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2024/03/31

ピタゴラス音律

2024年3月31日

 

前回書いた森本恭正氏の本のなかに、ピタゴラス音律の音の取り方が書いてありました。ある音の周波数を倍にしたものが1オクターブ(8度)、1.5倍にしたものが5度で、これを基準の音を取って行くものです。これが音階の基本と言われています。なお8度だの5度だのという数字は後から付けられたのですが、現在ではその方が音をイメージしやすいので、その表記で行きます。

ある音、仮にそれをFとすると、その音の周波数の1.5倍がC、高くなりすぎると1オクターブ降ろしてそのまた1,5倍がG。という風に時々1オクターブ降ろしながら次々に1.5倍していくと、F→C→G→D→A→E→H→Fis→Cis→Gis→Dis→B→Fと一回りします。これで12音階すべてが出そろったわけですが、一回りしてFに戻ってきても元の周波数にならないんですね。起点は349.2Hzだったのですが、一周して戻って来ると354Hzになっています。1.3%ほど高いです。これは1.5の12乗が129.7であるのに対し、2の7乗は128であることの差です。

ピタゴラス音律を平均律と比較すると、全体的に高いですね。それから、平均律の半音の周波数比は1.05946(正確には10のlog2/12乗)の等比数列なのですが(だから平均律!)、ピタゴラス音律の半音比は等比ではありません。こうやってみると、平均律というのはよくできていますね。

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ピタゴラス音律を純正律と比較すると、5度は同じですが、長3度の音がかなり違って高いです。純正律の和音は共振とうなりとでいわゆる倍音が響きますが、ピタゴラス音律の和音では響きませんね。一方短3度は、平均律よりも純正律に近いです。

 

またこのピタゴラス音律をCから始めるてEまで行ったところで止めると、ヨナ抜き五音階ができます。五音階はこうやってできたんですね。

邦楽の音階は、東洋律というものでできているそうです。基準音(日本の場合はD)から5度上がり4度下がりで取っていくそうで、4度というのは5度の裏(基準を変えると5度になる)ですから、

結局はピタゴラス音律と同じになります。小生の母親はお箏の師匠でしたが、教えていた曲は明治以降ドレミ音階(平均律)が日本に入ってきてからの近代邦楽で、西洋楽器と合わせることができるよう作曲されている曲が多いです。その点、昔のものとは違います。とは言っても、箏の調弦はどうやっていたかというと、基準音は音叉で取り(DかC)、後は和音で合わせていました。おそらく、5度と4度です。調弦は平均律ではなく、東洋律のようですね。

 

この調弦で平均律の西洋楽器と音が合うかというと、短調の和音だったらほぼ純正律になるので、よく合います。久本玄智作曲の「夢」、箏の楽譜を五線譜にすると、ハ短調で、ドミラの和音がよく出てきます。まさにC-mollです。

2024/03/29

行進は右足から

2024年3月29日

「日本のクラシックは歪んでいる」(森本恭正著)という本に、「行進、世界中例外なく左足から進む」という記述があったので、「違う。日本では帝国陸軍以来、行進は右足からだ。」とブログに書こうと思って調べてみたら、いつの間にか、日本でも左足からに変わっていたのです。これは小生の思い違いではありません。カミさんも(いつもは考えるカミさんも)「右から!」と即答しました。武道は左進右退と言って、前に進むときは左からです。日本の蒸気機関車は右クランクが先行していますが、1形式だけ例外的に左クランク先行で、これは「武士道機関車」と呼ばれました。左クランク先行(左が先)にわざわざ「武士道」という名称が付くということは、普通は右が先だった証拠です。心配になって東京オリンピック(1964年の)の映像を見たところ、日本選手団は行進曲の強拍で右足を踏みしめているように見えました。

