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2009/07/21

小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト

2009年7月21日

今日、と言うよりもう日付が変わったので昨日(20日)、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトに行ってきました。この小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト、2000年(第1回)と2001年はチケットは取っていたものの諸般の事情で行けず、代わりにカミさんが行き、2003年(こうもり)と2004年(ラ・ボエーム)は連続して行けました。それからIFNやらぶどう膜炎やらで間が開き、今回は5年ぶりです。

オペラは料金が高いのですが、今回は二人分の定額給付金を充てました。いつも通りチケットは1枚だけ、何かあったらすぐ代わりが行きます。定額給付金という制度自体には反対なのですが、「反対でも、決まったことには従う」という民主主義の基本ルールに従って、しっかり受け取っています(^_^;。

演目はフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」、おなじみのグリム童話です。この曲は日本ではあまりなじみがないので、小澤征爾音楽塾では珍しく、他の演奏会でいつまでもチラシが配られていました。おそらく、チケットの売れ行きが悪かったのでしょう。こちらも全く知らなかったので古いビデオを借りてきて、カミさんと一緒に事前に見てみました。ところが、これは楽しいオペラです。じっくり見ると、原作のグリム童話自体がかなり残酷なのですが、そこは置いておきましょう。何で日本であまり演奏されないのか、不思議になりました。

会場は神奈川県民ホール、最近はここではオーケストラピットの見える3階を取るようにしています。しかしエスカレーターやエレベーターがないので、3階(実質5階)まで上がるのは、息が切れます。3階まで上がって一息ついていると、「わあ、ここは景色が良いのねえ。」という声。声のする方を見たら、両松葉杖の女性が立っていました。階段を上がって来られたんでしょうか、それとも以前miyaさんがおっしゃっていた秘密のエレベーターを使われたんでしょうか。
今日は横浜港祭りで、開港150年ということもあって海岸は大賑わい、日本丸と海王丸の帆船2隻が泊まり、2隻とも帆を全開にしていました。総帆展帆と言うらしいです。さらには大型の客船もいて、華やかでした。なおみなとみらいの日本丸1世も、総帆展帆を行っていたらしいです。

小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトのオーケストラは「塾生」と呼ばれる若い人が主体ですが、要所要所に「コーチ」と呼ばれる名演奏家(そのほとんどがサイトウキネンオーケストラのメンバー)が配置されています。5年前まではフルート(工藤氏)とオーボエ(宮本氏)の妙なる演奏が聞こえてきました。今年は宮本氏がオーボエの演奏活動から引退したこともあって、どうなることかと見ていたところ、工藤氏宮本氏ともオンステしていました。そして工藤氏が楽器を持たずにコーチに専念しているのに対し(演奏中もコーチングが行われていました)、宮本氏はコーチを行う傍ら楽器持参で、3番オーボエまで登場するような音量の大きいところでは一緒に吹いていました。宮本氏がいわゆる引退後オーボエを吹く姿を見たのは、初めてです。

演奏はすばらしく、楽しめました。14人の天使が登場したところはきれいで、魔女が2階に上がってそこからほうきに乗って彼方に消えた後(飛んでいたのは人形)に舞台上手から現れたときは、大うけでした。ヘンゼルとグレーテル(実際はメゾソプラノとソプラノ)のデュエットがすばらしかったです。グレーテル役に予定されていたバーバラ・ボニーがウイルス性流感(ひょっとしたら新型インフルエンザ?)で来られなくなって代役のカミラ・ティリングでしたが、見事でした。今日(20日)が本当の初日、これからあちこち回るようです。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

「ヘンゼルとグレーテル」観たかったなぁ・・・。
今週、上野でもやるみたいですけど・・・。県民ホールからチラシをたまに送ってくるのですが、IFNに翻弄されているうちに気づかず過ぎました。まあ打った週は安全を期して高いチケットはなかなか買えないです・・。
3階・・外見から分かる方には、係員もエレベーター使用をすすめていると思うんですけどね(^^ゞ

海フェスタ横浜は26日までやっているらしいのですが、やっぱり総帆展帆がかっこいいですよね。
何年か前、義兄に誘われて夏に外国船を見にいったのですが、暑くて暑くて・・・(笑)。昨日なら大丈夫だったかな。
みなとみらいは、ちょっと前に海のエジプト展へ行き、日本丸横も通りました。あそこのは日曜にたまに総帆展帆をやっています。

