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2016/08/29

エヴァンゲリオン500系

2016年8月29日

朝から雨は強かったのですが、天気予報では午後には上がるとのことだったので、新倉敷まで写真を撮りに行ってきました。目標は、エヴァンゲリオン500系です。撮れるときに撮っておかないと、これもいつ無くなるかわかりません。Img_53121a


新倉敷を選んだのは、通過線を含んで構内が広く、またホームも直線だからです。岡山は島式ホーム2本なので、あまり良い写真は撮れません。

さて岡山駅に来てみたら、雨のせいで下り列車が大幅に遅れています。サンライズが4時間近く遅れており、普通なら見られないサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の分離を見ることができました。ホームは瀬戸大橋線用のホームで、一回山陽線上り線を横断します。サンライズ出雲は倉敷までは山陽線下り線ですので、もう一回上り線を横断することになります。Img_53191a


新幹線規格とも言える通過線2線を挟んだホームは、通過する列車の予告がないので、すぐ近くに来るまでわかりません。特に最近の新幹線車両は静かになっているので、ホームの端に立っていないと気がついたときには通過しています。そのためドクターイエローは、後追いだけです。このあたりは直線で速度を出せる区間なので、通過する列車は軒並み300km/h近い速度を出しています。1/1000では止まらず、1/1600で切っています。Img_53801a


エヴァンゲリオン500系の博多側1号車の車内には、エヴァのコクピットが作られているそうです。そのため1号車は、窓も塗りつぶされています。今度一区間でも乗ってみるかな。Img_53851a


2016/08/28

大阪で大阪交響楽団

2016年8月28日

昨日、大阪まで大阪交響楽団を聞きに行ってきました。目当ては指揮の外山雄三さんです。

このところ、月一くらいで大阪まで出かけています。大阪まで新幹線で往復して、ジパングの割引を使って交通費は7K強。これにコンサートチケットの3Kを入れて、10K強になります。東京でコンサートに行っていたときは、チケット代が10Kをはるかに超える海外オーケストラは別にして7Kから8K、交通費が約1Kですから、締めて8Kから9K。さほど変わっていません。会場もザ・シンフォニーホールだと自宅から2時間かかりませんので、昔の多摩から上野の文化会館に行くよりかえって近いくらいです。

余談ですが、ザ・シンフォニーホールの最寄り駅は福島ですが、岡山から福島に行くのは特定区間になり、乗車券の経由は岡山-新幹線-西明石-山陽本線(在来線)-大阪-福島となります。これは大阪と新大阪は運賃上同一の駅と見なされる新幹線開業以来の特例で、大阪周りの切符で新大阪まで行けるものです。JR東海あたりは国鉄時代の「しきたり」を廃止したいと躍起になっていますから、この特例区間も廃止したいところでしょうね。なお新大阪駅は在来線の管理がJR西、新幹線駅がJR海となっており、東京駅と同じです。

本題のコンサートの方ですが、外山さんは元気ですね。背筋がぴんと伸び、歩き方も颯爽としており、とても85歳には思えません。曲目はいわゆる名曲コンサートで、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーの「白鳥の湖」から情景、四羽の白鳥、チャルダッシュ、ハチャトゥリアンの「ガイーヌ」から剣の舞、子守歌、レスギンカ、です。

ラフマニノフのピアノソロは松田華音さん、今注目の若手です。粒の揃ったきれいな音を出しますね。気になったのは出だしの和音で、アルペジオで弾いていました。気になったので後で調べてみたら、楽譜は普通の和音ですが12度あり、一度にならす人はラフマニノフしかいなかったそうで、ペダルをうまく使って一つの和音風に聞かせる人と、アルペジオにする人がいるそうです。

オーケストラの方ですが、10-9-6-6-4という配置、管の多い後期ロマン派の曲には弦が少ないですね。ビオラは元々正団員が4人しかおらず、6人がやっと見たいです。そのため「迫力のあるオーケストラの音を生で」と言うには物足りないです。やはり16-8か、せめて14-7は欲しいところです。今度は大阪フィルを聞きに来るかな。

2016/08/25

比治山陸軍墓地

2016年8月25日

昨日、広島まで行ってきました。行き先は、比治山陸軍墓地です。16082402a

比治山陸軍墓地は明治時代からの戦没兵士の墓で、国籍宗教を問いません。ただ昭和19年に改葬されることになり、その工事中に原爆に遭い、そしてその跡にABCC(現在の放射能影響研究所)が造られるなどほとんど廃棄状態だったのを、民間(ほとんど個人)で復旧作業が進められ、現在は比治山の片隅にあります。そのため、民間管理です。何でここに来たかというと、電信第二連隊関連の遺跡が、ここしかないからです。ここに電信兵の慰霊碑があります。16082403a


何でこの時期にしたのかというと、8月6日やら15日は人が多いと思い、避けたのです。16082409a


小生の親父は、電信兵(正確に言うと将校だったので、兵ではありませんが)でした。1回目の招集では第23師団第64連隊でのモンハンに行き名誉の負傷で召集解除、2回目の招集では電信第二連隊で国内勤務、馬術の教官をしていたそうです。電信第二連隊と言っても勤務先は飯塚だったのですが、サラリーマンと同じで転勤が多く、昭和20年6月まで広島の連隊本部にいました。16082404a


昭和19年には飯塚にいましたから広島に行ったのはおそらく昭和20年初めで、約半年だったと思います。それで6月に佐賀に転勤になり(おかげで小生が存在しているのですが)、誰かが代わりに連隊本部勤務となり、8月6日を迎えたのだろうと思います。親父の代わりに犠牲になった方のために、手を合わせてきました。なお電信第二連隊は比治山の南、おそらく今の南区役所にあたりにあったと思われるのですが、土地勘がないのでそこまでは足は伸ばしませんでした。16082408a


親父は「電気とは電気通信なり」という意識(あるいは、プライド?)があったのか、同じ電気でも重電専攻の小生をずっと「機械屋」と言っていました。

比治山陸軍墓地は靖国神社のような戦争賛美色が一切無く、また国籍宗派を問わずに祭られているので、好感が持てます。1900年の義和団事件で亡くなったフランス人兵士の墓も、きちんと整備されていました。ただ比治山墓地に来る道は放射能影響研究所の敷地内を通っており、本当にこの道で良いのか、心配になります。Img_53001a


広島駅に戻って、今度は岩鼻架道橋を見に行きました。珍しいコンクリート製のトラス橋で、1974年に土木学会田中賞を受賞しています。圧縮に強く引っ張りには弱いコンクリートを使って引っ張り応力が主体のトラス橋を造るのは矛盾しているようですが、コンクリート橋にはメンテナンスフリーや騒音防止など、効果があるようです。特に新幹線の引き込み線のため、騒音防止に主体が置かれたものと思われます。Img_52921a


