« 第9練習中の写真が送られてきました | トップページ | 大腸の内視鏡検査 »

2017/12/18

C型肝炎治療ガイドライン第6版

2017年12月18日

miyaさんのブログにもありましたが、C型肝炎治療ガイドラインの第6版が発行されました。この版からか、あるいはもっと前からかもしれませんが、治療の第一選択はDAAになっていますね。ずいぶん変わりました。

小生が注目したのは第一選択の話ではなく、DAAの発癌抑制効果のことです。以前は、DAAはIFNに比べて発癌抑制効果が少ない(あるいは、発癌抑制効果がない)という報告もあったのですが、最近の治療の結果から、DAAの発癌抑制効果がIFNと同等であることが明記されました。これはDAA治療を受けられた方には朗報ですね。

ただIFNにしろDAAにしろ「発癌抑制効果」であって、「SVRになりました。これで癌の心配はなくなりました。」というわけではないんですね。以前は、「IFNで爆弾犯をやっつけたのでこれ以上の爆弾は出てこないが、すでに仕掛けられた爆弾はどうしようもない。」という例えが使われていたのですが、発癌の原因はそう単純なものでもなさそうです。小生の頃はCR(その頃は、SVRとはあまり言われませんでした)後のフォローは10年だったのですが、ひょっとすると今はもっと長くなっているのかもしれません。小生の場合は10年経たないうちに「高齢者」の仲間入りをしたので、肝臓の定期検診はこれからずっと(死ぬまで)です。

もう一つは、これは最新の記事ではないのですが、リバビリンは肝臓では分解されずに腎臓から排出されるんですね。そのため、腎機能障害のある方には慎重に投与とされているのですが、腎臓にもかなりの負担がかかるようです。小生はCR後5年くらい経ってから腎機能の低下(塩分の摂取を減らしなさい、レベル)を指摘されたのですが、リバビリンの影響かもしれません。

小生は心臓にしろ腎臓にしろ(目まで入れると、もっと)、身体にかなり負担がかかってあとまで影響の残るような治療をやったわけですが、実家近くで一緒に育って幼稚園から高校まで一緒だったあとの2人はすでに肝臓病で鬼籍に入っていますから、IFNを3回受けた小生だけが生き残っているわけです。それを考えれば、何のかんの言っても元気に活動できているのですから、IFN治療は良かったと思っています。

« 第9練習中の写真が送られてきました | トップページ | 大腸の内視鏡検査 »

C型肝炎治療記」カテゴリの記事

コメント

南海さんは数病息災というやつですね。ほんと
南海さんと同世代の会社の先輩より、南海さんのほうが元気ですもの。
理想的なライフ生活っていうのでしょうか。いろんなことに造詣が深く頭もクリヤー。
それがいいんだと思います。
うらやましいです。

DAAの発がん云々とIFNの発がんについて、ガイドラインに載せるのは個人的にはまだ早いような気がします。
専門医の大御所の先生が連なっているガイドラインだというのに知識もまったくないやつが何をいうと叱られ
そうですけど。
南海さんがおっしゃるようにいろんなファクターがありそうな感じがします。
まだDAAなんて歴史がないですもの。
ガイドライン作成委員って交代制なんですかねえ?
国府台の先生がはいっていないのが?

わたしの記憶が正しければ、国府台の勉強会のパワーポイントでは発がん率n数は国府台だけだったよう
ですが、IFNのほうが発がん率が低かったです。
母体がおおきければ同じなのかもですが。
委員にバイアスに弱い先生いらっしゃるし(笑)

あたしは、いろいろ再生医療に期待です。
フェーズ1,2は、あたしはいろいろあぶない患者なんでぜったいエントリーNGと主治医にはいわれています。
再生医療を受けるまえにHCCができなきゃいいなというシナリオなんですが、そうは甘くないですね。
RFAが可能だったら、すでにRFAで日本一といわれているS先生に名前を憶えてもらい予約してあるというぬかりなさ。院長があの先生の病院なんで、そっち経由でもそのときは・・・・・・
南海さんと同様、患者永年やってると、そういうところだけは???というか。
でもRFA適用外で切除OPもことわられて、カテOPで、何年か入退院くりかえしあの世行なんてこともよく考えちゃいます。

ばかっぽいコメントすいませんでした。

普通の人でも苦しくなるような鉄行脚、南海さんやられていて仰天です。
体をいたわり(いたわりすぎはよくないですけど)
時節柄ご自愛ください。

ひでほさん、ありがとうございます。

7月に小生は「DAAは癌の成長速度が速い」という新聞記事を紹介しましたが、今回紹介したC型肝炎治療ガイドライン第6版では、癌抑制効果についてはIFNとDAAには差が無いという話。ひでほさんがおっしゃるようにDAAはまだ歴史が浅い(浅いどころか、ない)ですからねえ。本当に同等かどうかは、もっと時間が立たないとわからないのでしょう。
小生の実家のある(現在では、あった)あたりはC型肝炎の多いところで、同級生二人も多分C型肝炎です。ともかく、生き残ったが勝ちですね。