こういう「昔はこうだった」というものには、ネットの検索はまず役に立ちません。以前(30年くらい前)は検索するといろいろ面白いものが引っかかってきたのですが、最近はフィルターやらバイアスやらいろんなものがかかっていて、その上に部分一致が優先されるため、まず出てきません。そこで県立図書館に、こういう時はどういう本を調べれば良いのか、問い合わせてみました。すぐには出てこなかったのですが、数日経ってから電話がありました。「帝国陸軍の歩兵操典まで当たったが、行進が右足からという例は、見いだせなかった」。昔から左が先だったみたいですね。ただ東京オリンピックのリハーサルを見た新聞記事に、「左から出なければいけないのに、逆の選手もいる」という記事があったそうです。

これはひょっとすると(ひょっとするとですが)、公式では左足が先だが、下々の方では右足から先に出していた、という可能性があります。そのため今でも「行進はなぜ右足からなのですか?」という質問が来て、「行進は左足からです」という回答が来たりしています。盆踊りは右足から出るということもあり、マーチングに慣れていない素人に行進をさせるときは、行進曲の強拍に右足を合わせた方が合わせやすいんです。ネットなどSFの中にしかなく、指導要領も原本など雲の上という時代、「右足から1,2とした方が合わせやすい」というローカルの指導ノウハウができあがっていたのかもしれません。

小生は高校まで熊本でずっと公立、全部右足から行進していました。大学に入ったら行進などしていませんので、どうなっていたかはわかりません。カミさんは東京で、小学校は公立、中高はミッションスクール。おそらく小学校でしょうけど、右足からと言っていました。きちんと左足から出ていたのは、昭和30年代ではナショナルチームレベルでしょう。それが次第にテレビの普及や、紙事情も良くなり、いろんなことが書類で伝達されるようになってきて、ローカルルールが次第に廃れていったのではないかと思います。これは、いくら調べても出てこないでしょうね。

2024/03/27

O大病院での肝臓の検診

2024年3月27日

 

半年に1回の、肝臓の定期検診に行ってきました。O大病院です。小生が3回目のIFNをやったのが2004年9月からでしたから、今年で開始20年になるんですね。20年前かあ。10年一昔と言いますが、二昔前です。小生はK田先生に診てもらっていましたが、さすがに定年となられました。しかし未だに顧問として外来診察をされています。すごいなあ。


24032701a さて今日の小生の方は、まず採血。朝8時半に来て1時間待ち、こんなものですが、5月から採血受付が先着順から診療開始時刻順に変わるとか。しばらくはかえって混雑するでしょうが、小生が次に来るのは落ち着いた頃です。どうなっているものやら。

 

次のエコーは10時半の予約でしたが、前倒しでやってくれました。これを前倒しでやってくれると、診察前に朝ご飯が食べられるんです(^^)v。で、エコーが終わったのが10時半。早速食堂へ。食堂のモーニングは10時までですが、隣の○CCのモーニングが11時までだったので、セーフです。ただ診察が11時なので、あんまりゆっくりはできません。ただ内科の診察室前に戻っても、結局それから1時間待ちでした。

 

診察結果は、エコーなど異常なし。血液検査も、白血球数=4.58K(4.96)(括弧内は半年前)、赤血球数=5.0M(4.92)、ヘモグロビン=15.6(15.4)、血小板数=189K(205)、AST=16(20)、ALT=10(12)、γGT=18(17)と異常ありません。ただクレアチニンが1.08(0.93)とHマークが付きました。上限1.07ですからわずかにオーバーです。先生からは、「水分をしっかり取るように」という指示です。やはり寒い時期の方が、水分摂取量は少ないですね。

 

次は半年後ですが、小生は同じO大病院に4月5日にまた来て、今度は口腔外科で手術です。

2024/03/25

振り込め詐欺

2024年3月25日

先日自宅で席を外している間に携帯電話への着信があったらしく、紫色に点滅していました。小生は自宅に帰ると携帯は机の上に放りっぱなしで、しかもマナーモードも外さないため、着信を取る確率は五分五分、よりもっと少ないかもしれません。番号を見たら、+8144,,,川﨑からかと思ったのですが、待て、番号が長すぎる(+を除いて12桁)。再度見たら、81ではなく18。81は日本の国番号ですが、18は調べてみたらアメリカでした(正確には国番号18ではなく、地域番号1で北米)。これは怪しいと思ったら、ご丁寧に留守電に入っています。聞いてみたら自動音声で、「こちらはNTTファイナンスです。お使いになっている電話回線で未納料金が発生しているため、法的処置へ移行します。オペレーターにおつなぎする場合は、1を押してください。」とまあ脅迫まがいの台詞が、AUの携帯電話に入っていました。

