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2011/03/21

膠原病と工業新聞

2011年3月21日

やや古い話になりますが、昨年12月1日付の日経産業新聞に、医療薬ベンチャーのシンバイオ製薬が、膠原病の一つである全身性エリテマトーデス(以下、SLE)の治療薬を開発し、来年(つまり、今年)にも初期段階の治験に入る、という記事が出ていました。元々の開発は英バイオベンチャーのイミューファーマで、第1相治験を進めるための独占的な開発権を取得したそうです。SLEは有効な治療薬はないので、期待できますが、実用になるのはもう少し先のようですね。

もう一つは今年の3月11日(つまり、10日前)付の日刊工業新聞で、関西医科大学などがSLEの発症の仕組みを解明した、という記事が出ていました。好中球からDNAやペプチドの複合体が作られて抗体と結合し、別の免疫細胞である樹状細胞の中に入り込み、病気の直接の原因であるインターフェロンの過剰生産をもたらしていた、というものです。米科学誌のサイエンス・トランスレーショナル・メディシン(電子版)に掲載されているそうです。

SLEは過剰に作られたインターフェロンがは商や症状悪化の原因になっているそうで、SLE+C型肝炎の方がIFNを使えないわけです。

なおこれら二つの記事、どちらも工業新聞の記事で、一般紙では見かけていません。薬を含むバイオベンチャーはこれから伸びる分野と注目し、ウォッチングを続けているのでしょうか。

現在の治療法においては、SLEの方はステロイド剤をずっと飲み続けなければなりません。ステロイドは急に止めるとリバウンドでひどい症状になりますが、被災地ではどうなっているのか、気になります。

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