またまた、大腸内視鏡検査
2012年12月1日
昨日、大腸の内視鏡検査に行ってきました。昨年(と言っても、予約がずれ込んで年を越してしまったため、今年の1月)にポリープを取ったため、今回はその跡の確認です。
小生はワーファリンを飲んでいるため、前回の切除の時は、前後併せて一週間ワーファリンを止めました。今回は、「ポリープがあっても切除は行わない。ただし組織検査は行う。」という方針で行いました。内視鏡学会の指針が、組織検査まではワーファリンは中断しなくても良いということに変わったそうです。ワーファリンを止めるリスク、止めないリスクと、合わせての検討結果、こうなったのでしょう。従って今回は、ワーファリンは中断無しです。
大腸の内視鏡検査の場合、前日の食事制限から始まります。ところが一年足らずの間にずいぶんと制限が厳しくなり、朝はジャムの身の無い部分だけを少し付けただけの食パンと紅茶、昼は何も入れない(ネギすら入れない!)うどん(まさに素うどん)。夜はおかゆと具のない味噌汁だけになりました。洗浄剤をもらいに行った時に、腸の中にネギが残っていた人の話をされていましたから、違反者対策で制限が厳しくなったのでしょう。ただお茶の制限は無いので、お茶は(紅茶も)しっかり飲んでいます。
寝る前に下剤を飲みますが、この下剤で翌朝おなかが食あたりの時のように痛く、これが苦痛でした。それを今回話したところ、下剤(液体)の量を8割程度にすることになりました。目分量でやったので不正確ですが、7,8割にはなったでしょう。朝5時に目が覚めてトイレに行きましたが、前回ほどの痛みはなく、これはずいぶん楽になりました。
朝8時半くらいから腸の洗浄剤を2リットルの水に溶かす作業を始めましたが、昨日は比較的暖かく、割と楽に溶けました。前回が1月で水が冷たくなかなか溶けなかったので、何とか寒くなる前にと予約を11月末に入れたのが正解です。これを2時間かけて飲みますが、空きっ腹に冷たい水を2リットルも飲むので、どんどん寒くなります。しかしトイレに通うので、そう厚着も出来ません。これも予約を11月にして正解でした。
12時少し前に、ワーファリンを飲み忘れていることに気がつきました。いつも朝食からの連係動作(条件反射?)で飲んでいるので、朝食がなかったため、つい忘れてしまったものです。これが10時くらいだったら飲みましたが、もう12時になっており検査までの時間も無いため、飲むのを止めました。1日忘れても、何とかなるでしょう(たぶん)。
13時から検査ですが、その20分前にクリニックに到着、今回は空いています。午前中の診察が長引くため、今まで12時半までだった受付時間を12時で切ったようなのです。それでも13時からこういう検査が入りますから、先生の昼休みは、全くと言って良いほど無いですね。
問診票を書き体温を測り(食べていないので、35.9℃)、検査室へ。裸になって検査着を来ますが、今回から上半身は下着を着ていても良いことになりました。たぶん「寒い」と言う人が多かったのでしょう。ちなみにこの検査着、肌触りは良いのですが紙製で、使い捨てのようです。
前回と同じくベッドの上で、血圧バンド、酸素測定のクリップ、心電図の端子を付け、点滴を開始します。点滴ラインは左手で、左を下にして横になるため邪魔にならないようにするためか、手首の近く(時計をしているあたり)に針を刺しました。横になった状態で左を下に向きを変え、背中にクッションを入れたりしている間に、点滴に軽い麻酔が入れられます。小生は麻酔が良く効くタイプなのか、もうその辺りからオヤスミナサイ、後は検査が終わって回復室にベッドごと移動するまで、全く気がつきませんでした。楽で良いです。
ところが今回はダブルヘッダーのようで、回復室に移ったら割と早めに心電計や酸素を測るクリップを、看護師さんが外しに来ました。このクリニックには、1セットしかないようです。個人医院ですから、予備機など持てないでしょう。臨時検査と言っていましたが、予約が一杯でも検査しなければいけないような緊急性があったのでしょう。漏れ聞こえる声から判断すると、大腸内視鏡検査は初めての方ようです。
点滴が終わって麻酔が切れたころ(点滴の中に、「覚める薬」というのを入れます)、起き出して先生から説明を聞きます。またポリープが1つ見つかりました。盲腸のすぐそばだそうで、3mmくらい、色はきれいなので問題ないとは思うのですが、組織検査に回りました。なお3mmくらいだと、検査のために組織を取ると、ポリープをほとんど全部取ることになるそうです。そのため、2週間後にもう一度検査結果を聞きに来ることになりました。
なお前回のポリープを取った後は、きれいです。クリップも残っておらず、どこかで体外に排出されたようです。ただ小腸の色が茶色いそうで、飲んでいる薬を確認されました。便通が良くなる薬で、こういう色が付くことがあるそうです。小生が飲んでいる薬ではないそうですが、色が茶色いからと言って、特にどうと言うことはなさそうです。前の日の夜に紅茶を飲みましたが、ひょっとしたらその影響だったりして。
クリニックを出たのは17時、手術でなくても1日ががりです。
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南海さん、おはようございます!
大腸内視鏡検査、お疲れ様でした。
かわいいポリープのみの発見ですみ、まずは、一安心ですね。
けっこうな検査時間や検査のための準備も、ちへんそうです。下剤に量を調整してもらうこともできるのですか。少しでも、快適にするために、自己申告は大切ですね。
参考になります。
ところで、質問です。
朝飲むお水は、ぬるま湯だと、まずいのでしょうか?冬は、大量の水を摂ると体が冷えますから。
では、また。
投稿: yokobue | 2012/12/02 07:24
yokobueさん、ありがとうございます。
下剤が液体で、「一瓶をコップ一杯の水で薄めて飲むこと」と書いてあるタイプだったので、量の調整が自在に出来ました。このあたりが、昔から言われる「医者のさじ加減」というところでしょう。
朝の腸洗浄剤は、たたまれた2リットルボトルの中に粉の薬品が入っており、それに水を入れて溶かして2リットルの薬にするのですが、お湯はちょっとまずいかもしれません。ただ夏の水道水の温度、少なくとも25℃くらいまでは平気なはずなので、寒い時は少し温めた水(昔「微温湯」という言葉がありましたっけ)で溶かすと溶けも良く、身体の冷えも少ないと思います。水温はしっかり測った方が良いですね。
投稿: 南海 凡吉 | 2012/12/02 17:23