電話料金の未納は、自分ではやったことはありませんが、いろいろ見たことがあります。まず郵便で払込用紙付きの請求書が来て、2回目にそれが督促状になり、3回目くらいに回線停止になります。法的処置は、NTTから借りている器具を壊したとか持ち逃げしたとか、そういうときでしょう。

被害はなかったのですが、せっかく+184402341653という番号も残してくれたことだし、請求(脅迫)の証拠も留守電に入っていたので、警察(交番)に出向きました。交番は丁寧な対応で、まだ若い実習中のようなおまわりさんが後から先輩の指示を受けながら、留守電に入っている文句を全部書き起こし、報告書を作成してくれました。

なお小生は携帯も自宅の固定も留守電かけっぱなしなのですが、この番号は着信拒否に設定するよう先輩の方のお巡りさんに勧められ、AUの販売店に行って設定の仕方を教わってきました。自分で設定できますね。今度違う番号からかかってきたら、自分で設定です。

2024/03/22

口腔顎顔面外科

2024年3月22日

3月13日に舌のおできについて書きましたが、それを診てもらいにO大病院に行きました。O大病院には半年に1回通ってきていますが、歯科系は初めてです。着いた時刻はまだ受付が開く前で、整理券が配られます。新規の人は白い整理券、保険証確認の人はピンクの整理券。小生は新規ではありませんが、ある意味新規です。聞いて、見たら、ピンクで良いとのこと。どうやら診察券を持っているか持っていないか、新規発行の必要があるかどうかで分けているようです。

受付を済ませ、歯科系の診療棟へ。こちらへ来るのは、初めてです。今度は歯科の受付で紹介状とを出して椅子に座ろうとしたあたりで、すぐに呼ばれました。問診票を書けというのです。コロナのトリアージを含めいろいろ書いて、ついでに印刷してきた病歴リスト(A4×1枚)を付けて出します。しばらく経ったら、呼ばれました。予診です。ここでは主に過去の病歴について、丁寧な質問です。丁寧だったので、心臓病については3才の頃にリウマチ熱(おそらく)で死にかけた話から始め、カテーテルアブレーションを受けたHハートセンターの紹介状でS病院に行ったことも説明しました。事前の話では、紹介状はO大病院と聞いていたのです。さらに、眼科は東京から転居するときに一旦O大病院宛てに紹介状をもらってきて、しばらく受診して逆紹介で今のクリニックに変わったこと、肝臓はO大病院消化器内科に現在も受診中のこと、まで説明しました。若い先生(おそらく大学院生)でしたが、結核でリファンピシンが実用化される前というのが、そのくらい伝わったのかは不明です。

しばらく経ったらまた呼ばれ、今度は歯科の診察室です。ここでまず歯の状態の観察、歯の治療状態を記録しましたが、左下奥の連続ブリッジというのは見間違いですね。各個独立した金冠です。その先生「噛んだあとが腫れているだけで、放っておけば治るんじゃない?」という反応。いや、治らないから来たんですけど。治療は紹介元の歯科クリニックではなく、ここO大病院ですることを希望、と意思表示をして、やっと目的の口腔外科へ回されました。あーしんど。

その口腔外科、現在の名称は口腔顎顔面外科というみたいです。漢字の書き取り試験に出されたら、まず書けません。顔面と書かれていると小生は顔面神経麻痺を連想しますが、顔面神経麻痺は、O大病院では耳鼻咽喉・頭頸部外科の受け持ちのようです。ここで先生(若い!)、触診による診察。「あ、固い。取れるかなあ」と恐ろしい独り言。おそらく、今までの粉瘤を切った経験から言うと、全体的にえぐりと取らなければダメです。ちょっと切って押し出したら出てくるようなわけにはいきません。説明を受けましたが、良性か悪性かは組織を取って調べるしかなく、このくらいの大きさの腫瘍だったら、組織の一部を取るより全部取ってしまって検査に回した方が手っ取り早い、とのことです。大腸のポリープも、組織検査と言いながらポリープを全部取っていましたね。