広島への往復は新幹線でしたが、帰りは「こだま」に乗ったところ、途中に15分停車など退避が多く、「さくら」なら40分のところを1時間20分かかりました。倍ですね。しかもその「こだま」は岡山で30分停車、JR西は「こだま」に乗り通す人はいないと思っているようです。

2016/08/21

岡大京大ジョイントコンサート

2016年8月21日

岡山大学交響楽団と京都大学交響楽団のジョイントコンサートに行ってきました。場所は岡山シンフォニーホール。どうも、5年に一度このジョイントコンサートが行われているようです。

多分当日券で間に合うだろうと思い、前売り券は買わずに当日会場へ。たまにこれで満員だったり当日券がなかったりということがありますが、今回は当日券がありました。14時開演のところ開場は13時、その10分前くらいに行列に並んで、全席自由席でしたが、無事2階の正面に席が取れました。岡山コンサートホールは行列が長くなると階段にかかり、変なところで待つことになります。今回はそれを見越しての10分前で、行列の最後尾はまだホールの中でした。

演奏はまず岡大の交響組曲「シェヘラザード」から。12-12-10-10-6という、やや変則の弦配置です。それにしても、女性比率が高いです。共学高校の吹奏楽部で男子比率は1割といいますが、このオンステメンバーで男子比率は1/4くらいです。当然、コンミス。聞いた印象は、ホルンもなかなか頑張っているし、岡大なかなかやるじゃないかという感想です。弦の中声(第2ヴァイオリン、ビオラ)が粒が揃っていない感じで、伴奏に入ったときに、もやっとします。管はなかなか。どうしても管の方が、中高での経験者が多いんでしょうね。

次に京大はブラームスの交響曲1番。弦配置は14-6のオーソドックス、男女比率は半々、やや男子が多いといった感じです。指揮は学生指揮者です。ところが、演奏に入ったら岡大と音が全く違います。音の厚みが違うというか、弦の迫力が段違いです。これは文句なしにうまい。岡大もコンミスなどはうまいのですが、京大の方が個々のレベルが高い、特に下のレベルが高いのでしょう。どちらもオーボエソロがありますが、岡大トップ(女性)も音量は良く出ているのですが、音の艶というかきれいさにおいて、京大トップ(男性)の方が1枚上と感じました。

合同演奏はニュルンベルグのマイスタージンガー第1幕への前奏曲と、保坂洋氏の「風紋」管弦楽版。弦が16-8に管が全部ダブルというすごいメンバーの数です。面白いのはティンパニーで、両大学がドイツ式とアメリカ式と配置が逆になっており(おそらく京大がドイツ式)、演奏中の動きが線対称(ミラーイメージ)で、面白かったです。

3時間近くあった演奏会でしたが、楽しめました。

2016/08/19

シン・ゴジラ

2016年8月19日

映画「シン・ゴジラ」を見に行ってきました。ショッピングセンター内の新しいシネコンはシニア割引が朝の回しかないので、前日に古い映画館を覗いてみました。そうしたら昔懐かしい切符売り場(窓口)に「只今座ってご覧になれます」という看板が。最近のシネコンは全部指定席ですから、この表現は久しぶりにみました。しかし、何となく座席も昔ながらだという想像もついたので、止めて新しいシネコンの朝の回に行くことにしました。

お盆休みは終わったもののまだ夏休み中、しかも人気のゴジラとあって、結構混んでいます。しかしそこは新しいシネコンなので肘掛けで席は区切られていて、隣を気にせずに見られます。

さてそのゴジラですが、今までの着ぐるみと違いフルCG、しかも監督がエヴァンゲリオンの庵野さんですから、ゴジラとエヴァと巨神兵を足したような感じです。そのゴジラのCGの元の動きが野村萬斎さん、さすが決まっています。「列車爆弾」が出てきて、その車種を、ビデオだったら止めて確認したくなるのも、エヴァと同じです。

ラストシーンは(ネタバレになるので細かくは書きませんが)、まだ次がある終わり方でした。
その庵野さんですが、エヴァの次の回は、いつ頃になるんだろう。

2016/08/16

歯の噛み合わせ調整終了

2016年8月16日

6月から通い続けた歯科治療が、やっと終わりました。通い始めたそもそもは、顎関節症です。ものを噛んだり、あるいは何もしないときに耳の奥が痛くなり、耳鼻科にも2回ほど行ったのですが「耳はなんともない。」と言われ、耳鼻科からも「顎を動かして痛くなるのは口腔外科、近くだと歯医者さんの領分ですね。」と言われ、噛み合わせ治療のできる歯医者さん、しかも噛み合わせ治療専門ではなく普通の虫歯も診てくれる歯医者さんを選んで、通い始めました。

診てもらった結果、顎はしっかりしているのに顎の関節はガタガタで、しかも動きも本来の動きではなく変わった動き、それでもしゃべる言葉には影響なくものもきちんと噛めているのですが、をしているとのことでした。こうなると根本的な治療は難しく(人工顎関節が実用化していたら、交換になったところでしょう)、何とか痛くない着地点を見つける、という治療になりました。

マウスピースを作ってもらって夜寝るときだけはめ、途中の心臓の入院一週間ですっかり噛み合わせが変わってしまったりしたのですが、何とかマウスピースを外しても痛くならないようなところに落ち着きました。途中噛み合わせ調整のために出っ張ったところ(それもかぶせてある金冠)を削ったりもしましたが、細かい噛み合わせの調整は行っていません。と言うのも、本当は右が少し浮いているのでそこをしっかり合わせる予定だったのですが、小生の顎関節がガタガタしているせいか顎の位置が毎回変わり、とても細かい調整はできない状態だそうです。取り敢えずこのままで、また痛くなったら駆け込む、ということになりました。

右の顎関節がガタガタになっていることに関しては、顔面神経麻痺、あるいはそれをカバーするための動き、さらにはぶどう膜炎によるステロイド大量投与の影響もありえます。会社の元同僚は顔面神経麻痺の後治療のステロイドのために大腿骨骨頭壊死になり、人工股関節に置き換えました。小生は彼の10倍以上ステロイドを使っているはずなのですが、小生の股関節は丈夫ですね。

歯科の先生にこの話をしたとき「南海さんは本当にいろんな病気をやられていますからねえ。」と言われたのですが、「血圧が高いとか、どこか悪い人は大抵見てわかるものですが、南海さんみたいに全くわからない人は初めてです。」とも言われました。おかげでドクターストップがかかったときでも周りからは怪訝な顔をされるので、対策用の杖は一応準備してあります。

2016/08/15

Windows10アップデート顛末記、おまけ

2016年8月15日

タブレットがWi-Fi専用ながらWindows8で使えるものの、アンチウイルスソフトを新しいノートパソコンに転用したため、アンチウイルスソフトを入れ直さなければいけない、という記事を書いたのが半月前のことでした。調べてみたら、処分したXPノートパソコンのものが余っており、これはVISTAまでのものの、追加で支払えばWindows8まで拡張できることがわかりました。メディアがUSBメモリーなので、好都合です。先日、その入れ直し作業に入りました。

