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2017/11/18

第9合唱練習記(番外編)

2017年11月18日

16日の練習の前に、一つ下のヤマハのショップによって第9のスコア(縮刷版)を買った。ヴォーカルスコアではなく、オーケストラ全部が載ったものである。ちょっと気になるところがあり、2,3確認したかったのだ。

オーケストラのスコアを見るのは初めてではなく、現に本棚にもブラームスの交響曲1番とベートーベンの交響曲7番のものがある。中高でオーボエを吹いていたドラ息子(二男)が置いていったものだ。パート譜を見ていたのはオーボエで、自分ではフルートをかじっていたので、移調楽器になじみが無い。それでも何とか(数えながら)実音は追える。ビオラのハ音記号の楽譜も、何とか読めるようになった。

まず小生は、絶対音感はないので何か基準音がないと音が取れない。皆さんあまり音取りは気にしていないように見えるが、どうされているんだろうか。幸いテノールはいきなり出るところは少なく、ソロか、バスが先に出てくれる。バスの音程がくるったら「もろとも」になるのだが、そこは信用する。練習でピアノを基準に音を取っているのは「歓喜の歌」の出だし(543小節)、ここはFの音(オーケストラではホルン)がターンタターン、と続いてそのアトチャーンチャンチャンの繰り返しで3回目のあとに出るのだが、このチャーンチャンチャンは1回目はH、2回目はDmol、3回目に華やかなDになる。ただDの和音はチャーンの初っぱななので、そこを聞き逃さないようにしなければいけない。ここはオーケストラではオーボエとホルンが一緒に上がってくる。ここは大丈夫そうだ。この音程は簡単そうだが出だし勝負の場所なので、しっかり決めないといけない場所だ。

その後の男声合唱 Seid umschlungen (595小節)はその前のバストロンボーンがGの音を鳴らしてくれるので、楽だ。Gの音は、チェロ、コントラバスも一緒である。その後の Ihr-stu¨rzt nieder, (631小節)ピアノの音が上がってGmolの和音になった時に上のDの音から3度下のBを取って、タイミングもそのGmolが鳴ったときに合わせているのだが、ここはフルート、クラリネット、それにヴィオラが一緒に上がってDを鳴らしてくれる。一番最後の Seid umschlungen はその前の前奏はピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネットという木管だけである。ここもDの音は最初だけなので、聞き逃さないようにしなければいけない。

まあ実際に舞台に上がったら音は前の方に行くし、聞こえるかどうかもわからないのだが、心の準備をしておくだけでも少しは違う(と思う)。オーケストラに合わせるのは、前日と当日のゲネプロだけだ。

このスコア(全音)には、諸井三郎氏の解説が付いている。この中に「この終楽章に用いられている合唱部あるいは独唱部は、しばしば声楽的でないという批判を受けているが、」とあるが、確かに小生もオーディションの楽譜を見たときに、「シューベルトだったら絶対にこんな楽譜は書かない。もっと歌いやすいメロディーを書く。」と思ったものだった。ただ解説は「ここでベートーベンが必要としたものは人間の声そのものであり、この響きとオーケストラの響きとが総合される点にあったのであろう。」と結ばれているように、声楽も一つの楽器として扱われているようだ。だったら、高音が続いたり、やたら飛ぶ音程が出てくるのも、宜なるかなである。

諸井氏の解説では、第9の第4楽章は大きく3つに、細かくは9つの部分に分けられる。大きく分けた第1部は、初めから「歓喜の歌」が終わってオケの演奏が終了する(594小節)まで。この後男声の Seid umschlungen からが第2部である。オケの後奏の時に「気持ちを切り替えろ。」と指摘されたが、曲が大きく変わるところであるから、気持ちも切り替えないといけないわけだ。そして第2部は654小節の muss er wohnen. まで。要はト長調、ヘ長調、変ロ長調の部分が第2部で、次にニ長調に転調してから最後までが第3部ということになる。なるほど、と思うところだ。第2部から第3部への気持ちの切り替えは、男声は時間があるからまだ良いが、女声はすぐに入らなければいけないので大変だろう。

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コメント

こんばんは!

うわぁ、オケと合わせるのは、2回だけなんですね!
ピッコロ、フルート、オーボエ、クラリネットが奏でる前奏は、好きなところの一つです。
頑張ってくださいね、応援してます!

yokobueさん、ありがとうございます。

そうなんです。最初に練習日程の表をもらったとき、「うわ!本番前のオケ合わせは2回だけなんだ。」と思いました。まあ、プロオケのリハーサルは普通2回かせいぜい3回ですから、合唱合わせに1回つきあってもらえるだけでもありがたいですね。
あの前奏部分、シンバル、トライアングルに大太鼓まで入りますが、メロディーは管だけで、弦はお休みなんですね。まさに、笛太鼓。フルートは1,2にピッコロも同じ音程です。

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