2024年11月16日(土)
いつものように駅前で食事をした後早めにシンフォニーホールに着き、1階のコンビニでコーヒーを買ってイートインコーナーで飲む。というペースでコーヒーを持ってイートインコーナーに入って行ったら、どこかでお見かけしたような、ドイツ在住のヴァイオリンの名手が食事中だった。隣に座ってしばらく話す。明日が岡山交響楽団の演奏会なので、今日はリハなのだ。しかしサ○ゼリアと言いカフェド○リエと言い、よく食事中に出くわす。今度どこかでゆっくり食事でもしよう。
時間前に受付に着いたところで、Sさんも登場。特に身体には問題はなく、たんこぶも出来なかったそうだ。やれやれ、一安心。
受付で、今回の舞台の配置図が配られる。小生の位置はちょうどど真ん中だ。一回経験があるが、この位置はライトが正面から当たり、片眼が見えない小生にとっては指揮者との距離感が全くわからなくなるところだ。今回は男声を中央に置く配置だが、たまたまソプラノとアルトの人数差が少なく、テノールとバスの境目あたりが中央になったようだ。入場の時に列の先頭になるので、横移動の時に姿勢に注意しなければいけない。
テノールは男声合唱の時に第1と第2に分かれるが、そのパートが縦1列になっている。これは歌いにくい。両隣の人が違う音を歌うことになるのだ。6年前の配置図を見たら、テノールは28人いて4列、つまり第1第2共に2列になっていた。今回のテノールは17人、秋山先生が6年前のイメージでいたら、この少なさにびっくりするだろう。元を正せばオーディションでほとんど落としてしまったホリヤンが悪いし、それを容認した事務局も悪いのだが、今更言ってもしようが無い。去年は15人で縦1列だったのだし、男声合唱の部分だけなので、音をしっかり頭にたたき込んでおけば、なんとかなる(だろう)。
今日の指導はI先生。ウォーミングアップを十分にやって、初っぱなから始める。I先生は、細かいところが丁寧だ。ただ高音が続くところで何回も繰り返させられると、途端に喉がバテてくる。歳のせいか体力が落ちたが、喉の体力も落ちている。
男声合唱のところで、早速引っかかった。今日は舞台の配列通りに並んで(椅子に座って)いるが、真ん中あたりの2人が欠席で、前に3人、後に3人なのだ。第2テノールは8人しかいないので、2人欠席するとこうなる。「今日だけ」ということで第2テノールが前に寄せられる。男声合唱後半のFreudig!の1回目のEsの音は第2テノールだけなので、これが弱い。2回目はベースがEsに上がるので一緒になる。去年の飯森先生の時は「遠くから聞こえるように」ということだったので第2が弱いとは感じなかったのだが、今年のホリヤンは叫ばせるので、音量勝負になる。ベースが20人もいるので、ここだけ少し援軍に回すか?そうすると今度は第1が相対的に弱くなるが、直前の変更でどうにかなるか?これはホリヤンか秋山先生の判断で、I先生ではなんとも出来ない。
男声が女声より人数的に少ないので、Pのところを落としすぎると聞こえなくなる。ドッペルフーガに入る前、譜面はB-durだが音はA7のところ、譜面はPPだがmfくらいのつもりで出してちょうど良いと言われる。特にベースが根音、テノールが第3音で、これが聞こえないと短調に聞こえてしまう。
I先生は盛んにPoco adagioと言っていたが、フィナーレの一つ前の部分(810小節)をじっくりやる。ここは秋山先生がクレッシェンドとディミネンドの変化を強調していた部分だ。ベーレンライターはアクセントで、楽譜が違うところでもある。先日テレビでブロムシュテットさんのドキュメンタリーを見たが、中でブロムシュテットさんが「ベートーベンはディミネンドが大事です。改訂版の楽譜は間違っています」と言っていた。他の交響曲でも同じようなところがあるのだろう。ここはMenschenでデクレッシェンド、werdenでクレッシェンド、Bru¨derでまたデクレッシェンドなのだが、Menschenの頭のMeをfのつもりで強くと言われる。確かにそうしないとデクレッシェンドの効果がない。
休憩後の再開時に、久しぶりにY先生登場。前回の練習で二人も倒れたことに対する対策の説明だ。服は脱ぎ着の出来る格好で、暑いと思ったら練習中ホリヤンがにらもうとも、すぐに脱ぐこと。水の補給も同じ。今年は例年よりも暑いからなあ。次に練習時に空腹で来ないこと。事前に食事を採ってくる小生は、それで倒れなかったのかな。そして次の練習から、と言っても最後の秋山先生の練習は大ホールだから11月30日の1回だけだが、椅子を置くようにし、立って歌っていても気分が悪くなったらすぐに座ること。との3点を言われた。まあ6年前も同じように立って歌っていたのだが、ほとんどの皆さんも小生と同じように歳を取っている。小生も今は後期高齢者でも、6年前はまだ60台だったからなあ。
後半もじっくりやり、今日の練習は喉が疲れた。これが正しい練習で、足が疲れただの腰が痛くなっただのというのは、やはりちょっとおかしいと思う。話は違うが、今年は山陽新聞の取材が来なかった。
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