何もしないという選択肢もあるようですが(まあ、それだったらここには来ていないですよね)、一応手術希望ということを出し(手術です!)、手術日は4月5日(金)になりました。手術と言っても誰か立ち会いの必要はなく、背中にできたおできを切り取るのと一緒ですね。ただ小生の場合は人工弁なので、手術の1時間前に抗生剤を飲むように指示されました。前日ではなく、1時間前なんだ。その抗生剤は、ペニシリン系のカプセルを8錠です。これは確実におなかに来るな。1時間前だから、術中は持つでしょう。

さて、何か歯車が回り始めました。

2024/03/21

青のオーケストラ、つづき

2024年3月21日

青のオーケストラにはまっていると前回書いたのは、2023年7月10日です。この時は、単行本は11巻まで出ていて、アニメの放送が始まった頃ですね。単行本の刊行ペースは、最近の3巻は年1回になっていました。そしてそろそろ第12巻の発売時期がわかる頃かと思ったら、4月中の発売はないようです。いろいろ調べたら、作者の和久井真氏の産休及び育休のため、連載ペースが(単行本の刊行ペースも)落ちているとのことでした。

産休及び育休、最近はいろいろ頑張る男性も増えたものだと思っていたら、阿久井真氏は女性でした。真という漢字名だったので、てっきり男性だと思っていました。「まこと」とひらがな書きだったら女性ですが、最近はそういうことにはこだわらず、ますます名前からの男女の区別がわからなくなってきています。

男性が描くマンガと女性が描くマンガ、昔は「いかにも女性が描いた」という漫画が多かったのですが、最近は区別が付かなくなりました。それでも、女性マンガ家が女性を、特にアップで描く場合、目を自分が化粧するように丁寧に描く方が多いです。多いだけで全員ではないので、区別の決め手にはならないですね。まあ、区別することに意味はないですが。

前回も書きましたが、この「青のオーケストラ」の場合、女性の描き方、男性の描き方より、楽器演奏の描き方の違和感を感じました。小生が前回書いたときから新刊は出ていませんから、最近修正されたかどうかもわかりませんね。次巻を、気長に待ちます。

2024/03/18

カメラ付き耳かき詐欺?

2024年3月18日

カメラ付き耳かきというのを購入しました。友人が使っていて、便利だというので買ったものです。ヨドバシカメラの通販(今回はあえて実名を出します)で3Kくらいで買え、たまっていたポイントで買えました。

こういうものはカメラだけが付いていて、ディスプレイにはスマホを使うのがほとんどです。買ったものはスリーアールという会社の3R-BBD02という製品で、製品自体は中国製ですが、会社は福岡市にある商社です。ひょっとすると、中国系の会社かもしれません。

スマホで見るためには、専用アプリが必要です。取扱説明書にQRコードが書いてあったので、そこからサイトに行きます。「メールアドレスを入れろ」まあ聞いてくるところもあります。「名前を入れろ」「クレジットカードの番号を入力しろ」なんだって。下の説明の細かい字を見たら、「解約しない限り、毎月7K円がクレジットカードから支払われます」こりゃあ、新手の詐欺だ。入力する前に即刻退出です。危なかったあ。

今度はアプリストアで、書いてある通りの「soulear」で検索。そうしたらまともなサイトに行き、アプリをインストールできました。この会社に苦情を申し立てようかとも考えましたが、会社自体がまともな会社かどうかわからないため、止めました。もし詐欺に引っかかる方がいたら、ごめんなさい。

アプリをインストールしたら使えるようになり、製品自体は快適です。小生は耳垢が固まりやすく、先日も耳鼻科で塊を取り除いてもらいました。今回見たら、半分くらい塊になったものがあり、しっかり取れました。耳掃除はあまりやり過ぎると良くないそうなので、また機会を見てやります。

