フルートとハープのデュオ
2018年5月30日
岡山大学医学部内にあるJホール(Junko Fukutake Hall)にフルートとハープのデュオリサイタルに行ってきました。フルートはウィーンフィル首席のカール=ハインツ・シュッツ氏、ハープは元ウィーン歌劇場管弦楽団のサラ・クリストさん。なお、サラ・クリストさんは、手の怪我のため来日できなくなったシャルロッテ・バルツェライトさんの代役です。
Jホールのお昼のコンサートは大抵水曜日で、なぜか岡フィルのコンサートの次の水曜日のことが多いです。そのため、岡フィルを振ったシェレンベルガーさんがそのままJホールでオーボエを吹くこともあります。値段も通常1000円、今日みたいな大物の時は、2500円です。それでも格安!
曲目は、前半がモーツァルトのソナタハ長調(K.14)、ジャン・クラのフルートとハープのための二重奏による組曲、ニーノ・ロータのフルートとハープのためのソナタ。後半がピアソラのタンゴの歴史よりカフェ1930とナイトクラブ1960、ドップラーのハンガリー田園幻想曲、バルトークのハンガリー農民組曲(ポール・アルマ編曲)です。
小さなホールですから間近に聞けますが、いや、良い音ですねえ。低音から高音まで、ピアニシモからフォルテまで、どこを取っても乱れのない素晴らしい音です。低音の豊かな響きや高音のピアニシモなど、技術的には難しいと思われるところも、楽々です。それとフルートとハープというのは、良く合いますね。ハンガリー田園幻想曲、邦楽に似た響きです。やっぱりハンガリーは東洋系ですね。
アンコールの2曲目に「牧神の午後」をやってくれました。息をのむほど美しかったです。
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