まずライセンス元のシリアルのものの指定パソコンを削除し、フリーにします。そしてタブレットの転用したアンチウイルスソフトを削除、再起動。ここまでは何の問題も無くうまくいきました。そうして新しい、実際は昔使っていたアンチウイルスソフトをインストールします。そこまではOKでしたが、それから再起動をかけたら、IBM特有の真っ青な画面になり、そこから動きません。キーも一切効かず、シャットダウンするには電源ボタンの長押ししかありません。システムボードが要交換ということでしたが、その不良システムボードを覗きに行くソフトだと、そこで固まってしまうんですね。しばらく経ってから再起動しても全く同じで、これはどうしようもないので、廃棄処分にすることにしました。

全く起動しないので中古として売るわけにも行かず、廃棄です。昨年買ったのでリサイクル対象品のはずで、Lenovoのホームページを眺めてみました。するとノートパソコンはメーカー回収の対象品なのですが、タブレットは回収非対象です。システムはWindowsでキーボードも付いているのですが、名前がYOGA Tabletですから、やっぱりタブレットなんでしょうね。

そこでまたまた調べていたら、「パソコン回収.com」なるところが目に入りました。費用は無料で、クロネコで送ったら着払いもOK(キャンペーン中)。ホントかなと思って調べてみても、悪い評判は出てきません。そこで簡単に梱包し(厳重な梱包はゴミが出るので不可とありました)、着払いで発送しました。こちらからの連絡も不要で、逆に向こうからの連絡も無い会社ですが、数日経って「受け取り拒否」で送り返されなければ、OKということでしょう。さて、どうなるか。

2016/08/12

ソードアートオンライン第18巻

2016年8月12日

「ソードアートオンライン」の「アリシゼーション編」完結となる第18巻が、10日に発売になりました。10日というのは東京の話で、岡山では1日遅れになります。この手の人気作品を発売日に手に入れるのは,岡山では意外と大変で、先月の「アクセルワールド」第20巻も、近くの大型スーパー内にある書店は2軒とも在庫がなく、やむなくア○メイトに行きました。ア○メイトは在庫が厚いので入手できるのですが、ここはオタクが多く、あまり行きたい店ではありません。今日ちょっと覗いてみたら、「ソードアートオンライン」18巻を、平積みしてあるものを全部ひっくり返し、丹念にできるだけ傷のない本を探すという「オタク買い」をしている男に出会いました。若い人かと思ったら、いい歳をしたオッサン。小生も同類と見られているかもしれませんが、小生は「オタク買い」はやりません。

今回は一番近いスーパーの中の本屋さんに、取り置きを頼んでおきました。そうしたら11日朝9時前に「入荷した」という電話が入り、お昼頃その書店に行ったらもう取り置き意外は在庫はありませんでしたので、入荷しても棚には並ばず、レジの横に平積み状態で開店と同時に全部売れてしまうようです。恐ろしや、この売れ行き。

さてその第18巻ですが(ここから先は、ネタバレを含みます)、以前に読んだネット版の原作から、かなり改変されていますね。ちょっと引っかかったまどろっこしい部分がカットされ、その分アスナとユイの出番が増え、特に「マザーズロザリオ」のラストを受けたアスナ対PoHの部分はネット版になかったところで、「こう来たか!」という感じです。

そのPoHですが、ネット版ではほぼ死んだことになっていたのですが、今回の18巻ではどう見ても生き延びていますね。多分来年始まる新章のどこかで、また出てくるのでしょう。

「ソードアートオンライン」は本編が来年新章に入り、その他に年1冊のペースで「プログレッシブ」も出ていますが、ネットで一時公開されてすぐに取り下げられた「外伝」、キリトとアスナが200年閉じ込められたアンダーワールドでの話も、続きを読みたいものです。

大きな構想を持って、それこそ大風呂敷を広げて話を始めたものの、どうまとめて良いかにっちもさっちもいかなくなって放り出し、また新しい話を始める作家がよくいます。おそらくそういう作家は「下手な作家」になるのだと思いますが、「ソードアートオンライン」の作者の川原礫氏は、構成もまとめもしっかりしていますね。おそらく「アクセルワールド」もしっかりした結末を迎えることでしょう。「ソードアートオンライン」の新章、小生が生きているうちに完結するかな?

2016/08/11

「どや建築」と「どや車両」

2016年8月11日

「非常識な建築業界「どや建築」という病」(森山高至著、光文社文庫)という本を読んでいます。「どや建築」とは最近増えているデザイン重視で何に使うのか一目ではわからない建物で、周囲との調和を全く考えずに建物だけが「どや顔」をしている建物です。白紙撤回されましたが、新国立競技場の建設案など、「どや建築」の最たるものですね。現実にはそうガラス張りだったり、つるつるで出っ張りが全くなかったり、逆に変な装飾がいっぱい付いていたり。小生など見ただけで「メンテナンス費用がかかりそう。」とか、「掃除が大変。」とか思ってしまうのですが、実際にもそうなっているようです。

ところが驚いたことに、こういう建築の業界内(あるいは建築科を持っている大学)での評価は、使い勝手、運営コスト、メンテナンスコスト、さらには建築費など、一切考慮されないらしいんですね。完成時の写真のみで評価されるそうです。建築というのは使ってナンボと小生などは思っているのですが、使う評価は全くないそうです。

この本から小生が連想したのは、最近特に西の方で増えている鉄道の「どや車両」です。鉄道雑誌のグラビアを「どや顔」で飾っているものの、実際に乗ってみると意外と使い勝手が悪く、メンテナンスに至っては最悪という車両です。熊本市電のCOCOROなど、最たるものでしょう。視認性が悪いために接触事故を起こしやすく、その上車体の塗装補修はメーカーから技術者と機械を送ってもらわないとできないという、メンテナンス性最悪の車両です。

このデザインをしたM氏は熊本駅前の市電乗り場のデザインも手がけていますが、屋根が変にくびれているので雨の日は傘をささないと濡れるし、街灯は設置禁止のため夜は真っ暗という、利用者無視のデザインです。
この「どや建築」の本によると、「どや建築」を真っ先に歓迎して受け入れたのは細川知事時代の熊本県だそうですから、熊本市も「どや車両」や「どや電停」を受け入れる背景は十分にあったわけでしょう。

現在岡山市では水道局の庁舎が立て替え工事中で、もうすぐ新庁舎が顔を見せます。「どや顔」でなければ良いけど(^_^;。

2016/08/09

心臓検査入院日記8

2016年7月28日(木)
天気 晴

この7階の景色の良い病棟にいられるのも今日が最後なので、朝6時過ぎからカメラを持ち出す。下りのEF510とサンライズが撮れた。このEF510、11時頃上るのは知っていたが、下りがこの時間だったのだ。JR東日本のEF510-500が全機JR貨物の富山機関区に移動し、赤一色だった富山のEF510にも青(旧北斗星色)や銀(旧カシオペア色)が増えたのだが、まだ一度もお目にかかっていない。Dscn17811a


