2008年10月12日(日)
今日はいよいよ四国に渡る。小生は宇高連絡船に乗ったことがないということは書いたが、瀬戸大橋も渡ったことがない。松山と徳島には仕事で行ったことがあるが、これは飛行機だった。今日の列車は南風3号、2000系であるが、アンパンマン列車であった。
この2000系DC、小生が1980年代の終わりに宇和島に通っていた頃、松山-宇和島間でよく乗った車両だ。当時は最新鋭だったが、さすがに20年も経てば水回りなどに古さを感じる。
南風3号は3両編成、始発なので早めにホームに出て並んでいて席を確保したが、立っている人が出る混みようである。車内販売は無い。
アナウンスによると、四国では車内販売は無くなったとか。かつての宇和島行きでは車内販売で弁当を買い、食べ終わったら弁当空は車内販売のワゴンが回収してくれた。昔日の感がある。
かつて2000系はその加速の良さと高速に驚いたが、この南風はのろい。線路を見ると、宇野線は単線である。せっかく瀬戸大橋線を複線で開通させても、これでは何にもならない。
新線区間に入り少しスピードが上がったかと思ったら、瀬戸大橋部分ではかなり減速する。そう言えば、騒音対策で特にDCは減速するというニュースを見たことを思い出した。しかし減速してくれるおかげで、瀬戸大橋からの眺めはゆっくり楽しめた。
1時間ちょっとで琴平着、近い。琴平駅は風情があり、駅前に鏡獅子の像がある。琴平と言えば、金比羅大芝居もあったのだ。琴電琴平駅の横には、高燈籠がある。高さは27mとか。琴電琴平駅には、旧京急車が並ぶ。
橋を渡って、いよいよ金比羅さんの階段を上り始める。参道の両側に商店が並び、どこかで見た光景だと思ったら、江ノ島と似ている。
参道の横に備前焼の狛犬やら、金刀比羅宮中興の祖とも言うべき宮司の銅像やらがあり、それらを眺めながら比較的ゆっくり登る。大門を抜けてまた上がる。金比羅犬の銅像が面白い。階段の途中に踊り場が多数有り、感覚的には山寺より楽だ。しかし金比羅名物の杖を振ったり、写真を撮るため急な階段を後ろ向きに降りて来る人がいたりで、周りを見ていないと危なくてしようがない。
頂上に着いた。本当の頂上(奥社)はもっと上だが、大抵の人は本殿のあるここまでである。小生もここまでにする。大祭は昨日(11日)までで、今日は片付けの真っ最中である。
ここまで上がると、景色が良い。金比羅さんは海運の神様であり、港町である小生の田舎にもあったが、ここ琴平は海から遠い。かつてはもっと近くまで海が入っていたのだろうか。海運の神様だけあって、いろんな船が絵馬を奉納している。青函連絡船、巡視船、自衛艦、見ていて飽きない。
喫茶室神椿で休憩。田窪恭治、隼人画の陶版画が壁を飾る。金刀比羅宮は応挙と若沖の襖絵があることでも有名であるが、その書院の襖絵は何とパリに出張中、また隣に高橋由一館があるが、こちらの由一作品もパリに出張中で、要するにもぬけの殻であった。
(つづく)
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