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2018/12/24

二日続けてコンサート

2018年12月24日

昨日今日と、連続でコンサートに行って来ました。まず昨日(23日)は大阪まで出かけ、ザ・シンフォニーホールで関西フィルの藤岡幸夫のクリスマスファンタジア。藤岡幸夫+関西フィルは、実は7月29日に「サマーポップス」のチケットを取っておいたんです。ところがちょうど台風が来て、それも東から西へ行くと行く逆走台風。無理して行けないことも無かったのですが、様子見をして止めました。ところが岡山が回復する前に大阪の天候が回復し、コンサートは予定通り行われました。ゆえに払い戻しは無しです(;_;)。

今回はそのリベンジ版。曲目は前半はクリスマスらしく「そりすべり」、ワルツ「金と銀」、四方典子さんのソプラノで「アヴェ・マリア」、片桐聖子さんのオルガンでバッハの「羊は安らかに草を食み」、また四方さんのソプラノで歌劇「ラ・ボエーム」から「私が街を歩くと」、モーツァルトの「魔笛」から「夜の女王のアリア」、最後は「威風堂々」です。後半は歌劇「マドンナの宝石」から間奏曲、チャイコフスキー「くるみ割り人形」から花のワルツ、ドビュッシー「月の光」(オーケストラ編曲版)、最後はレスピー技の「ローマの松」でした。

このクリスマスファンタジア、いつもは女性奏者は華やかなドレスで、途中でみんなでサンタの帽子をかぶって演奏したりするのですが、今年はあえていつもの定期演奏会と同じ黒の衣装にしたそうです。曲目も、後半はクリスマスとは全く関係ないですね。

さてその演奏ですが、関西フィルはうまくなったように感じます。藤岡幸夫氏はテレビでレギュラー番組を持っており、その時ほとんどの回で関西フィルの演奏が流されますが、やはりテレビに出続けていると演奏も磨かれるのでしょうか。

ハープ、パイプオルガン入りの(おそらく、これが原曲)「威風堂々」は大迫力、また「ローマの松」はパイプオルガンに加えて2階客席に金管バンダまで置いて、「これでもか」と言うくらいの大スペクタクルでした。

今日(24日)は岡山で「東京芸術大学在学生・卒業生によるクリスマスコンサート」。曲目は前半は、山越(尺八:イオ・パヴェル)、勤行寺(地唄三弦:山路みほ)、久本玄智作曲複協奏曲(箏:佐伯明彦、フルート:安達雅彦、ピアノ:岡陽子)。クリスマスコンサートと言いながら、半分は邦楽です。後半は、ドビュッシー作曲「月の光」「喜びの島」(ピアノ:重利和徳)、シューベルト作曲ピアノ五重奏「鱒」(P:岡陽子、Vn:近藤浩子、Va:久郷寿実子、Vc:岡本蒼馬、Cb:嶋田真志)

目当ては前半最後の久本玄智作曲の複協奏曲でした。久本玄智先生は(いろいろ訳ありで、「先生」呼称)箏曲に洋楽の要素を取り入れ、洋楽器と箏の合奏曲などを多数発表しています。一時は宮城道雄に次ぐ近代箏曲の改革者として二人を「双璧」としている時代もあった(今日のプログラムによる)そうですが、現在はほとんど忘れられています。ただただ最近は邦楽と洋楽のジョイントが増えていますので、昭和10年代にそういうことをやった先駆者として、再評価されても良い頃だと思っています。

この複協奏曲は、原曲は箏と尺八の複協奏曲(バックはオーケストラ)で、今回はオーケストラをピアノに編曲した版の、さらに尺八をフルートに置き換えての演奏でした。久本先生の曲はいろいろ聞きましたが、この曲は初めて聞きます。第1楽章ハ長調、第2楽章ハ短調、第3楽章ハ短調ですが、途中でさらに転調しており、箏は箏柱の移動が大変そうでした。なお久本先生は山田流ですが、今回演奏した佐伯氏は生田流の方で、爪は生田の角爪でした。曲は、ピアノをバックに箏とフルートが華やかに掛け合い、「久本先生の曲だ。」と思いました。

最後にアンコールとして、弦楽五重奏のメンバーに箏、尺八、フルートも加わっての「きよしこの夜」。今はそれを不思議に思わなくなっています。

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コメント

クリスマスコンサート、いいですね~♪
私は今週木曜に市民会館である岡大グリークラブの定期演奏会に行くのが今年のコンサート納めです。
凡吉さんはクラシックだけでなく邦楽にも精通されていてすごいです。
爪の形で生田流と分かる人少ないのでは?
私は昔、琴を習っていたこともあるのに久本玄智知らなかったです(^-^;

お体にくれぐれもお気をつけて良い年を迎えられますよう祈っています。

ドレミさん、ありがとうございます。

小生は邦楽全体に詳しいわけではなく、母親が箏曲の先生をしていた関係で、箏に関してだけ変な知識があります。なお母親は久本玄智先生の直弟子でした。そのため、久本先生の演奏のCD(テープからCD化したもの)もあります。
岡大グリーの演奏会も、そのうち行こうと思いながら、そのままですね。目の潰瘍は90%治ったといわれたので、今年がチャンスかも。

御母上様もすごい師範でいらしゃったんですね~!
グリーの定演にもし行かれるならチケットたくさん預かっているので
おしゃってください。当日ロビーでお渡しするのも可能です♪

ありがとうございます。
ただ、十分いける、と思っていたのが、年内の残りの用事を勘案したら、微妙になってきました。

初めまして、こんにちは。最近になって気がついたのですが、昨年、12月24日の芸大コンサートに来て下さり、私が演奏した複協奏曲についての感想を書いて頂き、ありがとうございました。
宜しかったら、私のHp「邦楽佐伯明彦公式ホームページ」を検索して頂けたら、トップ画面に私のPCメールアドレスがありますので、そこで、いろいろなお話を、お聞かせ頂けたら幸いです。
また私の手ほどきの恩師(難波道典先生)が、久本先生の弟子だったのですが、その辺の経緯も、Hp内の、「随筆・徒然なるままに」の、№6、「宮城道雄先生と久本玄智先生」で触れておりますので、宜しかったら、ご覧くださいませ。

佐伯明彦さん、コメントありがとうございます。

早速公式ホームページを覗かせていただきました。心不全を患われたのですね。小生は弁膜症ですが、手術後はやはり心臓リハビリをやっております。
小生の母親(大正3年生まれ)が久本先生の直弟子で、姉(長姉)も師範の免状は久本先生からいただいたのですが、小生は和楽器とは全く煙が無く、ちょろっと合唱などをやっております。
今後もよろしくお願いします。

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