばらく飲んだ方が良いとのことで、1ヶ月分の処方が出ました。そしてこの薬はだんだん減らしていくものだそうで、そのあたりはいつものクリニック宛の連絡書も一緒にもらいました。この連絡書をいつもって行こうか、考えています。

そして次の胃カメラ、半年後の日程も決めてきました。これでひどくなっていたら大事ですが、4月だとストレスの元がなくなっているか、少なくとも減っているはずです。

2024/11/13

ストレス?

2024年11月13日

眼科に行ってきました。千週目に違和感があり見てもらったところ、ゴミが入ったせいか、角膜に傷が付いていました。一週間経ってそれを見てもらったところ、傷の方は治っていましたが、まつげの毛根部分が軽い炎症を起こしていました。目薬は殺菌剤のニフランを使っていたので、そのまま継続です。

免疫力が落ちているので、風邪を引かないように、といわれました。免疫力が落ちる原因として一番先に思いつくのは、ストレスです。まあ今のところ、喜びの歌を練習しているはずなのに、ストレスだらけですね。胃カメラで見つかったびらん性の胃炎も、バイアスピリンの影響と先生は言っていましたが、ストレスの可能性もありますね。

今から本番前の「補習」の心配をしていてもしようがないので、なんとか12月8日まで体力を保って、風邪も引かないようにします。

2024/11/12

歯のメンテナンス

2024年11月12日

歯科に行ってきました。3ヶ月に1回の、チェックとメンテナンスです。今回は報告事項というか、この3ヶ月間で特に変わったことはありません。と思っていたら、「下に血豆がありますね。噛みました?」特に噛んだ覚えもなく、気がつきませんでした。寝ている間に噛んだかな?

イ○ジンでうがいをしていて、第九の練習があるときは昼と夜の2回うがいをすることになるため、歯が黒ずんでいます。これは「きれいにしておきましょう」と、普通は歯茎の検査→歯石取り(クリーニング)→磨き(ホワイトニング)と来るのですが、今日は磨きの前に高圧水洗浄が付きました。石畳の汚れを洗い流しているあれと一緒です。おかげできれいになりました。

終了後先生が来て血豆を見ましたが、血腫というやつで、用は血豆です。2週間くらいで治るはずで、これが広がるようだったら連絡してくれ、ということでした。そうなったらまた口腔外科ですね。

2024/11/11

カランプライヤ

2024年11月11日


 


小生は東京にいた頃は、アパートに30年住みました。新築の時から住み始めたのですが、さすがに15年を過ぎると水回りは不具合が出て、その都度自分で修理していました。その頃は普通の蛇口だったので自分で修理でき、専用の工具も持っていました。写真はその専用工具、カランプライヤです。まだハ○ズに工具があった頃買ったものです。



24111101a 岡山のマンションに越してきたら水回りは皆モノレバーで、これは自分では修理は出来ないなと思っていました。しかし先日、洗濯機用の給水蛇口が水漏れを始めました。これがただ一つ残っている、いわゆる「蛇口」です。栓を開けると漏れるので、これはこまの上の方、ハンドルの付け根のゴムパッキンがいかれているのです。工具はあるし、簡単に交換できます。岡山まで持ってきたカランプライヤの出番です。


 


と思って部品を買いにハ○ズに行ったのですが、今のハ○ズは「DO IT YOURSELF」ではなく、単なる雑貨屋さんですね。仕方なしに、ホームセンターまで買いに行きました。そしてマンションは元栓部分は施錠してあるので、管理人さんから鍵を借り、元栓を閉めて、あちこち固くなっているので外すのに苦労しましたが、交換してできあがりです。そして元栓を開け、蛇口をひねって漏れないことを確認しました。


 


ただ今でこそこうやって自分で交換していますが、あと10年、いや5年も経つと(その時生きていても)、自分でやるのは難しいでしょうね。まあもっと若かったらモノレバーのパッキン交換も挑戦するのですが、もう無理です。電球交換すら難しくなってくるので、今のうちに徐々に(不本意ながら)LEDに交換中です。

2024/11/10

5回目の第九合唱練習記(10)

2024年11月9日(土)