7:00過ぎ検温、なぜか血圧が100と低い。朝から動き回ったせいか?今朝は若い看護婦さんだが、「南海さん、いい血管しとるね。」痩せすぎなので「良い身体している」と褒められたことはないが、血管も褒められたのは初めてだ。

9:30心音図を撮りに検査室へ。珍しい検査のようで、若い技師さんではなくベテランの先生が来た。検査から帰ったら、カミさんが来ていた。

今日はT先生は初診外来の当番で、いつになるか判らないと言われていたが、10:20頃説明室に呼ばれた。画像を見せながら説明するので、病室よりも端末のある説明室の方が説明しやすいのだろう。外来の当番は、抜け出してきたようだ。まず大動脈弁であるが、心肥大で弁輪も大きくなり、弁尖が届かなくなって逆流しているそうだ。余っているのは切れば良いが、足りなくなったのは付け足すわけに行かないので形成は難しく、弁交換になる。

僧帽弁は一部からの漏れではなく、バーロー症に似ていて、全体から漏れているそうだ。このバーロー症、後で調べてみたら弁尖全体が腫れあがって閉じなくなる症状で、若い人に多いそうだ。一般の高齢者の僧帽弁逆流は後尖の一部からだけなので、これは簡単に形成できるそうだが、バーロー症は形成が難しい症状だそうだ。もっとも最近では「バーロー症」で検索すると、「形成できます」という腕自慢の解説がずらりと出てくる。かなり時間と手間のかかる形成で、外科医の腕次第という所もありそうだ。

最近の心エコーは3D画像も作成できるが、その3D動画で見た小生の僧帽弁は、サンショウウオの肌みたいにぶつぶつして実に汚い。もっときれいな弁に交換してくれ、と言いたくなるが、弁交換すると心臓全体の動きが悪くなるそうなので、これはこの痛んだ弁を大事に使ってもらうのが一番良い。

退院後の注意として体重が現在より増えないように、と言う文言があったが、それについて聞いてみた。小生の現在の体重64kgはBMI=20くらいで、やや痩せすぎである。しかしこれから体重が増えた場合は、筋肉が付いて増えることより、心臓や肺に水がたまって増えることが多いそうだ。特に急に体重が増えるのは、要警戒である。

そして結論は、手術はしばらく見合わせて経過観察、である。手術になるのは、もっと心肥大が進行する、BNPが悪化する、動悸息切れなどの自覚症状が出てくる、心房細動が再発する、などの時である。その時は現在よりQOLも落ちているだろう。それがいつ頃になるか、小生は心臓の状態が手術領域までに悪化する前に、肺炎などの呼吸器疾患で先に死ぬ可能性も大きいと思っている。それはそれで「逃げ切り」である。

210Kちょっとの入院費を(カミさんが)カードで支払い、無事退院した。

(完)

2016/08/08

心臓検査入院日記7

2016年7月27日(水)
天気 曇のち晴

足のにおい対策で、歩き回るときは靴下をはくことにする。今日は検査らしい検査は無いので、好都合だ。検査が無いと暇で、暇だとここはいろいろ触手が動く環境にある。まずはN700系16連、「のぞみ」編成である。Dscn17751a


次はN700系8連、九州直通の「みずほ」「さくら」の編成で、西日本編成と九州編成がいるが、この距離からはわからない。お次は700系レールスター、山陽区間の「ひかり」は「さくら」に置き換わったため出番がなくなり、もっぱら「こだま」用だ。最後は南側のデイルームから、うまくすると在来線と新幹線が一緒に撮れるが、先頭が揃うタイミングはなかなか無い。Dscn17771a


9:00過ぎ、事務長と婦長(師長)さんが揃って病室に来られる。何事かと思ったら、昨日投書したお箸の件での説明であった。趣旨はよくわかるが、問題はお箸を噛む人が時々あり、傷ついたお箸をどうするかという問題だそうだ。しかし岡山市内でも市民病院がお箸を付けるようになったように時代の流れもあり、すぐにとは行かないが検討するとのことだった。まさか即刻返事が来るとは、思っていなかった。Dscn17781a


ここは検査が多いのか、1泊2日の入院が多い。病室は常にどこかで入替作業をしている。隣の部屋の咳が、意外とよく聞こえることに気がついた。Dscn17791a


明日退院だが、カミさんは何時に来れば良いのか確認したところ、10時で良いとのことだった。夕食後、この10時を連絡した直後にT先生が現れた。カンファレンスの結果報告で、結論から言うと、逆流は大きいがBNPが高くなく、心肥大も大動脈弁逆流としては大きくないので、手術は見合わせて様子見、ということになったそうだ。大動脈弁が交換になるので、生体弁の寿命から言って、できるだけ先の方が良いとの結論だ。若い人だと機械弁だが、小生くらいの歳になると、生体弁が第一選択になってくる。大動脈弁が交換になるので僧帽弁も交換する選択もあるのではないかと聞いたところ、僧帽弁は形成と交換では、交換の方がその後の心臓全体の動きが悪くなるそうだ。その為、難しいけれども形成にトライする方針だそうだ。外科医の腕の見せ所、なのかもしれない。

大動脈弁は単なる弁だが、僧帽弁は腱索で心室の筋肉に繋がっている。一種の強制開閉弁で、開くときは血液の心室への流れ込みと、腱索による引っ張りとの両方の力で開くことになる。これが人工弁だと、人工腱索というのもあるがこれは形成対応で人工弁+人工検索というのは聞いたことがないので、血液の流れだけで開くことになる。心室が収縮するときは腱索は緩むが、逆に弁が閉じる力で心筋を引っ張るような形になり、これが心臓全体の動きを助けているのだろう。人工弁に人工腱索を使わないのは、人工弁は固い素材でできているので、血流による開閉と心筋による開閉との同期を取るのが難しいのかもしれない。

明日は退院だが、朝一で心音図を撮る検査が追加になった。心音図とは初めて聞く言葉だが、かなり昔からある検査だそうで、最近不整脈の出る傾向がわかるというので改めて注目されている検査だそうだ。カンファレンスで、例の検査部長先生の指示だそうだ。小生は頻発状態の心房細動をRFCAでつぶしているので、内科医としても興味をそそる素材なのかもしれない。

(つづく)

2016/08/07

心臓検査入院日記6

2016年7月26日(火)
天気 曇時々雨

なにやら小生の専属担当になってしまった感がある看護師のN君は今日は休みだが、そのせいか朝の検温が来ない。検温血圧監視の対象者になっていないのは確かだが。9:30にやっと検温が来て、今日の予定を聞いたら未定だという。それではと、朝10:00にシャワーを入れてもらった。