2024/03/17

バスもダイヤ改正

2024年3月17日


2404img_285421a 昨日(3月16日)JRはダイヤ改正を行いましたが、岡山市周辺を走るバス会社もダイヤ改正を行いました。このダイヤ改正、運転手不足による減便ダイヤで、コロナ禍並みの減便になっています。小生の住んでいるあたりでは、下電と岡電との共同運行路線の汗入線が半分になりました。今まで日中30分に1本だったのが、1時間に1本です。小生のところではさほどの影響はないのですが、今まで「ちょうど良い」時間帯に出ていたのが、なくなりました。終バスも早くなり、今まで第九の練習が早く終わったときに使っていた便がなくなりました。

 

その他時刻表を見てみると、旧2号線ルートはあまり変更はないようなのですが、S病院に立ち寄る便が減りました。特に平日の朝、一番早くて9時半着です。これはかなり遅い予約時間でないと間に合わず、一つ手前から歩くことになります。今は年に1回とはいえ、堪えます。

 

そのバスですが、両備も岡電も、2020年を最後に路線バスの導入が止まっていました。今年やっと新車が入りました。両備も岡電も三菱ふそう1社だけですが、三菱ふそうは今年4月にモデルチェンジをする予定になっているらしく、今回の導入は現行モデル(つまり、旧型)で、言わばモデルチェンジの型落ち品ですね。今のモデルチェンジは新しい環境規制に対応するのが主ですから、旧型の方が何かと使いやすいのかもしれません。

 

両備は2ステップ車はほとんどいなくなったのに対し、岡電はまだまだ健在です。特に「たま」塗装の10台は中古車なので、車齢はそれなりに高いです。岡山はバス会社が乱立しているので、行政の補助も難しいです。これで良いのだろうか。

 

写真は両備玉野営業所に入った2024年製の新車、ワンステップです。

2024/03/15

月1回の心臓の検診

2024年3月15日

 

心臓の定期検診に行ってきました。近所の内科です。採血はないので、この一ヶ月間の報告が主ですね。この一ヶ月は、東京も、それも税務署に行ったり、そのために確定申告を作ったりと、俗に言う血圧の上がる自体が続きました。そのため、平均の脈拍数が高かったです。通常が一ヶ月ならすと74くらいなのですが、今回は77ありました。S病院の先生から怒られる(笑)。


Img_86331a 血圧の変動は、ちょっと激しいです。大腿筋が落ちると血圧の変動が激しくなるそうで、めまい以来運動が減っているので、自覚すること大です。スクワットを再開しよう。

 

写真撮りも再開し、昨日久しぶりに撮りに行った、「スーパーやくも色のパノラマやくも」(ややこしい!)です。

 

2024/03/13

舌のおでき

2024年3月13日

ちょうど10日前になりますが、舌を噛んで出血しました。舌の真ん中に食べ物(例えば、わかめなど)がへばりついて取れないような感じがして、歯にこすりつけて取ろうとして失敗したのです。出血をしているところを見たらぷっくり膨れ上がっており、触るとしこりがあります。これは単に噛んだのではないと思いましたが、噛んだあとの腫れが引かないとわからないので、週末まで様子を見ていました。

8日まで様子を見ましたが、腫れは引いてきたもののぷっくりは変わらず、根っこがあります。背中などにできる粉瘤みたいな感じです。ネットで調べてみても、出てくるのは口内炎か舌がんです。舌の守備範囲は歯科か耳鼻咽喉科かわからなかったのですが、どうやら歯科らしく(本当は口腔外科)、診察を予約しました。ところが混んでいて、予約が取れたのは19日です。一応キャンセル待ちにしておきました。おそらく大学病院に回されるので、そちらで待つ日にちを考えると、できるだけ早い方が良かったのです。

そして昨日キャンセルが出たと連絡があり、今日歯科に行ってきました。先生見たり触ったりしましたが、「わからん。わからん時は大学病院」と即紹介状を書いてくれました。似たような症例はあるものの、どうも教科書に載っていないような症例らしいのです。まあ小生は、教科書に載っていないような症例だらけですから(笑)。先生に言わせると、小生の存在自体が教科書に載っていないような症例らしいです。

