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2016/07/29

僧帽弁の状態について補足

2016年7月29日

小生の僧帽弁の状態について、補足します。
まず状態自体は、バーロー症と言われるものに近いそうです。通常の僧帽弁逆流、それも高齢者のものはニコちゃんマークをしている僧帽弁の下唇の、それも真ん中あたりが閉じなくなっている例が多いそうですが、これだと形成は簡単だそうです。しかし小生の僧帽弁は全体が厚く腫れあがったようになっており(超音波の3D画像では、ぶつぶつして汚い僧帽弁でした)、形成するにはあっちを切ったりこっちを繋いだり(切った張ったの世界?)非常に時間がかかる難しい作業が必要となり、昔は「バーロー症の僧帽弁は形成できない」と言われていた世界だそうです。

それでも形成をめざすのは、弁交換と形成では、予後が違うそうです。確かに小生の持っている教科書(「心疾患の手術適応と至適時期」文光堂)には、術後5年後での心不全発生または死亡の確率が、弁交換の方が1.5倍高かったです。これは僧帽弁に付いている腱索が心臓の働きを助けているため、腱索を取り除いてしまう弁交換では、その分心臓の働き事態が悪くなってくるそうです。従って形成術では、人工腱索を付けたりもするそうです。

もっとも、開けてみたら予想以上に悪かった、というのは良くある話なので、術中の判断で形成が交換に変わることは、あり得ます。そのことを考えても、できるだけ手術は先延ばしした方が良いと言うことなんでしょう。

もっともEFが悪くなってからの手術は術後の生存率がぐっと下がりますから、EFはあまり悪くならないうちに手術した方が良さそうです。ちなみに上記の教科書に載っているデータ(元は1994年の論文)、術後10年の生存率がEF≧60%では72%なのに対し、EF<50%では32%に低下します。あとはどこがどう悪くなっていくのか、それとも動悸息切れ等の自覚症状が先に出るか、です。

小生の心臓が悪くなりそうでなら無い状態で踏みとどまっているのは、仕事を引退して無理をしなくなったこと、体重が減ったこと、自己流ながら塩分制限を行っていること、よく歩いていること、などの積み重ねなのかもしれません。

話は変わりますが、中村紘子さんの訃報にはびっくりしました。数ヶ月前の「音楽の友」「ショパン」では表紙を飾ってお元気そうだったのに。ご冥福をお祈りします。
去年引っ越す前の大腸内視鏡検査で、「岡山に引っ越しても、来年ちゃんと検査を受けなさい。」と言われていました。そろそろクリニックを探して検査を申し込まねば。

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