そうしたら、9:50に主治医のT先生が現れた。ホルター心電図の結果で、心臓は普通1日(24時間)に10万回打つそうだが(72×60×24=103,680 確かに)、小生の不整脈は500回(500発)で、回数を聞くと多そうだが率にすると0.5%で、1%以下は正常と見なせるので、小生の不整脈は正常範囲ということだ。RFCA前は「心房細動頻発」だったのが、1回でよくここまで治ったものだ。Hハートセンターというか、S先生の腕前、恐るべし。

午前中は検査は何も無く暇だったので、投書箱にお箸についての意見、持参のお箸は洗浄が不十分になり不衛生なので、お箸も食器に付けて出し、自動洗浄器で洗浄した方がよほど衛生的だ、と書いて投書しておいた。投書がすぐに反映されるとは思っていないが、10年経ったら改善されていたというF病院の例もある。

昼食後のんびりしていたら、Y先生という「えらい」という雰囲気の先生が助手の看護師さんを一人連れて現れた。心音を聞かせてくれといって、実に丁寧に診察をしていった。部長先生の回診か?とも思ったが、循環器内科の部長先生は女医だ。この病院のホームページを調べたら検査部長で、後でT先生に聞いたら心臓弁膜症の専門家ということだった。小生は次のカンファレンスの議題になっているので、まず現物(笑)を確認に来られたか。

14:00に心エコーと頸動脈のエコー。小生は脳の中の血管の1本が細いとMRIで言われたことがあるが、首から撮るのでそこまでは写らない。次に肺機能検査。一気に吐いたり吸ったり、特に一気に吸うのがうまくいかず、2回撮り直したがそれでもあまり良い結果は出ない。本当に肺機能が弱いのかもしれない。肺活量だけは4000ccあるのだが(現在はリットル表記だが、小生の世代は車の排気量同様cc表記でないと、しっくりこない)、動的な機能が劣っているのかもしれない。それと両手両足の血圧、これは動脈硬化の検査である。

直樹の馬では検査室に行くのに車椅子だったが、今日はN君が休みのためか、「検査室、わかりますね。」とファイルを渡され、一人で歩いて行かされた。どうやら小生の車椅子は、新人のN君の実習対象のようだ。

この病院はHハートセンター同様スリッパは禁止で、かかとを覆う靴の使用が義務づけられている。そして小生はHハートセンターに入院したときの靴をそのまま使っているが、検査ではくるぶしまで出さなければいけないことが多いので、靴下をはかずに素足で履いている。ところがこの病院では照明の関係かベッドで本を読むと首が痛くなるので、起きて椅子に腰掛けて読んでいる。それにパソコンもあるし、ほとんど一日中靴は履きっぱなしだ。そのせいか、足がくさくなってきた。靴用と足用と、防臭スプレーは家に帰ればあるのだが、まさか必要になるとは思わなかったので、持ってきていない。今度入院するときは必需品だ。病室内は素足で過ごせるようなマットも、良いかもしれない。

(つづく)

2016/08/06

心臓検査入院日記5

2016年7月25日(月)
天気 晴のち雨

カミさんが、朝8:30前に到着。ここに来るのはバスの乗り継ぎになるので、家はかなり早く出たはずだ。8:30過ぎに3階の合同説明会場に呼ばれる。会場には、患者付き添い合わせて20名ほど、ということは、実際に検査を受けるのは10名ほどか。服装から見て入院患者は4名、他は日帰りだ。弁当がどうのこうのという説明があるので、検査→説明→止血確認→帰宅、という冠動脈検査一日コースなのだろう。

説明はT先生によるスライドを使った説明。しかし冠動脈検査の話だけで、弁検査に関する説明は一切無い。部屋に帰って同意書にサインさせられるが、小生は昨日T先生から検査の概略は聞いているものの、カミさんは弁検査のことについては何も聞いていない。「聞きたい?」と聞いたら「別に良いわよ。」と言うのでそのままサインする。今回小生は冠動脈検査と弁検査を合わせて行うので、わざわざ家族を呼んで説明を聞かせるのなら、そちらの説明も行うべきだ。スライドにあと2,3枚追加すればすむことなので、冠動脈検査の説明スライドで済ませようとするのは、無精である。というISO内部監査員的な厳密さを要求してもダメなことは、だんだんわかってきた。自分が理解しているから、良いことにする。

9:30頃点滴開始、9:40頃車椅子で3階検査室へ。車椅子に乗るために眼鏡をかけてきたが(眼鏡無しで乗ると、車酔いすることがある)、ベッドに上がるときも眼鏡は外さなくてよい。顔の上から覆いを掛けられるが、呼吸が楽になるようにぴったりではなく隙間を空けてあるので、眼鏡に直接布の重さがかかることはない。

首と手首に局所麻酔をし、カテーテルを挿入。首は静脈だが、手首は動脈だ。点滴に軽麻酔でも入るかと思ったが麻酔はなく、「息を吸って、止めて。」「息を吐いて、止めて。」がたびたびある。この時ベッドが上下左右に動くが、その止まり方がぶっつけ停止で、停止時の衝撃がものすごい。乗り心地が悪いこと、この上ない。首のカテーテルは早めに終わり、首のカテーテルを抜くと、顔の布が外される。しかし身体ぎりぎりにカメラを付けたアームが動くのを見るのは、あまり気持ちの良いものではない。またまた検査に時間がかかり、手首の局部麻酔が切れて、手首が痛い。

なにやら散々ぶつけられたような感じで、終わった。首は圧迫止血、手首は空気入りの止血バンド。ベッドを降りるときについつい「サーボモーターの設計が下手だ。」と文句を言ったがこれは間違い、「サーボ制御系の設計と調整が下手だ。」と言うのが正しかった。前の会社でこんな機械を造ったら、液体はこぼれる、製品はばらばらになるで、現場は受け取ってくれずに即改造だ。一体どこの会社の機械だ。多分海外物だろうが。11:00頃部屋に帰ってきたが、やや船酔いぎみである。

昼食後、先生から説明がある。冠動脈はきれいだが、大動脈弁、僧帽弁ともに逆流が大きく、心室、心房とも大きくなっている状態とのこと。ただ心臓全体としては破綻せずにぎりぎり頑張っている状態だそうだが、破綻すると呼吸困難、肺に水がたまる等の症状が出てくるそうだ。これは手術を勧められるはずだが、緊急の手術ではないと思い、東京でのセカンドオピニオンを申し入れる。セカンドオピニオン先としては、まだ問い合わせてはいないが、RFCAをやったHハートセンターか、主治医の先生の移動先のTハートセンターを考えている。手術を東京でやる気はあまりない(少しはある)のだが、選挙に出るのに1党推薦より共同推薦の方が良いと思う心理だ。もう一つは、現在QOLが非常に良いので、手術をすることによってQOLがどこまで下がるかという不安もある。カミさんはここまでいて、帰った。16072602a


