5回目の第九合唱練習記(1)
2024年9月8日(土)
今年も第九の練習が始まった。8年目で5回目である。コロナで2年間中止になり、1回オーディションに落ちたので、登場回数は3回少ない。
会場に着いたら、受付は始まっていた。ベースの面々はいつも通り。顔なじみのSさんも登場。おや、テノールでオーディション同期だったKさんがいるではないか。聞いてみたら、小生と一緒に2022年のオーディションを落ちた後、去年はコロナの様子見でパスしたのだそうだ。今年は過去の出場経験でオーディション無し。頼りになる人が来てくれた。
オーディションの結果を見に行ったら、ベースは5人なのにテノールは1人しか合格者がいない。しかも1番ではないし、ベースも番号が飛んでいる。これは相当落としたな。
会場に入る。椅子は前の方に区切りがあり、前方は新人さん用だそうだ。しかしテノールは一人しかいないのでどうするのかと思っていたら、遅れてきた人が前に座り、適当に埋まった。
発団式開始。来年以降の予定が発表され、岡山シンフォニーホールが改修工事に入るため、来年の第九は無し。再来年は体育館かどこかで大人数参加の形になり、この「第九を歌う市民の会」の形に戻るのは3年後だそうだ。実は小生は、今年は合唱指揮にホリヤンが来るので、参加をどうしようかずいぶん迷っていたのだ。これは申し込んで正解か?
挨拶が長引いたのかスケジュールが遅れ気味で、17時30分から初回練習開始予定が、30分近く遅れている。そこでホリヤンの登場である。この発団式に指揮者や合唱指揮者が出てくるのは、前代未聞だそうだ。早速椅子を片付けさせ全員起立。頭のFreude!から始める。しかも、ベースのソロ付き。いきなり指名されて歌った団員さん、お見事でした。そして最後まで一気に通す。しかも暗譜。ウォーミングアップ無しでこれをやられると、ちょっとつらいところがある。小生は事前に楽譜にマークを付ける作業もあって全体は見直していたが、意外ときちんと覚えていた。
ピアニストは大変だったろう。今日はあまり慣れていないようなWさん。前奏間奏付きで最後まで、初回にここまでやらされるとは、思っていなかっただろう。変わったのはホリヤンで、前回(6年前)は「お前達は日本で一番下手な合唱団だ」から始まり、公演日は「お前達は最高だ!」と、昭和の学園ドラマをそのままやっていたのだが、今年は「皆さん」である。ピアニストに対しても、前回は「何小節前でからですか?」と聞くピアニストに対し、「4小節前からに決まってる。いちいち聞くな!」と怒鳴っていたのが、「4小節前から」としっかり指示を出している。
1回通し終わると今度は椅子を出させて、ドイツ語発音口座である。資料はホリヤン手作りだ。ただ「資料を見るな、俺を見ろ」と言うのは相変わらずで、メモを取るのも嫌う。少なくとも、「パワハラホリヤン」は姿を潜めた(今のところかもしれないが)。
発声というか、声帯のまわりの筋肉をほぐす発声練習法についても、説明があった。出しやすい音程で、8拍伸ばしたら、次の音。これは今度やってみよう。
なおホリヤンはオーディションにも顔を出し、厳しくバシバシ落としたそうだ。会長さんは、「もう少し甘くしても良いのに」と思っていたようだが。運営にまで口出ししてくるのは、相変わらずのようだ。
なお今年は新幹線開業60周年だが、秋山先生も指揮者60周年だそうだ。新幹線の開業は1964年、小生は高校1年生だった。ホリヤンは中学生だと言っていたから、ちょっと下か。
最初の方のDeine Zauberから少し丁寧にやったが、今年は6年前と方向性はまるで違うようだ。6年前は「叫べ!吠えろ!わめけ!音は割れてもかまわない」だったのが、カンタービレとは行かなくても、ずいぶんと、小生の感覚では音楽的になった。昨日までは、「ホリヤンの練習は時間と労力に合った価値なし」と見て適当にサボるつもりだったが、これは真面目に出てみるか。「男子三日会わざれば刮目して見るべし」である。最もしばらくはパート練習だが。
なお小生は、発団式後の初回練習があまりにもひどかったらその場で出場辞退するつもりで、まだ会費を払い込んでいなかった。帰宅後即刻払い込んだ。
9/9:一部追記しました。
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