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2024/10/21

岡山フィル第82回定期演奏会

2024年10月21日

 

昨日、岡山フィルの第82回定期に行ってきました。曲目は、オールチャイコフスキープログラムで。まず歌劇「オネーギン」より「ポロネーズ」、つぎに中桐望さんのピアノで、ピアノ協奏曲1番、そしてメインは交響曲第5番です。指揮は岡フィルミュージックアドバイザーの秋山和慶さん。今日は首席奏者全員出席のようです。


820001a 開演前に、珍しく秋山氏のプレトーク。聞き役にRSKのアナウンサーが付いています。今日の演奏会は、秋山氏の指揮者活動60周年記念でもあります。

 

演奏開始、まず「オネーギン」よりポロネーズ。お、今日も良い感じです。そしてピアノを設置し、中桐望さん登場。身体にぴったりした濃い青のドレス。中桐さんはスタイルが良いです。そして演奏開始、秋山氏にとっては、毎年ニューイヤーコンサートで振っているおなじみの曲です。中桐さんのピアノは、きれいですね。この曲はオーケストラが分厚いです。中桐さんによると、チャイコフスキーはオーケストラの人だそうです。そうやって見ると、ベートーベンやモーツァルトはピアノの人ですね。オーケストラがフルに鳴っているところのピアノは、オーケストラの一員だそうです。そしてソロ部分はたっぷり聞かせ、例えるとコンマスがヴァイオリンソロを弾いているような感覚ですね。オケの管のアンサンブルは、とてもきれいです。金管アンサンブルのPは難しいのに、きれいでした。そして、この曲は木管のソロが意外と多いですね。いやあ、良いものを聞かせてもらいました。中桐さんのアンコールは、チャイコフスキーの弦楽セレナーデからワルツ。これもすばらしいです。

 

休息後は交響曲第5番、小生は昔聞いたスヴェトラーノフ+N響のチャイ5が印象に残っているため、どうしても採点が厳しくなります。しかし、今日のは良いです。秋山氏の指揮は、歯切れが良いですね。第2楽章は有名なホルンソロがあります。今日のホルンの1番は、細田昌宏氏。大響の首席です。これはお見事。小生はホルンソロの後のオーボエソロを気にしていて、ここが満足できるものが少なかったのですが、今日のオーボエは良いです。オーボエは首席の工藤亜紀子さん。ちなみにスヴェトラーノフ+N響の時は、ホルンが松崎さん、オーボエが茂木さんでした。この時の演奏に勝るとも劣らない、今日のチャイ5です。

 

第3楽章はワルツ、3拍子です。6番「悲愴」のワルツは、5拍子でしたね。3拍子は、拍数=小節数を数え間違いしやすいとプログラムに書いてありましたが、休みの多い管楽器だけではなく、弦楽器も往復が基本ですから、3拍子はやりづらいみたいです。そういう裏の話とは関係なく、良い演奏です。そして第4楽章、秋山氏の指揮は歯切れ良く、そして聞かせどころはたっぷり聞かせます。やっぱりうまいなあ。うまいと言えばティンパニの近藤さん、さすがです。盛り上がりも素晴らしく、最高の5番を聞かせてもらいました。

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