右手首のエア入り止血バンドは、エアを少しずつ抜いて圧力を徐々に下げ、15:30に外れた。ワーファリンを飲んでいないので、止血がうまくいく。点滴も外れ、今日の検査は終了である。なお写真は止血バンドを外した後の手首、さすが動脈で、跡が少しへこんでいる。このへこみはやがて小さなかさぶたになり、一週間後はほとんど見えなくなった。また手首の下のカードは、病室に置いてあったウエルカムカードで、小さな折り鶴が付いている。

(つづく)

2016/08/05

退院後初めての心臓の検診

2016年8月5日

入院日記をお休みして近況を。

昨日、岡山に来て初めて映画に行ってきました。シネコンは街中にもあるのですが、見ようと思ったものは郊外のシネコンでしかやっておらず、駅まで出て特急バスに乗って出かけました。時間はバスで30分ですが、長距離仕様の特急バスで行くと、ずいぶん遠くに来たように感じます。
見たのは「アクセルワールド」。「ソードアートオンライン」の方はアニメは全部借りてみたのですが、「アクセルワールド」のアニメは全く見ていません。ただ原作は全部読んでおり、今回の劇場版のアニメは最初にダイジェストストーリーが付いていたので、原作のどのあたりに位置する話かは良くわかりました。
行った日がちょうどフィルムサービスの日で、35mmフィルムの数コマをもらえました。そのフィルムを見て、映画は35mmを横幅で使う(一コマの長手方向に送り用のスプロケット穴を入れた寸法がが35mm)ことに改めて思い至りました。カメラで言えば、ハーフサイズです。

今日は退院後の初めての心臓の検診に行ってきました。予約時刻は14:30ですが、採血結果が出るのに1時間近くかかるので、13時頃着くように行きました。そして採血、心電図があるかと思っていたら、心電図はありませんでした。心臓の検診に備えて前開きのシャツを着て、くるぶしがすぐ出せる靴下をはいてきたのですが、その必要は無かったようです。

予約時刻より1時間近く遅れて診察。まだ退院して一週間ですから特に変わったこともなく、今後の方針説明がメインです。しばらくは血液検査でBNPを監視し、時々心エコーということになります。次の心エコーは1月の予定です。入院中のホルターで不整脈は正常範囲と診断されたので、定期検査から心電図が外れました。なおBNPは27.2で、正常範囲からは外れていますが、まだまだ十分低い値です。eGFRは54.5、一週間の入院でもう少し上がるかと思ったのですが、このあたりでとどまりました。2016001a


Tの門の循環器内科は心エコーの結果をくれたので、今までの逆流度や収縮時左心室内径(LVDs)など記録が残っており、小生もホームページで時々まとめています。そのデータをコピーして、先生に渡しました。S病院は心エコーの結果は印刷しない(できない)ことになっているそうで、画面だけ見せてくれました。そしてその結果を入れたのが、この表です。本当は去年の暮れか今年の初めにHハートセンターで心エコーをやるはずだったと思うのですが、S先生の退職のドタバタで抜けています。

2016/08/04

心臓検査入院日記4

2016年7月24日(日)
天気 晴

朝9:10、ホルターの電極を外す。昨夜はホルターのボックスを首から下げたままで、あまりよく寝られなかった。今日は日曜日、検査は何も無い。Dscn17511a


何もないとちょっと遊びを企てるもので、まずはエヴァンゲリオン新幹線。500系のエヴァ塗装で、期間限定だが毎日博多から新大阪まで一往復している。そして岡山の上りが9:52、下りが12:39。まず病室から撮ってみたが、望遠(ここまではコンデジでも機能がある)でカバーするものの、架線やビルの影に出たり入ったりで、本当は連写したいところだ。デジカメ特有のタイムラグも気になる。一眼レフだと、シャッターボタン半押しでピント合わせを先にやっておけば、タイムラグはほとんど気にならない。下りはデイルームから撮影してみた。こちらは編成全体は写らないが、距離が近いので迫力がある。このあたりの新幹線は防音壁が高いので車両を写そうと思うと高いところから狙うしかないが、近くの高い建物と言ったらこの病院くらいしかない。貴重な場所だ。

昼食後13:00からシャワー、今日から一人で行く。ドライヤーは常備されていないので、隠し持ってきた自分のドライヤーを使う。ドライヤーの持ち込み禁止は、火災防止上だろう。ならば自室では使わない方が良い。

安全と言えばこの病院、転倒、転落防止に神経質なくらい気を使っている。ベッドは電動だが4動作で、頭が上がる下がる、足が上がる下がるだけで、全体の上がり下がりはできない。そしてベッドが低い。ベッドの高さは手動で変えられるようで、一番低いところにしてあるそうだ。手動でも上げられないと、ストレッチャーへの移動が大変だ。日頃の低いベッドで大変なのは看護師さんで、相当にかがむかしゃがみ込まないと血圧測定や採血ができない。「実習の時の病院はもっと高かった。」というぼやきも聞こえたが。Dscn17641a


大部屋でカーテンを常時開放にするのも転倒防止の一環だと説明があったが、これは理解できない。これはカーテンや床頭台の位置の工夫で、どうにかなると思う。ちなみに今いる部屋の床頭台の位置、すなわちベッドからの距離は微妙なところで、ベッドから手を伸ばせばぎりぎり届くか届かないかの位置だ。床頭台にテレビのリモコンを置いてあって取ろうとして、手を伸ばせばぎりぎり届くかどうか、つまり失敗すればそのままベッドから落下する距離だ。安全上からはもっと近づけるか、逆にもっと離した方が良い。そう言えばHハートセンターは床頭台との距離が遠く、ストレッチャーがそのまま入れるだけの間隔があった。おかげでイヤホンは3.5mコードの特製品だったが。こちらでも落ちたくないので無精なことはやらないことにして、この距離の話は病院側には黙っていた。

心臓病で入院すると食事は腎臓食になり(しゃれではなく)、塩分制限で量も少ない。同じ塩分6gでは、前回のHハートセンターの食事の方がうまかった。ただこの病院は有料オプションが多く、1回550円の追加で特別食が注文できる(夕食だけ)。1食単位で注文できるので1回くらい注文してみようとも思ったが、注文書を兼ねているメニューをカミさんが面白がって持って帰ったので、注文し損なった。
量も少ないので、おなかが空く。明確に「買い食い禁止」と言い渡されてはいないが、食事管理されている状態では、買い食いは禁止だろう。ただ飲み物はOKなので、少し甘めのホットミルクティーを売店から買ってくる。

ベッドの上の名前が表示されている看護師さん(女性)は初日にちらと見かけたが、その他はもっぱら「新人です。」と自己紹介した若いちょっとイケメンの男性君が担当になっている。ともかく一生懸命で、好感が持てる。その新人のN君が16:00過ぎに置き針をさせてくれ、と言ってやってきた。明日はカテーテル検査があるのだが、月曜日は採血ラッシュで立て込んでおり、しかも説明会からすぐに検査に呼ばれるので、時間が無いらしい。日曜日はスタッフの数も少ないのだが、それ以上に検査が無いので、今日の方が手空きらしい。初日から置き針にしておかなかったのは、初日の点滴は右手、明日の点滴は左手と変わるからだ。

