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2019/02/04

青函トンネル通過の冷凍コンテナ

2019年2月4日

鉄の話が続いていますが、前回までは「鉄」の話ではなく、本当は入院記でした(笑)。今回は、本当に鉄の話です。

貨物列車に積まれているコンテナには、冷蔵/冷凍コンテナが多く見られます。このうちの冷凍コンテナは、「冷凍」と言っても温度設定で「冷蔵」も可能なのですが、エンジン駆動の冷凍機を搭載しています。そこで問題になるのが、青函トンネルの通過です。

青函トンネルには赤外線式の火災検知器、実際には温度検知器が設置されているため、表面温度が高温になるエンジン付きの車両/コンテナは通過できません。北斗星/カシオペアのディーゼル発電機は、機械室の中央にさらにケーシングされて収められていたためOKだったようですが、エンジンむき出しの気動車はそうもいかず、エンジンを止めて電気機関車に引っ張ってもらって通過していました。Img_09361a


冷凍コンテナのエンジンも引っかかるので、青函トンネルに入る前にエンジンを止め、出たあとに再起動する必要があります。以前はこれを人手でやっていたようですが、さすがにそれは出来なくなり、電波指令で一斉停止、再起動をやるようになりました。小生はそこまでの話は現役時代(2008年頃)に関係者から聞いていたのですが、それからGPSで「青函トンネル入口/出口」を判断して、自動でOFF/ONするようになったみたいです。

ところがこのGPSを利用したシステムは信頼性が悪く、やはり電波指令をバックアップとして併用しなければいけないと、バックアップシステムも設置が義務づけられました。これがどうやら2016年3月からのようです。エンジンが動いたままのコンテナを積んで青函トンネルに入ると「火災発生」と見なされ大騒ぎになりますから、コンテナのエンジンが止まっていないと列車自体の非常停止措置を取らなければいけません。GPSを使ったシステムにが信頼性がないとなると、やはり電波指令は必須ですね。

西日本を走るコンテナは青函トンネルとは無縁ですが、貨車やコンテナは全国的に運用されるので、電波受信装置のないコンテナには「青函トンネル通過禁止」と書いてあります。

ところがこの電波受信装置、名称はバックアップタグと言うらしいですが、これがすでに生産中止となって新規の取り付けができなくなっているそうです。新しい冷凍コンテナを造ったら、廃棄された古い冷凍コンテナからこのタグを引っぺがして、取り付けるしかないようです。おそらく、タグの中の電子部品のどれかが製造中止になって造れなくなったのでしょうが、寿命の長い産業用品に新陳代謝の激しい電子製品を組み込むとよく起こるトラブルです。小生も、昔苦労しました。

一昔前だったら、ソニーやパナがすぐ代替品を造ってくれたのですが、今ではそう簡単には代替品を造ってくれないでしょうね。

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