今日は土曜日、土曜日の練習は開始が30分早い。それでも受付開始の30分前(練習開始の1時間前)に会場に着き、いつものように1階のコンビニに入ったら、テノールのベテランの方がコーヒーを買っていた。挨拶して一緒にイートインコーナーに入る。その方は半年前に膝の手術をして、6ヶ月経っているから大丈夫と思って町内会の草刈りに出て、斜面で草刈り機を振るっていたら、また膝を痛めてしまったのだそうだ。今度膝の内視鏡検査をやり、その結果どうするかを決めるそうだが、本番出られるかどうかがギリギリだそうだ。「備前には間に合う」と言われていたが、備前だけだとホリヤンをボイコットしたM先生と同じである(笑)。

今日から舞台上の配置で並ぶようになったが、何やら変だ。背の高い人が前に行ったり、その逆もある。ホリヤンが、「プロのオーケストラ(の弦)は、前の方ほど給料が高い」と言っていたが、オーケストラに習ってうまい人を前に出したな。ただいわゆる市民合唱団でこれをやると、逆効果である。後に下手が集まると、誰かが外したらそれにつられる。みんなで外せば怖くない、くらいならオーケストラに紛れるからまだ良いが、誰かが飛び出したらそれにつられる。核になる人を適当にばらけさせて配置しないと、大変なことになるぞ。なお小生の位置は、かなり後である(^_^;。

ホリヤンが登場し、練習開始。今日から指揮棒持ちである。前回の秋山先生の時に棒についてこれなかったから、今日は棒を見る練習、とのことだ。秋山先生の時は棒についてこれなかったのではなく、棒が見えなかったのだ。秋山先生での平土間での練習は初めてであり(6年前はなかった)、平土間では整列しないで各自が見やすい位置にばらけて立たないと、指揮は見えない。

ホリヤンは練習中歌のテンポが遅れると、「棒を見ろ、棒を!」と怒鳴るが、ホリヤンは左手で表現を付けるのに熱中すると右手の棒が止まってしまう癖がある。うまい指揮者は、左手で表現を付けながら右手はきちんと拍を刻んでいるのだ。本当にホリヤンの棒通りに演奏すると、歌は止まってしまう。せめて「俺は全身で指揮をするから、そこからテンポをつかめ」くらい言えば良いのに。

18時30分の練習開始から立ちっぱなしで1時間ちょっと、19時40分頃ソプラノの後方から物音と共に悲鳴が上がった。誰かが倒れたらしい。いつか起こると思っていたが、ついに恐れていた事態が起こった。女性故すぐにパーテーションで仕切られたので詳しいことはわからないが、脳貧血のようだ。事務局の方か、テキパキと仕切る方がいる。そう言えば今日はドクターはお休みだ。ここで(ホリヤンとしては不本意ながら)15分の休憩。なおこの方は救急車を呼ぶまではなく、少し回復したところで友人の方と一緒に帰宅されたそうだ。

休憩後も立ちっぱなし。ホリヤンは、無駄話が多い。リラックスさせるつもりか、喉を休ませるつもりか知らないが、自分の自慢話なんかどうでも良い。それからいきなり練習に入るが、どこからというのは言わない。ピアニストのWさんはずいぶんホリヤンに慣れたのか、怒鳴られなくなった。ただ時間ばかりがどんどん経ち、疲れてくるし、集中力も落ちる。その状態でドッペルフーガを歌わされても、きちんと出来るわけがない。「音程が悪い」。そうでしょうよ。普通は練習は2時間だが、ホリヤンの土曜日は2時間半である。

もういい加減いやになった頃、「元気がないぞ」とあおる。柔道ではないのだから、疲れているときは相手も疲れているからそこが勝機、などあり得ない。と思っていた20時45分頃、今度はバスの後方で大きな音がした。また誰かが倒れたらしい。駆け寄ってみたらSさんだ。意識がない。またテキパキと事務局の方が処置。寝かせた状態で、足を上げた形にする。すぐに意識は戻った。事務局の方がAEDを持ってきたが、そこまでの必要はなさそうだ。意識が回復するとSさんは、自転車で帰る、と言い出す。そこを皆で押しとどめ、倒れたときに頭を打ったらしいので、救急車を呼ぶ。そして嫌がる当人をなんとか説得し、救急隊の方からも自宅に連絡する。奥様に迎えに来てもらわないと、無理だ。ここはビルの3階相当だが、ストレッチャーが乗るエレベーターはないようで、シートに寝かせて3人がかりで下まで運ぶ形になった。こうなるとプロの出番で、素人は下手に手出しはしない方が良い。小生はしょっちゅうSさんとつるんでいるので救急車の同乗も考えたが、自宅の住所も電話番号も知らないし、仮に質問されても何も答えられないので止めた。

