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2018/12/10

岡フィル第9演奏会、無事終了

岡フィル第9の演奏会は、無事終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
オケの演奏は、素晴らしかったです。合唱の方はと言うと、迫力があったのでおおむね好評のようですが、賛否があるところだと思います。うちのカミさんは、「たまにはこういう第9もありね。」と言っていました。ヴォイトレの先生(東京のK音大出)も来て下さったので、来週あたりに評価を聞きに行きます。酷評されそうですが(^_^;。

2018年12月9日(日)

いよいよ本番。昨年と比べると、めぐりんの路線新設のあおりで自宅からシンフォニーホールへ行くバスが不便になったので、少し早起きする。そして早めに出発、今年は特に体調の悪化はない。最も副鼻腔炎は治りきらず、抗生剤を飲みながらの本番だから、体調万全とは言えないが。柳川交差点の手前で下車、途中のコンビニで昼食を仕入れる。今年は昼休みが短いので、おにぎり2個だけ。それとお茶。水分は補給しなければいけないが、水を飲むとトイレに行きたくなるので困る。しかも今年は、昨年よりペースは遅い予定だ。舞台上での待ち時間が長い。

会場に着いて、テノールの控室に入る。今年のプログラムが置いてある。ホリヤン、「岡山のことも書いておいたぞ。」と言っていたが、何だ、1行か。ホリヤンの話題ついでに裏事務の方にピアニストのことを聞くと、来年はピアニスト集めが苦労する、と困っていられた。岡山の第9は、最初の練習時はパート毎に1人ずつ、計4人のピアニストを配するという贅沢な布陣だが、秋から冬にかけての忙しい時期に3か月間練習ピアニストを押さえるのは、毎年大変らしい。そこへ今年の「ピアニストいじめ」の悪評が立ったものだから、来年は、「いや、合唱指揮者は違う人ですから」と頭を下げて回らなければいけないと、ぼやいていおられた。

11時、発声の後で練習開始。本番前でホリヤン「声は大事に取っておけ」と言いながら、ほとんど全部歌わせる。本番が終わった後の方が調子が良い学生とは、違うんだけどな。適当に、サボる。隊列を組む練習をして、舞台袖へ。舞台ではちょうどゲネプロが始まったところで、そこで待機になる。舞台は暑いが舞台袖は冷えるので、トイレへ。小生だけ抜け出していったつもりだったが、その後次々と皆さん行く。今日は急に冷えたからなあ。

岡山シンフォニーホールの舞台裏と言うか舞台袖の入口近くは、落書きの宝庫だ。それに「千社札」もある。ベルリンフィルの千社札を見つけて、嬉しくなる。30分近く待って入場。オケは休憩だ。席について、立ち上がる練習。今年は前後の間隔が狭いので、前の人と同時に立ち上がるとぶつかりそうになる。微妙にずらす。

ゲネプロ後半開始。秋山先生、ゲネプロでもよく止めて細かい指示を出す。しかしオーケストラは、良い音だ。4楽章後半の合唱、今年はソリストもゲネプロからかなりの声を出している。合唱も、ゲネプロは押さえろと言われているが、結構声は出ていた。

12時半から昼食、昼休みは約1時間半あるから、何とかなる。小生は食事の後約1時間半でトイレに行きたくなるのだ。小生は今日はおにぎり2個だが、もっと少なめの人も多い。小生は、今日はお茶は少なめにし、直前ののど飴でごまかす。

14時15分、本番前の発声。のはずだが、もう1回の練習になる。こういう指導者は臆病な人が多いが、ホリヤン、意外と小心者なのかもしれない。開場20分前、「どうしてもトイレに行きたく、5分で戻れる自信のある方だけ、トイレに行って下さい。」との指示で、急ぎトイレへ。帰りにお客さんとぶつかりそうになった。すみません。しかし戻ってみたら、やっぱり女性陣が5分で戻れるはずもなく、2分出発延長。舞台袖でまた5分遅れたから、やっぱり高齢者の多い団体は、トイレ時間をしっかり取らないとダメだ。

入場、合唱団が全員揃ったところで着席、そこでオケ入場。秋山先生の入場で起立、そして着席。まあまあ揃った。問題はここからで、前回も書いたが今回のひな壇は段差が低く、腰を下ろすと膝の位置が高くなる。これで身体を直立させると腰に負担がかかるので、少し前傾になり、上半身の体重は腕を通して膝近くにかける。多少猫背になるのでみっともないのだが、密集しているのでごまかせるだろう。腰痛が起こって立てなくなる方が怖い。