南海さん、おはようございます

DA Aの歴史は浅いので、IFNと比べて、発癌の比較をするのは、無理があるかもしれないですね。
でも、海外や虎ノ門での、治験の歴史は、それなりに、古く、
熊田先生も、ある時期を、境に、どちらも、完治後の発癌率は変わらないとおっしゃるようになりました。
私には、医学的な難しいことは、分からないですけれど、
とりあえず、ウィルスを消して、定期的な検診を受けて行くことが、唯一、できることだと思います。
IFNの治療の辛さは、2度と味わいたくありません。
が、辛いIFN治療を推進されるお医者様もいらっしゃると、熊田先生は、おっしゃっていました。

南海さんのきちんと、身体のケアをされ、この世の生活を楽しまれているご様子に、いつも、感心しています。
「生きたもの勝ち」ですよね。

yokobueさん、ありがとうございます。

熊さんも完治後の発癌率は変わらないとおっしゃるようになりましたか。IFNの初期では、虎の門はフォローがしっかりしている(あるいは、意識の高い患者が多い)せいか、著効率が他より高めに出ていましたね。SVR後の発癌率は、フォローの善し悪しには関係なさそうですね。
IFNは悪化させない保存料法用として少量長期投与で使えるので、まだまだ使い道はありそうです。それを含めて、IFNを推奨する先生も多いのかもしれません。

こんばんは。あらま、リンクされていたのですね(^◇^;)
DAAが第一選択になったのは、2015年、2型にソバルディ+リバビリン、1型にハーボニーが市販になった頃からです(第4版)。でも、その成分ソホスブビルは腎排出ですので、使えない場合もありました。それから2年、薬の選択肢も増えました。

IFNとDAA抑制効果は、IFNを使えるような、全体的な健康状態が比較的良い人と、初期のDAA治療者はIFN不耐容や高齢のケースも多いという患者背景が異なるので、「差がない程度」でも嬉しい情報ではあります。ウイルスを消すことが一番の抑制方法と言えます。

南海さんの同級生の方は、今の治療に間に合わなかったのですね。
私は、同世代の、IFNをせずにきた数人にDAA治療を勧めています(既に治療を終えて良好)が、皆さん、私より進行していらっしゃらないようで、IFN何度もやって体を痛めた自分自身は、正直、何だかなぁという気持ちもなくもありません。まぁ、うちの家系は進行するタイプの遺伝子を持っていたのだろうから、仕方がなかったし、こうやって生きていられるので、生き残った者の務めを果たしていこうと思っています。

ps
ちなみに熊さん先生は、結構早くからIFNと DAAの発がん率は差がないというデータを出されていて、むしろDAAで治療した場合と待機した場合の発がん率にかなり差があるというデータも出され、とにかく早く治療を、推奨されていました。仰ることは尤もですが、待機せざるを得ない状況では結構シビアに感じたものでした(-。-; でも私の選んだ待機の道は、私には合っていました。

度々すみません。
訂正です。夜に書いたら(昼でも!?)変な文章でしたm(__)m

IFNとDAA抑制効果

IFNとDAAの、それぞれの発がん抑制効果

です。勿論、わかって頂けていると思いますがm(__)m

今日はMRI検査で、諸都合で早く着きすぎて暇なので、読み返してみました(^_^;)

miyaさん、コメントにその訂正まで、ありがとうございます。

気がつかずに、すらっと読んでしまっていました(^_^;。勝手にリンクさせていただきました。
熊さん先生は、GOT/GPT(古い言い方で済みません)が70代のうちは様子見でも、80を越えると(ひょっとすると、70を越えるとだったかも)何が最適か、いろんな選択肢を探していらっしゃいましたからねえ。小生は幸いIFNで重篤な副作用(特に、うつ)が出なかったのと、著効に至らなくても毎回それなりの効果はあったので、IFNが第1選択になりましたが。
小生の同級生は、最新の治療どころか、C型肝炎であることすら気がついていなかったのかもしれません。風邪ぐらいでしか医者にかからないと、血液検査自体をやらないし、会社の健診でもBCの抗体検査は普通やりませんからねえ。元いた会社は、小生がC型肝炎のIFN治療を公表したため(1993年です)、その後C型肝炎と判明した同世代が次々に出て、一度会社でも全員(全社ではなく、事業所だけですが)の抗体検査をやりました。その検査を主張した看護師さんも定年になって、今はどうなっているか知りませんが。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: C型肝炎治療ガイドライン第6版:

« 第9練習中の写真が送られてきました | トップページ | 大腸の内視鏡検査 »

フォト
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