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2019/12/05

がん外科医の本音

2019年12月5日

「がん外科医の本音」(中山裕次郎著、SB新書)という本を読みました。本当は前作の「医者の本音」を先に読みたかったのですが、図書館の予約件数(申込者)の関係で、この本が先に来ました。

まあ、本音と言うには「ちょっと周りに遠慮しているな」と思うところもあるのですが、かなりはっきり書いてありますね。その中で「おや?」と思ったところなどをまとめると、
「手術のうまい下手は、外科医同士でないとわからない。」と書いてありますが、これはそんなことはないと思います。まあ、消化器のがんを切除するだけだったらそんなに差は無いかもしれませんが、心臓弁など修復が入って来ると、露骨に差が出ますね。特に複数回手術を受けている方は、すぐにわかると思います。眼科も差が出ます。

BMIと死亡リスクで、グラフでは男性で25から27が最小になっているのにはびっくりしました。女性は21から25が最小で、今まで言われていたBMI=22が最小と言われていたのとは、違う結果ですね。国立がん研究センターの元グラフを見てみると、誤差その他を勘案して、最小は男性女性とも21から27のようです。週刊誌などで言われている俗説「やや小太りの方が長生きする」というのは、正しいようです。

がん検診としての大腸内視鏡検査は、効果はあるがリスクも大きいので、検診としては推奨しない(個人で勝手にやる分はかまわない)とありました。このリスクには経済的リスクも含まれていて、まあ、「効果はあるが、コストには見合わない」というところでしょうね。小生は純粋な検診ではなく、散々ポリープを取ったグレー(イエロー?)レベルですから、一般の検診とは違うと思いますが。

面白いと思ったのは、お見舞い品に使い捨てのお箸やスプーンが好評と書いてあったところです。使い捨てのお箸やスプーンが必要と言うことは、病院の食事にお箸が付いてきてないということで、この先生の所属先を見たら郡山市の病院でした。やはりお箸が付いてくるのは東京近郊だけで、まだ全国には広まっていないですね。ただ岡山でも新しい市民病院はお箸が付いてきますから、徐々に広まっていくでしょう。

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コメント

南海さんのいうとおり。整形、心外なのはすぐわかりますね。有名な医師でも小生みたいに肝硬変チャイルドzbだと、やらないと死んでしまうとわかっていてもやってくれない医師もいます。うまい医師を知る手段はお医者さん人脈をたくさんつくり、その先生に聞くのが間違いないし、数やってる先生はうまいですね。だてに数やっていなくて、いろいろ引き出しがあって途中で困難になったときすぐ別の方法に変更できたり想定外が少ないということだと思います。年末EOBうけるので恐怖ですが、なるようになれという気持ちです。小生が重視するのは医局の出身校。同じ大学、大学病院であればプロパーばかりのとこは遠慮してます。教授がすごいひとだったら、他大学からも入局したいとおもうからです。確立されたOPであってもクオリティがちがいます。

ひでほさん、ありがとうございます。

年末にEOB造影による肝臓MRI検査ですか。お疲れさまです。ただ静脈のようですから、胆管から造影剤を入れる検査より楽かと思います。
確かに、同じ大学ばかりで固まっている大学病院の医局より、いろんな所から来ている人が多い方が、クォリティが高いでしょうね。小生が最初に入院したときのS大学眼科はいろんな大学から来た先生がいたのですが、いつの間にか、S大学出身者ばかりになってしまいました。

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