席はほぼ中央、2番フルートの真後だ。この中央の席で聞く弦は、素晴らしい。弦楽器はあまり音に方向性がないので、後でも十分だ。コントラバスは素晴らしい。顔をあまり向けるとカメラ写りが悪いので目だけ動かすが、コントラバス首席の谷口さん、がんばっているようだ。目の前の2番フルートの若林さん(沖縄県立芸術大学助教)は木管(黒檀?)のフルートで、最近では珍しいC管だ。フルートは後からでも、指の動きがよくわかる。

第3楽章になるところでソリストとピッコロ、打楽器奏者が入場する。3楽章の木管アンサンブルも良い!ただファゴットとホルンの合わせのところで、ホルンがちょっと出遅れるのが気になる。逆にファゴットが早いのか?ゲネプロの時も、ファゴットは走り気味とホリヤンが言っていた。今日のファゴット1番は京都市響首席の中野さん、テンポ感が違うのかもしれない。

第4楽章、去年はこのあたりで口のウォーミングアップを始めたが、今年はすでに散々歌って、と言うより叫んだので、ウォーミングアップの必要を感じない。逆に足の位置、腰の位置を調整し、立つときにバランスを崩さないようにする。バスソロのところでで合唱団起立、そんなにずれなかった。

第1声のFreude!音程はあってないようなものだ。前半の山場、vor Gottに向かう1回目のD durの和音、ここはテノールのFisがソプラノのDより上に来るので、音程を気持ち高めに取り(気持ちだけ)、思い切り出す。Fのフェルマータは、やっぱりゲネプロの時より長い。そこはちゃんと付いていくが、すぱっと切れずにオケと合唱の切りが揃わず、会場からの反響が来ない。残念。男声合唱のLaufet、秋山先生のQ出しが遅れたので、第1声の迫力がちょっと少ない。そこはその後のFreudigで取り返す。

「歓喜の歌」のところ、秋山先生は直前にためを作り、Freudeをゆっくりたっぷりめに歌わせる。ここは全力だが、その後は小生は(小生だけ?)その後に備えて力をセーブする。その後のAndante maestoso、男声ユニゾンのところはフルパワー。パワーの出し過ぎか、心臓の具合が悪くなったのが響いているのか、息が続かない。今回は「ぶつ切りにしない!」という指示は一切なかったので、カンニングブレスの場所には不自由しない。転調前のVaterの前で、息を吸い直す。普通はここはブレスをやってはいけないところだ。

ドッペルフーガ、少しバテたか、思ったほど高音が出ない。ただ低音は、しっかり出す。その次の3連符連続のところ、ファゴットと微妙に合わない。ファゴットがちょっと早いのだ。中野さんは、「合唱め、遅れやがって。」と思っているだろう。第9は場面転換が多いので、多少ずれてもすぐに取り戻せる。795小節のDeine Zauber、ここの出だしを今回初めてソプラノソロに合わせてみたが、さすが本番はソプラノソロが良く聞こえ、しっかり合った。18120902a9


最後のSeit umshlungenからは怒濤、この最後の最後で、ソプラノは良くHが張れるものだ。秋山先生は最後のFreude,scho¨nerのscho¨nerの方のsfを強調する。小生もここは思いっきり出す。最後のオケのプレストは素晴らしい。良いタイミングで「ブラボー!」が入ったが、後でホリヤンが「あれは俺だ」と言っていた。本当かな?

引き上げて控室で着替えるとき、オケの素晴らしさが話題になった。小生が、「3楽章が良く、これを4楽章の合唱でぶちこわすのが、もったいないと思った。」と言ったら、まわりが大爆笑になった。今回の合唱、「第9だけ歌っていると、歌が下手になる」と言われるわけがわかる。

