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2011/06/25

三ツ橋敬子さん

2011年6月25日

昨日、久しぶりにサントリーホールに行きました。震災後、初めてです。開演前にいろいろ注意があるのはいつも通りですが、地震時の対処法が追加になりました。ミューザ川崎が震災で天井が落ちたので、そのあたりのこともあるのでしょう。サントリーホール自体は、3月11日の夜も演奏会ができたくらい、建物は何ともなかったのですが。

今日の演奏は東京フィルで、指揮は三ツ橋敬子さん。最近若手の指揮者をいろいろ見て(聞いて)います。曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノは、横山幸雄さん)と交響曲第3番「英雄」、直球勝負ですね。まずピアノ協奏曲なので、横山さんの後から登場、華奢な体つきにびっくりしました。同じ女性指揮者でも西本智美さんは大柄で宝塚の男役のような雰囲気なのですが、三ツ橋さんは髪はポニーテールだし、ホールの職員が楽譜を運んできたような雰囲気です。ところが指揮台に上がると、堂々たるもの。何かの評に「目力がすごい」と書かれていましたが、オーケストラの隅々にまで目を配り、指揮をされているようです。後までしっかり目配りができるように、ひな壇は7プルトのヴァイオリンで2段、管のいる中央は4段使っていました。8プルトだと、弦のところは3段になるところでしょう。ひな壇は後の1段だけという指揮者が多いのですが、2段以上を使っていたのはサヴァリッシュなど、「しっかり指揮を見ろ!」というタイプです。やがてサヴァリッシュのように楽団員から「いつも俺の方を見ている」と言われる指揮者になるのでしょうか。

横山さんの演奏は、安心して聞けます。まさに王道を行く皇帝。演奏終了後横山さんに拍手を送る三ツ橋さんは、実にかわいらしい笑顔でした。

休憩後の「英雄」は、実にきびきびとした指揮です。全身のバネを使い、腕の振りの速度が速く、フィギュアスケートなどのアスリートを見ているようです。だから見ていて気持ちが良く、音も聞いていて気持ちが良く、オーケストラが良く鳴っていました。カミさんによると、東京フィルはチョン・ミョンフンが鍛えたのでずいぶんうまくなったそうですが、それでもオーケストラをそこまで乗せて音を出させるのは、たいしたものです。小生は聞いていて気持ちの良い演奏は、好きです。

終演後の拍手が、ものすごかったです。オーケストラを立たせるときも盛大な拍手だったのですが、三ツ橋さんが正面に向き直ったとたんの拍手の音量が倍ぐらいに跳ね上がり、まさに怒濤のような拍手でした。

この三ツ橋さん、カミさんの高校の後輩にあたります。どちらかというと地味で、控えめなおとなしい子の多い女子校なのですが、最近は変わったようです(^_^;。

東京フィルと三ツ橋さんは、明日(26日)も今度はソリストに中村紘子さんを迎え、オーチャードホールで演奏会を行います。これまた「目力」の紘子さんとどういう対決になるか、見て見たい気もします。

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