« ジパング倶楽部の手帳 | トップページ | バスの忌み番 »

2018/02/26

新移民時代

2018年2月26日

「新移民時代」という本が、九州のブロック紙、西日本新聞社の編集で発行されています(発行は明石書店)。いやあ、びっくりすることだらけですね。日本は移民政策を取っておらず、公式的には、ごく一部の例外を除いて、移民は存在しないことになっています。ところが国際的な尺度では「移民」とは「国内に一年以上滞在する外国人」ということになっていて、それだと2014年の統計で年間34万人も流入しているのですね。これは、世界5位(上位4カ国は、ドイツ、アメリカ、イギリス、韓国)です。従って日本国内の外国人労働者の数も多く、2016年には100万を突破しています。

公式には外国人労働者(単純労働者)は認めていないはずの日本で、なぜこれだけの数が居るかとなると、実はその2割は「留学生」だというんですね。そして出身国は1位ネパール、2位ベトナム。福岡県の統計ですから、全国では少し違うかもしれません。日本はすでに外国人労働者がいないと社会が回っていかなくなっていますが、それらの「留学生」がアルバイトで働いて、コンビニやら宅配便やらを動かしているわけです。法律では留学生の労働時間は週28時間の制限が課せられていますが、果たしてどこまで守られているものやら。

留学生のほとんどはまず「日本語学校」へ来ますが、これが玉石混淆で、きちんと教えるところから、留学資格の書類は偽造で単に出稼ぎのために籍だけ置かせているところで。学校法人あり株式会社あり。来る留学生の方も、勉強するためから出稼ぎ目的まで。以前は日本語教育振興協会が法務省に代わって日本語学校の審査認定業務を行っていたらしいのですが、2010年の例の「事業仕分け」で廃止され、現在は野放し同然らしいです。

そしてこの留学で生活が立ちゆかなくなったら、東京に出て難民申請をして、偽装難民になるという手があるそうです。難民申請して6ヶ月経つと、フルタイムで働けるようになるからです。「偽装」と書きましたが、実際に国に帰ると、借金が返せなくてマフィアに殺されかねない人もいるそうですが。

問題なのは、これらでネパールに帰った若者の半数以上は、「二度と日本には行きたくない」と思っていることですね。留学中にひどい目に遭ったり、稼いだお金をピンハネされたりして、日本に悪印象を持っているのでしょう。日本が外国から留学生を受け入れるのは、日本びいきの人たちを作るのもその目的であるのですが、逆の結果になっているようです。

その次に労働力として日本を支えているのが、実習生。実習生の問題はもうすでにいろんなところで取り上げられていますので、省略します。

元々日本という国、と言うより日本列島では、そこで発生した人類はおらず、すべて外からの流入者です。特に朝鮮半島とは、ほとんど同一国内並の行き来があったようです。そしてその後も、「渡来人」という名の移民は、ずっと続いていましたね。日本人が単一民族であるというのは、幻想です。そろそろ移民の受け入れを真剣に考えないといけない頃です。「留学生」や「実習生」ではなく「労働者」としての受け入れを決めた上できちんと管理しないと、後になって受け入れを決めたときには皆中国と韓国に流れていって、日本は評判が悪く呼んでも来てくれない、ということになりかねません。

« ジパング倶楽部の手帳 | トップページ | バスの忌み番 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新移民時代:

« ジパング倶楽部の手帳 | トップページ | バスの忌み番 »

フォト
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