なお後日談だが、SさんはSS会病院に搬送され心電図と頭のCTを取ったが、異常なしとのことだった。帰宅後カミさんから、「あなたはよく倒れなかったわね」と言われた。小生は脳貧血の常習犯で、立ちくらみに座りくらみ、目が見えなることも多々ある。Sさんはホリヤンに対してあきれていて、小生は怒っていたので、その分頭に血が上って脳貧血にならなかったようだ。

なおSさんが倒れた時点で、(ホリヤンとしては不本意ながら)練習はそこで終了。ホリヤンは救急隊が来たのに全く無関心だ。小生は第1回の練習の時、「男子三日会わざれば刮目して見るべし」と書き、カミさんは「人はそんなに変わらない。そのうち本性が出るわよ」と言っていたが、カミさんの方が正しかった。

2024/11/07

AKA DUO リサイタル

2024年11月7日

昨日、岡山大学医学部内のJ-ホールで、ピアノの木口雄人氏とヴァイオリンの松岡井菜さんのデュオ、AKA DUOのリサイタルを聞いてきました。

チラシを見たら、主催が医学・音楽療法研究会、何じゃこりゃなんですが、J-ホールを使って演奏会を行い、音楽療法を推進する団体のようです。チケットはシンフォニーホールのチケットセンターで扱っておらず、申し込み用のQRコードが付いています。小生はスマホではなくパソコンなので、下に書いてあるhttpを手入力、なぜかいつも使っているクレジットカードがはねられましたが、別のクレジットカードでカミさんの分も含め2枚手配完了しました。申し込み完了に表示されたQRコードが入場券になるので、それを印刷して入場券のできあがりです。

この二人のデュオ、結成7年目だそうですから結成は2018年、木口さんがソプラノの森野美咲さんと組んでヨハネスブラームス国際コンクールで優勝したとき(木口さんは最優秀伴奏者賞)が2020年ですから、ウィーン在住者3人でデュオが同時並行していたんですね。

さて曲目は、エルガー/愛の挨拶、クライスラー/愛の喜び。この二つは挨拶代わりで、前半のメインはベートーベンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ第6番。その後向井航/その悲しみを、海に沈めて。
後半はサンサーンスの白鳥でウォーミングアップし、メインはリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ。

いわゆるヴァイオリンソナタの正式題名がベートーベンのは「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」になっているのは、ベートーベン自身がピアニストでもあったからでしょうか。リヒャルト・シュトラウスの曲は「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」です。

向井航氏は、あの向井航氏(小生がイメージするのは、重量級のチェリスト)と思ったら別人でした。チェリストの向井氏は1980年生まれ、作曲家の向井氏は1993年生まれ。どちらも芸大卒です。

松岡さんのヴァイオリンは、きれいですねえ。きれいだけではなく、力強さもあります。ベートーベンのソナタは「ピアノとヴァイオリンのための」というだけあって、ピアノの聞かせどころがたっぷりありますね。向井さんの曲は、すみません、生理的に受け付けません。後半のリヒャルト・シュトラウスは大曲ですごい演奏でしたが、もう小生にはこれだけの曲を受け止めるだけの体力がありません。結局小生にとって一番良かったのは、ベートーベンということになります。

曲の合間に二人のトークがありましたが、しゃべるのはほとんど木口さんで、松岡さんは一言二言でした。木口さんは岡山出身ですが京都市立芸大卒のせいか、かなり関西文化に染まっています。そしてこれが森野さんとのデュオだったら、ほとんど夫婦漫才になります(笑)。

良いものを聞かせてもらいました。

2024/11/05

やってしまった

2024年11月5日

 

今日東京から帰ってきました。帰りに京都に立ち寄ったのですが、切符の手配でちょっとしたトラブルが。

 

