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2016/07/02

N響岡山公演

2016年7月2日

岡山でのN響のコンサートに行ってきました。確か去年だったと思いますが、N響が高松に来るので高松まで電話をして申し込んだところ、すでに満席だったことがありました。その時のプレイガイドの愛想の悪かったこと。今回はかなり早めにシンフォニーホールのチケットセンターまで行って、切符を買っておきました。

さて当日、1階席まではエスカレーターがありますが、それから先は階段しかありません。車椅子席は1階にありますが、そこまで行かない人、例えば杖をついた方などは、大変そうです。席は2階のやや後ろですが中央、指揮者とフルートの1番を結んだ線上です。練習と言うか、会場の音の響きを確かめるために、三々五々団員がステージに出てきます。オーボエの和久井さんらしき人が出てきたので、今日のイングリッシュホルンは和久井さんか、と思ったら、オーボエ1番の席へ。現在N響はオーボエ首席を募集しているので、テストの首席候補かなとも思ったのですが、ややうつむいた演奏スタイルはどう見ても和久井さんでした。首席2人が演奏旅行をサボったので、1番のおはちが回ってきたのでしょう。

開演時間、いつの間にか、ほぼ満席です。奏者が入場してくると、会場から拍手。コンマスのまろ氏が入場してくると、大拍手。東京での演奏会では、他のオーケストラは奏者が入場してくるときに拍手が起こるのに、N響だけは拍手がありません。何かしきたりでもあるんでしょうね。首席の顔ぶれはコンマスのまろ氏以下、ビオラの佐々木さん、チェロの藤森さんなど、おなじみの顔ぶれ。首席奏者がサボったのはオーボエだけでした(^_^;。
今日は2曲目にピアノ協奏曲があるため、ピアノはすでにセットされています。その状態でまずラフマニノフのボーカリーズ。コントラバス(トップは市川さん)の音が良く響きます。このホールは音響が良いことで有名なのですが、特に中低音が良く響くようですね。

2曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲2番、ソリストは小山実稚恵さんです。昔一度サントリーホールでのN響の定期だったと思いますが、外国人ピアニストが来日できなくなって代役で小山さんが登場したことがありました。その時も見事な演奏を聞かせてくれました。名手です。
今日の演奏もさすが小山さんの一言。オーケストラは、金管のアンサンブルがきれいです。最後がフォルテで終わったとき、それに負けないくらいの大音量の拍手とブラボー、ただブラボーのタイミングがちょっと早いです。時間が押しているため、小山さんのアンコールは無しです。ただ終演後は、小山さんのサイン会があるとか。今夜は岡山泊まりでしょうが、お疲れ様です。なおN響と小山さんは、翌2日が岩国、3日が石見(益田市)と、中国地方を休み無しで回ります。多分小山さんはそのどこでもサイン会です。まさにお疲れ様です。

休憩のあとのメインは、チャイコフスキーの4番。生で聞くと、CDでは気がつかなかったような副旋律が聞こえます。特にこのホールは細かいところまでよく聞こえます。逆に言うと、不揃いもよくわかります。この交響曲、木管のソロが多いです。2楽章のオーボエソロ、茂木さんで聞きたかった。ビオラがきれいなメロディーを弾く裏で、フルートがタンギングの練習曲に使えそうなメロディーを吹いています。フルート1番は名手神田さん。

2楽章はピアノで終わりますが、終わるか終わらないところで客席の携帯が鳴り出しました。岡山シンフォニーホールはお客さんを信頼しているのか、「携帯の電源をお切りください」というアナウンスはありません。わずかに係員がプラカードを掲げるだけですが、これは前の方からは見えません。東京のサントリーホールでも一度演奏中に携帯が鳴り出す事故があり、電波遮断装置を導入しました。岡山シンフォニーホールでも、対策が必要だと思います。

3楽章は弦はピチカート、4楽章のホルンのアンサンブルがきれいです(ホルン1番は、今井さん)。N響は昔の小沢征爾ボイコット事件ほどではないですが、指揮者によっては気の抜けたような演奏をすることがあります。今日の指揮者の井上ミッチー氏、うまくN響を乗せたか、良く鳴ります。そして揃っているので、フォルテでばんと切って休符に入ると、反響がうわんと帰ってきます。ホールも楽器です。ただNHKホールほど前後間隔が取れないため、ファゴットの水谷さんは耳のすぐ後でトランペットを吹き鳴らされ、時々耳を押さえていました。海外のオーケストラでは耳栓をしたり、遮音板を置いたりしていますが、チェロの椅子を含め一切の特別扱いをしないN響と言えども、何らかの対策が必要でしょう。

アンコールはチャイコフスキーのエフゲニー・オネーゲンよりポロネーズ。楽しい一夜でした。

岡山の音楽ファンに一言。チャイコフスキーの4番と言いアンコールと言い、拍手とブラボーのタイミングが早すぎです。どちらもフォルテで終わるためにさほど害はないとはいえ、音が鳴っているときに拍手を始めるのは、どうかと思います。そう言えば交差点でも、自転車と歩行者は信号が変わる前にスタートする人をよく見かけます。岡山人はのんびりしているようで、意外と待つのは苦手なようです。

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コメント

 クラシックねたの時だけ登場して恐縮です。
 拍手のタイミングの速さはここ数年のことなのです。首謀者は一人、フライング拍手だけでなくダミ声のフライングブラボーとともに、瀬戸内地方の各ホールで迷惑をまき散らしています。
 以前は高松のコンサートに主に出没していたようですが、最近、平日夜の岡山公演まで進出してきて本当に迷惑しています。3月のドイツレクイエムの時に、「あのオヤジがフライング拍手しやがったらどうしよう」と思っていましたが(若干、私はトラウマになっています)、声楽付きのコンサートは苦手らしく、素晴らしい静寂の余韻を楽しめました。
 フライング拍手につられて、場数が少ないお客さんもつられて拍手しているようで、変な習慣にならないかと心配しています。

 N響はかつては岡山で、年に1回「岡山定期演奏会」と称して、定期演奏会の引っ越し公演に来ていました。しかし、南海凡吉さんのご指摘の地方公演モードの演奏がしばしばあって、客足も遠のいて廃止になった経緯があります。去年の演奏が良かったので、今回はほぼ満席でした。お客さんは正直だと思います(笑)
 N響もどんどん若返りしていて、もう名前があまり解りません(ファゴットの宇賀神さんやトランペットの菊本さんのように大フィルや京響に居た方ならわかります・・・思いは複雑でありますが)。勉強になりました。
 末筆ながら、近々、入院なさるとのことで、お見舞い申し上げます。

ヒロノミンさん、ありがとうございます。
岡山のベテランの音楽ファンの前で、勝手なことを言っています(^_^;。

フライング拍手の首謀者は、1人でしたか。誰かが拍手を始めると、引っ張られますから。以前東京でもTBS(東京ブラボーサービス)と言われるフライングブラボーのグループがいたらしいのですが、小生がサントリーホールに通っていた2000年頃には、もうしっかり余韻まで聞くようになっていました。フライング氏がマーラーの9番の演奏会に来たら、えらいことになりそうですね。
入院のお見舞い、ありがとうございます。今回で10回目の入院になりますが、病院によっていろいろ「しきたり」が違い、初めてのところは若干不安です。

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