良かったですね、うらやましい。 
この四年間に体調不良でオペラのチケット2枚むだにしました(差し上げた友達は喜びましたが)

miyaさん、ありがとうございます。
チケットの売れ行きが意外と悪いようですから、まだあるかもしれませんよ。まあ小生もIFNやなんやかんやで、5年開いてしまいましたから。
総帆展帆、最初見たときはみなとみらいの日本丸(1世)と思ったのですが、よく見たら直列に並んで2隻、現役の方でした。海王丸の1世は富山で見てきましたから、現役の2隻を見たら、全部見たことになるところでした。
海のエジプト展、仕事でパシフィコに行く用事があり、早く終わったのでそのまま見てきました。有名なクレオパトラがクレオパトラ7世だったとは、初めて知りました。

meeさん、ありがとうございます。
小澤征爾音楽塾は2回ドタキャンで代わりにカミさんが行っていますので、カミさんは手ぐすね引いて待っていました(笑)。行けるときにいっておかないと、これから先カネと体力、どちらが無くなっても行けません。

オペラは生で聴いた事がないのですが、オーケストラの音も歌声も迫力がありそうですね。みなとみらいの船の帆をはる作業は、高い所が好きな私は、お手伝いしたいなぁ~と思いますが、高所恐怖症の人はできないですね。(笑 

memoreさん、ありがとうございます。
生で見るのは、衣装や舞台装置も見る楽しみがあります。舞台装置は、あの感じはテレビでは再現できていません。オーケストラの音も耳だけではなく身体で感じることができるので、迫力が違います。
小生は高いところが苦手で、今回の3階席も一番前でしたが、座席の前の張り出しが大きいので楽でした。小生には総帆展帆の作業は無理です(^_^;。

時々拝見していたのですが、「オペラ」の言葉に、初めてコメントさせていただきます。
「ヘンゼルとグレーテル」は気になっていましたが、馴染みのないオペラだったのでパスしてしまいました。東京では・・・あらあ、昨日でした、残念!
近ごろ、気力・体力・経済力(!)低下で、オペラに足を運ぶ機会が減りましたが、シーズン開始の秋から、またぼちぼちかな〜と思っています。
我が家でも二人で行くのはお金かかるし、このごろ夫は薬の副作用で眠くなるので、私が代表(笑)として・・・。

神奈川県民ホールの3階まで上がるのは大変ですよね。景色はいいですけれど。東京文化会館も、係員に聞いたら「エレベーターはありません」と言われて、いつも山登り(?)で席に着いたときはグタッとしてしまいます。
他のホールや美術館などでも、エレベーターの前に「車椅子の方は係員にお伝えください」と貼り紙してあったり、いちいち係員に申し出ないと使えない仕組みの所が多いですね。
それに障害者=車椅子ってワンパターンだし・・・。もうちょっと使いやすくならないかなと、いつも思っています。

すみません、つい長いコメントになってしまいました。また音楽の話題を楽しみにしております。

ノン・トロッポさん、ありがとうございます。
お名前は他のブログでお見かけしておりました。小生も体力、経済力ともに危なくなってきており、今回は訳のわからない定額給付金が資金源になりました。次回(2011年春)は前回切符を買ったのに行けなくなったフィガロなので、ここまでは意地で(笑)行きます。
NHKホールは対照的で、遅れて着いたので3階まで階段で上がろうとしたら、強引にエレベーターに連れて行かれました。渋谷駅からNHKホールまでの急ぎ足で、すでに息が切れていましたが。

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» フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」 [オペラの夜]
<ザ・ダラス・オペラ製作プロダクション> 2009年8月1日(土)15:00/アクトシティ浜松 指揮/小澤征爾 小澤征爾音楽塾オーケストラ 東京少年少女合唱隊 演出/デヴィッド・ニース 美術/マイケル・イヤーガン 照明/高沢立生 衣裳/ピーター・J・ホール ヘンゼル/アンゲリカ・キルヒシュラーガー グレーテル/カミラ・ティリング 父親ペーター/ヴォルフガンク・ホルツマイアー 母親ゲルトルート/ロザリンド・プロウライト 魔女/グラハム・クラーク 眠りの精&露の精/モーリーン・マッケイ  今年... [続きを読む]

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