帰りはどうなるかわからなかったので、指定券は昨夜ネットで取りました。しかしホテルのネット環境が遅く、全く先へ進まない状態だったのでスマホにしました。新横浜から京都まで、「のぞみ」のe特急券2枚、のはずだったのですが、新横浜で発券して手持ちの乗車券と合わせて改札機に入れたら引っかかりました。「乗車券は、一人ずつ入れてください」。はてと思って特急券を見たら、乗車券付きでした。昨日乗車券無しのe特急券を手配したとばかり思い込んでいたので、発券前のチェックを怠りました。スマホでe特急券にチェックを入れたのですが、チャタったか、「乗車券付きに変更する」というところに触ったか。


24110508a こういう時は、窓口に行って事情を話せば、乗車券付きの特急券はキャンセルしてくれます。ところが出発まで10分ちょっと、窓口の行列を見たら、20分はかかりそうです。そこで改札口の係員に事情を話したら、「わかりました。EXの割引はなくなるけど、そこの自販機で買えば間に合います」と言って、小生が即OKしたので裏から回ってまずキャンセル、そして自販機で自分でぱっぱっと操作、小生はカードを入れるだけ、そしてキャンセル処理だけした乗車券付きの特急券にいろいろ証明を書いてもう1枚の紙を付け、「今日中に京都の新幹線の精算所に出してください」と言って渡してくれました。

 

新幹線日乗って発車後小生がキャンセルした席を見たら、もう他の人が座っていました。10分弱でしたが売れたんですね。

 

e特急券のつもりが乗車券付きだったのは2回目で、1回目は本当に初めてネットで取ったときです。今までスマホでも操作してましたがすべて変更だけで、0から取ったのは初めてです。やはり初めては、要注意です。

 

そして京都駅の改札内の精算窓口で渡したら、ここもにこやかに全額をカードに入れてくれました。手数料無しです。新横浜も京都も、新幹線だけJR東海で一歩改札を出たら他社のテリトリーですから、改札内処理が大事です。

 

京都では、相国寺の鳴き龍の特別拝観を見てきました。写真は相国寺の裏方丈庭園、紅葉しかけです。

2024/11/02

最近読んだ本

2024年11月2日

ちょっと変わった本を読んだので、ご報告します。一つ目は鉄道ジャーナル誌に紹介されていたもので、「シークレット・エクスプレス」(真保裕一著、毎日新聞出版)です。サスペンスもので、秘密の燃料を東青森から鍋島まで輸送するというもので、タンクコンテナに偽装した50tの物体(これが何かがシークレット)をコキ200に積み、それが18両。荷重集中防止のために間に空コキ9両を挟んで、EH500が牽引するというものです。まあエンタメとしてどこまで荒唐無稽な設定が許されるかですが、48t積みのコキ200に50tを積むのはまあ許容範囲として、総重量66.9tの貨車が本当に運転できるのか、橋梁は平気か、列車の総重量は1374t、そもそもこれだけの貨物列車が奥羽本線を走れるのか、など、突っ込みどころは満載です。東日本大震災の後タキ1000×20両(1200t)の救援列車が走ったとは言え、タキ1000は満載でも62.2t、軸重も15t台です。このシークレット列車は長さもコキ車換算で23両相当になり、奥羽線で行き違いが出来るのか疑問ですね。そしてテロ行為により信越線が走行不能になり、急遽上越線から山越えです。まあ確かにEH500は抑速機能がありますけどね。それから東海道を走りますが、確か東海道線は静岡あたりで一部架線が低く、交直両用車は走れなかったはずです。

作者の真保裕一氏は、東青森から函館方面行きのディーゼル機関車にひかれた貨物列車が出発した、という描写があることから、鉄道に関する知識はないようです。最後は政官の内幕ものみたいになりますが、サスペンスドラマとしては楽しめます。HD300を「気動車」と呼ぶことは許せないですが。

もう一つは鉄道には関係ない本ですが、「令和の化学者・鷹司耀子の帝都転生」(雨堤俊治著、宝島社文庫)。宝島社文庫の他の本で案内を見て、面白そうと思い探したのですが、図書館になければ本屋にもない。通販で注文しようと思っても「お取り扱いできません」。こうなるとかえって欲しくなり、やっと南米密林で見つけましたが、南米密林の在庫ではなく他の書店からの出品だったので、送料がかかりました。

