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2017/10/22

第9合唱練習記(6)

2017年10月21日(土)

このところ自分で練習をするのが暗譜を主体とするようになったため、声を出す機会が減った。カミさんに、「ピアノ(防音室)はあまり使わなくなった。」と言ったが、言ったそばからやっぱり声を出さないとしっかり覚えているかわからない部分もあり、また防音室に閉じこもることになった。全体の流れを確認するために、練習用ではない普通の録音の第9のCDをよく聞いているが、どうしても出るタイミングと音の取り方がわからない部分がある。皆さん音の取り方はあまり気にされていないようだが、伴奏が先に出るところばかりではなく、伴奏と同時に出るところは事前に自分の音をしっかり取っておかないと、「ずり上げ」や「探り」になってしまう。

そのわからない場所というのは最後に近い部分のDeineZauberから始まる部分(795小節)で、ソロが4重唱のフーガ歌っているところに割り込むようにDeineZauberと入る部分である。ソリスト4人が別の歌詞を歌っているので、誰がどこを歌っているのかわかりにくいのだ。練習用CDはバスのソロを基準にしているので、どうもこれが一番基準になりそうである。本番のステージでバスの音が聞こえるかどうかがわからないのだが、バスの2回目のbindenwiederの後に、ここの音がソシドミ(移動ド)なのでそれを基準にレの音で入れば良さそうだ。ただ本番は指揮者がしっかり合図をくれるはずだし、もし出損なってもピアノからのクレッシェンドなので、大勢に影響はないが。

さて、今日も雨である。今年が初めての参加なので「今年は」かどうかはわからないのだが、練習日の雨が多い。雨だと、どうしても出席率が悪いのだが、今日も出足が悪い。今日は合唱指揮の渡辺氏である。渡辺氏は「山響アマデウスコア指揮者」と書かれているが、山形大学の准教授でもある。今日は山形から新幹線2本乗り継ぎで来られたそうだが、調べてみたら6時間半かかる。と言って、山形は飛行場は遠いし岡山への直行便はないし、これより速い手段はないのだ。

練習開始。渡辺先生はソロの部分を歌ってくれるので、助かる。発音の注意は、語尾のrをできるだけ入れるようにとのこと。速い部分はderはダーだが、前半の山場のund der Cherub steht vor Gott.のところなどは完全にディールである。これは練習にたまにしか出てこない人だと、何が何やら、と言うことになるだろう。ゆっくりしたところはrを入れた方が歌いやすいのは確かだ。ドイツ語をしゃべれる方が戸惑っていたが、これは「歌用ドイツ語」で日常会話のドイツ語とは少し異なっているだろう。日本語の歌でも、効果を出すために日常と違う発音にすることはよくある。

先生、全体の流れを把握させるため、合唱でないところも歌ったりピアノに弾かせたりされる。そのvor Gott.の後、オーケストラはコントラファゴットがボン、ボンとリズムを刻んでやがてピッコロとシンバルでトルコマーチが始まるのだが、本番はそのピッコロのタターンが始まるまで動かないようにとの注意がある。武道で言えば、残心か。こういう注意は、新鮮である。

歌詞の発音の注意が続くが、言われてみて、u¨ber Sternen muss er wohnenの繰り返しのところで(637小節あたり)、繰り返しに入る前はu¨ber ではなくu¨bernであることに今頃気がついた。まだ他にも思い込みや思い違いがあるかもしれない。

練習は午後6時半に始まって9時まで、休憩無しのぶっ通しである。途中でトイレに行く人がいないかと思っていたが、前の方ではいなかった。これが面白いもので、自分で声を出していると、あまりトイレには行きたくならないものだが、じっと聞いているだけだと1時間くらいでトイレに行きたくなる。昔報告会の議長をやっていたときは、朝8時半から12時まで、トイレ無しで平気だった。これが単なる出席者だと、途中で抜け出してトイレに行ったものだったのだが。本番は4楽章の合唱に入るまでの待機が長い(^_^;。

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コメント

練習お疲れ様でした。
私は少し遅れてしまい「r」の話を聞いてなかったのですが
途中でも何回か「r」の指示があったので何とか修正できました。
練習番号Sの入るタイミングですが、凡吉さんはテノールなので
テノールソロを聞いておくのが分かりやすいかもしれません。
788小節で長い音符を歌った後の
792小節のテノールソロの deine Zauber deine Zauber は
結構高い声でしっかり聞こえる部分なのでそのあとのbinden を聞いたら出番!です。
本番での立ち位置やソリストによって聴こえてきやすい部分も違うと思いますが
そこはテノールソロが頭一つ出て聞こえるはず。
私は「語尾e」練習中です

ドレミさん、ありがとうございます。

最初楽譜を見たときは、792小節のdeine Zauberが次に合唱がでるところの1オクターブ上なので、ここを目標に考えていたんですが、CDを聞いてみると女声に隠れて聞き取れないんですね。ステージだと広がりがあるので、また聞こえ方が違うかもしれません。788小節の長い音符あたりでテノールソロに注意して、またCDを聞いてみます。
先生の説明で、「このあたりでは、ベートーベンはまだ神を信じていない」という話が面白かったです。次回の練習では、神を信じ始めるか?

おはようございます。
こちらでは、台風が過ぎ去って雨は上がったものの、鉛色の空で、厚い雲に覆われています。
そちらは、いかがでしたか?

先生は、山形から、新幹線を乗り継いで来られるのですか。たいへんですね。
ところで、「ベートーベンが、まだ、神を信じていない」というお話しに興味しんしんです。
どこから、そういった話が出てくるのでしょう?

yokobueさん、ありがとうございます。

岡山は昨日の夜も大したことはなく、今朝は晴れていました。ただ晴れていても突然雨が降るのが岡山で、昼食の後外へ出たら、道路が濡れていました。
先生の解釈では、muss ein lieber Vater wohnen.の歌詞の繰り返し方(mussを何回も言っている)や和音の付け方で、「父なる神が住んでいるに違いない」に「?」が付いていると取れるそうです。この後二重フーガになってまたmussが出てきますが、そこの先生の解釈が聞けるのは、11月9日です。

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