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2010/07/05

心磁計

2010年7月5日

電気学会雑誌の3月号に、心磁計というものの解説が載っていました。心臓の様子を探るには心電図を採る心電計が有名ですが、心電計は心臓から発生する電位を測定するのに対し、心磁計は心臓から発生する磁場を計測するものです。特徴は、心電計が心臓の動きの時間変化を採るのに対し、心磁計は空間分布も採れることです。従って、心臓のどの部分がどういう動きをしているかが、はっきり採れます。心電図では解析困難であった症例を、心磁図により解析できたという報告もあるそうです。また胎児の心疾患の診断も可能だそうです。

心磁計は、まだ開発中のものです。センサとしてSQUIDと言われる超電導素子を使いますが、現在のところ、十分な感度を得るためには液体ヘリウム温度(-269℃)が必要です。これが液体窒素温度(-196℃)になれば、ずいぶん楽になります。また微少な磁界を採るため、現在では大がかりな磁気シールドが必要です。MRIは強力な磁界が外に出ないようにする磁気遮蔽を行っていますが、心磁計の場合は地磁気を初めとする外部磁界を遮断するための磁気遮蔽が必要です。まだ開発中とは言うものの、現在は超電導関係の進歩が早いので、やがて大きな病院には設置されるようになるかも知れません。不整脈を持っている小生としては、期待しています。

この解説を書いたのは、岡山大学の先生でした。岡山大学にはあるのでしょうが、これが岡大病院かどうかは、不明です。

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コメント

岡山大学にはないと思われます
有るのは筑波かな?

17:45さん、ありがとうございます。
どちらも行ったことがありますが、筑波ならありそうですね。

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