読んでみると、最近流行の転生もので「幼女戦記」の化学者版という感じなのですが、内容がかなり理系によっているというか、ほとんど有機化学の解説書です。そして見開きページの左側に注釈が載っており、その注釈が解説だけではなく突っ込みもあるので面白いのですが、全体の流れとすると読みづらいです。第9回のネット小説大賞の受賞作だそうですが、ネットでどういう紙面になったのかわからないものの、単行本で下側に注釈があるならともかく、文庫本で注釈を同一ページに入れたのは失敗でしたね。読んだ感じは「こりゃあ、売れんわ」。面白いのですが、これを面白いと思う人間がどのくらいいるか、です。

本題とは全く関係がありませんが、明日からお墓参り(お墓掃除)のために東京に行きます。

2024/11/01

5回目の第九合唱練習記(9)

2024年10月31日(木)

今日は平日練習、スケジュールを見たら、今日が最後の平日練習である。今年はいつまでも暑いので季節の移り変わりをあまり感じないが、明日から11月だ。年賀状も売り出される。今日は少し早めにシンフォニーホールに着き、閉店前にチケットセンターでニューイヤーコンサートのチケットを買う。美咲さんとくるみさんの両方が出るので、これは買わねば。

そしていつものように、コンビニのイートインコーナーでコーヒーを飲みながら本を読んでいたら、Sさんが現れた。Sさんは軽く腹ごしらえ。小生が休んだ前回の練習のことを聞いてみたら、やはり結構荒れたらしい。ホリヤンの練習ではいつものことだが、ピアニストのWさんが気の毒だ。

今日のピアニストはTさん、3日前の市役所のコンサートで会った。そこでTさんに「これに行ったよ」と田中彩子さんのリサイタルのプログラムを出したら、横からドクターが「この人、私のお友達ですよ」と言い出した。5年くらい前から注目しており、FACEBOOKでお友達になったそうだ。従って、あのアニメ声もご存じ。田中さんはウィーン在住で、旦那様はドイツ人だそうだ。これは日本語が変になるはずだ。

練習開始前に、本番の注意も含めたこれから一ヶ月のチェック事項が来る。帰ったら蝶ネクタイをチェックしておかねば。お、16日の練習がホリヤンからI先生に代わった。ホリヤンの練習は無駄に体力を消耗するので、助かった。

練習開始、今日はI先生。前回のホリヤン指摘のところの復習で、楽譜の30ページから47ページまで、歓喜の歌が終わったところからソリの4重唱の前までで、第九の4楽章を大きく9部にわけると第6部と第7部にあたるところだ。男声合唱部分は野性的に、女声が入ったときの対比を目だたせたいとのこと。I先生はバーバリズムと言っていたが、要はホリヤンはもっとわめけ、と言うことなのだろう。まあ確かに音程に関してはバストロとチェロ、コンバスで同じメロディーを演奏してくれるからそれに合わせておけば良いのだが、わめけば声が響くというものでもない。

650小節からのu¨ber Sternenn muss er wohnen. のところはppでずっと同じ音を伸ばすのだが、テノールはCisでなんとかなるものの、アルトのE、ソプラノのGはきつい。特に後半は、よっぽど腹筋で支えないと、音が下がってしまうのだ。そしてオケが入っても、テノールはトロンボーンの1番が同じ音、同じリズムで吹いてくれるが、女声の音は木管の中で埋没してしまっている。これは大変だ。

つぎはドッペルフーガである。ここもI先生、パート毎や、アルトとテノール、ソプラノとベースといった組み合わせで歌わせる。テノールは歌い始めの9小節は歌詞がアルトと全く同じ位置に来るとは、気がつかなかった。タータタータというリズムを強調するあまり、「タイは繋いで」と注意される。パート毎に歌う時にピアノのTさんが対になるパートの旋律を弾いてくれるので、助かる。こういう気の利かせ方は、残念ながらWさんにはまだない。最もこういう気の利かせ方がホリヤンの気に入るか(気に障るか)どうかはまた別問題だが。

今日のI先生は、秋山先生からかなり注意されたクレッシェンド、デクレッシェンドはあまり注意しない。練習番号Sのところは秋山先生からはかなり注意されたところだが、まあホリヤンがどうするかもある。ホリヤンは、「秋山先生と指示が違ったら、俺の指示に従うこと」と言っていたが、小生は面従腹背である。

定時に終わると、バスに乗るのに焦らずにすむ。

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