自宅に帰ったところでFAXが来て、大学病院の診察は22日になりました。20日がヴォイストレーニング教室の発表会なので、ちょうど良いです。おそらくその日は診察して組織を取って(針を刺すくらい)検査に回し、日を改めて切除でしょう。検査の結果が良性なら少し切り、悪性なら大きく切ります。どちらにしろ、あとは22日に行ってからの話です。

2024/03/12

プラスチックごみ

2024年3月12日

岡山市で、3月からプラスチックごみの分別収集が始まりました。容器包装リサイクル法非準拠で、プラスチック「製品」も回収します。以前からこの容リ法はおかしいと思っていたので、非準拠は良いことです。それから、汚れたものは燃えるゴミに回せるのも良いですね。ひどいところでは(例えば、仙台市)レトルトパックの袋(例えば、ボンカレーの袋=金属ラミネート)を開いて洗わせ、それを回収したら「サーマルリサイクル」という名の焼却処分という、実に資源と手間の無駄遣いをしているところもあります。

プラスチックに金属がラミネートされたものは現在の技術では経済的に分離できませんから、全数焼却になります。これは本当は「プラ」マークなど付けない方が良いのですが、いかにメーカーからお金を出させるかというのが容リ法の目的ですから、リサイクル不可能のものにもマークが付いています。

岡山市の小生が住んでいる地域では、毎週月曜と木曜が燃やせるごみ、毎週火曜日がプラスチックごみ、月1回水曜日が不燃ごみ、月2回金曜日が資源(古新聞など)回収日、となっています。そしてごみは月、水、木曜日が指定ゴミ袋、火曜日は指定では無い透明か半透明のプラスチック袋となっています。早速今日は、間違えて指定ゴミ袋でプラスチックごみを出した方がいましたね。

岡山市では、各個にごみの出し方をまとめた冊子が配られていましたが、プラスチックごみを含めた新しいやり方を書いた新しい冊子が配られるかというと、配られていません。他所から転入した方は、途方に暮れるでしょうね。まず、ごみの出し方の最新版を各戸に配布するのが先で、実施はその後です。今回のプラスチックごみは、順序を間違えています。

なおごみの出し方がだんだん難しくなってきて、ちょっとぼけると全く対処不可能になります。そして間違えるのが怖くてごみが出せなくなり、ごみ屋敷です。資源化の趣旨はわかりますが、だんだん高齢者、そして細かいことに対応不可能な人が増えることを考えると、簡単な制度にしておかないとあちこちがごみ屋敷だらけになります。

2024/03/10

岡山フィル第79回定期演奏会

2024年3月10日

 

昨日、岡山フィルの第79回定期演奏会に行ってきました。曲目は、ベートーヴェン:「コリオラン」序曲、ブラームス:バイオリン協奏曲、ブラームス:交響曲第4番。指揮は秋山和慶さん、ヴァイオリン独奏は、戸澤采紀ちゃんです。采紀ちゃんは2001年生まれ、東京シティフィルのコンサートマスター戸澤鉄男哲夫さんのお嬢さんで、小さい頃から見ているのでついつい「ちゃん」付けで呼んでしまいますが、以下は「さん」で呼びます。


790001a オーケストラ入場、いつもの12-10-8-8-6の配置です。主席はクラリネットの西崎さんがお休み、代役は群響主席の西川智也さん。ファゴットなど、そろそろ追加募集した首席奏者の発表がある頃ですが、まだですね。

 

秋山さんが登場して、演奏開始。秋山さんは83歳、小澤征爾さんの後輩になるのですが、歩き方を見ているとまだまだ元気です。まず「コリオラン」序曲。岡フィルは、普通にうまくなりました。と言うより、うまいのが普通になりました。

 

第1ヴァイオリンの椅子を下げ、指揮者とコンマスの間を開けたところで戸澤采紀さん登場。オレンジ色のきれいなドレスです。演奏開始、きれいな音!それも芯のある音です。特に重音がきれいです。オーケストラも負けていません。2楽章の木管アンサンブルは、すごくきれいでした。そして3楽章、堪能しました。このブラームスのヴァイオリン協奏曲は、ある程度経験を(人生経験も)積まないと演奏できない曲だと聞いています。今回の演奏が「ブラームスだったか?」と言われても、小生にはわかりません。」聴いていて心地よければ、良いのです。アンコールは、バッハの無伴奏パルティータ「サラバンド」でした。

