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2014/04/12

ストップビットの顛末


3月29日の、「ストップビット認識せず」の結末です。

3月31日(月)
横浜の本拠地に出社して、リーダーと報告兼ディスカッション。小生の後を継いでリーダーになった男は、FA関係には詳しくないが、通信系には強い。それによると、
1)たかだか5mくらいの通信でRS-485にノイズが乗ることは考えられない。
2)応答が帰ってくるのなら、ストップビットは認識している。ストップビットは単純だから、次の信号を誤認しても、ストップビットとして認識する。
3)パリティエラーと通信エラーは、分けて考えた方が良い。場合によっては、パリティエラーは無視する(パリティ無しにする)。
意見を総合すると、RS-485の配線は特に問題はないようだが、通信のバッティングの可能性を考えると温度計と温水器は系統を分けた方が良く、232C/485変換器の取り付けと、4線への引き直しはそのまま行うことにする。ここで気がついたのだが、変換器まで引っ張るRS-232C用の8芯シールドケーブルが手元にない。現場では少しとぐろを巻いていた記憶があるので、それをちょっと切ることにする。こんな事なら、前回RS-232Cのコネクタを切断するとき、線をもう少し長めに残しておくのだった。

そのRS-232C/485の変換器だが、メーカーを3月28日(金)に出荷していることは確認できたものの、来ない。代理店に連絡を取ったが、佐川の営業所と連絡が全く取れないとのことで、出荷番号を教えるから後はそっちで追いかけてくれとのこと。仕方なしに引き取る。確かにいくらかけても話し中で、たまに呼び出し音になると、呼び出し20回くらいで切られてしまう。消費税増税前で輻輳しているのだろうが、困ったものだ。結局あきらめて帰る。

4月1日(火)
月初めなので、恒例の朝礼。朝礼終了後宅配便受付所に行くと、佐川の昨日の配達は19時頃だったという。待っていなくてよかった。すぐに群馬に向けて出発しても到着するのは昼休みに引っかかってしまうため、月初の事務処理を全部済ませてから出る。今日から消費税が上がるため、今日からの出張の切符は昨日のうちに買っておいた。

群馬の工場に付き、作業服に着替えて配線を引き直す。そしてマニュアルを読み直していたら、運転停止がリモートで可能なことがわかった。これは外部接点がONの時は運転、OFFの時は停止と、非常にわかりやすい。ただ表面のパネルで「リモート」に切り替えておかないといけないのが難点だが、生産技術からリレーと2芯のケーブルをもらい、これも配線する。その後通信テストをすると、RS-485の4線式はエコーバックが出ないので、トレースの時に見やすい。パリティエラーを無視してやったら、温水器の温度設定だけは可能となった。今日はここまで。ホテル代が値上がりした。

4月2日(水)
パリティエラーが改善しないかといろいろやって見たが何ともならず、これはあきらめる。実際のところパリティ無しでもエラーチェックコードは生きているので、何の問題もない。温度変更は確実にできるようになったが、運転停止ができない。温水器のメーカーの問い合わせてみると、「運転/停止は、同じ命令を2回送らなければいけないんです」とのこと。そういう大事なことは、マニュアルに書いておいてくれ。
そしてこの新しい温水器は、運転/停止が家庭用のエアコンの押しボタンと同じで、同じ命令になっている。つまり、停止中に命令を出せば運転で、運転中に出せば停止になるわけだ。そのため別系統のパラレル信号で運転状態を確認するようにしているのだが、同じ命令を2回送って正しい命令となると、4回送ったら逆転した命令になるということだ。トレースを見ると、なぜか何回もやりとりをしている。いろいろやってみたが結局はあきらめ、リモート接点を使うことにする。

運転前に「リモート」への切り替えを確認する必要があるが、無事運転停止ができ、温度設定も変更も可能で、一応完成となった。オムロンに何回もやりとりしているわけと設定を確認したら、それはPMCR命令が何回も出ているせいだ、と言う。何となく納得できないが、今日はこれで終了。「電源を入れたら、リモートの設定を確認せよ」という操作説明書を作っておく。社内食堂の定食が、10円上がった。

4月3日(木)
昨日の夜につらつら考えて見て、PMCR命令の前の条件を、立ち上がり微分(DIFU)にする必要があるのではないかと思いついた。朝から早速やってみる。思った通り、トレースは1回である。オムロンの電話応対の担当者は正しかった。ただし、温水器の起動はできるが停止ができない。再度温水器のメーカーに問い合わせると、2回送る命令は同じ命令ではなく、最初は[01]で次は[00]とのこと。全く、こんな大事なことを何でマニュアルに書いてないんだ!ただし電話口では丁寧に応対し、携帯のメールに命令を送ってもらう。本当はFAXで送ってもらえばよいのだが、群馬のFAX場番号がわからなかったのだ。

携帯に送られてきた命令をプロトコルマクロに組み込んだら、見事に動いた。当たり前の話だが、正しい命令を使えば、きちんと動くものだ。その後水を使って模擬運転試験、時間短縮のため、所々でプロコン入力を行う。完璧に動作した。担当者に報告を入れ、工具等を片付けて終了。
結局動作不良の原因は、
1)パリティエラーは原因不明。早く無視すればよかった。
2)温水器マニュアルの不備。
3)小生のプログラムミス。
ということになる。15年ぶりにやると、こんなものか。

4月7日(月)
4日(金)から試作が入り、何かあったら小生の携帯に連絡が来ることになっていたが、何もなかった。それで今日(7日)担当者に確認したところ、何の問題もなく動作しているとのこと、小生としては、任務終了である。新しいラダーズをプリントアウトし、機械の中に入れてもらえるよう、製造課に送る。

自分では気がついているが、2回送ると命令が逆転してしまう仕様のため、命令を送るのは1回限り、通信エラーが起こっても再送は一切行わなくしている。今は良いが、これから外部でいろんな機器が動いたり、雷などの外乱があったときには不安である。そこで改良プログラムを考えたが、うまく動いてしまうと今度は「触らぬ神にたたり無し」となって、なかなかいじらせてくれなくなる。まあ6月までには、何とかしよう。

長々と、愚痴とも付かない戯言を書き連ねましたが、これを見てかつてNIFTYSERVEにあったFAフォーラム(特に、「シーケンサのはしご」)を思い出す方も、少なくなったでしょうね。

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