岡山フィル第62回定期演奏会
2019年10月21日
昨日、岡山フィルの第62回定期演奏会に行ってきました。曲目は、前半が2018年浜松国際ピアノコンクールの覇者ジャン・チャクムルのピアノで、ショパンのピアノ協奏曲第1番。後半が、何と、ブルックナーの交響曲第4番です。ジャン・チャクルム君はまだ22歳の端正な青年、そのせいか観客は、いつもより若い女性が多かったような気がします(笑)。2階より下は、ほぼ満席になりました。
岡山フィルのメンバー表を見たら、今日はコントラバス首席の谷口さんがお休みで、代わりに入ったのが市川雅典さん。ん?市川さん?姿を見たら、N響首席代行の市川さんでした。
開演前にいつものように、シェレンベルガー氏のレクチャーがあります。通訳は高畑コンマスです。岡フィルでブルックナーをやるのは初めてだそうで、シェレンベルガー氏、「日本でのブルックナーの演奏は少なすぎる」と気合いが入っています。この交響曲第4番は「ロマンティック」と副題が付いていますが、このロマンティックは恋愛感情的なものではなく、ヨーロッパの深い森で感じる自然への神秘的な感情を表しているそうです。ショパンのピアノ協奏曲1番では、高畑さんE-molをホ短調と訳すのに、「えーっと、イロハニホ」と指折り数えて訳していました。現在では音楽関係者がイロハニホを使うのはこういう一般的な解説の時だけなので、なかなか出てこないですね。
演奏は、まずジャン・チャクルム君が登場してショパンのピアノ協奏曲から。クリアできれいな音ですねえ。ピアノもそうだし、オーケストラもそう。聞いていて、気持ちが良いです。前の席のおじさんたちは気持ちよすぎて、そのまま夢の世界に誘われていました。安心して聞ける演奏です。
大拍手とブラボーが飛んだのでアンコールと思ったら、何とシェレンベルガー氏がオーボエを持って登場。アンコール曲はシューマンの歌曲「月夜」(OP.39-5)の歌の部分をオーボエで、ジャン・チャクルム君の伴奏で聞かせてくれました。すごく得した気分です。
後半はブルックナーですが、小生ははっきり言ってあまり好きではありません。荘厳な教会の設計図のようにかっちりしているのですが、ずーっと壁の図面が続くと途中であきてしまうんですね。小生が宗教心を持ち合わせていないせいでしょうけど。それに長すぎるし。この「ロマンティック」は短い方ですが、それでも1時間を越えます。小生は、「岡フィルがどんな演奏をするか」という興味で聞いていたようなものです。
聞いた感想は、「岡フィルって、すごい。」フォルテはすごい迫力ですが、乱れがない。演奏するのには、かなり難しそうなんですが。見事こなしていました。特にホルン。首席の梅島さん大健闘です。弦では、七澤さん率いるビオラが良かったですね。
岡フィルの次の演奏会は、12月の第九。さあて、オーケストラに負けないよう「良い響き」を出さなければ。
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