打ち上げ会では、秋山先生はご機嫌であった。早く帰られると思っていたが、ソリストの4人とも、最後までいらっしゃった。秋山先生リップサービスか「ぼくがぼけないうちに、もう1回岡山で振りたい」とおっしゃったが、秋山先生の指揮はホリヤンの合唱指揮がセットで、ホリヤンの合唱指揮だと練習ピアニストが集まらないので、まあ当分はないであろう。なお前回の秋山先生の指揮の時は、合唱指揮はホリヤンではなかった。打ち上げ会では全員のサインをもらうことができ、特にメゾソプラノの岡村さんは熊本出身と言うこともあって、出身校から田舎はどこかまで、ド・ローカルの話題で盛り上がった。ただ打ち上げ会には、合唱指導の先生方は誰も顔を出されなかった。ホリヤンは合唱指導の先生方を管理職扱いせずに一兵卒扱いしていたし、いきなり東京から合唱の援軍を連れてくるなど、「やってられるか!」と思うことも多かっただろう。

つくづく思う。1回目の参加が去年で良かった。

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コメント

本番お疲れ様でした。合唱でぶち壊す(笑)私も爆笑してしまいました。
秋山先生の指揮は美しすぎて、まるでタクトで絵を描いているかのようでしたね。
実際にオケから出ている音ではなく、秋山先生の指揮している音楽が別次元で存在しているのが見えるようで
演奏中から涙が止まらなくなり泣きながら歌いました。
こんなことは初めてで、私にとって今年の第九は一生の宝となりました。
まぁ、ピアニストは単独で攻撃されたわけですから気分を害された方も多いとは思いますけど。
それでも個人的には、あの毒舌指導がなかったら薄っぺら~い合唱になってしまったんじゃないかと思うと
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ドレミさん、ありがとうございます。そして、お疲れさまでした。

最後の方のソプラノはものすごく、隣で歌っている小生たち(多分、たち)も、「おおっ」と思いました。
秋山先生の指揮は、素晴らしかったですね。

ホリヤンのやり方、怒らせて発憤させてモチベーションを上げさせる、という手法があるのは認めるのですが、好きではありません。本社から来た人間が子会社を散々かき回し、数字上の業績だけ上げて帰って行き、その後で子会社の人間は後始末に追われる、という状態を連想してしまいます。昔で言えば、進駐軍。まあ小生は子会社の管理職(出向)をやっているとき、「現場により過ぎ」と言われて出世し損なったことがありますが。

こんばんは!
本番、無事終了、おめでとうございます㊗️
体調をなだめながら大任をやりとげ、素晴らしいです。

追加です。

昨日の打ち上げ会で、中に入れという強力な(?)誘いを断って入口のそば(ほとんど外)にいて、さっさと帰ってしまった高畑コンマス、今日は倉敷でソロリサイタルでした。これでは残れませんね。

yokobueさん、ありがとうございます。

副鼻腔炎なので、実は待っている間に鼻水が垂れるのも心配だったんです(笑)。男用の礼服はポケットが一杯あるので、右にハンカチ左にティッシュで、楽章間で取り出せるよう万全を期しましたが、その必要はありませんでした。
演奏会のブルーレイ(DVDより音が良いらしい)を注文してあるので、来たらじっくり見て、そして聞いて見ます。

コンマス、リサイタル前だったとは知りませんでした。
ソプラノの最後の部分あたりは半分狂乱状態でしたから
音程なんて無茶苦茶だったと思います。
あの勢いでも美しく歌えるようにこれからも精進するのみです。

ドレミさん、

ヴィオラの新首席の七澤さんもそのあたりにいらっしゃったのですが、一緒に帰られたみたいでしたね。
合唱部分、特に最後のあたりは全体の感じは全くわかりませんから、送られてくる(はず)のブルーレイで確認するのが楽しみでもあり、怖くもあります。
終演後テレビ局の取材が入っていましたが、どこの局か、情報入っています?

テレビ局の取材が入っていること自体知らなかったんですよ。
どこなんでしょう。。NHK?
私は本番の演奏を見たり聴くのは怖くてあまり好きじゃないんです。
もし南海さんが聴いて、思ったよりよかったなら教えてほしいです(^-^;

ホリヤンが一度「NHKの取材」とか言っていたのですが、NHKは機材にでかでかと「NHK」と書いていますから、多分NHKではないと思います。oniビジョンはただ放送するだけですから、インタビューしていたのはOHKかどこかかな?
ブルーレイも注文しましたが、oniビジョンでもまた放送すると思いますので、その時はまた連絡します。

そうなんですね。ありがとうございます。
それから急に寒さが厳しくなりましたからくれぐれも体調に気を付けてお過ごしください。

今週は冷えますが、↑の検査の日は、いくらか暖かいようです。助かった!
岡山フィルのFacebookに、当日の写真が何枚か掲載されています。音源は、まだないです。

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