17:15頃主治医のT先生登場、今日は日曜日なのに、出勤だ。大動脈弁の逆流が予想以上に大きいとのこと、心音を確認する。そのため、火曜日に普通の心エコーも追加になった。

大河ドラマを見て9時前に歯を磨いていたら、消灯指示で看護師さんが来る。入院案内では確か消灯は21:30と書いてあったが、いつも21:00で消灯指示が来る。個室だから多少ずれようが関係ないのだが、21:00過ぎにベッドに入ったら、昨日あまり寝ていなかったので爆睡した。

(つづく)

2016/08/03

心臓検査入院日記3

2016年7月23日(土)
天気 晴

小生はソーラー電波腕時計を使用しているが、ホテル等鉄筋の建物の中では、受信できないことが多い。しかしこの病室は西向きのせいか、毎晩しっかり受信できている。入院中の時計は、検査時刻から行動を逆算したり、シャワーの予約時間を確認したりで、意外と必要なのだ。

この個室の空調は自分で温度設定ができるが、設定が0.5℃単位なので、微妙な設定ができる。メーカーはAZBIL。残念ながら業務用専門の会社で、家庭用も売ってはいるが、家一軒丸ごと空調するような大規模システムだ。単体売りのエアコンは、取り扱っていない。家庭用エアコンの温度設定が1℃単位なのは、温度センサーに安い熱電対を使っているからだと思う。これが0.1℃単位だと白金抵抗体を使わなければならず、価格が高くなる。0.5℃単位は、果たしてどっちを使っているのだろう。

9:00心電図に呼ばれ、ホルターも取り付ける。首から下げるタイプで、内蔵メモリーに格納するタイプだ。Tの門に通っていた頃は仕事も現役で、記録もカセットテープで図体も大きく、革製のケースを肩からバッグのように提げた。そしてスーツを着るため、コードをどうやって通すか(これを失敗すると、服が脱げなくなる)も問題だった。その点首から下げるタイプは、パジャマを脱いでTシャツを上からかぶるだけで、楽である。

部屋に帰った後、月曜日のカテーテル検査で家族の立ち会いが必要との説明を受ける。8:40から合同説明会で、それが無理なら9:40の検査開始までに来てくれと言う。こんな話は聞いていないが、この病院に限らず病院と言うところは、元気な家族が常に家にいて、電話1本で駆けつけられるものだと思っている節がある。

昔物理学者の米澤富美子先生が著書の中で愚痴っていらしゃったが、今でもその通りだ。とは言うものの仕方ないので、カミさんにTEL。そうしたら用があるので、今日の夕方に来るという。これ幸いと、入院用のドライヤーを持ってきてもらう。家には、「入院セット」が置いてあるのだ。

昼食後外出。病院の前でバスを待っていて、今日が土曜日であることに気がつく。土日は病院前まで入って来るバスが減るのだ。1つ先のバス停まで歩き、来たバスに乗車、大きなショッピングセンターの前で降りる。電気屋による前に本屋により、「鉄道ファン」を購入。ついでに「レールマガジン」を見たら、「岡山の国鉄型気動車」の特集がある。「レールマガジン」は重いので、退院した後に買わねば。

次にビ○クカメラに行き、5mのLANケーブルを購入、柔らかいものにする。本の袋を提げていて、これがヨ○バシカメラだと「大きい袋に入れましょうか?」といって本とLANケーブルを1つの袋にまとめて入れてくれるのだが、そういう気遣いはない。出口で福引き券をもらってくじを引きに行ったAUの人にこの話をしたら、「ビ○クカメラがそうなんではなく、田舎のビ○クですから。」とのこと。確かに駅前には競合店はない。
時間に余裕があったので、駅前のド○ールでカボチャのタルトとコーヒー。コーヒーは先生からOKをもらっているが、タルトは内緒である(^_^;。

16:30に来ると言っていたカミさんが、17:30になってやっとくる。いくらかでも暑さが和らぐのを待って出かけたのと、やはりバスが病院に入らないので迷子になったようだ。用事というのはゆうパックで、暑さで体調が悪く寝ているのに毎日ピンポンが来て、居留守を使っても寝ていられないから何とかしてくれ、と言うのだ。幸い電話受付の時間内だったので、郵便局に退院後に配達してもらうよう手続き。中身はわかっていて、修理に出して修理せずに戻って来るLENOVOのタブレットだ。

カミさんからドライヤーを受け取り、洗い物を持って帰ってもらう。この病院ではパジャマ、タオルのレンタルは別料金(別会社が請け負っている)だが、それを頼んであるので、楽だ。どちらも毎日交換に来るので、清潔でもある。

(つづく)

2016/08/02

心臓検査入院日記2

2016年7月22日(金)
天気 晴

目が覚めたのは6:30くらい、6:45に検温が来る。その後朝刊、そしてお茶が来る。ここのお茶は食事の時には付いて来ず、先にお茶だけ配られる。そのため湯飲み(小生は、マグカップ)は必須だが、急須を持っていればそれを一杯にしてくれる。入院時の必要品のなかに「湯飲み、急須」と書いてあったが、こういうシステムだからということがわかった。お茶はセルフサービスの和風ファミレスと同じである。

このお茶を一口飲んだら気持ち悪くなり、トイレで戻す。お茶だけだったので、出るのはほとんど胃液だ。だがこれで昨日の喉の麻酔薬がすっかり出てしまったようで、朝食(和食+牛乳)は普通に全部食べられた。

9時前に検査に呼ばれる。今日も移動は車椅子である。まずCT、次にMRI。MRIは「息を止めて。」と言われるが、最初は10秒で、それがだんだん長くなり、20秒から最後は25秒になった。25秒の時はマイクで何か言っていたが、音がうるさく全く聞こえなかった。しかしあれは絶対に25秒より長かった。酸素マスクが付いていたので「ゼー、ハー」にはならなかったが、歳を取ってからあの検査を受けるのはつらいだろう。部屋に帰って、30分くらい横になる。

午前中に申し込んでおいたので、午後一でシャワーが浴びられる。同じフロアにあるのだが最初なので場所と勝手がわからず、看護師さんに案内してもらう。ドライヤーは置いてないので「ドライヤーはないんですか?」と聞いたら、となりの備品室から出してくれた。看護師さんが付きそう「シャワー室清拭」の時に使うのだろう。入院案内にドライヤーは持ち込み禁止と書いてあったが、シャワー室で使えるということは電源容量は問題なく、ばれなければ持ち込めるということだ。

