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2020/01/22

箏と弦楽四重奏のコラボ

2020年1月22日

Jホールに、箏と弦楽四重奏のコラボレーションを聞きに行ってきました。演奏者は、箏曲家の砂崎知子さん。東京芸大卒ですが、岡山県の出身です。弦楽四重奏は、Vn1:高畑荘平、Vn2:長坂巧己、Va:田中郁也、Vc:佐藤陽一という、高畑コンマス率いる岡フィルのメンバーです。

曲目は、ヴィバルディ「四季」から「春」。バッハ管弦楽組曲第2番からロンド、ポロネーズ、メヌエット、ヴァディネリ。以上が箏+弦四。箏+Vn(高畑氏)で宮城道雄「春の海」。箏+十七弦で宮城道雄「瀬音」。十七弦の助演は、木村倫子さん。最後は箏独奏で、沢井忠夫「楽」でした。

箏と西洋楽器との組み合わせですが、小生は久本玄智氏の曲で、十代の頃から何回か聞いたことがあります。逆にそれを最後に、あまり聞いていないです。砂崎氏は生田流ですが、宮城道雄の曲で原曲が洋楽器との組み合わせというのは、聞いたことがないですね。それでどうしてもクラシックの箏曲編曲版になってしまうんでしょうね。

その箏+弦楽四重奏ですが、う~~ん、どうしても箏の音量が足りないですね。西洋楽器の方は、管楽器も含めてバロック以降のホール演奏のために楽器の大改良が行われ、音量が大きくなっています。ヴァイオリンだと、コマが高くなり、弦はスチール入りに変わる、などの変更が行われています。そのため無くしたものもまた多いようで、古楽器による演奏なども行われていますが。和楽器はホールでの演奏のために改良は行われておらず、せいぜい弦が絹からナイロン(テトロン)になった、立奏台が普及した、位のものです。洋楽器4面対箏1面では、ちょっと厳しかったです。

逆にヴァイオリン1面対箏1面の「春の海」、これは素晴らしかったです。

箏+十七弦の「瀬音」。十七弦を含めた多弦箏の演奏は、今まで小生がテレビで聞いたものは皆グリッサンドを多用したりたたいたり、はたまた変なところを弾いたりとトリッキーな演奏ばかりで、多弦箏の存在価値を疑っていました。しかし「瀬音」は、やっとまともな十七弦の演奏を聞けた感じでした。なお「瀬音」には、本来の(日本古来の)曲にはない三連符が使われています。箏曲に三連符を取り入れたのは久本玄智(敬称略)が最初だと思っていたのですが、作曲年代から見て、宮城道雄の方が先のようですね。

いろいろ考えることが多かった演奏会でしたが、楽しめました。

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