 

休憩後はメインのブラームスの4番、良いです。秋山さんは、そのオーケストラの能力を最大限引き出すのがうまいみたいですね。

 

充実した時をすごしました。

 

小生は次の予定があったので、珍しく脱兎のごとく飛び出し、トラムに乗り込みました。するとその乗客の中に、ヴァイオリンケースをしょってキャリーバッグを引いた女性が2名、一方は一回り大きいので、ヴィオラかもしれません。服を見たら、黒のパンツスーツ。これは今演奏していた団員さんですね。着替えずに飛び出したら、このタイミングですね。どうしても日本では家事負担は女性にかかってしまいますので、急いで帰らなければならない事情もおありなんでしょう。ご苦労様です。

2024/03/09

東京の方が暑い

2024年3月9日

昨日は東京で積雪があったそうですが、小生が東京に行っている間にも、天気予報で「真冬なみ」と言われる寒い日がありました。そのため出かけるときに、下着を厚くして着込んでいったのですが、蒸し暑さにたまらず、一回ホテルに戻って脱いでまた出かけました。岡山と同じにしたのですが、どうも岡山の方が冷えるようです。

同じ東京でも、町田のような多摩地区の方が冷えるようです。その昔多磨に住んでいた頃は、冬はしっかり着込んでいました。今回は中野と新宿、やはり東京都区内の方が暑いというか、熱気がこもっているというか、人工的な暑さであることは間違いないのですが、昔に比べても気温は高くなっているように感じます。

岡山に越してきたとき、びっくりしたのはその寒さでした。特に朝晩は冷え込みます。もっとも、今は朝晩など外には出ない生活ですから、影響はありませんが。そして風が冷たいので、風がやんだ日中などは日差しが暑く、5月以降は痛く感じます。

次回の上京は暖かくなってから、少し暑くなるかな。

2024/03/07

ホテルメッツ、ドタバタ記

2024年3月7日

 

4日から6日まで、東京に行っていました。今回は、まあ小生にとっては仕事です。どこで何やっていたかは省略しますが、今回は初めて高円寺のホテルメッツに泊まりました。日頃東○インか、せいぜいル○トインにしか泊まっていないので、久々にワンランク上(と言っても、10K代)のビジネスホテルです。なれないところに泊まると、ドタバタします。今回はそのドタバタ記です。

 

高円寺に初めて降りる。駅ビルの1階にベックス、ニューデイズ、リトマが並び、2階にデニーズでホテルは4階から上と、まさに駅直結のホテルである。エレベーターでフロントに行くと、フロントのカウンターが無い。タッチパネルが2台並んでいるだけ。ホテルメッツはJR東系のホテルであるが、まさにみどりの窓口が、緑の券売機に変わったようなものだ。そこでそのタッチパネルでチェックイン。予約してあったので名前で入力したが、出てこない。それも「予約がありません」ではなく、ずーっと考えているだけ。と、いきなり前方上のスクリーンに女性(AIではなく、人間(笑))が現れた。何でも小生は予約するときに仮会員になっているので、ここで本会員への手続きをする必要があるとのこと。目の前にQRコードがあるので、スマホで始める。ただ小生はパソコンで予約したので、それをスマホでやって今までうまくいったためしがないので、いやな予感がしていた。案の定、インストールしたアプリが固まってしまい、脱出もできなくなった。


240304051a スクリーンの女性に、にっちもさっちもいかなくなったことを言ったら、Suicaでできるので、Suicaを会員証にするとのこと。そこでタッチパネルの向こうから様子を見ていた生身の女性と交代、Suicaを渡して会員証にする手続きをしてもらった。アプリで加入すると、スマホの画面にQRコードの会員証が出てくるのだそうだ。なお、アプリは立ち上げたら最後脱出できなくなるので、あとで削除した。そしてカードで支払い、無事チェックインを済ませると、カードキーと一緒に大量の紙が出てきた。ATMでワオンなどにチャージしたときに出てくる紙と、同じペラペラ紙である。領収書、明細書、説明書、それに2泊なので、朝食券が2枚。全部同じ紙なので、注意しないとどれがどれやらわからなくなる。