15:00心エコー。夕食後の18:40主治医のT先生来室し、今までわかったところの説明。大動脈弁の逆流が大きく、僧帽弁は日によって逆流が大きくなったり小さくなったり、2~3.5で変動しているそうだ。これは大動脈弁に引きづられているのだろう。その僧帽弁だが、普通は1ヵ所から逆流が起こっているのに、小生のは全体が逆流しており、形成が難しいタイプだそうだ。これが形成できるかどうかは、外科を交えてのカンファレンスでの検討になる。なお小生は肺に異常がある(左は肺結核+胸膜炎で癒着、右は肺炎2回)ので、低侵襲手術ではなく正中線切開になるらしい。安全度は正中線切開の方が高く、時間も短いらしい。Dscn17431a


ここの病院は新幹線のそばにあるが、音が聞こえるのは加速中の上り列車だけで、下りは惰行して来るのか音がほとんど聞こえない。新幹線だけでも、500系、エヴァ塗装の500系、700系、700系レールスター、N700系、九州行きのN700系(色が違う)とバラエティに富んでいる。しかし残念ながらベッドから眺めても見えず、その気になって見なければいけない。デイルームは南向きなので、在来線も見える。

(つづく)

2016/08/01

心臓検査入院日記1

2016年7月21日(木)
天気 晴

今日から、心臓の精密検査で一週間入院することになった。わざわざ入院してまで検査を行うというのは、当然手術を前提にした検査である。手術の適否も含め、どういう術式になるのか(それによっても手術時期は変わる)、逆に手術を行った場合の問題点はないのか、も含め、詳しく検査することになった。

11時に受付に行き、部屋まで案内される。この病院にはカミさんは初めて来たが、「まるで、ホテル!」確かに総合受付のあたりは病院の受付というより、一流ホテルのロビーのような雰囲気だ。案内嬢が荷物を持ってくれるのも、ホテル並みである。同じホテルでもビジネスホテルでは、荷物を持って部屋まで案内などしてくれない。部屋は7階の783号室。783といえばJR九州の「ハイパーサルーン」だ、と一人でにんまりする。16072104a


今回は、10回目の入院にして初めての個室である。事前に入院案内を見ていたとき、「ベッドのカーテンは着替えなどを除き、昼も夜も明けておいてください。」と書いてあったことに疑問を感じ、「具合が悪くて寝ているときや、夜寝ているときも開けておくのですか?」と電話で問い合わせた。すると「その通りです。」という返事が来たので、その場で個室に変更を申し込んだものだ。
他の病院では、例えば検査で麻酔が完全に覚めずに朦朧として戻ってきた場合などは、看護師さんがカーテンを全部閉めていく。これはカーテンと言えども病院の権威によるバリヤーで、同室者が勝手に入り込むことは許されない。カーテンの常時開放は室内で「病院の権威」を放棄することになるので、必ず患者間のトラブルに繋がる。小生をそのまま放っておくと病院の看護部との間に一戦交えかねないので、カミさんが「個室にしたら?その位のお金は、出せるわよ。」と言い、電話で確認した後すぐ個室を申し込むことになったものだった。

部屋は西向きで、新幹線が見える。南向きだと在来線と新幹線の両方が見えるが、常識的に言って、南向きの個室は特別室を初め、高い部屋が並んでいるはずだ。ちなみに、小生の部屋は個室で一番安い部屋である。といっても、東○インの部屋より広く、テレビ、冷蔵庫、有線LANは無料、地元紙の山陽新聞が朝夕刊配達されるというサービス付きである。もう1ランク上の部屋だとシャワー付であるが、検査で針を刺されたり端子を貼り付けられたりでそんなにシャワーも浴びられないだろうと思い、シャワー無しの部屋にした。ところが看護師さんの説明で、「シャワーは毎日可となっています」。しまった。

もう一つの「しまった」がLANケーブルで、急遽個室に変えたため、「LANケーブルはご持参ください。」という注意書きを見逃していた。幸いこの土日が24時間ホルター心電図で他の検査が入っていないため、土曜日の外出をお願いする。駅前の電気屋までLANケーブルを買いに行くのだ。先生、快諾。

説明の途中で限度額適用証明書を出したら、「これは2階に出してください。」と言われ、慌てて2階まで出しに行く。もっとも小生は今回は岡山市では「年度途中の転入」の扱いで、昨年の年収不明=最高額適用となり、一番高い年収の区分が適用された。後で戻って来る思うが、退院時の窓口支払額は高くなる。

検査は午後からのためカミさんは帰り、昼食は出ない。検査の一番は経食道エコーで、実はこれが一番苦しそうだ。左を下にして横になるそうなので、点滴は右手、車椅子での検査室への移動になる。検査室に着いたら、喉に入念に痛み止めのスプレーをかける。一度かけた後指を入れて「オエ」となるかどうか確認し、また奥の方に入念にかける。小生の「オエ」ポイントはかなり奥のようで、胃カメラの時に時々「オエ」になるのは、ここまで麻酔が届いてないからだということがわかった。

「オエ」反応が起こらなくなったのを確認し、ベッドに上がって横になり、穴のあいたマウスピースを咥えさせられる。そこからいよいよ胃カメラよりも太い管を挿入されるのだが、「先生、麻酔薬半分で良いですか?」「いや、全部入れて。」のやりとりあたりで、意識が飛ぶ。注意書きには、「管を入れるときにゴックンとやる必要があるので、眠らないでください。」と書いてあったのだが、不可抗力だ。麻酔薬を全部入れる方が悪い。

このまま終われば楽勝のはずなのだが、検査が長引き、麻酔が切れて目が覚めた。それだけでは無く喉の麻酔も切れたため、ざらざらしたコードの感覚が喉に直に伝わる。そしてプローブの位置や向きを変えるためそのコードが回転したり移動したり、実に気持ちが悪い。口はふさがっているため、左手の手のひらに右手の指でひらがなを書く。「ますいがきれた」。看護師さん(あるいは、女医さん)が「わかっていますよ。」と声をかけ、先生が「麻酔追加、持ってきて。」と言うが、間に合わないのか量が少ないのか、さっぱり効かない。時々変ところに当たり、吐きそうになる。この時は「おえ」と書いた。

結局検査に1時間半くらいかかり、15時過ぎに部屋に戻ってきた。「吐き気はしませんか?」と聞かれたが、この時は吐き気はなかった。個室なので気兼ねせずに横になり、少し眠る。ただ起きても、頭が重い。18時に夕食が来て、半分ほど食べたところで吐き気がしてきて、食べたものを全部戻す。ところがこれで気分が楽になり、夕食の残りは全部食べた。多分喉の麻酔薬が残っていたのだろう。20時頃眠くなって横になったらそのまま眠ってしまい、消灯チェックで起こされる。改めて歯を磨いて顔を洗い、モーツアルトの40番を聞きながら寝る。その後3時、5時と目が覚めてはしばらく起きてまた眠るを繰り返す。やはり経食道エコーは大変だ。

(つづく)

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