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2010/01/21

コンサートの代役(ピンチ・プレイヤー)

2010年1月21日

代役は代役でも、コンサートに出る人の話です。今までのオーケストラの演奏会でも時々、「ピアニストの○○は急病のため、ソリストを××に変更します」ということはありました。指揮者でもそうです。昔小沢征爾氏が体調不良で代役になったとき、切符の代金が少し払い戻されました。先日カミさんが行った都響のコンサートでは、指揮者が前日に急死ということがあり、指揮者は急遽大友直人氏に代わりました。大友氏はいつものようににこやかにしていたそうですが、周りはちょっと異常な雰囲気だったそうです。

20日のN響のB定期、ベートーベンのヴァイオリンコンチェルトが組まれていたのですが、ヴァイオリニストのヴィヴィアン・ハーグナー氏が健康上の理由で来日不可能になり、堀米ゆず子氏に代わりました。堀米さんはベテランだし、さほど直前の交代でもなく、リハーサルは全部やったと思うのですが、やはりちょっと雰囲気が違いました。長い第1楽章が終わって堀米さんが指揮者の広上さんにほっとしたような笑顔を見せたとき、拍手が起きました。コンサートに慣れない方が多いようなときには楽章が終わった時に拍手が起こることがありますが、そのタイミングではなく、少し遅れての拍手ですぐ止みました。「代役、ご苦労さん!」というような拍手でしょうか。堀米さんも1楽章はちょっと固かったのですが、2楽章以降はリラックスしてソロが休みの間は左手で拍子を取り、3楽章では演奏中に笑顔も見えました。

ベートーベンのヴァイオリンコンチェルトは主旋律が次々に木管にわたっていくのですが、今日のメンバーは名手揃い、フルート神田さん、オーボエ茂木さん、クラリネット横川さん、ファゴット水谷さん、ホルン松崎さんと、N響は最近定年退職で主席奏者が減っているのですが、全員首席でした。特にホルンは松崎さんが1番を吹くと、全体がぴしっと締まります。ヴァイオリンもすばらしかったけど、オーケストラの方もすばらしい演奏でした。

前半が終わった後の休憩時間、堀米さんのCDがよく売れていました。当日は後半にプロコフィエフの交響曲第7番があったのですが、隣のご夫婦は前半だけで帰られました。まあ、気持ちは分かります。

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