 

部屋は広く快適。細かいところが、やはり東○インより1ランク(2ランク?)上である。夕食は同じ建物の2階のデニーズで。同じ建物なので、天候の悪いときには最高である。東○インより5Kほど高いが、楽しようと思ったらこっちだ。カードキーを持っていると、フロントに止まらずに外から部屋に直行できるのも良い。

 

翌日、仕事を済ませ、友人と食事をするので横浜まで出る。新宿から湘南新宿ラインのG車。Suicaグリーン券は、SuicaかPASMOでないとダメなのである。ICOCAは使えない。Suicaを残しておいて良かった。前回上京したときに少しチャージしてあり、それで買えた。

 

3日目の朝、目を覚ましたらなんとなく寒い。見たらエアコンが止まっている。そう言えば夜中に電源切替工事があるので、午前3時頃瞬停が起こると注意書きがあった。曰く、パソコンは使うな、エアコンは止まるので再起動せよ。そこでエアコンのスイッチを入れたがエラー表示が出て起動しない。こういう時はフロント、電話したら、瞬停の影響でシステムトラブルが起き、今業者の人が来て修理中だという。しばらく待ったら起動した。やれやれと思って身支度を調え、まずは朝食。エレベーター前に業者の人がいて立ち話をしていた。明日の朝も電源切替があるので、今度は午前3時に待機していて、瞬停後システムリセットをかけるようにした方が良いとかなんとか。山形の工場にいたとき落雷で瞬停が起こり、全部の組立機のシステムリセットをかけまくったのを思い出す。

 

デニーズに着いたら、「システムトラブルのため、本日臨時休業」の張り紙。デニーズはトラブルに対応できなかったか。このビル自体はJRの電源を引っ張っているそうで、JRの電源は一般の電力会社の電源より品質が悪い。電源切替の時、JRは瞬停を起こすが、電力会社は、少なくとも需要家にわかるような瞬停は起こさない。これは大事なところにはCVCFを入れるとか何らかの対策をしないと、商売にならないぞ。この日の朝食は、コンビニサンドになった。

 

チェックアウト時、係の人に「使わなかった朝食券はどうすればいい?」と聞いたら、「申し訳ございません」とクオカードをくれた。言わなかったらくれなかったかな。この日は冷たい雨、こういう時は駅直結は助かる。

 

写真は上京時(4日)の富士山です。久しぶりに、きれいな富士山が見えました。

2024/03/01

ロイヤルエクスプレス四国、第2弾

2024年3月1日


Img_84941a ロイヤルエクスプレス四国の最終日、やっぱり撮りに行きました。上京を控えているので、おとなしく駅撮りです。ただ今回は平日なので同業者が少ないと思い、ホームの上り側の端に行きました。前回は、下り側の端です。風洞柵か物の落下防止柵か、ホームを囲むコンクリート塀の上に金網柵が増設されたのは前回気がついていたのですが、これがホームの端までしっかり覆っています。そのため、以前は3人は並べた場所がやっと1人だけ、さらにもう1人来ると、そのもう1人はそのまた横からになります。

 

幸いにして一番乗り、しばらくして同業者がもう1名来ましたが、「少し後から撮るので、大丈夫ですよ」とのこと。かなりの長玉でした。

 

前回にも気がついたのですが、「うらら」こと227系の新車が瀬戸大橋線(宇野線)にも入り始めました。115系のトイレはカセット式という名の垂れ流しで瀬戸大橋を渡るのには問題があったのですが、227系は普通のタンク式ですので、瀬戸大橋を渡るのに問題はありません。各停の四国行きを復活してくれないかな。


Img_85231a 肝心のロイヤルエクスプレスは、天気が良すぎて逆光が目だつ結果になりました。

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